休業4日以上の感電に起因する労働災害を厚生労働省の労働災害(死亡・休業4日以上)データベースを用いて平成18~27年の10年間を分析した結果,定性的な状況は平成10年以前と感電災害の多く発生している業種,発生月,感電災害を誘引した起因物などに変化の無いことを明らかにした.
感電災害の起因物として上位を占めるアーク溶接機について,感電災害防止対策用の安全装置である交流アーク溶接機用自動電撃防止装置と同様の機能を有する安全装置を韓国,オーストラリアと比較した.その結果,始動感度,遅動時間,安全電圧の仕様には大きな差の無いことを明らかにした.
抄録全体を表示