日本原子力学会 年会・大会予稿集
2011年秋の大会
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抽出クロマト
  • 瀧澤 真, 小川 剛, 新井 剛, 永山 勝久, 野村 和則, 佐野 雄一, 渡辺 創, 小泉 務
    セッションID: C23
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    現在、マイナーアクチノイド (MA) 分離・回収プロセスには、抽出クロマトグラフィー法の適用が検討されている。この抽出クロマトグラフィー法には、抽出剤を含浸させた吸着材を用いることが想定されている。本研究ではカラム下端から通液するExpandedBed法に着目した。ExpandedBed法はガス・スラッジによる吸着能への影響の低減が期待できるが、テーリングを生じやすい等の理由から分離能の向上が不可欠である。また、吸着材の抽出剤含浸率が分離能に与える影響に関しては明らかとなっていない。そこで、本研究では吸着材の抽出剤含浸率変化が分離能へ与える影響、及び吸着材の最適化について検討した。
  • 小川 剛, 瀧澤 真, 新井 剛, 永山 勝久, 野村 和則, 佐野 雄一, 渡辺 創, 小泉 務
    セッションID: C24
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    高速増殖炉使用済燃料は多量のマイナーアクチノイド(MA)を含む。現在、MAは抽出クロマトグラフィーを用いて分離、回収することが検討されている。しかしながら、分離時に発生する放射性分解ガスやスラッジが分離能への影響が懸念されている。そこで本研究では、カラム下方から通液するExpanded-Bed法を適用し、樹脂密度を減少させることでガス、スラッジの影響の低減化を図り、さらに吸着材の粒径、細孔径が吸着能に及ぼす影響について検討を行った。
  • 田野 俊樹, 桜井 翔太, 新井 剛, 永山 勝久, 野村 和則, 佐野 雄一, 渡辺 創, 小泉 務
    セッションID: C25
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    少資源国である我が国にとって、持続可能な安定的エネルギー供給を可能とするためには高速増殖炉再処理(FBRサイクル)が必要不可欠である。しかし、FBRサイクルでは使用済核燃料中に長半減期元素であり発熱性核種でもあるマイナーアクチノイド(MA)を多含しているため、高レベル放射性廃棄物の最終処分問題を困難にしている。そのため使用済核燃料からMAを分離、核変換もしくはエネルギー資源として活用することにより消滅処理に資することが求められている1)。現在、FBRサイクルのMA分離プロセスには抽出クロマトグラフィ法が有効であると考えられている。しかし、本法は分離時に発生する放射性分解ガス・スラッジが吸着能に及ぼす影響が懸念されている。これらを改善する方法として機械式流動層クロマトグラフィ法に着目した。本研究では、機械式流動層クロマトグラフィ法によるカラム内の動的吸着・溶離特性の基礎検討を行った。
  • 渡部 創, 三浦 幸子, 佐野 雄一, 野村 和則, 駒 義和, 中島 靖雄
    セッションID: C26
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    抽出クロマトグラフィ工程で使用する吸着材について、その耐久性及び安全性を評価することを目的として、α線照射による影響を調べた。吸着材にAmを吸着させて所定時間静置し、α線を照射した。照射済みの吸着材について、Amの吸着・溶離性能、耐熱性を調査した。α線照射に比べてγ線照射による性能低下が相対的に大きいことが分かった。
MA分離
FaCT
  • (1)全体総括
    小山 智造, 小泉 務, 鷲谷 忠博
    セッションID: C34
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    FaCTプロジェクトのフェーズ_I_において,先進湿式再処理技術の枢要技術である6つの技術課題について検討を行い、技術的な成立性、開発の意義・必要性等の観点からの社内の自己評価及び電力との協議を終了しており、現在国によるFaCT評価委員会で評価を受けているところである。 その結果、「晶析技術」「MA回収」「廃液低減」については更なる基礎データの取得や廃棄物プログラムの再構築が必要であるものの、「解体せん断」「高効率溶解」「抽出技術」については技術的成立性と継続的な開発の必要性が確認されている。
  • (2)燃料集合体の解体・せん断
    北垣 徹, 竹内 正行, 樋口 英俊, 涌井 遼平, 小泉 健治, 菅沼 隆, 鷲谷 忠博
    セッションID: C35
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    FaCTフェーズ_I_における高速炉燃料再処理技術開発として、高速炉燃料集合体の解体・せん断技術の開発を進めてきた。解体技術開発では、工学規模試験装置を用いたコールド試験により、切断や燃料ピン移送等の一連の操作の成立性を実証し、また、切断条件の検討により切断時の安定性が向上した。せん断技術開発では、工学規模試験装置を用いたコールド試験により、せん断操作の成立性を実証するとともに、燃料ピンを短尺せん断することで高効率溶解に必要な燃料の粉体化が可能である見通しを得た。
  • (3)燃料の高効率溶解
    池内 宏知, 柴田 淳広, 佐野 雄一, 星野 貴紀, 菅沼 隆, 鷲谷 忠博
    セッションID: C36
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    回転ドラム型連続溶解槽を用いて短尺せん断片操作による粉化率の高いせん断燃料を20kgHM/hで溶解させる高効率溶解技術について、その技術的成立性を評価した。各種試験・評価により高濃度溶解液が得られる安定したプロセス条件を把握するとともに高濃度溶解液に対応した溶解槽内部構造を確立した。
  • (4)U、Pu及びNpの共抽出
    駒 義和, 柴田 淳広, 中原 将海, 荻野 英樹, 荒井 陽一, 大西 宏行, 中島 靖雄, 平野 弘康, 鷲谷 忠博
