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マルテンサイト系肉盛溶接金属の組織と性質に及ぼす合金成分の影響-第3報-
佐藤 裕二, 西尾 要, 安田 功一, 牧野 高大, 山科 修一
セッションID: 101
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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13Crマルテンサイト鋼に含有させたNiによる組織と性質の関係を前報で明らかにし,本報告では耐熱き裂性に及ぼす組織の影響について述べた。耐熱き裂性は耐力と熱伝導率に相関し,線膨張係数に逆相関する。そのことから,δフェライトと残留γを抑制した2mass%Niマルテンサイト鋼が最も優れている。
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石油精製圧力容器の補修溶接性に関する研究(第5報)
森 裕章, 茅野 林造, 吾郷 哲郎, 西本 和俊
セッションID: 102
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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残存オーバーレイ厚さを変化させて斜めy型拘束割れ試験を行った結果,オーバーレイ/母材界面からボンドまでの距離がある条件以上では割れが防止できないことがわかった.水素濃度分布を解析した結果,熱影響が小さい場合は同境界に集積した水素が解消されず,割れの原因となっていると推察された.
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石油精製圧力容器の補修溶接性に関する研究(第6報)
森 裕章, 茅野 林造, 吾郷 哲郎, 西本 和俊
セッションID: 103
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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残存オーバーレイ厚さを変化させて斜めy型拘束割れ試験を行った際のオーバーレイ/母材界面近傍における水素の拡散集積挙動を理論解析した結果,ボンドから同界面部までの距離がある程度以上離れると熱影響が小さくなり,水素の拡散が生じないため,高濃度の水素が同部位に保持されることが判明した.
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GUNIC Frantisek, 早川 直哉, 方波見 正己, 寺嶋 久榮, 平岡 和雄
セッションID: 104
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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低変態温度溶接材料により形成された溶接金属はマルテンサイト組織を示すが、この組織において、靱性や伸びは溶接金属の含有酸素量に著しく依存していることを明らかにした。この結果をミクロ組織観察、破面観察から解析した結果について報告する。
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高岡 宏行, 岡崎 喜臣, 畑野 等, 村上 昌吾, 大西 宏道, 今村 弘樹, 岡野 重雄, 小林 洋一郎
セッションID: 105
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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低カーボン多方位ベイナイト技術を橋梁用高性能鋼(BHS)に適用し、大入熱溶接と完全予熱フリーを可能とするBHS500,BHS500WおよびBHS700Wの開発に成功した。
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Moon Joonoh, Uhm Sangho, Lee Changhee, An Youngho, Lee Jongbong
セッションID: 106
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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An isothermal kinetic model of TiN and NbC considering critical particle size was developed. Austenite grain growth pinning effect was modified quantitatively. A generalized austenite grain growth model was established in Ti and Nb added low alloyed steel HAZ.
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黒田 敏雄, 池内 建二, 北川 良彦
セッションID: 107
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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スーパー二相ステンレス鋼溶接ボンド部の再現試料を作成し、フェライト粒成長・オーステナイト生成が靭性に及ぼす影響について調査した。その結果、粒内オーステナイトの生成がへき開ファセットサイズを細分化し、靭性を向上させることが明らかになった。
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朴 勝煥, 熊谷 俊秀, 佐藤 裕, 粉川 博之, 岡本 和孝, 平野 聡, 稲垣 正寿
セッションID: 108
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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430フェライト系ステンレス鋼にFSWを施し、ミクロ組織と機械的特性を調べた。攪拌部にはフェライトとマルテンサイトの微細な二相組織が形成され、硬度が母材より著しく上昇した。引張試験片は母材部で破断し、母材とほぼ同等の0.2%耐力、引張応力を示したが、伸びは大きく減少した。
