耐火物
Online ISSN : 2759-3835
Print ISSN : 0039-8993
68 巻, 12 号
耐火物 第68巻 第12号
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  • 福田 寛之, 小嶋 芳行
    2016 年 68 巻 12 号 p. 560-564
    発行日: 2016/12/01
    公開日: 2024/05/01
    ジャーナル 認証あり
    :酸化カルシウム(CaO)の特徴の一つは水和しやすいことである。CaOの耐水性はその結晶子の大きさを大きくすることにより改善することができる.本研究では,我々はその耐水性改善のために焼成温度とCaOの結晶子の大きさの関係および結晶子の大きさとCaOの溶解速度の関係を検討した.CaO焼結体の結晶子の大きさは焼成温度を高くすると55 nmから120 nmに増大した。さらに,1500℃で得たCaO焼結体は水中で溶解せず,溶解速度も0.28×10-6g・dm-3・s-1に低下した。ゆえに,CaOの焼結体の溶解速度が結晶子の大きさに依存していると推論した。
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