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日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
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日本文化人類学会研究大会発表要旨集
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個別発表(A会場)
「魂の止まり木」としてのスタートアップ
リスク選好にまつわるアントレプレナーシップの諸相
柿倉 圭吾
p. A20-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_A20
会議録・要旨集
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本報告は、報告者自身が所属する国内スタートアップにおける参与観察を通じて、従来的な意味でのスタートアップの定義とは乖離しているが、それでもなおその主軸となるアントレプレナーシップを保持しながら経営に従事する新たなスタートアップのあり方を提示する。とりわけ、ビジネス上の意思決定において肝要となるリスク選好に焦点を当て、同社が社会や既存の大企業からの評価や要請といかに交渉しているかを精緻に描く。
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(211K)
バングラデシュにおける女性起業家と携帯端末の関係
メディアの普及と変遷から
鈴木 亜望
p. A21-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_A21
会議録・要旨集
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本発表では、バングラデシュの首都ダカにおいて近年見られるようになった携帯端末を利用して商取引をする女性起業家の社会的な位置付けを明らかにするために、携帯電話やインターネットの普及と女性起業家との関係について検討する。それにより、携帯電話の普及やインターネットの利用が急速に進む中で、女性がビジネスを展開するようになる過程でどのような文化的要因が影響を与えているかを検討する。
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(178K)
ナマコから離れるとき
アンダマン海に生きるモーケンの漁獲対象転換点を探る
鈴木 佑記
p. A22-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_A22
会議録・要旨集
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アンダマン海域で漁を生業としてきた少数民族モーケンは、長い間ナマコ漁を中心に生活を営んできた。ところが近年、彼らはナマコ以外の漁獲で生計を立てるようになっている。本報告では、その背景について考察する。
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(159K)
分科会SB(Ⅱ)〈動物をえがく〉人類学
〈動物をえがく〉人類学
山口 未花子
p. SB00_02-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SB00_02
会議録・要旨集
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(287K)
動物にうたううた
ユーコン先住民と動物をつなぐ生成変化としての音
山口 未花子
p. SB06-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SB06
会議録・要旨集
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本発表では音から動物をえがく、ということを考えてみたい。この際、音楽というカテゴリに限定せず、語りや身体に響く音響、リズムを含め、聴覚だからこそえがくことのできる世界を探る。具体的にはユーコン先住民が語る動物、動物とのつながりを調律する歌とドラム、そして森の中で動物と人の身体が発する音が狩猟というプロセスの中でどのように生成するのかを示すことで、音が媒介する人と動物の連続性について検討する。
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(306K)
「共異体」としてのキメラ
人間と動物のあいだに生成するイメージ
石倉 敏明
p. SB07-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SB07
会議録・要旨集
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本発表では、キメラ表象に関するいくつかの理論を踏まえつつ、発表者が近年展開する「共異体」という概念を参照することで、複数の動物種の絡まり合う関係性がどのように視覚表現のイメージに媒介され、世界化されていくかという問題を検討する。その際、日本の東北地方におけるシシ踊りやいくつかの現代芸術の作品例を検討することで、人間と動物の間に生成する多様なイメージやキメラを理解する領域横断的な方法を探究する。
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(173K)
取り残された動物になる
原発事故後の表現実践から
丹羽 朋子
p. SB08-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SB08
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本発表では原発事故後に周辺地域に残された家畜やペット、山林に生息する野生動物等を描いた映画や演劇作品を取り上げ、人間の作り手たちが各媒体の特性を生かして、動物の視点から世界をまなざし、「動物になる」ことを試みた表現実践について考察する。
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(190K)
動き続ける形をとらえる
アニマとアニメと生の表象
竹川 大介
