日本小児ストーマ研究会装具検討委員会において、小児術直後用装具の検討を行った。アルケア社の協力により試作品を作成し、その試用状況をアンケート調査し19例より回答が得られた。その結果、低出生体重児には貼付面積が大きすぎ、ヒルシュスプルング病患児はストーマ径が約3cmと大きいため面板の有効径が小さいという問題がある。しかし、試用時製品全体としての評価は、「非常によい」4例、「良い」9例、「普通」5例と高い評価を得られ、その後、市販されるまでにいたった。
製品を購入し試用している方へ追加調査として同様のアンケート調査を行い、8例より回答が得られた。販売後使用している8例はいずれも製品全体として「良い」と答えている。
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