實驗消化器病學

ヒヨレステリン代謝に對する肝臟と副腎の態度

松尾巖

1936 年 11 巻 2 号 p. 1-2
発行日: 1936年
公開日: 2011/06/17

DOIhttps://doi.org/10.11405/nisshoshi1926.11.2_1

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糖尿病の病理並に治療に關する一新考察 (三)

第九回消化器病研究會總會講演要旨

飯塚直彦

1936 年 11 巻 2 号 p. 3-6
発行日: 1936年
公開日: 2011/06/17

DOIhttps://doi.org/10.11405/nisshoshi1926.11.2_3

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肝臟物質ノ造血作用機轉ニ就テ (第三報)

脾臟物質ノ造血機能ニ及ボス影響

北村秀弘

1936 年 11 巻 2 号 p. 7-28
発行日: 1936年
公開日: 2011/06/17

DOIhttps://doi.org/10.11405/nisshoshi1926.11.2_7

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肝臟ノ造血物質ハ其正常成分ニアラズシテ肝臟ハ單ニ造血性母質ヲ含ムニ過ギザルヲ認メ、肝臟以外ノ體内組織筋肉ニモ同様ナル造血母質ノ含有セラレオル事實明瞭トナレルガ故ニ茲ニ脾臟ノ如キ由來溶血作用アリトセラレ、又骨髄ニ於ケル造血機能ヲ柳制スト稱セラレ、或ハ反之造血作用アリトモ云ハル、臟器組織ニ果シテ同様ナル造血物質ヲ含ムヤ否ヤヲ檢索セリ。然ルニ脾臟ノ新鮮ナルモノハ顯著ナル溶血作用ヲ示シ造血機能ヲ抑制スルニ拘ラズ。若シ之ヲ放置シ分解セシムル時ハ其示ス作用ハ一變シテ造血作用ヲ呈シ來ルヲ見タリ。尚又新鮮ジル脾臟「エキス」ハ白血球生成機能ヲモ抑制スル作用ヲ有スルモノ、如シ。

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肝臟物質ノ造血作用機轉ニ就テ (第四報)

肝臟物質ノ血色素ニ對スル作用 (分光學的檢索)

北村秀弘

1936 年 11 巻 2 号 p. 29-40
発行日: 1936年
公開日: 2011/06/17

DOIhttps://doi.org/10.11405/nisshoshi1926.11.2_29

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試驗管内ニ於テ肝臟物質ヲ血液ニ作用セシムル時ハ「オキシヘモクロビン」ヨリ「メトヘモグロビン」ヲ生ズ。此變化ハ家兎ニ肝臟物質ヲ與フル時其體内ニ於テモ起リ得ル現象ニシテ血中二「メトヘモグロビン」ヲ證シ得タリ。右ノ如キ「メトヘモグロビン」ヲ生成スル作用ハ新鮮ナル肝臟「エキス」ニハ認ムルコト能ハズシテ肝臟ヲ分解スル時初メテ該作用物質ノ出現スル事實ヲ證シ得タリ。

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肝臟物質ノ造血作用機轉ニ就テ (第五報)

血液「へモグロビン」並ニ其誘導體ノ造血作用

北村秀弘

1936 年 11 巻 2 号 p. 41-54
発行日: 1936年
公開日: 2011/06/17

DOIhttps://doi.org/10.11405/nisshoshi1926.11.2_41

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肝臟物質ノ造血經過中ニ出現スル「メトヘモグロビン」ノ意義ヲ闡明セントシテ、「オキシヘモグロビン」「ヘマチン」「メトヘモグロビン」ヲ夫々家兎ニ投與シ其血液像ニ及ボス影響ヲ比較観察セリ。其成績ニヨレバ從來造血作用ヲ呈スト認メラレタル「オキシヘモグロビソ」「ヘマチン」ニ比スレバ「メトヘモグロビン」バ特ニ顯著ナル造血作用ヲ有ス。其作用甚ダ強力ニシテ最早造血作用ヲ呈ス事ナキ「オキシヘモグ貸ビン」及「ヘマチン」ノ微量ニ相當セル「メトヘモグロビン」ニヨリテ甚ダ顯著ナル造血作用ヲ認ムル事ヲ得タリ。

