日本舶用機関学会誌
Online ISSN : 1884-4758
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6 巻, 4 号
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  • 松岡 久光
    1971 年 6 巻 4 号 p. 205-212
    発行日: 1971年
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
  • 機関研究委員会機関第一研究部会
    1971 年 6 巻 4 号 p. 213-217
    発行日: 1971年
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    発電機の容量の決定にはいろいろの運航状態における船内需要電力を求める必要がある.しかし, これだけでは発電機容量は決められず, 発電機のあり方をどうするか, 台数をなん台にするか, 適当な原動機があるのか, 発電機容量の余裕をどれくらいとればよいのか, KVA負荷で問題ないかなどさらに検討して初めて適正な発電機容量が決められるものと考える.これらの検討項目の中で, 発電機容量決定の基礎となるのはやはり需要電力の求め方である.需要電力の求め方としては関西造船協会造機研究委員会編の「商船機関部計画」の中に定められているが, 相当昔に制定されており, また, 各造船所ともこの標準を使用しておらず, 独自の方法によっていることがアンケート結果からわかった.機関研究委員会では, したがって, できるだけ集約された方法を決めるためタービン船, ディーゼル船とも各船種について検討すべきであったが, 時間的な制約から, 最も代表的なディーゼルOre/Bulk/Oil船をModel Shipに選び船内需要電力の求め方について審議し, 発電機容量決定の参考資料となるよう取りまとめた.
  • 藤原 忠麿, 田村 紅陽
    1971 年 6 巻 4 号 p. 218-220
    発行日: 1971年
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
  • 小川 光明, 琵琶 忠志, 京谷 嘉明
    1971 年 6 巻 4 号 p. 221-228
    発行日: 1971年
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
  • 森田 進, 桑田 宏策
    1971 年 6 巻 4 号 p. 229-234
    発行日: 1971年
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
  • 下田 秀夫
    1971 年 6 巻 4 号 p. 235-244
    発行日: 1971年
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
  • 原野 二郎, 佐伯 謙, 琵琶 忠志, 田中 昇, 岸本 宏次
    1971 年 6 巻 4 号 p. 245-260
    発行日: 1971年
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    大形舶用ディーゼル機関 (B & W 7K 98 FF) のシリンダカバーに発生したき裂事故に対処するために, き裂発生因の詳細な検討を行なうとともに, この結果を元にしてシリンダカバの構造改良を行ない, それについて種々の応力条件を評価してその安全性を確認した.
    まず, き裂発生状況, き裂破面を調べ, 疲労によるものであることが推定されたので, シリンダカバー材質の諸検討および実働条件下における作動応力状態の有限要素法による解析, 熱光弾性解析および実船実測を実施した.そして, この結果を元にして, (1) 機関の運転条件の変動による低サイクル疲労, (2) シリンダ内爆発力の繰返しによる高サイクル疲労の両者について, それぞれ疲労限界線図を元にした検討を行ない, このき裂発生が後者の要因に基づくことを明らかにした.すなわち, 高熱負荷を局部的に受けるシリンダカバーには, 局部的に高い熱応力が定常的に存在するとともに, これを平均応力としてそれに重じょうする繰返しの爆発応力の作用が弁座ボス部付近の幾何学的応力集中とあいまって, この種き裂を発生させる要因であることがわかった.そして, シリンダカバーの応力特性を改善することにより, 有効な対策が期待できることを, 構造各部の剛性形状などが応力状態に及ぼす影響を詳細に解析することにより明らかにしたほか, き裂の成長状況と作動応力条件との対応もよく説明することができた.
    そして, 以上の結果に基づいて, シリンダカバーを上下2段に分割された構造とし, 両者をボルト締めにて一体にした改造形カバーを設計し, この新しい構造について応力状態を詳細に解析検討して, その改善度を確認した.現在, この改造形シリンダカバーを装備した本機関がすでに順調に稼動中である,
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