関西病虫害研究会報
Online ISSN : 1883-6291
Print ISSN : 0387-1002
ISSN-L : 0387-1002
12 巻
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 川瀬 保夫, 木下 富雄, 一谷 多喜郎, 高橋 実
    1970 年12 巻 p. 1-6
    発行日: 1970/02/01
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
    本論文は第3報に続いて, 接種源の接種深度, 灌水, 土壌殺菌, 指標植物の種類が防除効果におよぼす影響について調査し, 殺菌剤の鉢試験法の実施条件を検討し, その方法を確立した.
    接種源の接種深度は0cmすなわち表面接種において2.5cm接種より防除効果は低い. 接種操作の簡単なこと, 病原性の強いことから表面接種が適当である.
    1鉢当たりの施用有効成分量を同一にし, 液量を変えた場合に効果には大差がみられず, 効果は有効成分量の多少に大きく支配される.
    薬剤灌注前の土壌への灌水と無灌水の防除効果を比較するとその差はほとんどない. 径12cmの鉢に50m1の薬液灌注を土壌表層に均一に施すことは困難であるが, 灌水処理によって実施が容易となる.
    無殺菌土壌は殺菌土壌に比べ効果は高いが, 目的以外の病原菌による不時の病害発生を考慮した場合, 殺菌土壌を使用すればその危険もなく有利と考えられる.
    指標植物の種類によって効果は異なり, 罹病性の高い植物では低い傾向がある. また効果の高い薬剤はいずれの植物でも効果は高く評価される. このことから薬剤検定はそれぞれの防除を対象とする作物を指標植物として用い, 効果を判定する必要がある.
  • 高橋 実, 尾崎 武司, 久渡 克彦, 田中 寛
    1970 年12 巻 p. 7-12
    発行日: 1970/02/01
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
    摘要:ストックのモザイク病株からturnip mosaic virus groupに属すると思われるウイルスが検出された. 本ウイルスは8科38種の植物に寄生性を有し, カンラン, ハナヤサイ, ハクサイ, タバコ等にnecrotic spotを, ストック, ダイコン, N. glutinosaなどに全身症状を示し, トマト, ナス, キュウリなど7科21種の植物には寄生性を示さなかった. 本ウイルスに対するストック品種間の感受性には差異が認められなかったが, 病徴および病徴進展度には明らかな差異が認められた. 本ウイルスは粗汁液中で55~60℃, 10分の熱処理, 1,000~5,000倍の希釈, 2~3日, 24℃の保存で活性を失った. またモモアカアブラムシにより容易に伝搬された. 罹病コカブのモザイク症状部からdip法により長さ750~800mμの紐状粒子が検出された. 以上より本ウイルスはturnip virus group,cabbage strainに属し, cabbage black ring virusに近似のウイルスであると推定された.
  • (1) Flocculationと薬害との関係
    山本 省二
    1970 年12 巻 p. 13-22
    発行日: 1970/02/01
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
    農薬の混用によって生ずるflockの形成とカンキツの薬害との関係について報告した.
    1. 農薬の混用液中にflockの形成が多いと沈澱が多く生じ, 液面に浮遊物が形成されることもある.
    2. 沈澱物の形成の多かったものはダイホルタンに加用したオレンジマシン (夏期用機械油乳剤), エカチソ, キルバール, マラソソ, アミホス, マイトメート, アゾマイト, オマイトなどに, デランに加用したマラソン, アミホス, マイトメート,アゾマイトなどであった.
    3. 温州ミカンの新葉および果実の薬害は混用液中に沈澱の形成あるいはflockの形成程度の多い場合に発生した. ただしダイホルタンと殺虫剤との混用ではflockの形成が少ない場合でも薬害を生ずることもあった.
  • 桂 碕一, 田村 守雄, 山口 登
    1970 年12 巻 p. 23-29
    発行日: 1970/02/01
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
    十字科植物の根ごぶ病を原因するPlasmodiophora brassicae WORONINの根毛感染と根毛内の病菌の推移について種々の実験観察を行ない知見を得た. 十字科植物のBrassica15種, Raphanus5種の実生に対する本病菌の接種試験を行なった結果, カナマチコカブの実生は根毛感染に関する実験観察と測定に好適であることを認め, 以後の実験に用いることにした. 根毛感染の観察測定に際しては2% aceto-carmincあるいは0.2% cotton blueで12時間染色を行なった. カナマチコカブの種子およびその播種後の生育程度を異にした実生を用いて本病菌を接種し, 根毛内侵入後の病菌の推移を追った結果, 接種してから変形体が認められるようになるまでは2~3日,変形体に遊走子のうの分化が始まるのはその後ほぼ1日, 遊走子のうが形成されでから発芽が始まるまで, つまり遊走子のうの空殻が認められるようになるまでの期間は1~2日ぐらいであった.
    根毛内に形成された遊走子のうは, それぞれ通常4~5個の遊走子を生ずるが, その遊走子は根毛内を遊泳して根毛細胞の底部の根部組織細胞へ進んでいく経路と, もう1つは根毛外へ放出され休眠胞子となり機会を得てふたたび根毛内に侵入し, 上記と同様の経路をとるものと2つがある. 前者すなわち根毛細胞の底部へ遊走子が進む経路はCooKおよびScHwARTz5)の見解に類似するし, 後者すなわち遊走子が根毛外へ放出されるという見解についてはALEXOPOULos1)に近い.筆者らはその両者の経路を観察した.なお根毛外へ放出された遊走子の放出孔口は, 遊走子のうと根毛細胞壁とが相接する部分で相通じている. 筆者らはそれらの実験観察の結果を出来るだけ多くの写真で示すことにした.
  • 尾崎 典光, 浅山 哲
    1970 年12 巻 p. 30-34
    発行日: 1970/02/01
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
    愛知県におけるコナガの発生消長を知るために, 1967年から1969年にわたって, 愛知郡長久手村と豊橋市の2ヵ所において調査を行なった. 長久手村の周年栽培のキャベツでは, 初夏と秋季の二つのピークが認められ, 特に初夏の発生が多く, 夏季は急激に減少した. 豊橋市の冬季における調査では, 各態のものが連続して認められ, 常に長久手村より生息数が多かった. ふ化から羽化までに要した期間は, 16℃飼育の場合は33日, 20℃飼育では20日, 24℃飼育では14日であり, 32℃飼育では10日であった. 幼虫は温度に関係なく4回の脱皮を行なった. 幼虫の発育零点および有効積算温度は7.22℃, 144.93日度であり, 蛹のそれは9.77℃, 86.96日度であった. 成虫の生存期間は温度, 密度の相違により異なり, 16℃では13~26日, 20℃では10~14日, 24℃では5~10日であり, 32℃では3~6日であった.
  • -とくに防除効果とその経済性について-
    小林 裕
    1970 年12 巻 p. 35-39
    発行日: 1970/02/01
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
  • 森岡 良策
    1970 年12 巻 p. 39-40
    発行日: 1970/02/01
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
  • 神納 浄, 松尾 綾男, 春井 幹夫, 寺西 正行, 小野 俊彦, 田村 正
    1970 年12 巻 p. 41-42
    発行日: 1970/02/01
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
  • 1970 年12 巻 p. 43-60
    発行日: 1970/02/01
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
  • 1970 年12 巻 p. 61-90
    発行日: 1970/02/01
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
feedback
Top