日本原子力学会 年会・大会予稿集
2011年秋の大会
選択された号の論文の835件中451~500を表示しています
ステンレス鋼
ジルコニウム合金
応力腐食割れ
  • (1)研究内容と成果の概要
    渡辺 豊, 竹田 陽一, 阿部 博志, 佐藤 崇之, 山内 大輔, 宮崎 孝道, 庄子 哲雄
    セッションID: E47
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    Cr含有量-酸化力組み合わせ条件下での高Ni合金の割れ感受性と皮膜特性評価に基づき、耐応力腐食割れの観点から基本的な合金組成の適正ウインドウを明らかにすることを目的とする。本講演では、研究内容と成果の概要について報告する。
  • (2)高温水環境での応力下酸化挙動と割れ感受性評価
    竹田 陽一, 山内 大輔, 渡辺 豊, 阿部 博志, 佐藤 崇之, 宮崎 孝道, 庄子 哲雄
    セッションID: E48
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    Cr含有量-酸化力組み合わせ条件下での高Ni合金の割れ感受性と皮膜特性評価に基づき、耐応力腐食割れの観点から基本的な合金組成の適正ウインドウを明らかにすることを目的とする。本講演では、高温水環境での応力下酸化挙動と割れ感受性評価について報告する。
  • (3)高温気相環境での割れ条件と皮膜特性
    阿部 博志, 渡辺 豊, 竹田 陽一, 佐藤 崇之, 山内 大輔, 宮崎 孝道, 庄子 哲雄
    セッションID: E49
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    Cr含有量-酸化力組み合わせ条件下での高Ni合金の割れ感受性と皮膜特性評価に基づき、耐応力腐食割れの観点から基本的な合金組成の適正ウインドウを明らかにすることを目的とする。本講演では、高温気相環境での割れ条件と皮膜特性について報告する。
  • 寺地 巧, 山田 卓陽, 宮本 友樹, 有岡 孝司
    セッションID: E50
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    600合金と類似の組成をもつFe-Cr-Ni系モデル合金の短冊試験片を用い、PWR1次系模擬環境下でSCC発生試験を実施した後、粒界酸化とSCC発生の相関について検討した。粒界酸化は高Ni合金で生じ易く、粒界酸化からき裂発生に移行する可能性を示唆する試験結果が得られた。
  • 山田 卓陽, 寺地 巧, 宮本 友樹, 有岡 孝司
    セッションID: E51
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    PWR1次冷却材模擬環境下におけるステンレス鋼溶接金属部とステンレス鋳鋼のき裂進展挙動は、酸素添加条件では有意なき裂進展が観察されるが、水素添加条件では有意なき裂進展が観察されず、明らかな電位依存性があることを既に報告した。また前報では、これら材料中のフェライト相の高温腐食挙動にも、電位依存性があることを報告した。加えて、き裂進展試験中に酸素添加条件から水素添加条件に変更し、実施したき裂進展結果、水素添加条件で、き裂が停滞することを確認した。本報告では、主要なき裂進展経路である粒界性状等、材料特性の観点での検討結果等を、316および304組成でCr濃度を20%に調整し、フェライト相を含有させたモデル合金の結果も含めて報告する。
  • (1) 研究の目的と概要
    塚田 隆, 山本 正弘, 加藤 千秋, 中野 純一, 中原 由紀夫, 佐藤 智徳, 宇賀地 弘和, 近藤 啓悦
    セッションID: E52
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    軽水炉の炉内構造物等における応力腐食割れ(SCC)の発生進展を評価・予測する手法を高精度化するには、従来は十分に考慮されていなかった、水の放射線分解が腐食及びSCCへ与える影響に関する基礎知見を拡充する必要がある。このため、原子力安全・保安院の「高経年化対策強化基盤整備事業(健全性評価の妥当性確認手法の確立等)」の一環として実施した本研究では、放射線分解により生成する過酸化水素の影響に関する知見を各種の実験手法により取得した。以下、シリーズとしてこれらの研究の成果を報告する。
  • (2) γ線照射下でのSUS316L鋼に形成する皮膜構造と環境因子
    加藤 千明, 中原 由起夫, 山本 正弘, 塚田 隆
    セッションID: E53
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    軽水炉などでは、水の放射線分解によりH2O2等の酸化剤が生成し、ステンレス鋼表面に生成する腐食生成物の形態を変化させる事が知られている。すき間部では、生成した酸化剤の拡散が阻害されより厳し腐食環境となっている可能性がある。今回、高温高圧水中にてすき間形状を有するステンレス鋼表面の腐食生成物をレーザーラマン及びTEM分析により評価した。また、高温高圧水中におけるE-pHからすき間内環境の推定を行った。 *シリーズ発表を希望します
  • (3) γ線照射下でのステンレス鋼に形成する皮膜に対する材料と溶存酸素の影響
    山本 正弘, 中原 由紀夫, 加藤 千明, 塚田 隆, 鈴木 和博, 畠山 祐一, 渡辺 敦志, 布施 元正
    セッションID: E54
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    軽水炉などでは、水の放射線分解によりH2O2等の酸化剤が生成する。これらの酸化剤は材料のECPを貴な電位とし、ステンレス鋼表面に生成する腐食生成物の形態を変化させる。今回、高温高圧水中におけるSUS316LとSUS304L鋼に関して、γ線照射と溶存酸素が及ぼす酸化皮膜の変化をレーザーラマン及びTEM分析により評価した。 また、すき間部等の構造的な影響も合わせて検討した。 *シリーズ発表です
  • (4) 電気化学インピーダンス法を用いた高温での過酸化水素の拡散挙動解析
    佐藤 智徳, 中野 純一, 加藤 千明, 山本 正弘, 塚田 隆
    セッションID: E55
