ペドロジスト

表紙

原稿種別: 表紙
1995 年 39 巻 2 号 p. Cover1-
発行日: 1995/12/31
公開日: 2018/06/30

DOIhttps://doi.org/10.18920/pedologist.39.2_Cover1

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目次

原稿種別: 表紙
1995 年 39 巻 2 号 p. Cover2-
発行日: 1995/12/31
公開日: 2018/06/30

DOIhttps://doi.org/10.18920/pedologist.39.2_Cover2

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お知らせ

原稿種別: 付録等
1995 年 39 巻 2 号 p. App1-
発行日: 1995/12/31
公開日: 2018/06/30

DOIhttps://doi.org/10.18920/pedologist.39.2_App1

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帰納的思考から演繹的思考へ論理の転換を

松野正

原稿種別: 本文
1995 年 39 巻 2 号 p. 57-
発行日: 1995/12/31
公開日: 2018/06/30

DOIhttps://doi.org/10.18920/pedologist.39.2_57

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ジャワ島の火山灰土壌A層における植物珪酸体と腐植の性状

東照雄, 馬場洋美

原稿種別: 本文
1995 年 39 巻 2 号 p. 58-66
発行日: 1995/12/31
公開日: 2018/06/30

DOIhttps://doi.org/10.18920/pedologist.39.2_58

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インドネシアのジャワ島火山灰土壌A層試料の植物珪酸体分析と腐植の形態分析を行い,植生の相違が腐植の性状に及ぼす影響について研究した結果,以下に述べるいくつかの知見を得た。1) 供試したA層試料の腐植の形態分析によれば,PQ値は,32.1ないし46.6の範囲にあり,フルボ酸に富んでいた。腐植酸のタイプは,すべてP型となった。腐植酸のRF値は,現植生がイネ科草本あるいは林床の草本植生現存量が多い土壌で,高くなる傾向が認められた。2) 植物珪酸体分析によれば,WAの試料を除き,現植生と対応してすべての試料で木本植生起源のものが草本植生起源のものに比較して卓越した。この結果は,熱帯山地のジャワ島バンドン郊外の火山灰土壌は,最近まで森林植生下で生成されてきたことを示すものと推定した。

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研究・調査データによる土壌データベースの作成と若干の解析

三土正則, 小原洋, 原田久富美

原稿種別: 本文
1995 年 39 巻 2 号 p. 67-72
発行日: 1995/12/31
公開日: 2018/06/30

DOIhttps://doi.org/10.18920/pedologist.39.2_67

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約200土壌断面のよく整備された土壌デー夕を収集した。あわせて,三つの陸成土壌(褐色森林土,黄色土,赤色土)について,若干の解析をおこなった。1. 褐色森林土と赤・黄色土の比較粘土の風化(CEC/粘土)および遊離鉄の結晶化(Feo/Fed)をみると,赤・黄色土の方が褐色森林土より進んでいる。しかし塩基の洗脱(塩基飽和度)および酸性化(pH)は三土壌とも等しく強度に進んでいる。2. 山地・丘陵地と洪積台地の比較三土壌それぞれにつき,山地・丘陵地の土壌と洪積台地の土壌を比べると,後者の方が粘土の風化が進んでいる。遊離鉄の結晶化は土壌群が同じであれば地形が違ってもほばひとしい。塩基の洗脱,酸性化は地形に関わらずいずれも強く進んでいる。3. 自然土壌と農耕地土壌の比較自然の陸成土壌の大部分は酸性である。これらの土壌を耕地化すると石灰施用のため塩基飽和度およびpHは顕著に上昇する。石灰中和された農耕地では交換性陽イオンはCaが圧倒的であり,一部の塩基にとむ自然土壌では交換性塩基はMgが優勢であることが多い。

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鳥取県の砂丘における土壌生成 : I 砂丘土壌の断面及び理化学的特性

