日本ストーマリハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2436-8806
Print ISSN : 0916-6440
21 巻, 2 号
21巻2号(通巻55号)
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表紙
学会総会報告
原著
  • 山内 栄子, 松本 葉子, 阪本 恵子
    2005 年21 巻2 号 p. 49-57
    発行日: 2005年
    公開日: 2022/04/28
    ジャーナル フリー
     本研究はオストメイトの性問題に対する看護師のアプローチの構造を明らかにすることを目的に、ストーマケアに携わる看護師10名を対象に半構成的面接法を用いて収集したデータを内容分析した。その結果、看護師は《予測的アプローチ》、《応答アプローチ》、《継続的アプローチ》、《協働的アプローチ》を行っており、これらは正と負の両方向性を有していた。アプローチの方向は、【性問題へのアプローチに対するタブー視】、【オストメイトの特性による性問題の重要性のランク付け】、【性問題に対する関心の低さ】、【性の未熟さ】、【性問題へのアプローチに対する苦手意識】、【オストメイトからの相談の有無】によって決定していた。
症例報告
臨床研究
  • 渋谷 均
    2005 年21 巻2 号 p. 63-66
    発行日: 2005年
    公開日: 2022/04/28
    ジャーナル フリー
    「目的」高齢者オストメイトのセルフケアの問題点について検討した。「方法」直腸癌術後の84名のオストメイトについて75歳以上を高齢者群、75歳未満を対照群として排便方法、セルフケアが困難となっている背景因子について比較検討した。「結果」高齢者群は28名(33.3%)、平均年齢は80歳であった。高齢者群では自然排便方が多く24名(85.7%)で、灌注排便法は4名(14.3%)であった。セルフケアができない高齢者オストメイトは14名で、その背景因子としては、身体的機能低下と老人性痴呆、脳梗塞後遺症、高度進行癌による消耗などがあげられた。
地方会抄録(地域研究会記録)
編集後記
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