原子衝突学会誌しょうとつ
Online ISSN : 2436-1070
11 巻, 3 号
選択された号の論文の1件中1~1を表示しています
  • 森林 健悟
    原稿種別: 解説
    2014 年 11 巻 3 号 p. 73-
    発行日: 2014年
    公開日: 2024/01/18
    ジャーナル フリー

    動径線量はイオンと物質との相互作用を理解する上で重要な物理量であり,生命医科学の分野に広く応用されている.普及されている動径線量には,その動径に沿って付与する線量が大きく異なる二通りのモデルがある.これは,イオンと物質との相互作用の理論モデルが二通りあり,それらがそれぞれ異なった線量分布を導き出したためである.我々は,二通りの理論モデルの特徴を合わせ持つ動径線量分布計算モデルを新たに開発し,入射イオンのエネルギー領域により,従来の二通りの動径線量分布モデルのどちらかの傾向が現れるように自動的に振り分けることに成功した.

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