飯村康二, 山本定博俊正, 岡崎宏樹, 沖田智

原稿種別: 本文
1995 年 39 巻 2 号 p. 73-83
発行日: 1995/12/31
公開日: 2018/06/30

DOIhttps://doi.org/10.18920/pedologist.39.2_73

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鳥取県下の,島取,北条及び弓浜の砂丘の主にクロマツ砂防林下の未耕地,畑地及び裸地の土壌を対象に,断面形態及び土壌理化学性の調査を行った。1. 30数年〜160年のクロマツ林下の砂丘にはO層の下に無機物と腐植が混合した黒褐色のA_1層が形成されていた。一般にその厚さは薄く(概ね10cm以内),おおよそマツの林齢に対応していた。畑地及び休耕地,コウボウムギの疎生地ではこの様な腐植土層の形成はみられなかった。2. クロマツ林下のA_1層では粒子め細粒化(シルトの増加)と粘土の生成が明らかに認められ,表土の土性は一部で砂土Sから壌質砂土LSに移行していた。またこれに伴って固相率の低下がみられた。3. クロマツ林下の土壌では,表層に向かって粘土とともに,有機物,及び陽イオン交換容量が増加し,またpHが低下するのがみられた。しかし交換性塩基も増加するので,酸性化はそれほど著しくなかった。4. 畑地やコウボウムギ疎生地では粘土,有機物,CEC, 交換性塩基の表層での顕著な増加の傾向はみられず,表層から下層までほぼ同水準で推移し,pHは表層でも微酸性から中性に保たれていた。

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九州に分布するテフラ由来土壌の硬化特性 : (1) 阿蘇火山西方に分布する「ニガ土」の断面形態,一般的理化学性および鉱物学的特性

久保寺秀夫, 山田一郎

原稿種別: 本文
1995 年 39 巻 2 号 p. 84-98
発行日: 1995/12/31
公開日: 2018/06/30

DOIhttps://doi.org/10.18920/pedologist.39.2_84

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阿蘇火山西方の台地に分布し,乾燥に伴い著しく収縮して硬い土塊となる埋没火山灰土壌(ニガ土)の諸性質を解明するために,ニガ土の代表露頭(菊池郡大津町高尾野)において断面調査および物理性(粒径分析,三相分析,水分特性曲線),化学性(pH, Y_1,全炭素,全窒素, CEC ,交換性塩基,リン酸吸収係数) , 全分析,一次鉱物,粘土鉱物(X線回折,選択溶解試験)の分析を行った。1)断面は黒色〜黒褐色と暗褐色〜褐色の14の層が互層をなす累積性の黒ボク土で,第4層以下がニガ土の性質を持っていた。これらの層序は,土壌断面調査だけではなく一次鉱物組成も検討して決定する必要があった。土壌の構造は亜角塊中〜大,砕易性は砕易〜堅硬,粘着性および可塑性は弱であった。2)ニガ土の硬度(mm)は生土の状態では25以下であったが,水分の減少に伴い比例的に硬度は増大し,風乾の状態では一部の層を除き31以上になった。3)ニガ土の理化学性は,粒径組成がHCないしLiC(砂含量(%)は2〜32,粘土含量(%)は35〜69), 仮比重(Mgm^<-3>)は0.4ないし0.5, pH(H_2O)は5.5ないし5.9, CEC(cmol(+)kg^<-1)>)は 20〜49 ,交換性塩基(cmol(+)kg^<-1>)はCaが2〜6, Mg,K,Naが2以下,リン酸吸収係数(gP_2O_5kg^<-1>)は22.8 以上と,わが国の火山灰土壌に一般的に見られる値であった。全炭素(%)は3.0〜11.7 で,褐色の層でも3%以上の炭素を含んでいた。水分保持能は3kPaでの含水比が138〜186%, 1.5MPaでの含水比が111〜159%であった。4) 一次鉱物組成は,重鉱物は両輝石と強磁性鉱物を,軽鉱物は無色火山ガラスと斜長石を主体とした。第2層はアカホヤ,上部ゴマニガはAT,下部ゴマニガは草千里ヶ浜軽石と同定できた。一次鉱物組成と全分析の結果を比較すると,無色火山ガラスの量および形態やカンラン石の量がケイ酸含量と良く対応していた。粘土鉱物はアロフェン・イモゴライト,フェリハイドライト,腐植-アルミニウム・鉄複合体を主体としていた。5) ニガ土の断面形態,物理性,化学性,粘土鉱物組成,母材の岩質および一次鉱物組成を日本の他の地域の黒ボク土と比較すると,水分保持能でニガ土が他の地域の黒ボク土より高いこと以外は,顕著な相違は認められなかった。6) 各層の年代は一次鉱物分析による鍵テフラの同定と,近くの露頭で測定された^<14>C年代の利用により推定でき,ニガ土の性質を持つ層の年代は1万年〜3万年であった。3万年前から現代まで黒ボク土の生成が連続していることは,他の地域にはほとんど見られない本断面の特徴である。

