日本原子力学会 年会・大会予稿集
2011年秋の大会
選択された号の論文の835件中301~350を表示しています
ヒューマンファクタ
  • 分析データベースの構築
    山? 寛享, 村上 一郎
    セッションID: M46
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    国内原子力発電所の運転・保守の改善、すなわち、電気事業者のHFによるトラブル等を効率的に低減するには、過去に発生した国内発電所の運転経験情報をHFの観点から集計・傾向分析・評価することが有効であると考える。そこで運転経験情報について定量的な分析を行うため、定性データの集合であるニューシア情報をHFの視点での情報を付加し定量データ化したHF傾向分析支援データベース(以下DB)を作成し、そのDBを用いてHFの発生傾向を把握した。
  • 高城 美穂
    セッションID: M47
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    原子力発電所の現場では、ヒューマンファクター(以下HF)が要因とされるトラブルの低減のため、効果的なHF教育手法が求められている。HF教育は技術・技能教育とは分けて扱われがちであるが、安全は技術・技能と表裏一体のものであり、従ってHF教育はHFの知識を単独で与えるのではなく、技術・技能教育と一体のものとして行われることが望ましいと考えられる。そこでHFの知識と技術・技能を一体化させた教材の開発を目的としてHF冊子を作成し、新冊子に対する評価を行った。(なお本発表は、日本原子力学会2011年春の年会にて登録したものと同内容である。)
原子炉機器,輸送容器・貯蔵設備の設計と製造
原子炉および貯蔵機器の設計・評価
原子炉の運転管理と点検保守
高速増殖炉の保守
配管・発電機の保守
レーザー溶接補修
原子炉設計,原子力発電所の建設と検査,耐震性,原子力船
振動,流動,及び非破壊的評価
耐震性評価技術・手法
  • (1)1/1.5縮尺模擬集合体群体系試験
    岩崎 晃久, 門出 匡胤, 澤 直樹, 松原 慎一郎, 谷口 善洋, 北村 誠司
    セッションID: M14
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    高速増殖炉の実用化研究開発において、想定地震動での炉心構成要素の3次元群振動を考慮した、炉心の耐震性評価技術の開発を実施している。本件では、燃料集合体を模擬した1/1.5縮尺試験体の列体系振動試験を実施し、3次元振動挙動を把握した。
  • (2)1/1.5縮尺模擬集合体列体系試験解析
    門出 匡胤, 岩崎 晃久, 澤 直樹, 松原 慎一郎, 谷口 善洋, 北村 誠司
    セッションID: M15
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    高速増殖炉の炉心耐震性評価における、炉心構成要素の複雑な応答挙動(3次元群振動)の評価技術の開発のため、地震(水平、上下)時、燃料集合体に作用する力(地震力、重力、流体力、衝突力、摩擦力、減衰力)と燃料集合体の変形及び自由度を考慮し、3次元群振動挙動を評価するための解析コードを作成した。本コードを用いて燃料集合体を模擬した32体の1/1.5縮尺試験体から構成される列体系試験結果の再現解析を行ない解析評価手法の検証を行った。
  • (1)四脚支持補機の支持脚に着目した要素試験
    岡本 拓, 池田 和豊, 細谷 照繁, 小島 信之, 清水 弘
    セッションID: M16
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    経年劣化事象を考慮した耐震設計審査指針の改定に伴う耐震安全性評価(耐震バックチェック)では,耐震Bクラス以下の設備も評価対象となっており,四脚支持補機についても評価対象となる。指針の改定により,耐震条件が厳しくなる事が予想され,耐震安全性を確認するためには,より合理的な評価基準・手法が望まれており,これらの課題を解決できる耐震安全性評価手法として,弾塑性を考慮した解析手法を検討した。本項では,解析手法の検討にあたり,基礎データの取得を目的として実施した四脚支持補機の支持脚に着目した要素試験結果を示す。
  • (2)実機耐震試験
    中森 友仁, 池田 和豊, 細谷 照繁, 小島 信之, 門出 匡胤
    セッションID: M17
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    支持脚の塑性化に伴う機器の応答低減効果を把握するため、PWR、BWRプラントより実機試験体を選定し加振試験を実施した。
  • (3)実機評価へ向けた解析的検討
    植田 裕也, 池田 和豊, 細谷 照繁, 小島 信之, 門出 匡胤
    セッションID: M18
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    経年劣化を考慮した耐震安全性評価(PLM耐震安全性評価)では、耐震Bクラス以下の機器も評価対象となる。また耐震設計審査基準の改定に伴い、耐震条件が厳しくなることが予想され、現行基準(JEAG4601)の弾性範囲の許容限界では耐震裕度が大幅に減少する可能性があるため、許容限界の緩和(塑性変形の許容)を含めた合理的な評価手法の策定が望まれる。本研究では耐震Bクラス機器のうち、4脚支持補機を対象に、耐震安全性評価手法の高度化における課題を抽出し、それらの課題を試験及び解析により解決し、より合理的な耐震安全性評価手法を策定する。本件は3次元振動台での加振試験の評価結果から実機評価へ向けた解析手法を策定し、実機評価へ適用した際の合理化効果を検討した。
原子力安全工学(原子力施設・設備,PSAを含む)
リスク評価手法
火災防護
福島事故関係・破壊力学
  • 森山 清史, 丸山 結, 中村 秀夫
    セッションID: L11
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    シビアアクシデント時に損傷炉心から放出されたヨウ素は、冷却系内では主にCsIとして移行し、格納容器ではエアロゾルとなって沈降・水溶する。格納容器の漏洩や破損の際には浮遊していたエアロゾル(粒子状ヨウ素)が放出される他、水中の放射線反応で生じるガス状のI2や有機ヨウ素も放出され得る。大気サンプルのモニタリング結果で、ヨウ素は粒子状とガス状が同程度検出されており、格納容器内で生成するガス状ヨウ素が寄与した可能性がある。そこで、JAEAで開発した格納容器内ヨウ素化学解析コードKicheにより2号炉について検討した。タービン建屋で見つかった水のヨウ素濃度を参考に、格納容器内の水中におけるヨウ素化学反応を考慮して、環境への積算放出量を求めた。
  • 吉田 至孝
    セッションID: L12
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    3月11日に発生した福島第一原子力発電所事故について、限られた情報の中から、事象進展予測のためのシビアアクシデント解析、ならびに、放射性物質放出量迅速予測システム(R-Cubic)を用いた蓄積放射能量推定と放出放射能量推定を実施した。3月15日までの時点では詳細は不明であり比較対象が少ないが、観測計器からの情報が殆ど得られない場合における予測手法として試みた結果を報告する。
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