日本原子力学会 年会・大会予稿集
2011年秋の大会
選択された号の論文の835件中351~400を表示しています
福島事故関係・破壊力学
地震PSA,伝熱流動
高速炉PSA・試験
高速炉解析・試験
高速炉安全設計基準
計算科学技術
構造と流体の連成
  • (1)全体概要
    西田 明美, 鈴木 喜雄, 木野 千晶, 鵜沢 憲
    セッションID: K01
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    日本原子力研究開発機構システム計算科学センターでは、原子力プラントの全容解析を目指し、原子力施設の3次元仮想振動台の研究開発を実施している。本講演では、これまでに開発してきた大規模複雑構造となる原子力施設の多数の部品を組み合わせるために必要な組立構造解析技術の概要、および、現在取り組んでいる非弾性を扱うための構造解析技術、構造解析と流体解析を連成させるための方法論等について、その概要を述べる。
  • (2) 組立構造-組立流体連成フレームワーク
    鈴木 喜雄, 鵜沢 憲, 西田 明美, 中島 憲宏
    セッションID: K02
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    日本原子力研究開発機構では、原子力プラントの全容解析を目指し、原子力施設の3次元仮想振動台の研究開発を実施している。本講演では、原子力施設の複数部品を組み合わせて構造解析する組立構造解析と流体解析を連成させるための方法論、機構のスパコンBX900への実装、簡易モデルへの適用、実行結果について述べる。
  • (3) Immersed Boundayr法を用いた流体構造連成解析手法の開発と検証
    木野 千晶, 渡辺 正, 西田 明美, 武宮 博
    セッションID: K03
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    地震時における原子力施設内の様々な流動現象は原子力施設全体の地震時挙動に大きな影響を及ぼすことが指摘されている。よって,現在構造解析機能のみを有する3次元仮想振動台に流体効果を取り入れる手法を開発している。具体的にはオープンソースである熱流動解析ツールOpenFOAMをベースに,構造側の移動・変形を境界条件の変化として捉えるImmersed Boundary法を用いた流体・構造連成解析機能を3次元仮想振動台に付加することを目標としている。
  • (4) 気液二相界面近傍における乱流モデルの検証
    鵜沢 憲
    セッションID: K04
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    スロッシングをはじめとした、地震時のプラント挙動に影響を及ぼす気液二相乱流の特性シミュレーション技術を開発している。オープンソースコードOpenFOAMの導入整備を進め、解析精度や並列化効率を検討するとともに、気液二相界面近傍でのエネルギー散逸や構造への衝撃圧に及ぼす乱流効果を明らかにした。
計算科学技術
二相流と構造の連成
  • 53.FACおよびLDIの発生予測と減肉量の評価
    越塚 誠一, 内藤 正則, 内田 俊介, 岡田 英俊
    セッションID: K08
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    「連成解析による気液二相流中構造物の振動・腐食評価手法の開発」は、平成17年のMETIの提案公募事業受託以来、6年にわたり研究開発を進め、計算科学と水化学の学際分野で、配管減肉の発生予測および減肉量評価に関する新たな評価技術を構築してきた。平成22年度で、NISAの高経年化対策強化基盤整備事業のフェーズ1が終了したので、6ステップのFACおよびLDI評価法の概要とその評価精度など、これまでの成果を総括すると共に、本分野の研究に関する新たな課題と研究および応用展開を紹介する。
  • 54.V&V法による流れ加速型腐食による減肉評価手法の評価精度の検証
    内藤 正則, 内田 俊介, 岡田 英俊, 越塚 誠一
    セッションID: K09
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    V&V法に基づき、流れ腐食型腐食(FAC)による減肉速度評価について、基本式の校正、コードの開発と妥当性確認、実験室系での測定値に基づく検証に引き続き、実機配管での減肉データに基づく精度検証を行ってきた。特に実機データでの検証は、評価手法の精度評価のみでなく適用範囲の評価のため、検証データの件数の増加が重要となる。今回はT字型接合部についての配管減肉の実測に基づいて、電気化学解析と酸化皮膜成長解析の結合モデルによる減肉速度評価手法の検証を行い、評価精度ファクター2を満たすことを確認した。
  • 55.V&V法による液滴エロ-ジョンによる局部減肉評価手法の評価精度の検証
    岡田 英俊, 内藤 正則, 内田 俊介, 越塚 誠一
    セッションID: K10
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    液滴エロージョン(LDI)は、液滴の衝突速度により、機械的侵食を主とするLDI (erosion)と腐食減肉を主とするLDI (corrosion)に大別できる。本報告では、実機配管の局所減肉データに対し、6ステップのLDI評価手法に基づき、まず減肉モードを評価し、当該箇所での液滴の衝突速度から、減肉が主としてLDI (corrosion)に支配されていることを確認した後、減肉速度を評価した。配管内面での液膜流の詳細な流動評価に基づく、評価精度の向上は今後の課題であるが、現象が典型的なLDI (corrosion)による減肉を概ねファクター2の精度で評価できた。
  • 56.系統内のFe2+イオンの移行と流れ加速型腐食に及ぼす影響の評価
    内田 俊介, 内藤 正則, 岡田 英俊, 越塚 誠一
    セッションID: K11
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    FACによる配管減肉解析では、流動、環境、材料の6つの主要因子のうち [Fe2+]の影響は、感度解析に留められていた。本報告では、配管内面に沿ってのFe2+および酸化物粒子の移行を解析し、減肉の結果として放出されたFe2+および酸化物粒子が、下流側で局所的に酸化皮膜として析出して、減肉速度およぼす影響を定量化した。この結果、オリフィス下流など、2次流の発生する部位では、質量移行係数のわずかな変化とFe2+移行の重畳効果により、激しい減肉箇所の近傍での酸化物析出による減肉抑制が発現することを確認した。
  • 57.壁関数に基づくオリフィス下流での質量移行の評価
    ション ジンバオ, 越塚 誠一, 酒井 幹夫
    セッションID: K12
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    Flow-accelerated corrosion (FAC) causes wall thinning of carbon steel pipes in nuclear power plants. As one of the controlling elements in the process of FAC, the turbulent mass transfer from wall to bulk flow demands to be understood. In order to estimate the FAC rate, the mass transfer coefficient is an indispensible parameter. In the present paper, with the aid of CFD, the authors investigate the mass transfer coefficient in the flow through an orifice. Instead of the low Reynolds number two-equation eddy-viscosity model used in our previous study, the high Reynolds number models with the aid of wall functions are used here to model the mass transfer.
第IV区分 核燃料サイクルと材料
基礎物性
核燃料
金属燃料,シナリオ研究
  • (1) 照射試験計画と燃料要素設計
    尾形 孝成, 中村 勤也, 板垣 亘, 曽我 知則, 青山 卓史, 大久保 努
    セッションID: F17
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    高速実験炉「常陽」において、600℃以上の高被覆管温度や高燃焼度における照射挙動の確認などを目的とした、国内初となる金属燃料の照射試験を計画している。海外照射実績や国内での燃料製造技術開発成果を基に、高速実験炉「常陽」での照射試験条件における燃料最高温度、被覆管応力、累積損傷和、被覆管歪量を評価し、照射中の健全性を確保できる金属燃料の設計評価手法を構築した。
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