日本色彩学会誌
Online ISSN : 2189-552X
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40 巻 , 4 号
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  • 槙  究, 井手 祥子, 加藤 美紀
    2016 年 40 巻 4 号 p. 155-166
    発行日: 2016/09/01
    公開日: 2016/10/12
    ジャーナル フリー

     120サンプルの抽象的3色配色を対象として,24名の女子大学生に好ましさの評価と予め用意した選択肢から評価の理由と認識されるものを回答させる実験を実施した.そのデータを用いて, (1) どんな評価の理由が挙がったかの情報から評価をどの程度の精度で予測が可能か,(2) 各々の理由が挙がる条件を構成色の3属性から予測する式を作成した場合,どの程度の精度で予測が可能かを検討した.

     (1) については,好ましさの評定平均値を相関係数R=0.97 と非常に高い精度で推測できるとの結果が得られたことから,評価の理由を用いて配色の好ましさ評価予測を行うという手法に可能性があることが明らかとなった. (2) については,24 名の実験参加者中6名以上が評価の理由として挙げた条件を構成色の3属性で表現した条件式を作成して予測したところ,好ましさの評定平均値との相関係数R=0.72 となった.

  • 田村 繁治, 茂里 康
    2016 年 40 巻 4 号 p. 167-172
    発行日: 2016/09/01
    公開日: 2016/10/12
    ジャーナル フリー

     男性の8%以上が該当する先天性色覚障がいでは,特に赤色と緑色の識別が困難である.本稿では,これらの色識別を照明によって補助する手法について,代表的な開発事例を紹介する.これまでに,赤色の光が色識別の補助に寄与することが実験的に判明した.今後は有効な波長域の絞り込みや,有機ELに代表される次世代型照明器具への,応用の検討が望まれる.

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