日本古生物学會報告・紀事
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1942 巻 , 24 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 石島 渉
    1942 年 1942 巻 24 号 p. 153-155
    発行日: 1942年
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    數年前に筆者自身採集した御坂統所屬の石灰岩中に含まれる石灰藻を最近研究したところ, 中に珊瑚藻科の1屬Mesophyllumを發見した。本屬は從來本邦からは未報告のものである。新種名Mesophyllum yabeiを附した。
  • 大石 三郎, 藤岡 一男
    1942 年 1942 巻 24 号 p. 156-158
    発行日: 1942年
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    プテロセルチス屬 (Gen. Pteroceltis MAXIM.) はニレ科 (Ulmaceae) に屬する珍らしい植物で, 現在世界に於いて支那に1種1攣種現生するに過ぎない。即ちPteroceltis Tmtarinonii MAXIM.(第3圖)(=Ulmus Cmaleriei LAVEILLE) は支那の山東・山西・河北・陳西・四川・湖北・安徽・江西・貴州及び廣西諸省に廣く分布し,其樹の材質堅緻,木目細く美しい爲, 家具農具建築材, 車軸等の製造に用ゐられ, 俗に檀樹と稱し珍重されてゐるが, 現在では濫伐の爲少くなつてゐるといふ。
  • 大石 三郎, 藤岡 一男
    1942 年 1942 巻 24 号 p. 159-161
    発行日: 1942年
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    支那に自生し日本列島に現存せぬ植物で, 化石として日本の第三紀層より産する屬が今まで若干知られてゐるが, 今又ニハウルシ屬 (Ailmthus) の化石が北海道より發見されたのでこゝに報告する。
  • 大立目 謙一郎
    1942 年 1942 巻 24 号 p. 162-164_1
    発行日: 1942年
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    筆者の手元に石狩炭田の石狩統から産出した多敷のカハニナ屬化石がある。其等をMelamides (Semisulcosplra) fiscina (YOK.) として記載した。其等の産地は次の如くである。
    1) 石狩國空知郡盧別町, 上部蜆介層 (高尾彰平氏探集)
    2) 同上, 赤平村, 赤間ノ澤, 下部蜆介層 (角岡蘇一郎氏探集)
    3) 同上, 砂川町, 歌志内川樋ロノ澤, 上部蜆介層 (下河原壽男氏探集)
    圖版に示した如く, 高さ最高22粍, 最低7粍であり, 外形, 模様等に若干の變化を伴ふ。 殻ロの性質は正にカハニナに屬する。唯成長したものに於ては丈が高く細つそりし, ヌノメカハニナの形態を呈する。
    雨龍炭田産Tiriara fiscrna YOKOYAMA, 1932は原圖版に於いては不完全な小さい標本のやうに思はれるので, 鈴木好一學士に原標本を顴て頂いた處Semisulcospiraとのことである。惟ふに兩龍炭田産のものは愛に紹介するものゝ幼殻であらう。
    ヌノメカハニナMelanoidesとカハニナSemisulcospiraとの殻での區別は極端なもの以外は, 特に化石として産出する場合殻口が良く保存されてゐない限り困難なことが多からう。愛には便宜上SemisulcospiraMelanoides. s. 1. の亜屬として取扱つて置く。
  • 淺野 清
    1942 年 1942 巻 24 号 p. 165-171_1
    発行日: 1942年
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    東亜の近生代に屬する有孔蟲類に特に興味ある1科としてノドサリデ科がある。此者は筆者の響に發表せる日本産のものに就いて述べた如く, Robulus-Planulariaフォーナを含有し, 鮮新期時代には可成り特徴のある分布を示し, 日本の太平洋岸の同時代のものは, 日本海岸の同時代のものより寧ろ南洋方面のフォーナと密接なる關係あることが, 既に先年, 矢部教授及筆者の研究によるジャワ産のものと比較されて判明したことであるが, 今囘橋本理學士採集の比律賓産のものと比較して一層根據付けられた。尚有孔蟲フォーナ全體として比律賓群島の第三紀層は, 壹彎及ジャワのものと甚だ近似せることを記述したものである。
    之等東亜に於けるノドサリデ科有孔蟲類の総括的研究は別に發表の用意があるので, 本文に於ては比律賓産のものゝ中に發見されたる本科のリスト及4つの新種を記載し, 之等に次の名総を與へた。
    Robulus pseudoechinatus n. sp.
    Robulus sumaguiensis n. sp.
    Planularia mindoroensis n. sp.
    Planularia luzonica
  • 大石 三郎, 藤岡 一男
    1942 年 1942 巻 24 号 p. 172-177_1
    発行日: 1942年
    公開日: 2011/03/18
    ジャーナル フリー
    Little has been known of the fossil plants from the coal-bearing series of the Kusiro coal-field. This paper deals with the description of an occurrenee of new specjes of Woodwardia and Metaseguoia, W. Sasae and M. Kimurae, derived from the Harutori Bed of the Urahoro Series.
    W. Sasae difiers from W. Endoana OISHI and HUZIOKA from the Woodwardia sandstoneof the Isikari coal-field in that the pinnules have obtuse or rounded apices and the lateral veins anastomose occasionally, while it differs from another allied species, W. Maxoni KNOWLTON, in that the pinnules have entire margin.
    M. kimurae is named on some cones which are in a-coordance in the deeussate arrangement of the seminiferous scales to Metasequoia MIKI, but belonging to neither of the known species of this genus. This is the species very close to M. Onukii (Expo), M. japonica (ENDO), and M. disticha MIKI.
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