日本がん看護学会誌
Online ISSN : 2189-7565
Print ISSN : 0914-6423
検索
OR
閲覧
検索
28 巻 , 1 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
総説
原著
  • 砂賀 道子, 二渡 玉江
    28 巻 (2014) 1 号 p. 11-20
    公開日: 2016/12/09
    ジャーナル フリー

    要 旨

    乳がんサバイバーのレジリエンスを促進する要素を明らかにし,レジリエンス評価指標作成の基盤資料とすることを目的に,24名の乳がんサバイバーを対象として半構成的面接法によりデータ収集を行い,Krippendorffの内容分析の手法を参考に分析した.その結果,305の記録単位から55の文脈的表象,17の説明概念,8の概念を導き出した.

    乳がんサバイバーのレジリエンスを促進する要素は,【納得した治療選択ができる】,【再発・合併症予防のための対処行動がとれる】,【治癒できると信じる】,【希望や目標をもつ】,【自分らしい生活ができる】,【現状を受け入れ,気持ちを切り替える】,【家族や同病者からのサポートが受けられる】,【社会における自己の存在意義を認識し,役割が果たせる】の8つであった.

    これらのことから,乳がんサバイバーのレジリエンスを促進するには,納得した治療選択ができるような知識と,再発や合併症を予防するための対処方法について個人が必要とする情報を提供し,社会資源を活用しながら自己の存在意義や自己価値を高めていくような支援が必要であることが示唆された.この結果をもとにレジリエンス尺度の下位概念を構成していきたい.

    抄録全体を表示
研究報告
  • 三木 幸代, 雄西 智恵美
    28 巻 (2014) 1 号 p. 21-29
    公開日: 2016/12/09
    ジャーナル フリー

    要 旨

    本研究の目的は,オキサリプラチンによる末梢神経障害をもつ進行再発大腸がん患者の体験を明らかにすることである.対象者は進行再発大腸がんでオキサリプラチンによる外来化学療法を受け,末梢神経障害が出現している患者8名であり,インタビューガイドを用いた半構成的面接法を行った.データを逐語録にし,対象者の末梢神経障害の体験に関する部分を最小単位に抽出してコード化し,意味内容の類似性と差異に着目して分類しカテゴリー化した.その結果,治療前には想像できないオキサリプラチン特有の過剰な知覚の具体的症状が明らかになり,また,【自ら体験して初めてわかったしびれの感覚】【しびれを我慢してでも生きたい】【当たり前だった自分の生活ができなくなる脅威】【ぎりぎりまで「自分で自分のことができること」を死守】【しびれを抱えつつ安全な生活を確保するための努力】の5つのカテゴリーが抽出された.

    末梢神経障害を通常の生活ができなくなる新たな脅威として認識しながらも,「生きたい」という強い意志を持ち,自ら安全性や自律性の確保を末梢神経障害の許容の限界と決め,懸命に治療を継続している患者の体験が明らかとなった.また,これらの体験は,進行再発大腸がんでも延命が期待できる一次治療段階にいる患者の特徴として捉えることができ,患者が主体的に生活の中で末梢神経障害を調整できるよう援助することの重要性が示唆された.

    抄録全体を表示
資料
委員会報告
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
feedback
Top