耐火物
Online ISSN : 2759-3835
Print ISSN : 0039-8993
71 巻, 4 号
耐火物 第71巻 第4号
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  • 守田 祐哉, 小林 能直
    2019 年 71 巻 4 号 p. 150-157
    発行日: 2019/04/01
    公開日: 2024/05/01
    ジャーナル 認証あり
    現在主流の脱酸剤を添加しての溶融金属脱酸手法では,微細な酸化物が金属中に残存する。この問題を回避するため,本研究ではジルコニア固体電解質酸素ポンプを応用する電気脱酸に注目した。電極に脱酸対象と同じ金属を用い, 固液共存状態を活用することで,異種電極金属の影響を排除するという工夫を行っている。カルシア安定化ジルコニア固 体電解質酸素ポンプを用いて,銅の固液共存連続体の電気脱酸を行い,酸素センサーとしての測定における起電力と金属バルク中の実測酸素濃度を照合しつつ,本方法での電気脱酸の可能性を検証した。輸率 1 を仮定した時の通電時間に対して,53%の効率の脱酸が行えることがわかり,本方法の有効性が示された。
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