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山根 敏, 田中 彬人, 山本 光, 中嶋 徹, 金子 裕良, 大嶋 健司
セッションID: 101
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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2電極溶接時の溶接溶融池の温度分布について有限要素法による数値シミュレーションを行い、実験的に計測された結果と比較した。
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前川 康之, 大嶋 健司, 山根 敏, 金子 裕良
セッションID: 102
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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薄板の片面溶接において溶落ちのない溶融池形状を得ることは重要である。本研究ではトーチを溶接進行方向の前後に揺動し入熱と放熱を制御するスイッチバック溶接法を用いて、薄板溶接の溶融池を制御することについて検討した。数値シミュレーションによりスイッチバックの前進・後退速度および距離と溶融池形状の関係を考察し、実験を行ってこの溶接法の有用性を確かめた。
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笹部 誠二, 岩瀬 哲, 服部 保徳, 三尾野 忠昭
セッションID: 103
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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新開発のアルミニウムめっき鋼板(開発材)を用いたアルミニウム合金とのミグブレージングの継手性能に関し、後熱処理による継手強度ならびに接合界面の金属間化合物層厚さ分布への影響を報告する。
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西村 仁志, 王 静波, 片山 聖二, 水谷 正海
セッションID: 104
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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5000系アルミニウム合金のパルスMIG溶接ではMgが蒸発しヒュームやスマットを形成することが知られているが、本報では、溶滴形成途中のMgの気化挙動を高速ビデオ観察および成分分析により検討した結果を報告する。
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溶接ビードの形成現象と止端部形状制御
松下 宗生, 片岡 時彦, 池田 倫正, 小野 守章, 安田 功一
セッションID: 105
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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継手疲労強度は溶接止端部形状に由来する応力集中に影響されることが知られている。本報では高能率1パス溶接と同時に安定なビード形成と止端部形状制御を可能とするため、プラズマ溶接とGMA溶接を複合化したプラズマ・アークハイブリッド溶接技術の開発を報告する。
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ハイテン重ね隅肉溶接継手の止端部形状制御による疲労強度の向上
松下 宗生, 片岡 時彦, 池田 倫正, 小野 守章, 安田 功一
セッションID: 106
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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プラズマ・アークハイブリッド溶接法により高張力薄鋼板の重ね隅肉溶接継手を作製し、その継手疲労強度を調査した。止端部形状因子としてフランク角と曲率半径を測定し応力集中係数を求めた。これより継手疲労強度と止端部形状の関係を明らかにした。
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溶接アーク現象の観察
田中 学, 玉置 孝啓, 中田 一博, 大縄 登史男, 上山 智之
セッションID: 107
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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軟鋼のプラズマGMA溶接法における溶接アーク現象,特に溶滴移行現象を中心に溶接ビード形成も含めて観察した結果について報告する.
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アルミニウム合金におけるワイヤ溶融特性と溶け込み形状
大縄 登史男, 上山 智之, 田中 学, 中田 一博
セッションID: 108
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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プラズマGMA溶接法を用いて、アルミニウム合金の溶接を行った場合のワイヤ溶融特性と溶け込み特性についての基礎な実験結果について述べる
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浅井 知, 小川 剛史, 太田 健志, 峯村 敏幸
セッションID: 109
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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プラズマ・MIGハイブリッド溶接に関して銅溶接への適用性について検討した。アーク安定化のための適正溶接条件を評価するとともにプラズマの予熱とMIGのワイヤ溶融の複合化が熱電率の異なる銅/炭素鋼異材溶接に有効であることを明らかにした。
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山根 敏, 石川 智也, 山本 光, 中嶋 徹, 金子 裕良, 大嶋 健司
セッションID: 110
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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コンピュータネットワークを活用したデジタル溶接システムを構築し、厚板の高品質な突合せ溶接を試みた。デジタル化した溶接システムによりスイッチバック溶接を行うため、トーチ揺動と溶接電流波形の関係を検討し、トーチ揺動が裏ビード形成に与える影響について検討することを目的としている。
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丸山 創, 岩渕 憲明, 阿部 茂, 金子 裕良
セッションID: 111
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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複数台ロボットの環境下において、入熱の分散による変形防止などの溶接品質を考慮し衝突のない効率的な作業分配を自動的に探索するシステムを構築した。ワークとロボットは、多次元データ管理構造を用いて管理し衝突判定の時間短縮を図る。作業分配は、遺伝的アルゴリズムを用いて最適化する。
