関西病虫害研究会報

Online ISSN : 1883-6291
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44 巻

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キャベツに適用できる殺菌剤の黒すす病防除効果

窪田昌春, 柳澤幸雄, 我孫子和雄

2002 年 44 巻 p. 1-6
発行日: 2002/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.44.0_1

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すでにキャベツに適用登録のある殺菌剤中で, イプロジオン, トルクロホスメチル, プロシミドン, マンゼブ, TPNを含む薬剤が黒すす病に対して高い予防効果を持っことが示された。また, 同病菌感染後の薬剤散布では, イプロジオン, トルクロホスメチル, プロシミドン, マンゼブを含む薬剤の病勢抑制効果が高く, 特にプロシミドンでは効果が安定した。これらの殺菌剤が, 培地上において黒すす病菌の分生子の発芽や菌叢生育を阻害する程度と, 苗に散布された場合の黒すす病の防除効果との間には相関性が認められなかった。

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ハウス開口部のネット被覆によるナデシコのハスモンヨトウの防除

柴尾学, 藤川純子, 竹村忍, 田中寛

2002 年 44 巻 p. 7-12
発行日: 2002/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.44.0_7

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ハウス開口部のネット被覆によるナデシコのハスモンヨトウの防除効果を2001年に調査した。目合5.1mmのネットをハウス開口部に被覆したところ, 無処理に比べナデシコの食害株数は少なく, ハスモンヨトウの発生は認められなかったことから, 高い防除効果が認められた。目合5.1mmまたは目合4.0×5.0mmのネットを用いてハウス開口部を被覆した場合, 天窓が開閉するハウスではハウス内の温度および湿度に及ぼす影響は小さいことが示された。ハウス開口部のネット被覆が花壇苗の生育や品質に及ぼす悪影響は認められなかった。

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岐阜県平坦地域における斑点米カメムシ類の発生種とその消長

杖田浩二, 矢島幹之, 田口義宏, 鈴木俊郎

2002 年 44 巻 p. 13-20
発行日: 2002/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.44.0_13

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2000年2001年,岐阜県平坦地で斑点米カメムシ類の発生状況を調べた。発生種は22種と多かったが,斑点米の発生に関与していると考えられる種はアカスジカスミカメ,アカヒカスミカメ,ホソハリカメムシ及びトゲシラホシカメムシであった。中でもアカスジカスミカメは重要種で,水田畦畔で雑草化したイタリアンライグラスとの間に高い相関が認められた。水稲の早稲品種の出穂時期とアカスジカスミカメの発生時期が一致した。しかし,発生量と斑点米発生率は出穂中の稲の面積と関係が深かった。従来,中山間地帯で問題であったクモヘリカメムシは発生時期が遅く斑点米の発生に関与していなかった。

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光反射資材を用いたイチジクのアザミウマ防除

森下正彦

2002 年 44 巻 p. 21-26
発行日: 2002/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.44.0_21

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和歌山県のイチジク園に青色粘着トラップを設置して, アザミウマ類の誘殺消長を調べた。アザミウマ類全体の誘殺ピークは5月下旬～6月上旬であり, 一一方, 主要な加害種であるミカンキイロアザミウマの誘殺ピークはそれより遅い6月中下旬であった。一文字仕立のイチジク園で6月から光反射資材 (反射率90%以上) を畝の両側に50cm幅で敷くと, 無処理に比べてアザミウマ類の飛来数が減少して, 被害は1/2～1/3に軽減された。したがって, 光反射資材の敷置はミカンキイロアザミウマを含めたアザミウマ類に対する有効な防除手段である。

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普及現場における薬害・生育障害の発生実態

長田靖之

2002 年 44 巻 p. 27-28
発行日: 2002/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.44.0_27

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ヒペリカム・カリシナムのさび病について

長田靖之, 藤田茂之, 久野託靖, 神頭武嗣, 西口真嗣

2002 年 44 巻 p. 29-32
発行日: 2002/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.44.0_29

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市販のオレンジ花粉加工品を餌としたミカンキイロアザミウマ成虫の飼育

小山健二, 河合章

2002 年 44 巻 p. 33-34
発行日: 2002/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.44.0_33

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ミカンキイロアザミウマ成虫の人工飼料による飼育

小山健二, 河合章

2002 年 44 巻 p. 35-36
発行日: 2002/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.44.0_35

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街路樹プラタナスのアメリカシロヒトリに対するアセフェートカプセル剤の防除効果

山下賢一, 土居武弘, 松村康弘, 田中尚智

2002 年 44 巻 p. 37-38
発行日: 2002/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.44.0_37

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夏秋トマト栽培におけるタバコガ類予察方法の検討

野村康弘, 山口正樹

2002 年 44 巻 p. 39-40
発行日: 2002/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.44.0_39

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タマゴバチ Trichogramma sp. 放飼と昆虫病原性糸状菌 Beauveria bassiana 処理を併用したべたがけによるキャベツのコナガ防除

西野実, 北上達, 三浦一芸

2002 年 44 巻 p. 41-42
発行日: 2002/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.44.0_41

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キャベツ葉片浸漬法によるハイマダラノメイガ幼虫の薬剤殺虫効果

湯ノ谷彰, 柴尾学, 田中寛

2002 年 44 巻 p. 43-44
発行日: 2002/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.44.0_43