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上仲 明郎, 乾 圭吾, 清水 哲也, 江幡 貴司, 滝口 常美
セッションID: 109
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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快削電磁ステンレス鋼の溶接性に及ぼすTi炭硫化物の影響を調査した。この鋼板とSUS304鋼板のレーザ溶接継手において、溶接ビード外観および溶込み形状は、従来のステンレス鋼板のそれと同等であった。溶接ビードには、溶接割れは認められず、ミクロポロシティもほとんど無く、良好な引張特性を示した。
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ジン 偉忠, 粉川 博之, 王 占杰, 道内 真人, 佐藤 裕, 片田 康行
セッションID: 110
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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最近開発された窒素量約1mass%の高窒素オーステナイト系ステンレス鋼は、溶接熱影響部での著しい窒化物析出が問題である。本研究では加工熱処理により粒界性格分布制御高窒素ステンレス鋼を作製し、溶接熱影響部での粒界窒化物析出抑制効果を検討した。
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オーステナイト系溶接金属における凝固組織の検討(4)
小薄 孝裕, 米村 光治, 小川 和博, 小溝 裕一, 寺崎 秀紀
セッションID: 111
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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前報、溶接冷却下での組織変化を捉えるため溶接金属急冷組織の微小領域X線回折が有効と報告。よってAF及びFAモード凝固するオーステナイト系SUS溶接金属急冷組織の微小領域X線回折測定を行い、提案した二相晶出を考慮した液相率の経時変化に関する凝固モデルとの整合性を検証。
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西本 和俊, 才田 一幸, 岡内 宏憲
セッションID: 112
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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MA690合金多層盛溶接部のミクロ割れ感受性を改善することを目的として、溶加材にLaを微量添加した。La添加量0.02%において最も割れ感受性が低下し、多層盛溶接金属中に割れは全く認められなかった。
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猪瀬 幸太郎, 木治 昇, 田上 稔, 中西 保正
セッションID: 113
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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最近生産された鋼板において発生したラメラティア発生事例についてその発生メカニズムと高構造物品質に与える影響を考察する。
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李 長久, 王 衛澤, 園家 啓嗣
セッションID: 114
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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異なった溶射距離においてプラズマ溶射によりYSZ皮膜を作成した。TDCB試験片を用いて皮膜の動ひずみエネルギー開放率を破壊靭性として測定した。そして、同様な皮膜に対して異種類物質の浸入による積層構造の可視化に基づいて皮膜粒子間の平均結合率と扁平粒子厚さを定量的に求めた。
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耐疲労鋼および大型構造モデル疲労試験結果の紹介
有持 和茂, 誉田 登, 松川 靖, 磯田 厚志, 近藤 伸介, 二村 大輔, 松本 健太郎, 坂野 昌弘
セッションID: 201
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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疲労特性に優れた耐疲労鋼は船舶での適用が広まりつつあるが、橋梁構造においても寿命延伸効果が期待される。耐疲労鋼と従来鋼を用いて、主桁横桁接合部を模擬した大型構造モデルを製作し、疲労強度を比較した。その結果、耐疲労鋼適用で疲労強度等級が一等級改善することが明らかとなった。
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疲労強度改善機構の検討
有持 和茂, 誉田 登, 松川 靖, 磯田 厚志, 近藤 伸介, 二村 大輔, 松本 健太郎, 坂野 昌弘
セッションID: 202
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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前報において、耐疲労鋼の適用により橋梁構造を模擬した大型溶接構造物の疲労強度が改善されることを示した。ここではこの疲労強度改善メカニズムを論じる。特に鋼材の疲労き裂進展特性、HAZでの発生特性、継手部の硬度分布の観点からの検討結果を紹介する。
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中島 清孝, 野瀬 哲郎, 石川 忠
セッションID: 203
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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本研究では,フェライト中に扁平な第二相マルテンサイトが層状に分散した鋼の第二相の硬さや面積率等の制御によって,進展速度の制御ができることを利用し,種々の進展速度を有する鋼の溶接継手疲労試験を行い,進展速度と継手寿命の関係を実験的に明らかにした.
