蛋白質腐敗産物ノ一タル「インドール」ノ新陳代謝ヲ攻究セントシテ, 先ヅ遊離「インドール」並ニ「インヂカン」ニ對スル各種ノ定性及ビ定量方法ノ鋭敏度ヲ吟味スルト共ニ, 更ニ遊離「インドール」ノ定性ニハ「エールリツヒ」氏法ヲ, 「インヂカン」定量ニハ遠藤氏法ヲ應用シ, 正常膽汁並ニ血液及ビ尿ニ就キ檢索セシニ, 遊離「インドール」ハ何レノ場合ニ於テモ之ガ存在ヲ證明セザリシモ, 「インヂカン」ハ常ニ一定量存在スル事ヲ確證シ, 以ツテ「インヂカン」ハ膽汁ノ有スル正常成分ノ一ナル事ヲ碓認セリ.
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