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大阪府におけるミカンサビダニの薬剤殺虫効果

岡田裕彦, 磯和巌, 柴尾学, 田中寛

2002 年 44 巻 p. 45-46
発行日: 2002/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.44.0_45

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大阪府におけるヒラタケ白こぶ病の発生と防除

田中寛, 津田格, 山本耕三, 磯和巌, 柴尾学

2002 年 44 巻 p. 47-48
発行日: 2002/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.44.0_47

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花壇苗施設におけるビスヒドロキシエチルドデシルアミンシートによるチャコウラナメクジの侵入防止効果

柴尾学, 竹村忍, 田中寛

2002 年 44 巻 p. 49-50
発行日: 2002/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.44.0_49

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銅含有紙製ポットによるチャコウラナメクジの侵入防止効果

久保田豊, 西田登志夫, 湯ノ谷彰, 柴尾学, 田中寛

2002 年 44 巻 p. 51-52
発行日: 2002/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.44.0_51

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滋賀県における斑点米カメムシ類防除適期の再検討

湯浅和宏, 田中豊, 角田巖

2002 年 44 巻 p. 53-54
発行日: 2002/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.44.0_53

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やさい栽培施設の内部と外部におけるコナジラミ類の発生消長

杖田浩二, 田口義広, 近藤正弘, 大方則彦

2002 年 44 巻 p. 55-56
発行日: 2002/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.44.0_55

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施設カーネーションにおけるアザミウマ類による被害とタイリクヒメハナカメムシによる防除

平野隆宏, 廣森創, 廿日出正美

2002 年 44 巻 p. 57-58
発行日: 2002/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.44.0_57

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茶園におけるコミカンアブラムシの2種黄色トラップによるモニタリング法の検討

久保田栄

2002 年 44 巻 p. 59-60
発行日: 2002/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.44.0_59

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Prevalence of Toxoptera aurantii was monitored in tea fields to compare the effectiveness of two trapping methods. Yellow water pan trap caught some alatae in May and few in the others. Yellow sticky trap set in a tea bush caught apterous adults, nymphs and exuvia in addition to alatae. Since the fluctuations of captured numbers by the yellow sticky trap reasonably elucidated events of the aphid, it was considered that the yellow sticky trap set in tea bush was suitable for monitoring T. aurantii.

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ナシのスプリンクラー防除における低濃度希釈薬液散布による病害虫防除効果

安田文俊, 伊澤宏毅

2002 年 44 巻 p. 61-62
発行日: 2002/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.44.0_61

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キャベツの黒すす病に対する感受性の品種間差異

窪田昌春, 柳澤幸雄, 我孫子和雄

2002 年 44 巻 p. 63-64
発行日: 2002/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.44.0_63

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Cabbage plug seedling has been popular in Japan and Alternaria sooty spot causes severe damage on them. Young seedlings of 20 cabbage cultivars were sprayed with conidial suspension of the pathogen and their susceptibilities to the disease were evaluated by severity of the symptom, which appeared in the cotyledons one week later. “Kagayaki” was the most resistant among them, but not complete. Most of the susceptible cultivars were resistant to Fusarium wilt, and many of the cultivars of spring and early summer cabbage were unstable in symptom severity of Alternaria sooty spot.

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電解機能水による果菜類に発生する病害の防除

黒田克利, 冨川章

2002 年 44 巻 p. 65-66
発行日: 2002/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.44.0_65

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香油微粉炭吸着資材の土壌線虫抑制効果

-花苗栽培ハウスにおける実地試験-

宮田善雄, 吉川正吉

2002 年 44 巻 p. 67-68
発行日: 2002/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.44.0_67

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イチゴの底面給水育苗による炭疽病及び疫病の防除効果

天野昭子, 堀之内勇人, 越川兼行

2002 年 44 巻 p. 69-70
発行日: 2002/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.44.0_69

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コルチカム球根に発生した白絹病(新称)とその性質

井智史, 築尾嘉章, 多賀由美子

2002 年 44 巻 p. 71-72
発行日: 2002/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.44.0_71

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ナシ輪紋病防除における枝病斑の削り取りと降雨遮断の効果

新田浩通, 小笠原静彦

2002 年 44 巻 p. 73-74
発行日: 2002/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.44.0_73

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ナシ輪紋病防除におけるチオファネートメチル剤の休眠期処理と効果

新田浩通, 小笠原静彦

2002 年 44 巻 p. 75-76
発行日: 2002/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.44.0_75

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講演要旨

2002 年 44 巻 p. 77-84
発行日: 2002/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.44.0_77

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東海地区における2001年度病虫害の発生概況

久保田栄

2002 年 44 巻 p. 85-92
発行日: 2002/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.44.0_85

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近畿地区における2001年度病虫害の発生概況

井村岳男, 藤田圭二

2002 年 44 巻 p. 93-100
発行日: 2002/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.44.0_93

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2001年度東海地区における病害虫関係の研究動向

加藤順久, 市川耕治

2002 年 44 巻 p. 101-104
発行日: 2002/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.44.0_101

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2001年度近畿地区における病害虫関係の研究動向

小嶋俊彦, 長谷部匡昭

2002 年 44 巻 p. 105-108
発行日: 2002/05/31
公開日: 2012/10/29

DOIhttps://doi.org/10.4165/kapps1958.44.0_105

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