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川畑 友弥, 誉田 登, 有持 和茂
セッションID: 205
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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フェライトとベイナイトの2相組織鋼は、疲労き裂進展抑制効果など目覚ましい機能の発現が認められている。本報では、同鋼に対し地震等の繰返し歪附与後に、通常不可避と考えられる脆化挙動が殆ど認められないという特長について実験結果を基に詳説するとともに、そのメカニズムについて考察する。
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川畑 友弥, 誉田 登, 有持 和茂
セッションID: 206
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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フェライトとベイナイトの2相組織鋼は、疲労き裂進展抑制効果など目覚ましい機能の発現が認められている。本報では、同鋼に対し地震等の繰返し歪与後に、通常不可避と考えられる脆化挙動が殆ど認められないという特長について実験結果を基に詳説するとともに、そのメカニズムについて考察する。
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宮崎 康信, 浜谷 秀樹, 大谷 忠幸, 大北 茂
セッションID: 207
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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レーザ溶接においても熱影響部で軟化するタイプの超微細粒鋼を対象に、前報おいて板厚1mm材を対象に抜熱により熱影響部軟化を抑制できることを報告した。今回、主として板厚に対する適用範囲を検討した結果について報告する。
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柳田 治美, 塚本 進, 荒金 吾郎
セッションID: 208
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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超微細粒鋼レーザ溶接熱影響部の組織変化過程を調べるため、熱サイクル再現装置を用いて、最高加熱温度を変化させ実験を行った。その結果、最高加熱温度がAc1を超えAc3直上までの温度範囲で、変態によりフェライト結晶粒の粗大化が起こった。
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浜谷 秀樹, 宮崎 康信, 大谷 忠幸, 大北 茂
セッションID: 209
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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フェライト・マルテンサイト2相からなる超微細粒鋼のレーザ溶接部の熱影響部に確認された軟化域をTEM観察した。その結果、粗粒化やフェライトでの転位の回復は認められず、マルテンサイトの焼き戻しのみ観察された。従って、本材料における軟化はマルテンサイトの焼き戻しによりものと推察された。
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本田 博史, 塚本 進, 川口 勲, 荒金 吾郎
セッションID: 210
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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キーホール先端に気泡を生成する原因となっているスパイク現象と呼ばれるキーホール深さの変動をモニタリングできれば、溶接欠陥の発生状況の把握や防止に役立つと考えられる。そこで溶接中のプラズマ発光について、透過X線動画像より得られたキーホール深さ変動との関係を調べた。
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Zhongjie LIU, Muneharu KUTSUNA, Liquan SUN
セッションID: 211
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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YAGレーザと半導体レーザによる溶融特性の比較
王 静波, 本宮 紀典, 竹中 義彰, 藤井 孝治, 片山 聖二, 内海 怜
セッションID: 212
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
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ハイブリッド溶接にYAGレーザと半導体レーザを応用し、アルミニウム合金の溶融特性について調べた結果、裏波溶接の限界速度に及ぼすレーザ波長の影響が認められなかった。これは、溶融状態のアルミニウム合金のYAGレーザと半導体レーザに対する吸収がほぼ同程度であったためと推測された。
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590MPa 級高張力鋼のCO2 レーザーーMAG ハイブリッド溶接の特性
沓名 宗春, 劉 忠杰, 孫 立権
セッションID: 213
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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CO2レーザー-MAGハイブリッド溶接方法を用いて、WEL-TEN590RE高張力鋼の溶接を行なった、ハイブリッド溶接に関する溶接ビードの形状、硬さ、顕微鏡組織、割れ感受性、機械性質についで調査しました。
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徐 国建, 沓名 宗春, 張 宏, 劉 忠傑, 羽田 光明, 小出 宏夫
セッションID: 214
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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プラズマ及びCO2レーザ肉盛を用いて,WELPC-6Ni基合金粉末をSUS316L鋼に肉盛した。プラズマ肉盛プロセスと比べると,レーザー肉盛プロセスは微細な肉盛金属組織,低希釈率,高硬度,大体同じの耐摩耗性が得られ,割れとプロシティーがなく良好な肉盛部品が得られた。また施工時間が1/3と低減された。
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徐 国建, 沓名 宗春
セッションID: 215
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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CO2レーザを用いて,ステライト6+VC混合粉末をSM400B低炭素鋼及びSUS304ステンレス鋼に肉盛した。溶接冶金学及び溶接力学から割れの発生機構を調査した。肉盛ビードの割れを防止するために,表面傾斜機能の肉盛新方案を提案した。延性低下割れを防止する有効方法であることが結論された。
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レーザ表面処理した基材に対する溶射粒子扁平形態
永井 宏和, 扇谷 一慶, 安井 利明, 福本 昌宏
セッションID: 216
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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基材を一度加熱することで基材形状が変化する.この変化が粒子扁平形状に大きな影響を及ぼす.しかし,基材を一度加熱する温度の上昇に伴い粒子扁平形状が遷移する原因は未だわかっていない.本研究では,レーザによる基材の表面処理により基材表面組織のみを変化させ粒子扁平形状との関係を調査した.
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LDレーザによる結晶制御クラッディング(第3報)
西本 和俊, 才田 一幸, 藤田 善宏, 布施 俊明
セッションID: 217
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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Ni基単結晶超合金を表面溶融した際,表面溶融部内が多結晶化すると機械的特性が著しく劣化する.そこで,核生成,組成的過冷,温度分布,温度勾配,デンドライト成長速度および溶融池形状などを考慮し,ストレイ結晶の発生条件を予測した.その結果,予測結果と実験結果は良好な一致がみられた.