p. SB09-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SB09
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人は動くものに「生命の存在」を感じ、それを表現しようとしてきた。人類の最古の生業形態である狩猟採集と、原初の信仰であるアニミズムが結びつき、描画に時間と動きを取り込むことで、こうした「動物画」が成立する。つまり「動物画」における動物=アニマルとは、アニマ=魂を持つ者であり、描写されるアニメーションは死せる静物ではなく、擬人化され、人間とコミュニケーションが可能な、生きた存在の表象なのである。
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(159K)
個別発表(B会場)
儀礼集団池間元家におけるリミナリティとコムニタスに関する研究
池間人のイキマリズムとアクターネットワーク理論(ANT)
木下 元
p. B10-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_B10
会議録・要旨集
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本研究の目的は池間民族とその際とは何かを明らかにすることである。2021年から十数回延べ数カ月に渡り宮古群島にて参与観察を行い、ムトゥにおけるリミナリティとコムニタスを通して、イキマリズムと儀礼集団元家とは何たるかを認識できた。本研究の結果として、構造社会やリミナリティは元之親への修業期間であり、元之親は池間信仰を成就するための必要過程だと明らかになったことは、今後の池間研究に資するものと考える。
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(144K)
現代の巡礼と儀礼
スペイン徒歩巡礼における物質性や反復性に着目して
土井 清美
p. B11-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_B11
会議録・要旨集
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これまで巡礼研究では、「聖地」に関する言説や表象の力学、移動プロセスの意味作用について多くの議論がなされてきた。他方、人類学的儀礼研究では、儀礼にコード化された意味作用があるとする前提が批判に晒され、儀礼的行為をめぐる問いの立て方自体が議論となった。巡礼はもはや儀礼ではないのか。上述の背景をふまえ本発表は、スペインの徒歩巡礼を事例に、身体性や場所性の相において巡礼は儀礼であることを主張する。
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(263K)
民衆文化論再考
文化の定義の再構築にむけて
井上 大介
p. B12-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_B12
会議録・要旨集
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本発表では,儀礼と遊戯に着目し,文化,民衆文化の新たな理論を展開する。具体的には,文化人類学の代表的な文化の定義,ヘゲモニー論,儀礼とパフォーマンス理論,エージェンシー理論,さらには言語行為論に基づく「構成的規則」「統制的規則」に沿った儀礼論に関する限界の指摘,日常的実践やそれに基づく民衆文化論,多元的世界に関する論考などを参照しつつ,独自の文化,民衆文化,支配的文化,大衆文化の定義を提示したい。
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(424K)
ウガンダ都市部におけるインフラとしてのバイクタクシー客待ち場所に関する研究
大谷 琢磨
p. B13-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_B13
会議録・要旨集
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本発表は、ウガンダ都市部のバイクタクシーの客待ち場所がどのように形成されるか、運転手が乗客から信頼を獲得するための実践から検討することを目的としている。バイクタクシーの客待ち場所は運転手たちによって自主的に設けられ、看板や構造物がないが、移動の結節点として人々の生活を支えている。非合法に占有された公道上の場所が、移動を支えるインフラとして機能してきたのである。
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(149K)
アナキズム的な想像力の拡張に向けて
ネパール・カトマンズにおけるスクウォッターとしての露天商を事例に
北嶋 泰周
p. B14-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_B14
会議録・要旨集
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本発表の目的は、合法なる領域から不法なる領域への到達がもたらす、想像力の拡張可能性を、アナキズム的視点から考察することである。そこで、ネパールの首都カトマンズにおけるスクウォッターとしての露天商を事例に、彼らに対する排除的政策に表象される報復主義的な“市民社会的言説”の実態と、不法行為者であるが故に国家に頼ることができない露天商によるインフォーマルな社会秩序の形成過程を明らかにしていく。
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(221K)
Spatialising Fan Culture
Takarazuka Fans' Perceptions of Takarazuka City
バラニャク平田 ズザンナ
p. B15-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_B15
会議録・要旨集
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本発表では、宝塚ファン文化の事例を通して、ポストコロナ時代における物理的な都市空間の社会的意義を検討する。宝塚ファン文化の形成・維持過程を検証するにあたり、宝塚ファン文化の〈聖地〉と呼ばれる兵庫県宝塚市中央部を中心とするファンコミュニティに焦点を当て、宝塚大劇場周辺の都市空間がどのように認識され、どのような意味を持ち、また、その認識と意味がパンデミックの影響でどのように変わってきたのかを探求する。