    セッションID: C37
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    FBR使用済み燃料の再処理技術に関し、U、Pu及びNpを共回収する溶媒抽出法の開発成果を概観する。低除染燃料が許容されることを前提として簡素化した化学プロセス、設備の稼働時間を長くできPuインベントリが小さい遠心抽出器の開発に取り組んだ。
  • (5)晶析法による溶解液からのウラン回収
    矢野 公彦, 三本松 勇二, 中原 将海, 柴田 淳広, 竹内 正行, 平野 弘康, 中島 靖雄, 鷲谷 忠博
    セッションID: C38
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    FBR燃料溶解液からウランを粗分離するウラン晶析技術について、その技術的成立性を評価した。各種試験・評価により、ウラン回収率及び除染係数等のプロセスデータを取得するとともに、晶析システム構成機器の定常・非定常時の安定性、過渡的な応答性等を把握した。
  • (6)抽出クロマトグラフィ法によるAm及びCmの分離
    野村 和則, 渡部 創, 朝倉 俊英, 駒 義和, 佐野 雄一, 松村 達郎, 小泉 健治, 中島 靖雄, 森田 泰治, 鷲谷 忠博
    セッションID: C39
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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     FaCTプロジェクトにおいて,高レベル放射性廃液(HLLW)からAm及びCmを回収する革新技術として,抽出クロマトグラフィ法の開発を進めてきた。  抽出クロマトグラフィシステムとしてTODGAとR-BTPの2段サイクルを選択し,目標達成を見通すことのできるAm及びCmの分離性能を実験室規模の試験で示すとともに,同システムの工学規模への基本的な適用性と開発課題を工学規模装置を用いたコールド試験等により示した。
先進湿式
移行期再処理
乾式基礎
乾式プロセス
放射性廃棄物処理
ヨウ素処理
  • (4) BPIガラス固化技術におけるヨウ素脱離試験及びパイロット溶融試験
    鈴木 泰博, 椋木 敦, 松永 総一, 千葉 保, 大和田 仁, 桜木 智史
    セッションID: A14
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    再処理工場から発生する放射性ヨウ素の固化技術として、BPIガラス固化技術における必要な処理プロセスを継続検討した。廃銀吸着材からのヨウ素回収率を向上させるために、試験装置を改良してヨウ脱離試験を実施し、目標値(95%)を十分満足することを確認した。また、2.5Lガラス溶融パイロット試験装置を設計・製作し、ひび割れのない均一なガラス固化体が作製できることを確認した。
  • (5)岩石固化技術における廃銀吸着材のガス除去方法の検討
    田中 良明, 山下 岳史, 中村 好規, 宮川 英明, 桜木 智史, 大和田 仁
    セッションID: A15
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    再処理工場から発生する放射性ヨウ素の固化技術として、岩石固化技術における必要な処理プロセスの検討を進めている。実用化をする上で必要なプロセスデータのうち、模擬廃銀吸着材の加熱処理試験を行い、ガス成分の除去およびヨウ素回収等、実際の処理プロセスへの適用性に見通しを得た。
  • (6) セメント固化技術におけるオゾンによる酸化処理の検討
    大村 恒雄, 春口 佳子, 保坂 克美, 高橋 陵太, 桜木 智史, 大和田 仁
    セッションID: A16
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    再処理工場から発生する放射性ヨウ素の固化技術として、セメント固化技術を開発している。その前処理プロセスとしてオゾン酸化処理の適用性を検討した。実機装置を設計する上で必要なプロセスデータとして、液量やオゾン供給量をパラメータとした時のヨウ化物イオンからヨウ素酸イオンへの転換データを取得した。また酸化還元電位やPHの観察により高効率の運転が可能なことを確認し、実際の前処理プロセスへの適応性に見通しを得た。
  • 平林 大介, 澤田 佳代, 杉山 貴彦, 榎田 洋一
    セッションID: A17
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    再処理工場などから発生する放射性ヨウ素を吸着捕集した銀ゼオライトを不溶性のソーダライトに転換する技術について,遊星ボールミルを用いた低温合成法に基づき作製したソーダライトを対象としてMCC-3法に基づくヨウ素の浸出性の評価を行った。
  • ‐機器シール水中における亜硝酸およびHANの挙動‐
    徳田 玄明, 金 聖潤, 呉 艶, 多田 勉, 人見 啓太朗, 山? 浩道, 石井 慶造
    セッションID: A18
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/19
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    再処理施設における気体状放射性ヨウ素の放出源として、これまで注目されていなかった機器シール水からの放出に着目し、HAN(硝酸ヒドロキシルアミン)を機器シール水に添加することで生じる分子状ヨウ素の還元反応を用いた放出低減手法を検討している。HANは機器シール水中に存在する亜硝酸による分解が予想されるが、機器シール水中におけるHANと亜硝酸の挙動は温度、濃度等の操作条件に依存するため、詳細は明らかにされていない。そこで本研究では、機器シール水の操作条件を模擬した実験系を構築し、機器シール水中のHANと亜硝酸の挙動を調べ、気体状放射性ヨウ素を低減するためのHANの最適な添加条件を検討した。
クリアランス
廃棄物放射能評価手法
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