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肝臟機能障碍時ニ於ケル「カルシウム」ノ腸内吸收ニ就キテノ知見補遺

朧谷壽人

1936 年 11 巻 2 号 p. 55-59
発行日: 1936年
公開日: 2011/06/17

DOIhttps://doi.org/10.11405/nisshoshi1926.11.2_55

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正常家兎並ニ總輸膽管結紮家兎ニ燐酸「カルシウム」ヲ經口投與シテ、其ノ血清「カルシウム」量ヲ測定セルニ、總輸膽管結紮動物ニ於テハ血清「カルシウム」量ノ増加ガ正常家兎ニ比シテ遙カニ僅少ナリ。反之、總輸膽管結紮家兎ニ「ゾンデ」ヲ以テ「デゾキシヒヨール」酸曹達ヲ胃内ニ注加シ、之ニ前ト同様ニ燐酸「カルシウム」ヲ經口投與スル時ニハ、其血清「カルシウム」量ノ増加ハ著明トナルコトヲ知得セリ。

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「コレステリン」體ノ代謝ニ關スル臨床並ニ實驗的研究 (第一報告)

第一篇肝臟ノ態度ニ關スル研究其ノ一肝臟機能障碍時ニ於ケル血中「ゴレステリン」量ノ消長ニ就キテ臨床並ニ動物實驗

亀井奎介

1936 年 11 巻 2 号 p. 60-80
発行日: 1936年
公開日: 2011/06/17

DOIhttps://doi.org/10.11405/nisshoshi1926.11.2_60

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諸種肝臟疾患々者ニ就キテ、`血中「コレステリン」體量ヲ測定シ、特ニ其ノ「エステル・クオチエント」ニ意ヲ用ヒ觀察セルニ一般ニ著シク低下セルコトヲ認メ、且ツ重症ナル數例ニ於テハ、「エステル」消失ヲ證明セリ。經過ヲ逐ツテ觀察セシモノニ於テハ豫後不良ナルモノハ順次「エステル・クオチエント」ハ下降シ、豫後良好ナルモノハ漸次上昇セシヲ認メタリ。家兎肝實質障碍並ニ星芒細胞填塞ニヨル實驗ニ就キテ見ルニ、肝實質細胞障碍時ニハ此ノ「エステル・クオチエント」ハ著明ニ下リ、残存スルモノニ於テハ之ガ軈テ回復増量ヲ來タスモ、死亡例ニ於テハ増量ヲ見ズ。星芒細胞填塞ニヨリテハ血中各「コレステリン」量ニ著變ヲ認メズ。
即チ之等ノ諸實驗ニヨリテ血中「コレステリン」ノEstersturzニ對シテハ肝實質細胞ノ關與アルコトヲ實證セルト同時ニ、コノEstersturzハ肝疾患々者ノ豫後決定ニ資與アルコトヲモ知得セリ。

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腎臟機能障碍時ニ於ケル肝臟ノ「カルシウム」排泄作用ニ就キテ

朧谷壽人

1936 年 11 巻 2 号 p. 81-88
発行日: 1936年
公開日: 2011/06/17

DOIhttps://doi.org/10.11405/nisshoshi1926.11.2_81

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腎臟機能障碍時ニ於テ肝臟ノ「カルシウム」排泄作用ノ一時亢進スルコトヲ確メタリ。