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(333K)
芸能と場所
ジャカルタ首都圏におけるバリ舞踊実践を事例に
吉田 ゆか子
p. B16-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_B16
会議録・要旨集
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本発表では、ジャカルタ首都圏におけるバリ舞踊実践を事例にしながら、芸能の場所性について考える。ジャカルタという都市においてバリ系住民そしてそれを取り巻く人々によって実践されるバリ舞踊が、ジャカルタという場所と結びつきながら、バリ島とは異なるユニークな展開をしてることを指摘し、舞踊がそれをとりまく人・モノ・環境との関係にいかに埋め込まれているのかを考察する。
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(224K)
伝統芸能の舞台化にみる脱植民地化の傾向
マオリの歌と踊りの歴史的変遷とカウパパ・マオリ
土井 冬樹
p. B17-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_B17
会議録・要旨集
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本発表では、ニュージーランド先住民のマオリを対象に、かれらの歌と踊りの変容の過程を追い、その思想と実践について、カウパパ・マオリに基づく解釈を試みる。カウパパ・マオリとは、マオリの哲学に基づく実践を意味し、近年、脱植民地化のための方法論として注目されているものである。歌と踊りの変容と実践をカウパパ・マオリの観点から考察し、マオリ社会において歌と踊りが及ぼした変容可能性を検討する。
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(190K)
学ぶ主婦たち
現代韓国における巫俗式村落祭祀の担い手に関する一考察
重岡 こなつ
p. B18-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_B18
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本発表では大韓民国京畿道で行われる巫俗式村落祭祀・K城隍祭の事例について,かつて村落内の男性のみで行われていた民俗芸能・農楽に村落内外の女性演奏者が参与するようになったことを指摘する。女性たちの農楽隊ないしK城隍祭への参入を可能にした要因として,文化財指定と関連した保存会設立と農楽練習の定期化を取り上げ,その参入過程と動機,女性たちの参入が村落祭祀に与えた影響について明らかにする。
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(188K)
カナダ・イヌイットの喉鳴らし「カタジャク」に関する検討
加賀田 直子
p. B19-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_B19
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本発表ではカナダ先住民イヌイットの人々の喉鳴らしを用いた実践である「カタジャク」について、先行研究で着目されてこなかった点を明らかにすると共に、現在の研究動向、今後の展望を報告する。20世紀において内容や機能についての比較文化研究が多くなされてきたカタジャクの研究は、今後脱植民地的視点を導入し、現代で実践する人々の状況に即して、カタジャクとイヌイットの人々の関係性を検討していく必要があると考える。
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(300K)
喉を痛め、音を楽しむ
牧畜民にとって喉歌とはなにか
チャ リス
p. B20-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
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https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_B20
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喉歌は人間の声帯から出るが人間の声と思えないほど不思議な歌唱法である。これまで喉歌研究は音響分析による量的な手法、社会構築や象徴的な手法によるものが多い。しかし日常的に喉歌する牧畜民にとって喉歌は何であるかを解読困難である。喉歌すると声帯の痛みを伴うにも関わらず彼らは喜んで歌い楽しむ。痛みと楽しみは彼らにとって両立しうるもの。牧畜民の感覚における喉歌の実際を環アルタイ地域の事例から考えていきたい。
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(112K)
「話す」伝統楽器、ディジュリドゥ
日本人演奏者の変遷と苦難
林 靖典
p. B21-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
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https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_B21
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本発表は北部オーストラリア・アボリジナルの伝統楽器であるディジュリドゥを学ぶ日本人奏者を中心とした民族誌を、黎明期から現在までの20有余年の変遷として報告するとともに、自身がディジュリドゥ音楽と楽器演奏を知る者としての自叙伝を通じ、その変遷の起因となる演奏方法の理解と不調和を考察する。
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(304K)
民族に固有な一つのうた?
