現在,多くの道府県で運用されているリサイクル製品を認定するリサイクル製品認定制度による温室効果ガス (GHG) 排出削減効果について,ライフサイクルアセスメントの手法を用いた評価を行った。
アスファルト混合物,コンクリート二次製品,インターロッキングブロックの3品目について評価を行った結果,各品目においてGHG排出量の削減効果を確認し,循環資源の単位配合率あたりのGHG排出削減量を環境負荷削減係数として算出した。また,リサイクル認定製品の利用実績や循環資源の配合率,販売・調達実績等を調査し,循環資源利用量およびGHG排出削減効果について推計を行った。推計から得られたリサイクル製品の利用による人口あたりGHG排出削減量が最大の県と同等の利用が全国で行われると仮定すると,全国でのGHG排出削減量は約66万ton-CO
2と推計された。
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