オムニメディアの拡張とともに,より便利で多元的な大読書ニーズが生み出されており,公共図書館は従来のサービス概念や読書推進方法を速やかに変革していくことが求められている。本稿では,上海図書館のビジュアル・アイデンティティ・システム刷新を実践事例として,如何にして図書館の戦略的変革理念を市民へ伝えることができるかについて論じる。この実践により,ビジュアル・アイデンティティ・システムはオムニメディア時代の展開において自己プロモーションの実施に効果的であること,また,自らの特性や発展構想をイメージし実現していくために有効な手段であることを示した。
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