中国壮族の掛け合い歌を事例として
手塚 恵子
p. B22-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_B22
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「人はなぜうたうのか」「うたとはなにか」は多くの分野の研究者を魅了し、その関心のあり方も多様である。ジョルダーニアは対話的にうたうという行為が人々を結びつけているとし、小泉文夫は特定の旋律が人々を結びつけているという。両者とも興味深い着眼点であるが、詳細なデータに基づいた論でないためその議論は広がりを持たなかった。本発表では両者の着眼点を生かしながらその欠点を補い、さらにその問いを深めていきたい。
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(152K)
声と身体の分業
インドの歌舞踊ラーワニーの踊り子とプレイバックシンガーを事例に
飯田 玲子
p. B23-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_B23
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本発表が対象とする、インド・マハーラーシュトラ州の歌舞踊ラーワニーは、歌と踊りは別の人物によって担われ、舞台の上ではじめて一つのパフォーマンスが成立する。これは「リップシンク」と呼ばれる技術である。ラーワニーが演じられるとき、踊り子と歌手の身体はどのように結びつくのか、演者らは何に注意を払って一曲を成立させようとするのか、観客がどのようにリップシンクを用いた歌舞踊を受容しているのかを明らかにする。
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(179K)
分科会SC(Ⅱ)翻訳者としての外国籍・外国ルーツの行政職員
翻訳者としての外国籍・外国ルーツの行政職員
現場にみる期待・役割・課題
長坂 格, 上水流 久彦
p. SC00_01-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SC00_01
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(243K)
地方自治体における外国籍・外国ルーツの職員の雇用
全国雇用実態調査及び自治体への聞き取りからの概観
長坂 格, 高畑 幸
p. SC6-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SC6
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2022年に実施し、652の市区町村から有効回答を得た「地方自治体における外国籍・外国ルーツ職員の雇用実態調査」と、その後の自治体への聞き取り調査にもとづき、地方自治体における外国籍・外国ルーツの職員の雇用の実態、およびそこに見られる課題を概観し、さらに自治体の外国籍住民人口比率などとの関連で若干の考察を行う。
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(191K)
外国籍住民が地域おこし協力隊隊員として働くのはなぜか?
外国籍地域おこし隊員と雇用自治体の視点からの初歩的検討
上水流 久彦
p. SC07-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SC07
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ここ数年増加しつつある外国籍の地域おこし協力隊員を行政側は主にインバウンドを目的に雇う一方で、隊員は今後の自身のライフデザインを考える踊り場として活用していた。外国語能力を持つ日本籍職員が非常に少ない日本の行政側の構造的課題に対応するために外国籍隊員の雇用が進んでいるが、一部の自治体で見られる多文化共生のための雇用が増えると、「翻訳者」として行政や地域を変えていく可能性を外国籍隊員は有している。
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(198K)
移民コミュニティのリーダーを象徴する母語支援員
行政とコミュニティ役割の曖昧な境界線
本間 桃里
p. SC08-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SC08
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本発表では行政職員のうち、教育委員会から公立小学校に派遣されている母語支援員に着目する。従来の研究は、母語支援員が学校教職員と移民家庭の繋ぎ役となっていることや、そこでの葛藤が明らかにされてきた。しかし、移民コミュニティでのフィールド調査からは、教育現場に限らず、人々が直面する多岐にわたる問題に、母語支援員が対応せざるを得なくなっている様子がみえてきた。それがどのように起こっているのか検討したい。
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(258K)
中山間地域における小規模自治体の地方創生政策とベトナム人嘱託職員の採用
「選ばれ続ける」まちをめざす岡山県美作市の生き残り戦略
二階堂 裕子
p. SC09-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SC09
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本報告では、ベトナム人技能実習生の受け入れに精力的に取り組む岡山県美作市を取り上げる。同市では、技能実習生の受け入れ体制整備の一環として、日本語能力を有するベトナム人を嘱託職員として採用してきた。まず、技能実習生の呼び入れ拡大に至った経緯や受け入れ体制の概要について述べた後、ベトナム人嘱託職員が担う役割を明らかにする。そのうえで、当該職員の採用が同市にとっていかなる意義を持っているかを考察する。
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(218K)
個別発表(C会場)
フィールドへの感情的参与と没入をめぐる一考察
途切れないつながり、繰り返される不和の中の調査者
白石 奈津子
p. C10-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_C10
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本報告は、フィールドへの「良い参与」を模索する中で、人々の感情やその背後にあるモラルをめぐる語りに過度に共鳴しようとして失敗したという報告者の経験を事例として検討するものである。それを通し、感情のミクロ政治やフィールドへの感情的参与と没入、「(特に感情に関する)類似あるいは同じ経験」をめぐる問題とその記述のあり方について論じる。