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實驗的膵臟障碍時ニ於ケル肝臟ノ色素排泄機能ニ就テ

第三回報告内膵臟瘻設置實驗

吉田哲夫

1936 年 11 巻 2 号 p. 89-107_3
発行日: 1936年
公開日: 2011/06/17

DOIhttps://doi.org/10.11405/nisshoshi1926.11.2_89

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家兎ニ内膵臟瘻ヲ設置シ、膵液ノ腹膜ニ由ル吸收ヲ行ハシメタルニ、一日後ニ於テハ肝臟色素排泄機能ニ一定ノ障碍ヲ及ボシ、二日以後ニ於テハ殆ド正常ニ近ク、五日後ニハ却ツテ正常ヨリ亢進セルモノヲ認メタリ。而シテ其ノ色素排泄障碍度ハ絶食時ニ膵瘻ヲ設置セルモノニ於テ弱ク、膵機能亢進時ニ設置セルモノニテハ強度ナリ。

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實驗的膵臟障碍時ニ於ケル肝臟ノ色素排泄機能ニ就テ

第四回報告植物性神經毒並ニ「セクレチン」ニ依ル影響

吉田哲夫

1936 年 11 巻 2 号 p. 108-124
発行日: 1936年
公開日: 2011/06/17

DOIhttps://doi.org/10.11405/nisshoshi1926.11.2_108

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家兎ニ於テ植物性神經毒並ニ「セクレチン」注射ニ依リ膵臟外分泌機能状態ヲ變化セシメ、次デ輸膵管内「オリーブ」油ノ小量注入ニ依ル急性膵臟障碍ヲ惹起セシメ、其ノ際ニ於ケル肝臟ノAzorubin S排泄機能状態ヲ檢査セルニ、「ピロカルピン」及ビ「セクレチン」ノ如ク膵液分泌ヲ著明ニ亢進セシムル藥物ノ注射ヲ豫メ行フ時ハ肝臟ノ色素排泄機能ハ中等度ノ障碍ヲ蒙リ、反之、膵液分泌ニ殆ド影響ヲ及ボサザル「アトロピン」及ビ「アドレナリン」ノ注射ニ際シテハ肝臟ノ該機能ハ之等ノ藥物ヲ注射セザル際ノ對照試驗ニ比シ大差ナキヲ認メ膵臟障碍、隨ツテ肝臟機能障碍ハ膵臟障碍ヲ與フル時ノ機能状態ニ重大ナル關係ヲ有スルヲ明ニセリ。

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肝機能障礙ノ胃液分泌ニ及ボス影響 (第一回報告)

第一編肝機能障磯時胃液分泌ニ及ボス食餌ノ影響

村田三郎

1936 年 11 巻 2 号 p. 125-146
発行日: 1936年
公開日: 2011/06/17

DOIhttps://doi.org/10.11405/nisshoshi1926.11.2_125

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先ヅ恒久性胃瘻ヲ有シ肝臟健全ナル正常犬ニ就キ、一定期間與フル食餌ヲ種々ニ變更シテ、其等食餌ノ胃液分泌ニ及ボス影響如何ヲ檢索セリ。其成績ニヨレバ、主トシテ蛋白質ヲ以テ飼養セル場合モ、含水炭素ヲ以テ飼養セル場合モ、又兩者ノ混合食ヲ以テ飼養セル場合モ、飼養時日短キ時ハ共ニ胃液分泌状態ニハ著シキ變化ヲ認メラレズ。
次ニ恒久性胃瘻ヲ有スル犬ニ、エツク氏瘻孔ヲ造設シテ門脈循環系ヨリ肝臟ヲ除外シタル状態ニ於テ、同様ナル實驗ヲ行ヒタリ。然ルニ本實驗ニ於テハ、混合食ヲ以テ飼養セル場合既ニ一般ニ胃液分泌亢進ヲ示シ、尚ホ蛋白質ノミヲ以テ飼養スル時ハ胃液分泌機能ノ異常ナル亢進ヲ來ス。而シテ分泌量及ビ酸度著シク増加セリ。反之、含水炭素ヲ以テ飼養スル時ニアリテハ胃液分泌機能ノ亢進ヲ認メ難シ。
右ニ實驗ニ依リテ、腸管内ニ産生セラル可キ胃液分泌催進性物質ハ、肝機能ニヨリテ其一般血行内移行及ビ胃ニ對スル作用ノ阻止セラレ居ルコトヲ確認シ得タリ。