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嶋田 昌洋, 中山 繁, 武市 正次, 中澤 裕, 中野 康夫
セッションID: 112
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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溶接ビード研削作業の自動化を対象に、溶接ビードの形状計測結果に基づいてロボットの加工軌道を計画し、力制御研削するロボットシステムを開発したので報告する。
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野田 裕久, 柴原 正和, 正岡 孝治, 永木 勇人, 鷹羽 新二, 安田 修, 芹澤 久, 村川 英一
セッションID: 113
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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裏はつりを省略したT継手完全溶込み溶接への適用が検討されている大電流パルスMAG溶接では、溶接条件や継手形状の選択により板厚25mm以上で高温割れの発生・非発生が混在する。
温度依存型界面要素を用いた高温割れ有限要素解析法により、高温割れの発生および進展を再現することができた。また、実験・解析より入熱量が比較的大きくかつ裏波が発生する場合に割れが発生し難いという知見を得た。
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中川 武, 近藤 優
セッションID: 114
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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一定量の水素が溶接部に侵入すると、常温付近で低温割れが生じることがある。JIS Z 3118では、所定の試験片による拡散性水素量測定方法が規格化されているが、実際の溶接継手における水素量は評価できない。
そこで、いくつかの捕集容器を試作し、溶接継手の拡散性水素量測定方法を検討した。
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平田 弘征, 大村 朋彦, 宮原 光雄, 小川 和博, 工藤 赳夫
セッションID: 115
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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ステンレス鋼溶接金属の水素ガス環境下での脆化に及ぼす組織の影響について検討した.結果,水素脆化感受性は,加工誘起マルテンサイト生成量の増加とともに増大し,凝固時の溶接金属に存在するδフェライトの影響は小さいことが明らかとなった.
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濱田 昌彦, 岡口 秀治, 小溝 裕一
セッションID: 116
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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本報告では700~1100MPaの引張強さの溶接金属の組織・靭性に及ぼすボロン添加の影響について述べる。溶接金属の引張強さが800MPa以上ではボロン無添加溶接金属の方が良好な靭性を有する。この原因は、ボロン無添加溶接金属においてアシキュラーフェライトの生成量が多いためである。
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才田 一幸, 吾郷 哲郎, 西本 和俊, 小川 和博, 藤原 知哉
セッションID: 117
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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超高張力鋼に対する溶接材料開発のための基礎的検討として,フェライト+オーステナイト+マルテンサイト三相系ステンレス鋼溶接金属の組織解析を行うとともに,残留オーステナイトの生成挙動および生成速度論について検討を加えた.
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道内 真人, 宮城 雅徳, 佐藤 信也, 粉川 博之, 王 占杰, 佐藤 裕
セッションID: 118
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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近年、多結晶金属材料の粒界劣化性を改善する新たな手法として粒界工学が注目されている。本研究ではオーステナイト系ステンレス鋼に対して粒界工学の適用を試み、試料中の対応粒界密度が増加するにつれてランダム粒界ネットワークの連結性が低下し、耐粒界腐食性が向上する様子が示された。
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オーステナイト系溶接金属における凝固組織の検討(6)
小薄 孝裕, 米村 光治, 小川 和博, 平田 弘征, 小溝 裕一, 寺崎 秀紀
セッションID: 119
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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修正されたδ/γ相及びNbC共晶成長を考慮した溶接金属凝固組織予測モデルの妥当性を放射光を用いた溶接凝固過程のその場観察実験にて検証し、SUS347H系鋼溶接金属におけるNbC成長挙動を提案された数学モデルを用いて検討した。
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チタン溶接部の組織制御に関する研究(第1報)
寺崎 秀紀, 小溝 裕一
セッションID: 120
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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チタン溶接金属の機械的性質向上を目的とした組織制御のためには凝固および固相変態を含む組織形成過程の理解が必須である。本研究では、固相変態機構に関する検討を中心に、急速冷却下での溶接金属組織形成過程を検討した。
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西畑 ひとみ, 内原 正人, 佐々木 保, 福島 傑浩, 宮田 佳織, 脇田 昌幸
セッションID: 121
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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汎用鋼成分超微細粒鋼を供試材とし、自動車用鋼板としての利用を想定して溶接性および継手特性を総合的に調査した。本供試材である超微細粒鋼は、溶接の観点からは、自動車用鋼板として十分適用可能な溶接継手特性を有していると考えられた。
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児島 一浩, 大谷 忠幸, 大北 茂, 塚本 進, 荒金 吾郎
セッションID: 201
