耐火物

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アルミニウム炭化けい素（Al4SiC4）粉末を，放電プラズマ焼結法により1800 ℃で焼結し，相対密度95 %以上の高密度焼結体を得た。比較のため，通常のホットプレス焼結法を用いて，1800 ℃で焼結を行った。相対密度は約80 %で，放電プラズマ焼結法により作製した試料よりも密度は低かった。放電プラズマ焼結法により得られた焼結体の高温強度を測定すると，1400 ℃までは室温と同等の強度，300 MPa，を維持し，1500 ℃以上の温度では低下した。耐酸化性を調べるため，乾燥空気中100 時間までの熱処理を行ったところ，1000 ℃処理では，酸化による重量変化はなく，酸化物相の生成は検出されなかった。熱処理後の強度は低下することなく，未処理の材料とほぼ同じ強度であった。これらの結果から，放電プラズマ焼結により作製されたAl4SiC4セラミックは乾燥空気中，1000 ℃で用いることができることが示された。

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