日本舶用機関学会誌
Online ISSN : 1884-4758
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6 巻, 12 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 藤田 秀雄
    1971 年 6 巻 12 号 p. 919-921
    発行日: 1971年
    公開日: 2010/05/31
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  • 橋本 征弘
    1971 年 6 巻 12 号 p. 922-929
    発行日: 1971年
    公開日: 2010/05/31
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  • 柿原 実, 河本 道雄, SKGグループ
    1971 年 6 巻 12 号 p. 930-936
    発行日: 1971年
    公開日: 2010/05/31
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  • 鷲見 倫一, 緩詰 力, 前川 裕
    1971 年 6 巻 12 号 p. 937-948
    発行日: 1971年
    公開日: 2010/05/31
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  • 武本 喜之
    1971 年 6 巻 12 号 p. 949-953
    発行日: 1971年
    公開日: 2010/05/31
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  • (フェライト・オーステナイト2相ステンレス鋼の応用について)
    夏村 静夫, 平井 陽一, 千葉 紘一
    1971 年 6 巻 12 号 p. 954-964
    発行日: 1971年
    公開日: 2010/05/31
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    舶用復水器の冷却管材料として, 長い間アルミニウムブラスまたはキュープロニッケルが使用されてきた.しかし, 腐食漏えい事故がしばしば発生しているため, 船舶の大形化, 近代化にともなって, より耐食性のすぐれた材料の開発が望まれている現状である.
    本論文は, フェライト・オーステナイト2相ステンレス鋼が耐海水性を有している点に着目し, この材料の復水器冷却管材としての実用化調査を行なったので, その結果について報告するものである.
    すなわち, 耐食性については, ポテンショスタティックな方法により, 不働態皮膜の効果を確認し, さらにモデルコンデンサによるダイナミックな流水試験により, 海水に対してすぐれた耐食性を有していることを確認した.また, 本材料を使用した場合の工作上の問題点および復水器としての性能上の問題点 (伝熱加工特性) などについて検討した結果, 伝熱および加工特性はやや劣るが実用化は十分可能であることが判明した.実船に採用しすでにか動する段階に達しているので, 今後はこの実績を追跡調査し復水器性能向上に寄与していきたいと考えている.
  • 糸井 宇生
    1971 年 6 巻 12 号 p. 965-980
    発行日: 1971年
    公開日: 2010/05/31
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    誘導電動機に電圧を突然印加すれば, 電動機には電気的過渡現象に基づく電流が流れる.この電流を突入電流と定義する.本論文では, この突入電流の性質を明らかにすると同時にその大きさを求める計算式を導く.まず誘導電動機を線形回路網とみなし, これより得られる等価回路から, 一般的な突入電流計算式を導き, これを基礎として突入電流の性質を吟味した.この結果, 突入電流は定常交流成分と二つの過渡成分とから成っていることが明らかとなり, かつ, 過渡成分の大きさは始動時に最大とはならず, ある回転速度で最大になることがわかった.これより極数変換形電動機において低速側より高速側へ切り換えたときには大きな突入電流の生ずることが明らかとなり, 回路保護用しゃ断器の過電流保護機構の設定について注意しなければならないことが実際の電動機に対する計算結果より指摘された.また, 過渡成分は始動時においては時間とともに減衰する直流であるが, 電動機が回転しているときには正弦波状に変化する.
    計算式としては, 任意の回転速度において電圧を印加したときに流れる突入電流の波形を表現する計算式および始動時の突入電流の波形を表わす計算式を求めた.しかし, これらの計算式は, その中に表われる定数を計算することがかなり複雑であるため, 特に実際上必要な始動時突入電流波形を簡単に求めることのできる実用的な近似計算式を導き, その妥当性について検討した.さらに, 実際の電動機の定数より, 始動時突入電流の尖頭値は, 電圧印加後約0.5サイクルに生じ, かつその大きさは電圧印加時の位相によって異なることがわかった.これらの関係から始動時における最大の尖頭値を求める近似計算式を導いた.この近似計算式は電動機の全巻線抵抗および全漏れリアクタンスを与えることにより, 約10%以内の誤差で簡単に求めることができる.なお, 計算に必要な電動機の定数は特殊かご形の場合は回転速度によって異なるので, この変化についても実際の電動機を対象として, その性質ならびに計算法について述べてある.本計算式はすべて電動機の磁気回路の飽和を無視してあるので, 実際に流れる突入電流は本計算式による値よりも幾分大きくなることが予想される.
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