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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厚鋼板のレーザ溶接における鋼材成分が溶接欠陥発生に与える影響について調査した。板厚12mmの厚板に対しビードオンプレート溶接を実行すると、低炭素鋼で溶接部裏面に気孔を生成しやすく、炭素量を増やすと気孔の発生が抑止される。鋼材中のS量が増大すると、裏面に生成する気孔は増加する。
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阿部 信行, 塚本 雅裕, 中村 尚行, 森本 純司, 明渡 純
セッションID: 202
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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電子機器の小型化とともに実装基板の高集積化が要求されており、基板上に微細電子部品としてチタン酸バリウム(BTO)薄膜でコンデンサーを形成することが考えられている。その際にはBTO薄膜の誘電特性向上のために薄膜へのアニーリングが必要とされており、基板を加熱損傷することなく薄膜だけを加熱する精細アニーリング技術が要求されている。半導体レーザの楕円形ビームを用いることにより薄膜のみを加熱することで炉加熱と同等のアニーリング効果が実現できたことを報告する。
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舟田 義則, 阿部 信行, 塚本 雅裕
セッションID: 203
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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半導体レーザ溶接の実用性を検討するため,半導体レーザからの楕円ビームを直接照射し,厚さ0.1mmでインコネル製の溶接ベローズ用ダイヤフラムの内周エッジ溶接を行った。ビームの照射角度等を最適化することで安定して溶接できる条件を見出すことができ,半導体レーザ溶接の実用性を示すことができた。
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禹 仁秀, 鄭 譜永
セッションID: 204
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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本研究は高炭素鋼を連続的に冷間圧延する場合、溶接部の板破断を防止し、鋼材の生産性を向上させる溶接施工技術を開発することを目的としている。高炭素鋼のレーザ溶接では、硬化現象や気孔発生が品質低下の主な要因であり、低炭素系の溶接材料、溶接前後の熱処理および強制圧下技術を適用させ品質特性を改善させた。
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才田 健二, 宮崎 康信
セッションID: 205
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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アルミめっき鋼板を用いて密着させて重ねレーザ溶接を行った場合、重ね合わせ面近傍にアルミの濃化部が生じる。この濃化部は鉄-アルミの金属間化合物が生成したものと推定され、重ね合わせ面のめっき金属に起因すると考えられた。また継手効率の低下の原因となることが示唆された。
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SKD61溶接部の凝固過程
橋本 匡史, 寺崎 秀紀, 小溝 裕一
セッションID: 206
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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精密金型の小出力YAGレーザ補修溶接技術の確立を目的とし、 放射光および高温レーザ顕微鏡を用いて工具鋼(SKD61)の溶接凝固過程をその場観察した。工具鋼(SKD61)を溶接した際に生じる割れは典型的な凝固割れであった。そこで、thermo calcを用いて工具鋼(SKD61)の化学組成を変化させる事により凝固割れの抑制を検討した。
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川人 洋介, 木下 圭介, 水谷 正海, 片山 聖二
セッションID: 207
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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高ビーム品質を有するファイバーレーザはビーム光がよく絞れ、これまで実現が難しかった超パワー密度の実現も可能である。本発表では、10 kWのファイバーレーザを用いて、ステンレス鋼にビード・オン溶接を行い、パワー密度が加工結果にどのような影響を与えるのかを、最新の加工現象の高速度観察結果を含めて,前報に引き続き報告する。
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朴 曙叮, 金 鐘道, 張 雄成
セッションID: 208
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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ビーム品質が優れるファイバレーザは微細加工分野を超えて軽量化を目指す次世代自動車産業での応用に検討されている。本研究はマグネシューウム合金とスチールの重ね溶接際に形成されるキーホール挙動について調べた。
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劉 忠杰, 徐 国建, 沓名 宗春
セッションID: 209
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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2kW ファイバーレーザと2.4kW CO2レーザを用いたレーザ溶接とレーザ・MAGハイブリッド溶接の溶接特性を調査した。レーザプラズマはCO2レーザでは発生し、ファイバーレーザ溶接の時見られなかった。このことがファイバーレーザ溶接特性に大きく影響した。
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松岡 修史, 大脇 桂, 山岡 弘人, 片山 聖二
セッションID: 210
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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ファイバーレーザを用いた薄板の溶接においては、スパッタの発生が光学系に損傷を与えることにより溶接施工が安定しないという問題点がある。そこで、プールの状況を高速度カメラとレーザ光源を用いて可視化し、その映像をもとに各施工条件でのスパッタの発生状況を検討した。
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沓名 宗春, 尾崎 仁志, 吉田 光宏, 中川 成幸, 宮本 健二
セッションID: 211