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    過酸化水素は、高温水中では、熱分解しながら拡散していくため、高温水中での過酸化水素の濃度分布評価には、過酸化水素の熱分解および高温での拡散係数が必要となる。これらのパラメータに関しては、直接測定により評価した例は限られている。そこで、本研究では、これまでに報告した高温水中でのインピーダンスその場測定により過酸化水素の拡散および熱分解を直接評価し、その測定結果を用いて、有限要素解析により過酸化水素濃度分布評価を実施した。その結果、過酸化水素はマイクロメートルオーダのすきま内では残存せず、すきま開口部のみが高い腐食環境となることが示された。
  • (5) 高温水中SCC進展挙動への過酸化水素の影響
    中野 純一, 佐藤 智徳, 加藤 千明, 山本 正弘, 塚田 隆
    セッションID: E56
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    ステンレス鋼の応力腐食割れ(SCC)挙動に及ぼす水の放射線分解の影響を調べるために、疲労予き裂長さを短尺化した小型CT試験片を用い、561Kの高温水中に過酸化水素を注入し、き裂進展試験を行った。過酸化水素濃度を20~300ppbとし、荷重条件はK=20MPa√m一定とした。過酸化水素濃度の増加とともに、き裂進展速度の増加する傾向がみられた。粒内型SCC破面および疲労予き裂破面上の酸化皮膜のTEMおよびラマン分析を行い、注入した過酸化水素のき裂内への到達度およびき裂進展挙動を評価した。
  • (6)オーステナイト鋼におけるSCCき裂進展挙動のEBSD解析による検討
    岩田 裕介, 小島 真由美, 足立 吉隆, 友田 陽, 中野 純一
    セッションID: E57
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    応力拡大係数および腐食環境(液性)の異なる条件下でSCCを発生させたオーステナイト鋼試料を用いて、SCCき裂の3次元形態を逐次研磨観察法で調べた。EBSD方位解析によりき裂進展経路のミクロ組織および粒界性格依存性を明らかにした。また、き裂近傍の塑性ひずみ(KAM値分布)とWilkinson法を用いて残留弾性ひずみ分布を調べた。き裂の分岐、進展する粒界の性格、き裂先端領域の弾塑性変形挙動がSCC条件によって変化することを明らかにした。
照射挙動
照射挙動,照射技術
高速炉・照射挙動評価
ステンレス鋼照射効果
  • (1)超微小硬度計による変形導入とその観察
    梶原 佑介, 福元 謙一, Chuluunbaatar Batchuluun, 大谷 暢夫
    セッションID: F07
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    軽水炉照射損傷評価を行うため水素イオン照射を用いたステンレス鋼中の損傷組織観察を行った。190keV水素イオン照射で300~500℃にて0.01~1dpa(dpa:はじき出し損傷量)の範囲でステンレス鋼の極表面(飛程~1μm)に照射し照射欠陥を導入した。損傷組織の変形抵抗について調べるため超微小硬度計を用いて変形組織をイオン照射領域に導入し、転位と照射欠陥の相互作用に着目して組織観察を実施した。押し込み試験部位に発生する転位と照射欠陥の反応による転位チャンネル発生や転位伝播に伴う転位組織変化について報告する。
  • (2)ステンレス中に照射された水素の残留量の測定
    石神 龍哉, Chuluunbaatar Batchuluun, 福元 謙一
    セッションID: F08
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    原子炉構造材料の中性子照射による損傷をイオン照射で模擬することの妥当性は長い間議論されてきた問題である。照射イオンとして使用するプロトンの材料中への残留はその中の一つであり、水素の残留は被照射試料の硬度試験に大きな影響を与える可能性がある。そこで本研究では、ステンレスにプロトンを注入し、放出されずに試料中に残留した水素の量を弾性反跳粒子検出法によって測定した。50 keVのH2+イオンを、鏡面研磨された試料面垂直方向に対して70°の方向から照射した。電流量は、ビーム垂直方向の断面で5 μA/cm2、照射時間は50分間とした。注入時の試料温度は80℃以下であった。その結果、ステンレスへ注入された水素は検出限界以下の濃度まで放出されることが分かった。
  • (3)プロトンと中性子の原子はじき出し過程の比較
    大谷 暢夫, 石神 龍哉, 杉田 武志, 福元 謙一
    セッションID: F09
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    中性子照射による金属材料の損傷の解明については、特別な施設と技術を要する中性子照射による試験に替わる方法として、加速器等を用いたイオン照射によって中性子照射を模擬する試験が行われている。ここでは、軽水炉の炉心構造材料の照射損傷と、実験に用いた200keVのイオン注入装置の条件で、プロトンと中性子による結晶中の鉄原子のはじき出し過程を比較した。鉄原子が受け取るエネルギーの相違によって、はじき出しの発生分布が大きく異なり、dpa値で整理されている同一の照射量では、プロトンの場合、中性子と比較して2倍程度以上の損傷を発生させるとの評価を得た。
  • 大山 隆弘, 村瀬 義治, 山本 徳和
    セッションID: F10
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    300℃で100appmのHe予注入した316ステンレス鋼の試料について、300℃で17MeVプロトン照射下疲労試験を実施した。また、対照試験としてHe予注入した試料について非照射疲労試験、He予注入しない試料についてプロトン照射下および非照射試験をそれぞれ300℃で実施した。その結果、疲労寿命は非照射(Heなし)<照射下(Heなし)<照射下(Heあり)<非照射(Heあり)となった。これらの結果を基に疲労挙動における水素ヘリウム同時効果について検討を行う。
原子炉化学,放射線化学,腐食化学,除染
放射線化学
被ばく低減,浄化
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