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岡峯 慎治, 西尾 一政, 加藤 光昭, 山口 富子, 李 ュ
セッションID: 218
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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ごみ焼却炉ボイラ内における高温腐食が問題となる中、耐高温腐食材料の開発が必要不可欠となっている。そこで、Ni基自溶合金溶射材に対して、皮膜の特性を改善する目的でガス及びレーザフュージングを施し、溶射まま材との比較を行うことで、これらの溶融処理が皮膜に及ぼす影響について検討した。
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溶接継手強度に及ぼす溶接条件の影響
沓名 宗春, 市岡 礼慈
セッションID: 219
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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難接合として知られるチタンと炭素鋼の接合を、レーザロール溶接で行い金属間化合物の抑制を試みた。本研究では、純チタンH4600と低炭素鋼SPCCの重ね継手を作製し、接合界面層の調査すると同時に機械的性質の向上を試みた。引張試験で母材破断する継手が得られ、曲げの評価も行った。
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金属間化合物の生成に及ぼす加圧力、走行速度及び板厚の影響
沓名 宗春, 山上 直樹, 坪井 昭彦, ラトゥド マノジュ
セッションID: 220
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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高張力鋼とA5052のレーザロール溶接は、接合界面の金属間化合物を制御する溶接法であり、延性な化合物の生成を促す。第2報では加圧力、アルミニウム合金の板厚を変化させ、金属間化合物の生成を抑制するとともに継手品質の向上を試みた。その結果、生成層を4μmまで抑制し、母材破断する継手を得た。
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接点の微細化とレーザ入熱制御の効果
高橋 賢治, 渡部 武弘, 松坂 壮太, 和田 勉
セッションID: 221
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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電子基板接点のレーザ光による直接接合を試みた.はんだなどの低融点材料を使用しないため温度的な耐性の向上が期待できる.パルス発振波形制御による入熱制御や,高速度ビデオカメラによる接合部の観察を行い,微細接点における接合メカニズムの推定,良好な品質を有する条件の選定を行った.
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西本 和俊, 才田 一幸, 宋 宇鉉, 菊野 智教
セッションID: 222
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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アルミニウムと亜鉛メッキ鋼板に対して、タンデムビームによるLDレーザろう付の適用性を評価した。合掌継手におけるアルミニウムろう材によるレーザろう付を行い、フラックスレスろう付の可能性を検討した結果、亜鉛メッキによりろう材の濡れ性がよくなり、継手の作製が可能であった。
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川人 洋介, 片山 聖二
セッションID: 223
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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エレクトニクス産業の大量生産工程においてレーザスポット溶接は多用されているが、軽量化材料のアルミニウム合金では溶接品質の安定維持が難しい.本研究では,レーザ照射中の個々の溶接部からの反射光と熱放射光に基づいてレーザパワーを適応制御することで穴欠陥が抑制できる可能性を明らかにした.
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半導体レーザによる薄鋼板の高速度溶接(第4報)
阿部 信行, 塚本 雅裕, 今中 孝, 森本 純司, 小西 正剛, 舟田 義則
セッションID: 224
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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前報までに、直接型半導体レーザを用いた薄板の重ね溶接の基本特性について報告を行った。本報では、薄板の重ね溶接に及ぼす各種溶接条件の影響について検討を行う。
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鴨 和彦, 藤谷 泰之
セッションID: 225
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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低合金鋼製原子炉容器を補修溶接を対象に、溶接後熱処理が不要、かつ、中性子照射による劣化への悪影響を防止するため、YAGレーザ溶接及びTIG溶接により小入熱領域でも焼き戻し効果が得られるテンパービード溶接法を開発した。
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仲田 清智, 柏倉 功次, 鴨 和彦
セッションID: 226
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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原子炉容器鋼の補修溶接を念頭に最大1X10^24 n/m2まで中性子照射した低合金鋼において、TIG及びYAGレーザーを用いて開先溶接を実施した。今回新たに開発した小入熱TIGテンパービード溶接法により補修溶接が可能で、引張、衝撃試験、微細組織観察等により溶接部の健全性を検討した。
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溶接残留応力場におけるSCCき裂進展評価(第1報)
宮崎 克雅, 沼田 政宣, 斎藤 高一, 望月 正人
セッションID: 227
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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ポンプやバルブ等との配管溶接部は通常の直管の突合せ溶接と端部拘束の条件が異なると考えられる。本報では、端部拘束条件の違いが溶接残留応力および応力拡大係数に及ぼす影響を明らかにすることを目的に、端部拘束端までの距離をパラメータにした有限要素法解析を実施した。