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水収支および水管理の違いに基づく水田の類型化(<特集>地球環境保全と世界の水田-日本の農業とペドロジストの国際的貢献の道をさぐる-,第34回ペドロジストシンポジウム)

長谷川周一

原稿種別: 本文
1995 年 39 巻 2 号 p. 99-106
発行日: 1995/12/31
公開日: 2018/06/30

DOIhttps://doi.org/10.18920/pedologist.39.2_99

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熱帯アジアの水田稲作 : 水田が育む人と分化(<特集>地球環境保全と世界の水田-日本の農業とペドロジストの国際的貢献の道をさぐる-,第34回ペドロジストシンポジウム)

福井捷朗

原稿種別: 本文
1995 年 39 巻 2 号 p. 107-111
発行日: 1995/12/31
公開日: 2018/06/30

DOIhttps://doi.org/10.18920/pedologist.39.2_107

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地球環境と三次元農業革命(<特集>地球環境保全と世界の水田-日本の農業とペドロジストの国際的貢献の道をさぐる-,第34回ペドロジストシンポジウム)

高瀬国雄

原稿種別: 本文
1995 年 39 巻 2 号 p. 112-119
発行日: 1995/12/31
公開日: 2018/06/30

DOIhttps://doi.org/10.18920/pedologist.39.2_112

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The Green Revolution which happened in Asia in 1960s was understood as a technical breakthrough composed of high yielding varieties, chemical fertilizer and effective irrigation. Historical records of the Japanese agriculture over 1,000 years endorsed this theory, based on the three common characteristics of the Asian agriculture: (i ) heavy monson rainfall; (ii) rice is the single major crop; and (iii) small scale farming. Following the World Commission on Environment and Development published its report entitled "Our common Future" in April 1987, the Ministry of Agriculture, Foresry and Fisheres (MAFF) of the Japanese Government, entrusted the International Development Center of Japan (IDCJ) to undertake a systematic four-year study on "Global Environment and Agricultural Resource Management" from 1990-1993. The LDCJ Mission not only analyzed technical problems (slash-and-burn cultivation, overgrazing, fuel wood harvesting and soil degradation), but also studied comprehensive socio-econmic development strategies. In 1995, NAFF again requested IDCJ, to advise on agricultural cooperation strategies to African countries. The IDCJ Mission's major finding was that another "Green Revolution" in Africa would not be possible, unless it incorporates "Hnman" and "Resources" aspects, in addition to "Technology". It recommended a concept of "Triad Agricultural Revolution" to save Sub-Saharan Africa.

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Rice Soils and Rice Cultivation Systems of Thailand(Conservation of Global Environments and Paddy Fields of the World)

Tasnee Attanandana, Sunan Kunaporn

原稿種別: 本文
1995 年 39 巻 2 号 p. 120-128
発行日: 1995/12/31
公開日: 2018/06/30

DOIhttps://doi.org/10.18920/pedologist.39.2_120

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会告

原稿種別: 付録等
1995 年 39 巻 2 号 p. 130-
発行日: 1995/12/31
公開日: 2018/06/30

DOIhttps://doi.org/10.18920/pedologist.39.2_130

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編集委員会

原稿種別: 付録等
1995 年 39 巻 2 号 p. App2-
発行日: 1995/12/31
公開日: 2018/06/30

DOIhttps://doi.org/10.18920/pedologist.39.2_App2

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複写される方に

原稿種別: 付録等
1995 年 39 巻 2 号 p. App3-
発行日: 1995/12/31
公開日: 2018/06/30

DOIhttps://doi.org/10.18920/pedologist.39.2_App3

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奥付

原稿種別: 付録等
1995 年 39 巻 2 号 p. App4-
発行日: 1995/12/31
公開日: 2018/06/30

DOIhttps://doi.org/10.18920/pedologist.39.2_App4

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裏表紙

原稿種別: 表紙
1995 年 39 巻 2 号 p. Cover3-
発行日: 1995/12/31
公開日: 2018/06/30

DOIhttps://doi.org/10.18920/pedologist.39.2_Cover3

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CONTENTS

原稿種別: 表紙
1995 年 39 巻 2 号 p. Cover4-
発行日: 1995/12/31
公開日: 2018/06/30

DOIhttps://doi.org/10.18920/pedologist.39.2_Cover4

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