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(193K)
アラスカ先住民は日本からの土産にどう応答したか
私的贈与論の試み
井上 敏昭
p. C11-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_C11
会議録・要旨集
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本発表では、アラスカ先住民グィッチンたちが、発表者が持ち込んだ土産の慣行に対してどのように反応し、新たな対応を編み出したかを報告し、そこから調査地における人類学者と現地社会の人々との関係の在り方について考察を試みる。
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(209K)
ケアの倫理、善き生、豊富さ
フェミニスト理論とエスノグラフィ
西 真如
p. C12-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_C12
会議録・要旨集
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ケアの倫理学は、関係性と文脈に依存する道徳的行為から出発して、善き生(good life)のための方法を見いだそうとする学問の領域である。本発表では、アネマリー・モルの「ケアのロジック」[2020]を出発点とし、フェミニスト理論の文脈や「人間だけではない世界」への拡張についての検討をへて、人類学的な探求の中にケアの倫理を導入する際の問題について考える。
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(202K)
掬い上げられた身体経験
暗黒舞踏✖️ポールダンスの身体的パフォーマンスを発表媒体に
コーカー ケイトリン
p. C13-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_C13
会議録・要旨集
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本発表の目標は、2019年から2023年の発表者の出版物を振り返って、これらの言語化の中で取りこぼした身体経験を明示することにある。暗黒舞踏とポールダンスのフィールドワークでの身体経験を直に伝えることを目的とするが、これは踊りを提示することに止まらず、マリノフスキやジャックソンが感じたが言語化に至らなかったような不可量部分を情動的に伝染することを目指す。
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(244K)
身体技法の修得と女性の人生選択との関わり
フィジー共和国バトゥレレ島の樹皮布づくりから
緒方 良子
p. C14-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_C14
会議録・要旨集
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本発表では、フィジー共和国バトゥレレ島における樹皮布づくりの身体技法に焦点をおき、日々即時的に形成される多様な共同体の中でどのように技法を継承しているのか、また女性たちの語りから、彼女たちの人生選択と樹皮布づくりの身体技法の修得が相互に影響しあっていることを示す。これらを通して、社会的な文脈から身体技法を捉え、客体としての身体技法ではなく、主体である修得者の身体と未分離なものとして検討したい。
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(188K)
二重に浮遊するシニフィアンとしての「消えるタトゥー」
松嶋 冴衣
p. C15-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_C15
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「消えるタトゥー」とはその名の通り、タトゥーによく似た、しかし二週間程度で消える非永続的なボディアートのことである。本発表では、消えるタトゥーを二重に「浮遊するシニフィアン」として取り上げ、その浮遊性について論じるとともに、より個人の自由度が高まり、社会に固定された記号としての意味を失った現代的な身体変工実践の社会的/個人的意味を検討する。
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(145K)
食生活の変化を通して見たベトナム南部における高齢者と家族の今日的状況
グエン チャンディエウヒュエン
p. C17-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_C17
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本研究は、急速な高齢化が始まりつつあるベトナムの家族について、南部地方都市において家族における高齢者の食事のケアに注目し、現在のベトナム家族の今日的状況についての予備的な報告を行う。
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(165K)
なぜ焼酎が儀礼に用いられているのか
北薩地域の神社における酒の奉納を事例に
新里 勇生
p. C18-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_C18
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本発表は、鹿児島県北薩地域A市の一集落にある神社で行われる神事と焼酎の関連について考察するものである。焼酎が渡来の技術等の影響を受けた近代的な生産物であるにもかかわらず、地域固有の伝統的な神事に組み込まれているのはなぜか。このような観点から、奉納される焼酎がどのように扱われ、焼酎には神事においてどのような意味が付与されているのかを、関係者の語りや伝承を手掛かりに論じる。
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(261K)
「うちの子」であることの感覚
ぬいぐるみにおける境界のゆらぎと保持
澤野 美智子
p. C19-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_C19
