IATSS Review(国際交通安全学会誌)
Online ISSN : 2433-4537
Print ISSN : 0386-1104
最新号
働くクルマと社会
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論壇
特集: 働くクルマと社会
特集にあたって
紹介
報告
  • 秋葉 淳一
    2025 年 49 巻 3 号 p. 290-296
    発行日: 2025/02/28
    公開日: 2025/02/28
    ジャーナル フリー

    物流現場で働く「クルマ」の種類と役割を紹介するとともに、自動化・省人化の技術による「持続可能な物流・ロジスティクス」への動きと今後の課題を述べる。また、先進的な事例として、経済産業省資源エネルギー庁の公募事業である「AI・IoT 等を活用した更なる輸送効率化推進事業」を紹介する。自動運転フォークリフト等を活用し、トラック運行と連携させることで、荷役効率化・物流効率化・省エネ化に取り組んだ事業である。自動化・省人化がカーボンニュートラルへの貢献にも期待が持てることを併せて述べる。

紹介
紹介
紹介
  • 塚田 直子
    2025 年 49 巻 3 号 p. 314-322
    発行日: 2025/02/28
    公開日: 2025/02/28
    ジャーナル フリー

    林業分野の「働くクルマ」、車両系林業機械について、その導入の背景と目的、近年の技術開発の動向や今後の課題について概観する。車両系林業機械は、林業の安全性・生産性向上を目的に導入が図られてきたが、日本国内においては急傾斜や雨量の多さなどから、導入に必要な路網の整備が難しく、普及には長い年月を要してきた。近年は自動運転・遠隔操作技術の開発も進められているが、林内通信技術の開発、機械化に適した路網の整備や造林地の設計、自動化・遠隔操作化に伴う安全対策の検討等が課題となっている。

報告
報告
  • 蒲生 猛
    2025 年 49 巻 3 号 p. 331-338
    発行日: 2025/02/28
    公開日: 2025/02/28
    ジャーナル フリー

    厳冬期、背後圏経済活動を支える空港除雪は、雪質に対応した除雪のノウハウが地球温暖化に伴い対応不可となるリスクがある。空港除雪と一般道路除雪は、隊形、目的、能力等が違う。少子高齢化に伴う除雪車オペレータ減少に備え、2名乗車体制からワンオペレータ化を実現するため死角解消、無線機ハンズフリー化を実施した。また、自動運転化に向け、JAXAと連携協定を締結し、雪質データ化の共同研究開発、熟練操作のデータ化から、除雪の効率化および省人化に取り組んでいる。今後、国内外で開発される技術から北海道の観光産業を支える。

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