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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本研究では2kWファイバーレーザを用いて亜鉛めっき鋼板とアルミニウム合金板のレーザロール溶接を行った。レーザ出力,溶接速度及び加圧力などの各種溶接条件を変化させて実験を行い,溶接条件が継手品質に与える影響について調査した。従来のCO2レーザによるLRWよりも良い結果を得た。
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松本 剛, 笹部 誠二, 服部 保徳, 三尾野 忠昭
セッションID: 212
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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アルミめっき鋼板(開発材)を用いた6000系アルミニウム合金とのYAGレーザブレージングによる異材接合技術について、接合メカニズムや溶加材添加による接合強度改善の可否などについて検討した結果を報告する。
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チタンとアルミニウム合金のレーザロール溶接の研究(第3報)
林 慎吾, 尾崎 仁志, 沓名 宗春
セッションID: 213
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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従来レーザロール溶接ではアルミニウムの酸化膜の除去を目的としてフラックスを使用してきた。本研究ではフラックスを用いずにチタンとアルミニウム合金の継手をレーザロール溶接し、その継手強度ならびに界面のミクロ組織に及ぼす溶接条件の影響について調査した。
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西本 浩司, 奥本 良博, 原野 智哉, 安宅 健, 藤井 洋郎, 片山 聖二
セッションID: 214
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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最近、多くの工業製品には、高性能化、高付加価値化及び軽量化のために、異種材料の接合に対する要求が高くなってきている。
本研究ではレーザ圧接法を用いて、亜鉛めっき鋼板と工業用純アルミニウムの接合を試み、接合条件と接合界面に生成する化合物層および継手強度の関係について検討した。
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徐 国建, 坪井 昭彦, 小川 剛充, 池田 剛司, 沓名 宗春
セッションID: 215
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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3.0kW半導体レーザロボットシステムを用いて、SPCC鋼及びA5052アルミ合金の異種金属継手のレーザロール溶接部の機械的性質に及ぼす溶接条件、界面近傍での金属間化合物層、界面温度の影響について検討した。最適溶接条件としては、走行速度0.5~1.0m/min、加圧力200~220MPa及びレーザ出力2.4~2.8kWである。その時、均一な金属化合物層の厚さが約8.0~10.0μmとなり、接合界面の加熱温度が900℃以上になることが分かった。
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金属とプラスチックのレーザ接合(第3報)
片山 聖二, 川人 洋介, 丹羽 悠介, 丹下 章男, 久保田 修司
セッションID: 216
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
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金属とプラスチックとの接合は、非常に産業界ではよく使われる。金属とプラスチックとのレーザ直接接合できるLAMP接合法を開発した。本発表では、PETとステンレス鋼とのLAMP接合を行い、良好な高強度の加工結果が得られたので報告する。
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山下 拓人, 塚本 雅裕, 曽我 幸弘, 中野 人志, 柴柳 敏哉, 阿部 信行
セッションID: 217
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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本研究では、微小溶融金属を用いた構造体造形または合金合成を目的としている。微小溶融金属は全周囲レーザ集光法により金属細線の極先端部における側面全周囲にレーザを集光させ、加熱する事により生成する。
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西本 和俊, 才田 一幸, 坂本 昌, 河野 渉
セッションID: 218
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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La添加MA690合金溶加材を用いて、レーザ多層肉盛した溶接金属におけるミクロ割れ発生挙動について検討し、ミクロ割れ感受性に及ぼすLa添加の影響を明らかにした。
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ワイヤ溶融特性に及ぼすレーザ直接照射の影響
王 静波, 竹中 義彰, 西村 仁志, 藤井 孝治, 片山 聖二
セッションID: 219
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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アルミニウム合金のレーザ・MIGハイブリッド溶接では、レーザがワイヤに直接に干渉しないよう設置することが従来から行われているが、本報では、レーザビームをワイヤに直接に照射した場合のワイヤ溶融特性について検討した結果を報告する。
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木治 昇, 田村 栄一, 中川 知和, 古川 直宏, 豊田 昌信, 與倉 隆人, 中西 保正
セッションID: 220
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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厚板T継手構造のき裂停止性能について、継手未溶着部の構造不連続の効果に着目して、未溶着部を確実に確保する実施工可能な溶接施工法を開発し、大型試験によりその効果と有効性を確認した。また、未溶着部のない完全溶け込みのT継手についても、鋼材性能によるき裂停止特性を検討した。
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北村 貴典, 鮫島 佳祐, 寺崎 俊夫, 武村 伸介
セッションID: 221
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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自動車用鋼板をレーザで重ね溶接した継手強度に及ぼす鋼板強度とレーザビード形状の関係を実験と数値解析で検討を行うことにより,薄板軽量材料の適切な継手作成方法を明確にする.