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溶接残留応力場におけるSCCき裂進展評価(第2報)
宮崎 克雅, 望月 正人
セッションID: 228
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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溶接残留応力は部材の厚さ方向に複雑に分布することから溶接部におけるSCCのき裂進展評価には残留応力の分布形態および部材の計上を考慮する必要がある。2次元および3次元表面き裂を対象に残留応力分布および部材形状の違いが応力拡大係数およびき裂進展挙動に及ぼす影響を定量的に検討した。
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篠田 剛, 桑野 智, 井上 裕喜
セッションID: 301
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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摩擦撹拌接合は塑性流動を利用した固相接合法であり、現在数多くの研究報告がされている。しかし、その多くは突合せ継手についてであり、重ね継手についての報告例は少ない。そこで、本研究では重ね継手の摩擦撹拌接合について、温度測定等により、基礎的な検討を行った。
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熊谷 正樹, 青木 健太
セッションID: 302
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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摩擦撹拌点接合において、プローブとショルダーが別駆動する回転工具を用いることにより、1本の回転工具で種々の板厚の重ね接合が可能となり、穴を残さない接合も可能となる。
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崔 霊, 藤井 英俊, 前田 将克, 野城 清
セッションID: 303
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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断面形状が三角形ツールを用いて数種類のAl合金接合実験を行い、接合部の断面組織や機械的特性をネジなし円柱状ツールを用いた場合と比較した。断面形状が三角形ツールが円柱状ツールより攪拌を促進したため、接合可能の条件範囲を拡大した。
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藤井 英俊, 劉 会杰, 野城 清
セッションID: 304
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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AC4A+30%SiC複合材料を摩擦攪拌接合し、その際のツールの磨耗と継手の引張強度について検討した。それにより、ツール形状は従来のねじのあるものより、ねじのない円柱形上の方が、ツールの磨耗が少なく、継手の引張強度も向上することがわかった。
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佐藤 裕, 杉浦 裕介, 庄司 庸平, 粉川 博之, 池田 圭介
セッションID: 305
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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5052Al合金摩擦撹拌接合部における平面ひずみ変形の限界ひずみ値に及ぼすミクロ組織の影響を調べた。撹拌部の限界ひずみ値は亜結晶粒径とともに増加した。撹拌部において高い限界ひずみ値を得るためには、低転位密度で亜結晶粒径が大きくなるような接合条件が好ましいことがわかった。
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石井 貴之, 下田 陽一朗, 椿 正己, 安井 利明, 福本 昌宏
セッションID: 306
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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摩擦撹拌作用を用いた接合における撹拌ロッド回転数と接合速度は重要因子であり、条件により塑性流動状態が変化し接合の成否が決定される。そこで影響因子と考えられる熱に着目し、接合時の熱影響調査のため、温度測定と計算解析を行った。これと接合状態との比較を行い、接合条件の適正化を図った。
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石川 武, 玄地 一夫, 松岡 茂樹, 藤井 英俊, 崔 霊, 野城 清
セッションID: 307
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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最も代表的なオーステナイト系ステンレス鋼であるSUS304材及び鉄道車両用に開発されたSUS301L材のそれぞれの薄板において突き合わせで摩擦攪拌接合を行った。得られた継手部の引張試験,硬さ試験及び断面マクロ組織観察を行い,継手特性の比較を行った。
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大橋 良司, 藤本 光生, 犬塚 雅之, 古賀 信次
セッションID: 308
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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現在、フリクションスポット接合を鉄鋼材料に適用することへの期待が高まりつつある。本報では冷間圧延鋼板に対しフリクションスポット接合を行い、接合部の断面組織や接合パラメータが引張せん断荷重に及ぼす影響などについて調査した結果を報告する。
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道内 真人, 朴 勝煥, 佐藤 裕, 粉川 博之
セッションID: 309
発行日: 2005年
公開日: 2005/06/25
会議録・要旨集
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アルミニウム合金とマグネシウム合金に対し異材摩擦攪拌接合を試みた。接合部断面の観察を行ったところ、トンネル型などの大きな欠陥は観察されなかったが、接合部に凝固組織の特徴を持つ組織が観察された。EDAX、XRDの結果、接合部は金属間化合物Al12Mg17を大量に含んだ凝固組織であると考えられる。
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