日本原子力学会 年会・大会予稿集
2012年春の年会
選択された号の論文の746件中51~100を表示しています
高エネルギー核反応測定
高エネルギー核反応計算
放射線挙動,遮蔽工学
福島原発事故関連,遮蔽材
放射線物理,放射線計測
シンチレーション検出器
中性子検出器・計測
半導体検出器・低温動作型検出器
  • 多田 勉, 人見 啓太朗, 金 聖潤, 山? 浩道, 石井 慶造
    セッションID: O34
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/03/27
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    TlBrは原子番号が高く,高エネルギーのX線やガンマ線の検出器材料として特に核医学への応用が期待されており,TlBrを用いた半導体PET装置の開発が検討されている.しかしながら,TlBr検出器は結晶の移動度が小さくPET装置に必要とされる時間分解能が得られていないという問題がある.そこで,TlBr検出器の時間分解能向上に向けて,キャリアのドリフト速度の印加電圧・温度依存性を調べ,検出器の時間分解能向上の可能性について評価を行った.1mm厚のプレーナー型TlBr検出器にバイアス電圧を100-300 Vまで段階的に印加し,電子のドリフト速度の測定を行った.その結果,電子のドリフト速度は印加電圧に比例して増加する傾向を示し,今回印加した電界では電子のドリフト速度はまだ飽和に達していないことがわかった.発表ではドリフト速度の温度依存性,キャリア移動度の評価結果についても議論を行う予定である.
  • Thushara Damayanthi Rathnayaka Mudiyanselage, Masashi Ohno, Suiichi Ha ...
    セッションID: O35
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/03/27
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    We are developing bulk absorber coupled superconducting TES microcalorimeters for high energy resolution gamma-ray spectroscopy. Our first prototype Sn absorber epoxy-post coupled TES detector was measured at JAEA Oarai research and development center, reported ~ 485 eV FWHM energy resolution at 60 keV, with a fall time of the signal response ~6.6 ms.
  • 前田 亮, 山口 和也, 前畑 京介, 石橋 健二, 高崎 浩司, 中村 圭佑, 田中 啓一, 梅野 高裕
    セッションID: O36
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/03/27
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    優れたエネルギー分解能を有するTES型マイクロカロリーメータを用いて、Pu同位体の娘各種である241Am線源から放出される11~22 keVの237Np LX線の検出を行った。 そして、得られたLX線エネルギースペクトルを用いてLX線放射率の試験的な評価を行った。
  • 前畑 京介, 伊豫本 直子, 前田 亮, 安宗 貴志, 松村 晶, 原 徹, 満田 和久, 山崎 典子, 田中 啓一
    セッションID: O37
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/03/27
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    超伝導転移端センサ(TES)型マイクロカロリーメータX線検出器は、入射X線光子を吸収して熱エネルギーに変換する吸収体と、吸収体の微小な温度変化を高精度で計測するTESとで構成される。本研究では、X線有感部の面積を広くするために、TESとほぼ同じ面積を有する吸収体をTES上に積層した全面吸収体構造を考案した。吸収体はTESを覆うかさ部とTESへ熱を伝えるステム部からなるマッシュルーム構造をしており、かさ部とTESの間には、絶縁層が挿入されている。この全面吸収体構造を有するTES型X線検出器のX線応答特性について報告する。
  • 島添 健次, 織田 忠, 高橋 浩之
    セッションID: O38
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/03/27
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    ToT方式はエネルギーをパルス幅にエンコードし、バイナリで伝送する信号処理方法でありマルチチャネルの信号処理システムによく利用されてきた。一方でToT方式は入力電荷とパルス幅に非線形的関係があり精度のよい計測が困難であった。本研究では動的しきい値を用いることで線形性の改善を行い、ゲルマニウム半導体検出器での検証を行った。動的しきい値を用いたToT方式(dTOT)はマルチチャネルの精度の良いシステムを構築するのに適している。
  • 藤井 一緒, 高田 明成, 高田 英治, 中 茂樹, 岡田 裕之, 河原林 順
    セッションID: O39
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/03/27
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     有機半導体光検出器(有機ホトダイオード:OPD)は、無機半導体検出器に比べて材料が安価で製作が容易である上に、材料自体が人体の構成物質に等価なので医療用の検出器として適しているという長所がある。そこで我々のグループでは、OPDの放射線計測への適用について研究を行ってきた。これまでの研究で、OPDにX線を照射しながら電流計測を行い、OPDによる放射線計測の可能性が示された。しかし、測定効率が小さいという問題点があった。そこで本研究では、測定効率向上のために有機層の膜厚化を試みたところ、有機層の膜厚を78[nm]から600[nm](約8倍)にすることで誘起電流は10倍に増加した。今後は、有機層のさらなる膜厚化を行うとともに、有機層の構造についても検討し、放射線に対する感度向上を目指す予定である。
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