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石井 匠, 中川 郷司, 片岡 時彦, 池田 倫世
セッションID: 222
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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正極性CO2アーク溶接(以下,本溶接法という)において,Si-Mn-Ti-REM系ワイヤを用いることにより,
アークの集中と微細溶滴移行によるスパッタ発生量の低減,狭開先内でのアーク安定性向上,深溶込みの獲得
が可能となる1).建築鉄骨は厚鋼板の溶接が多いため,本溶接法の特性を活用した狭開先施工の適用により,
付着スパッタの除去工数の大幅削減,溶接施工時の工期短縮,施工コスト削減が可能となる.
そこで本報では,本溶接法用ワイヤの基本特性とパス間温度の適用範囲について,従来ワイヤと比較検討し
た結果を示す.
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石井 匠, 中川 郷司, 片岡 時彦, 池田 倫世
セッションID: 223
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
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正極性CO2アーク溶接(以下,本溶接法という)において,Si-Mn-Ti-REM系ワイヤを用いることにより,
アークの集中と微細溶滴移行によるスパッタ発生量の低減,狭開先内でのアーク安定性向上,深溶込みの獲得
が可能となる.建築鉄骨は厚鋼板の溶接が多いため,本溶接法の特性を活用した狭開先施工の適用により,
付着スパッタの除去工数の大幅削減,溶接施工時の工期短縮,施工コスト削減が可能となる.
そこで本報では,本溶接法を建築鉄骨の溶接部に用いた場合の構造性能について,その
実験結果を示す.
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神林 順子, 猪瀬 幸太郎, 中西 保正
セッションID: 224
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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既設構造物の溶接継手の中には、本来は完全溶込み溶接が望ましいが、部分溶込み溶接で施工されている事例が多数存在する。
そこで、母材強度程度を保障することができる未溶着寸法を明らかにし、要補修箇所の削減、もしくは補修溶接の入熱削減を図る。
十字継手引張試験を実施した結果、未溶着率が板厚の1/4の継手では、母材相当以上の強度があることが明らかになった。
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安田 修, 鷹羽 新二, 森下 泰光, 永木 勇人, 有持 和茂, 大西 一志, 誉田 登
セッションID: 225
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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既存の鋼床版橋梁のデッキプレートとトラフリブの疲労損傷事例として、溶接ルート部を起点としたデッキプレート貫通き裂および溶接部貫通き裂が報告されている。本報告では、ルート部を発生起点とするデッキプレート貫通き裂の抑制効果について、耐疲労鋼を使用した疲労試験を実施した。
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安田 修, 森下 泰光, 鷹羽 新二, 山野 達也, 有持 和茂, 誉田 登, 西尾 大
セッションID: 226
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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耐疲労鋼を世界で始めて鋼鈑桁橋に適用した事例について報告する。耐疲労鋼を鋼鈑桁橋に適用するにあたり、荷重非伝達型十字継手を用いた疲労き裂発生試験、および母材の疲労き裂進展試験を実施した。また、溶接施工性確認のための試験も実施した。それらの結果について報告する。
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―鋼材溶接継手のショットピーニング清掃に関する研究―
長谷川 正義, 鈴木 浩昭, 三浦 健
セッションID: 227
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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板厚が6mmの溶接用圧延鋼板(SM490A)をMAG溶接した後、溶接部を平均粒径0.6mmの鋼球ショット材を用いて、ショットピーニング処理を行い溶接部を清掃し、その後溶融亜鉛めっきしたものとしないものについて、疲労強度を調べた。その結果、ショットピーニング処理のみでめっきしていない継手の強度は著しく改善されたが、亜鉛めっきを行なうと、めっきしないものに比べ低下することが明らかとなった。
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井上 裕喜, 徐 国健, 沓名 宗春, 天野 和男, 佐野 雄二
セッションID: 228
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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本研究ではアルミニウム合金MIG溶接継手にレーザピーニングを行い、ビッカース硬さ、残留応力及び疲労強度などへの影響を調査した。その結果、レーザピーニングを施すことにより、疲労強度が改善するとともに、表面の硬さが母材と同等にまで高くなること、止端部の残留応力が圧縮応力となることを確認した。
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田中 学, 田代 真一, 柴原 正和, 田中 和士, 佐野 義美, 渡部 聡
セッションID: 301
発行日: 2007年
公開日: 2007/05/30
会議録・要旨集
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切断用酸素プラズマジェットの数値解析モデル化を試みた.特に,銅シースに埋め込まれたハフニウム陰極,酸素プラズマ,ノズル陽極を同時に解く一体化モデルを構築し,トーチ内部の温度場および流動場の解析を行った.
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