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本研究の目的は、人間の身体とものの関係が変化するとき人間の身体とものの間の境界がゆらいだり保持されたりする現象について検討することである。本研究のフィールドはぬいぐるみ病院である。治療を経てもぬいぐるみが「うちの子である」という境界の保持感覚、もしくは治療によって生じる「うちの子じゃない」という境界の違和の感覚が生成される様相を明らかにすることにより、人間の身体とものをめぐる感覚について再考する。
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(373K)
社会をつくる実践としてのファッション
つくるフィールドから声を重ね合わせるポリフォニック・エスノグラフィー
龍花 慶子
p. C21-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_C21
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本発表は、<ファッションをつくる>人びととその実践に焦点をあて、社会的・文化的プロセスとして、同時に、つくる人びとの生の営みとして、<ファッションつくる>実践を問い直すこと、および、その方法を検討すること目的とする。
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(209K)
祝布で巻き込む、祝布が巻き込む
カターの社会的生をめぐるカトマンドゥ在住チベット難民の「再内部化」の実践から
山本 達也
p. C22-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_C22
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本発表は、ネパールのカトマンドゥに在住するチベット難民たちによる祝布カターをめぐる語りと実践に着目し、カターが送る社会的生の遷移について論じる。その際、特にカターの意味論的な側面、イメージや物質性に着目する。そして、カターがさまざまなアクターを巻き込みながらチベット難民たちに知らしめた「外部性としての「自然」」を、チベット難民たちが自分たちの論理へといかに「再内部化」しているか明らかにする。
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想起のメディアと代替不可能な生
ヴァヌアツにおける人格をめぐって
福井 栄二郎
p. C23-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_C23
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本発表の目的は、ヴァヌアツの事例を通じて死者の想起と人格の関係性を再考することである。本来、彼らの人格は個人名に内包され、循環する歴史の中で反復されるものであった。現在、墓・写真・SNS・遺品は故人を想起するメディアであるが、そこで生起する人格はこれとは別種のものである。つまり代替不可能でかけがえのない人格である。本発表ではこれら二種類の人格が併存し、再帰的に補完し合っている動態を明らかにする。
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分科会SD(Ⅱ)「無人地帯」に生きる
「無人地帯」に生きる
非常時とポスト非常時における人と環境の多元的かかわり
石井 美保
p. SD000_02-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SD000_02
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(133K)
無人/無家畜地帯の形成と消失
東アフリカ牧畜社会における境界、家畜、平和
佐川 徹
p. SD06-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SD06
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東アフリカの乾燥地域にくらす牧畜民ダサネッチは、近隣集団との間に戦いを重ねてきた。この地域の集団間に固定された空間的境界は存在しない。だが、集団間関係が緊張状態に陥ると、両者の間に人や家畜が立ち入らない空間が広がる。本発表では、特定の空間が無人地帯になる過程と、その利用が再開されて無人地帯が消失する過程に注目し、無人地帯と人為的・非人為的活動の関係を明らかにする。
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(205K)
原発事故のあとの環境に「住まう」こと
福島県川内村において育て・休み・食べる
酒井 朋子
p. SD07-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SD07
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本報告では、東京電力福島原発の近隣にある川内村における日常的な営みを、「住まう視点」を通じて検討する。村の住民は、食べ物や生活に使うものを育て採集しながら、放射線量や有害性にかかわる情報を個別の生活実態に応じて場所やモノとの日常的かかわりに組み込んでいる。また、活発化する動植物の活動や移動するホットスポットとのせめぎあいからは、無人地帯的な現象や場がもつ力とのせめぎあいの様子がうかがえる。
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(164K)
軍事化される環境、廃墟化する遺構
沖縄本島における壕の形成と忘却をめぐって
石井 美保
p. SD08-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SD08
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本発表では大戦末期に激戦地となった沖縄本島を事例に、戦中と戦後における環境の多元的な現れを検討する。まず、戦時下における人と環境の関係について、南部における日本軍と地域住民、他地域からの避難民の経験に着眼して歴史人類学的検討を行う。また、沖縄戦における軍事環境の構築と、その選択的な再編と忘却の上に持続する今日の軍事環境の間にあるものとして戦跡を位置づけ、その政治的・情動的ポテンシャルを考察する。
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(138K)
マーシャル諸島における核実験後の生活再建にみる知識の無効化と再編
中原 聖乃
p. SD09-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_SD09
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米国は、1946年から1958年まで、マーシャル諸島のビキニ・エニウェトク両環礁で、住民を強制移住させ67回の核実験を実施した。本発表は、核実験被害を受けたマーシャル諸島の事例を取り上げ、無効化してしまう知識と復活/存続する知識について、「住まう」という視点から考察する。