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肝機能障礙ノ胃液分泌ニ及ボス影響 (第二回報告)

第二編膽汁及ビ其成分鬱砂積ガ胃液分泌ニ及ボス影響

村田三郎

1936 年 11 巻 2 号 p. 147-168
発行日: 1936年
公開日: 2011/06/17

DOIhttps://doi.org/10.11405/nisshoshi1926.11.2_147

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犬ニ就キ總輸膽管ヲ結紮スル時ハ結紮後胃液分泌亢進シ初期七、八日間ハ之レヲ持績スルモ、此時期ヲ經過スレバ漸次分泌減弱シテ減酸乃至無酸トナル。
少量ノ豚膽汁ヲ犬ノ靜脈内ニ注射スル時ハ胃分泌ハ著シク催進セラル、即膽汁ハ分泌機能ヲ亢進セシムル作用ヲ有ス。而シテ更ニ此注射ヲ連日反覆スル時ハ初メハ分泌亢進状態ヲ持續スルモ後ニハ漸次分泌減弱ス。稍々大量ノ膽汁ヲ注射スルモ略々同様ニ胃分泌ハ亢進ス。然レドモ之レヲ連日反覆シテ注射スル時ハ、少量注射ニ於ケルガ如キ分泌亢進期時ヲ認ムルコトナクシテ急速ニ分泌ハ減弱ス。
次ニ膽汁成分ナル「ヒヨレステリン」ヲ犬ノ靜脈内ニ注射スル時ハ、膽汁ノ場合ト同様胃液分泌ハ著明ニ催進セラル。更ニ之レヲ反覆注射スル時ハ膽汁ヲ大量注射セル時ト略々同様ニ急速ニ分泌減弱ス。犬ノ總輸膽管ヲ結紮スル時ハ、結紮約二週間後ニ於ケル血中「ヒヨレステリン」量ハ結紮前ニ比シ約三倍ニ増量スルガ故ニ、此際胃液分泌ガ亢進及減弱スルハ、其原因主トシテ血中「ヒヨレステリン」量ノ増加ニ存ス可シ。
即肝臟及膽道疾患ニ伴ヘル胃液分泌異常ノ成因トシテ、膽汁特ニ「ヒヨレステリン」ノ體内鬱積ガ重大ナル意ヲ有スルコトヲ確認シ得タリ。

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肝機能障礙ノ胃液分泌ニ及ボス影響 (第三回報告)

エツク氏瘻孔造設術式ノ一新法

村田三郎

1936 年 11 巻 2 号 p. 169-184
発行日: 1936年
公開日: 2011/06/17

DOIhttps://doi.org/10.11405/nisshoshi1926.11.2_169

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肝臟破裂症ノ一例

小延俊雄

1936 年 11 巻 2 号 p. 185-191
発行日: 1936年
公開日: 2011/06/17

DOIhttps://doi.org/10.11405/nisshoshi1926.11.2_185

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肝臟疾患ノ胃液所見ニ關スル臨床的觀察

第一篇統計的觀察

閑歳雄吉

1936 年 11 巻 2 号 p. 192-199
発行日: 1936年
公開日: 2011/06/17

DOIhttps://doi.org/10.11405/nisshoshi1926.11.2_192

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昭和八年ヨリ過去十ケ年間ニ亙ル松尾内科入院患者中、膽石症以外ノ肝臟疾患者ノ胃液檢査成績ヲ、ソノ病誌ニヨリテ調べ、以テ肝臟機能障碍ト胃液分泌トノ間ニ一定ノ關係ノ存スルコトヲ確知シ、之ヲ該肝臟機能ノ障碍ニ因スルモノナラント思惟セリ。

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開腹術の前後 (一一五)

松尾巖

1936 年 11 巻 2 号 p. 200-205
発行日: 1936年
公開日: 2011/06/17

DOIhttps://doi.org/10.11405/nisshoshi1926.11.2_200

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