耐火物
Online ISSN : 2759-3835
Print ISSN : 0039-8993
63 巻, 8 号
耐火物 第63巻 第8号
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  • Nandi Prasanta, Kumar Kaushlesh, Halder Debesh, Kumar Tapas, Mazumdar ...
    2011 年 63 巻 8 号 p. 385-392
    発行日: 2011/08/01
    公開日: 2024/05/01
    ジャーナル 認証あり
    高アルミナ質ベースのアルミナ・マグネシア質(以下AMと記す)キャスタブルに発生期スピネルが生成すると,耐食性は著しく改善されるが,熱間強度が低下する。この欠点はマトリックスに液相が生成するために生じ,液相の存在がスピネル生成を容易にし,スピネル生成反応に随伴する膨張をコントロールする働きをもつ。 この論文は,AM質キャスタブルのマグネシアの一部を既成スピネルに置換すること,と同時に(シリカ含有量の減少に伴う)液相を減少することによる,熱間強度と耐食性の特性におよぼす影響を報告する。上記の特性におよぼすセメン ト配合量の影響も調査した。発生期スピネルの一部を既成スピネルに置換すること,シリカ含有量を減少すること,およびセメント配合量を増加することは,耐食性を大幅に劣化させることなく,熱間強度を改善する上で,顕著な効果があることが判った。焼成後の組成の異なる試料に関して,熱間強度,線膨張率,気孔率,X線回折分析および定性的スラグ耐食性などの知見が得られた。
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