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荻野 陽輔, 浅井 知, 平田 好則
セッションID: 101
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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アーク放電を用いた金属積層造形プロセスは,その生産性の高さから近年注目度が高まってきている.本研究では,GMA溶融池モデルを積層造形プロセスに適用し,パス間温度・積層順序などといったパラメータが,積層形状や積層温度サイクルなどに対して及ぼす影響についてシミュレーションを行った.
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田中 慶吾, 茂田 正哉, 田中 学
セッションID: 102
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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GTA溶接におけるヘリウムアークプラズマとステンレス鋼の溶融池から発生する鉄,クロム,マンガン蒸気の動的挙動を分光分析法によって観察した.その結果,鉄蒸気は母材表面近傍,クロム蒸気はアークプラズマ外縁部に分布し,マンガン蒸気は鉄蒸気よりも広範囲に分布するという,元素によって異なる挙動を示すことが観察された.
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板坂 悠, 于 麗娜, 才田 一幸, 西本 和俊
セッションID: 103
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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原子炉圧力容器の補修・予防保全のため、PWHTが適用できない箇所への代替手法として適用されるテンパービード溶接は多くの鋼種において検討されているが、A533B鋼以外では安全性を迅速に評価できず、また他鋼種の硬さ予測システムの構築には、多大な時間とコストがかかる。そこですでに構築されているA533B硬さ予測システムを活用し、他鋼種のHAZ硬さを最低限の実験データから予測する拡張手法を提案し検討した。
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山田 祐介, 柴原 正和, 生島 一樹, 森 裕章
セッションID: 104
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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溶接中に大きな引張りのひずみが作用した際に溶接欠陥の1つである高温割れが発生することが知られているが,力学的な立場からの検討例は少ない.本研究では高温脆化温度域において発生する塑性ひずみを指標とすることで溶接高温割れの発生・進展・停止をモデル化した解析手法を用いて,3次元溶接高温割れ解析を実施した.
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堤 成一郎, 北村 拓也, Fincato Riccardo, 荻野 陽輔, 平田 好則, 浅井 知
セッションID: 105
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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溶接プロセス条件が隅肉溶接継手の疲労き裂発生寿命に与える影響に関して評価することを目的とする.具体的には,トーチのねらい位置や溶接線方向に対するトーチ傾き角度などの溶接条件を変化させた溶融池形成シミュレーションとその解析によって得られたビード形状およびHAZ特性を反映した弾塑性シミュレーションから予測される疲労き裂発生寿命に対して考察を行う.
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田口 裕也, 伊與田 宗慶
セッションID: 106
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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従来,抵抗スポット溶接において異形電極を用いることで鋼板内部に非対称なナゲットが形成されることが知られている.そこで本研究では,抵抗スポット溶接部における温度場制御を目的として,温度分布や溶接部特性に及ぼす電極形状の影響について検討を行う.
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スポット溶接部HAZでのLME割れ要因解析
高島 克利, 澤西 央海, 谷口 公一, 松田 広志, 池田 倫正
セッションID: 107
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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高強度薄鋼板を大きな打角の存在下で抵抗スポット溶接した際、コロナボンド部先端のHAZで割れが生じる場合がある。このHAZにおける割れに関した要因解析をした。その結果、Znの溶解に伴う液体金属脆性(LME)であることが示された。
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スポット溶接部HAZでのLME割れ発生機構
澤西 央海, 谷口 公一, 高島 克利, 松田 広志, 池田 倫正
セッションID: 108
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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抵抗スポット溶接プロセスの数値シミュレーションを活用し、抵抗スポット溶接継手のHAZにおけるLME割れの発生機構を検証した。
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スポット溶接部HAZでのLME割れ抑止技術
谷口 公一, 澤西 央海, 高島 克利, 松田 広志, 池田 倫正
セッションID: 109
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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超高強度溶融亜鉛めっき鋼板(GI)の抵抗スポット溶接において,打角の大きな溶接条件であってもホールド時間を増加させることでLME割れを抑制できることを明らかにした.