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(148K)
個別発表(D会場)
人類学の普及と人間の多様性に関する理解促進に向けて
二つの文理融合シンポジウムから見えてきたこと
竹沢 泰子, 海部 陽介
p. D10-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
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https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_D10
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本報告は、「人類学」と「人間の「ちがい」と差別」をテーマとして2020年10月および2022年11月に発表者らが中心となって実施した二つの一般向け公開シンポジウムについて、それらが成立した過程や構成内容、参加者・視聴者らによる反応を紹介することをとおして、文化人類学者・自然人類学者らがいかに一般社会の人々や若い世代に人間の多様性と差別に関する理解促進に貢献しうるかを考える。
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(196K)
戻る身体、戻れない過去
ルーマニアのロマの想起する身体とアーカイヴ的実践
岩谷 彩子
p. D11-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
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https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_D11
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1990年代以降のメモリアル・スタディーズの興隆を経て、語りを拒むようなトラウマ的な記憶や、忘却や歴史的な断絶など表象することが困難な記憶の共有可能性についての研究が盛んになっている。本報告ではメモリアル・スタディーズが注目する「戻ること/リターンズ(returns)」をめぐるポリティクスに対して、断絶や「戻れなさ」をもとに現在を創出する方途について、ルーマニアのロマの事例から考察する。
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(257K)
先住民性の内面化、「誤謬」の射程
細谷 広美
p. D12-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
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https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_D12
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フランツ・ファノンは植民地主義をめぐり他者規定としての黒人性の内面化を論じた。これは先住民性にもあてはまるだろう。世界の先住民人口は急増したが、先住民の明確な定義はなく、新たな規範として自己規定が重要な位置を占めている。国勢調査に自己規定を導入したペルーでは、スティグマ化した他者規定としての先住民性の内面化が、先住民という自己規定の障壁となり、統計上は先住民人口が大幅に減少している。
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(228K)
インド北東部における “indigenous” とは何か
複数の先住性をめぐる「先住民」のポリティクス
村上 武則
p. D13-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_D13
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多民族地域であるインド北東部においてはインド本土の先住民を指す語である「アーディヴァーシー」はよそ者の移住労働者を指す名称に転化されており、植民地的色彩の強い別個の “indigenous” の概念が少数民族の当事者たちに用いられている。北東部諸州では複数の集団によって異なる立場からそれぞれの利益目標に従って先住性が相対的に主張され、先住民とされる少数集団同士の紛争にまで結びついている。
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(216K)
共通性の抽出による汎エスニックな凝集力の拡張
台湾の都市における「原住民族的」な空間の形成に着目して
益田 喜和子
p. D14-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_D14
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どことなく「原住民族的」なモノや空間の曖昧さと、それによる解釈の余白は、いかに都市原住民の人々を引き合わせ、異なる民族の共住関係を生み出しているのか。本発表では、現代台湾における汎原住民族意識の拡張過程の一端を明らかにするために、異なる民族の人々が共住する都市原住民集住地を事例に、そこにおける「原住民族的」な空間を形成する試みに注目する。
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(208K)
異民族結婚におけるマイノリティ女性のエスニック・アイデンティティ
フルンボイル市のモンゴル族家庭を例として
ディ 伊蘭
p. D15-
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/02
DOI
https://doi.org/10.14890/jasca.2024.0_D15
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中国の異民族結婚した少数民族女性、フルンボイル市のモンゴル族家庭を例に取り上げ、彼女たちが直面するエスニックアイデンティティの危機に焦点を当てている。第二代民族政策の影響を通じて、彼女たちのアイデンティティ変化を探り、異民族結婚とエスニックアイデンティティ危機の関係に注目している。報告はフルンボイル市の現地調査結果に基づいており、異民族結婚が子供のエスニックアイデンティティへの影響も考察している。
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