日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第52回研究大会
選択された号の論文の187件中151~187を表示しています
個人発表 E13-E18
分科会13  アフリカ子ども学と文化人 類学
  • 表象・学び・アイデンティティ
    亀井 伸孝
    セッションID: E2-0
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/05/22
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    「アフリカ子ども学」の研究会を開催してきた人脈に属している文化人類学者たちが、具体的な民族誌的事例に基づきながら、アフリカの子どもたちにおける表象、学び、アイデンティティに関する報告を行う。さらに、アフリカの子どもを対象として文化人類学的な研究を行うことの意義、およびそれを学際的共同研究として実施し発信することの意義の二点を中心とした理論的検討を行い、当該分野の振興の方向性について考察する。
  • カメルーンの狩猟採集民バカにおける子ども文化と持続可能性
    亀井 伸孝
    セッションID: E19
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/05/22
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    カメルーン熱帯雨林の狩猟採集民バカの子どもたちの行動観察に基づき、子どもたちの日常生活に関する民族誌的データの収集を行い、子ども集団における文化伝承の仕組みについて記載、分析する。あわせて、過去のデータと比較し、熱帯雨林における子ども文化の持続可能性について論じる。とくに本報告では、学校教育、遊びと生業活動、学習行動の三つの側面に焦点を当て、過去と現在の子ども文化の共通点と相違点を検討する。
  • コンゴ盆地狩猟採集社会における子ども研究の展望
    園田 浩司
    セッションID: E20
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/05/22
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    コンゴ盆地狩猟採集社会の子どもの研究が、子どもの人類学にどう貢献できるのか、盆地で生活しているカメルーンのバカの子どもの日常的相互行為分析を例に考察する。近年、当該狩猟採集社会の子どもに注目した研究が増えつつある。学習環境や学習能力に焦点を当てるこれらの研究の背景に、狩猟採集社会にヒトの始原的な姿を投影する傾向が垣間見えるが、本発表では当該研究の重要性を別の視点から提示したい。
  • ナイジェリア・マココ地区の子どもがエグンに「なる」過程
    玉井 隆
    セッションID: E21
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/05/22
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    本報告では、アフリカの都市貧困地区における子どもを対象として、彼らが自身が置かれた家庭や社会環境の下で、学校教育に限らない多忙な日常生活の中から、自らが何者であるのかに関する手がかりを、喜怒哀楽を交えながらいかに経験するのか、その過程を考察する。分析はナイジェリア・ラゴス州の水上スラムとして知られるマココ地区で暮らす、隣国ベナン南東部からの移民であるエグン民族の子どもを対象とする。
  • ブルキナファソの「ストリート・チルドレン」の事例を起点に
    清水 貴夫
    セッションID: E22
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/05/22
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    本発表は、『子どもたちの生きるアフリカ 伝統と開発がせめぎあう大地で』(2017)の狙いの一つである、アフリカの子どもに付与されたネガティブなイメージの払しょくを目指し、ブルキナファソのストリート・チルドレンの移動を事例として取り上げる。ブルキナファソのストリート・チルドレンと呼ばれる子どもたちが都市に滞留するのは、クルアーン学校の移動に伴うものや、季節ごとにストリート-家庭を往還するものなど、その移動の様態はいくつものパターンをもつ。NGOらによって非社会的・非標準的と位置づけられるストリート・チルドレンの移動様態を見れば、これらの評価が西欧的価値観に基づいたものであることは明らかである。こうした事例に基づき、アフリカの子どもの理解のため、詳細な記述による子どもたちの生活、育ちと彼らを取り巻く環境の双方の相対化の重要性を論じていく。
個人発表 F12-F16
分科会14 現代日本における「死」と 「看取り文化」を考える
個人発表 G13-G17
分科会15 企業・実務のエスノグラ フィ
個人発表 H12-H16
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