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高橋 亜友美, 山根 敏, 吉岡 信頼, 小塙 明比古, 山本 英樹
セッションID: 110
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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スポット溶接における数値シミュレーションでは、材料物性のみならず、母材間の接触抵抗の影響が大きい。とくに、亜鉛メッキ鋼板では、一般に電流を大きくする必要がある。母材間の接触抵抗の影響を調べるために、接触抵抗値を変えて、その影響を調べた。
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川邉 直雄, 松田 広志, 沖田 泰明, 池田 倫正, 三上 欣希, 望月 正人
セッションID: 111
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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自動車車体への超ハイテンの適用拡大には、溶接部遅れ破壊に対する物性確保が必要であり,その主な発生要因として溶接残留応力や拡散性水素の侵入が挙げられる。本報では、抵抗スポット溶接部における温度および応力の変化を考慮した水素拡散解析モデルを構築した。そして実験により溶接部の遅れ破壊挙動を確認し、その発生メカニズムについて残留応力、水素拡散挙動の観点から数値解析を用いて考察した。
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的場 佑太, 山本 祐輝, 伊與田 宗慶
セッションID: 112
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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これまでに抵抗スポット溶接継手のナゲットに金属箔を挿入することによりナゲット組織の制御が可能であることが示された. そこで本研究では, 組織変化が望めるチタン箔をナゲット内に挿入することにより十字引張強さに及ぼすナゲット組織の影響を検討する.
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若林 千智, 宮崎 康信, 泰山 正則, 古迫 誠司, 松井 翔
セッションID: 113
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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これまでにスポット溶接継手の、十字引張強さ(CTS)の分布の考察や、通電条件の改善によるばらつき低減の効果について報告してきた。本報ではHAZオートテンパ促進型の後通電のばらつき低減効果について報告する。
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古迫 誠司, 宮崎 康信
セッションID: 114
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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供試鋼に1500MPa級のホットスタンプ(HS)鋼を用いた。スポット溶接によって引張せん断試験片、十字引張試験片およびL字引張試験片を作製した。このときHS鋼の間に強度の異なる鋼板(インサート材)を挟み込んだ。その結果、インサート材の無い場合に比較し、インサート材があると引張せん断強さは20~30%程度低下したのに対し、十字引張強さは20~50%向上し、L字引張強さは100~200%向上した。
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嶋田 直明, 泰山 正則, 宮崎 康信
セッションID: 115
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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引張強さ590~1310MPa級の高強度鋼板を対象として,抵抗スポット溶接のひけ巣に及ぼす鋼板強度および溶接条件の影響を実験により調査した.調査の結果,高強度鋼板では保持時間を長くしてもひけ巣が消えない場合があることが確認された.しかしながら,ナゲット径の拡大と加圧力の増加は,ひけ巣の抑制に対して有効であることが明らかになった.
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川嶋 俊一, 柳下 真吾, 麻 寧緒
セッションID: 116
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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本報告では、自動車鋼板の抵抗スポット溶接プロセスと相変態現象をシミュレーションし、さらにスポット溶接による残留応力・ひずみや組織分布を考慮した継手強度試験の変形挙動を解析した。
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石坂 達郎, 岡田 裕, 遊佐 泰紀, 千葉 晃司, 村川 英一, 芹澤 久, 柴原 正和, 田中 智行
セッションID: 117
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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J積分を用いた十字引張試験を模したスポット溶接部の強度評価解析を行う際、境界条件や試験片形状について様々な簡略化が必要である。本報告では、J積分法を用いたスポット溶接部の強度評価の手法の概要と境界条件や試験片形状の簡略化の数値解析結果への影響について述べる。
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スポット溶接ナゲット内の破壊靭性値の異方性
石田 欽也, 宮崎 康信, 渡辺 史徳
セッションID: 118
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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厚手超ハイテンのスポット溶接継手の十字引張試験で生じることがある部分プラグ破断では、亀裂はナゲット端部から板面方向に進展し、途中で板厚方向に屈曲する。この現象には経路上の組織の性質が関係していると考え、破壊靭性値の異方性を調査した。その結果、ナゲットの縁は板面方向、中は板厚方向の靭性値が他の方向に比べて低いことが明らかになり、これが部分プラグ破断時の亀裂進展経路に影響したと考えられた。
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野村 涼, 住森 大地, 芦田 洋三, 出口 貴大, 渡邉 佳子, 片山 聖二
セッションID: 201
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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レーザによる厚板貫通溶接によって生じるビードは,表面の溶融方向が不規則かつ裏面には溶落ちが発生し,安定したビード形状を維持した溶接を行うことが困難である.そこで溶接用当て材を用いることで,表面および裏面の欠陥を防ぎ,ビード形状の安定した貫通溶接を検討する.
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川人 洋介
セッションID: 202
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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レーザ溶接はキーホールという特殊な溶融機構を有し、未だ十分に解明されていない。近年キーホールおよび溶融池の内部温度が直接計測されている研究報告があり、ガラス越しに内部現象が観察されている。本研究ではこれまでのX線透過観察によるキーホール挙動、湯流れ、溶融池の形状の知見やレーザ誘起プルームの分光結果を基づき、ガラス越しに内部現象を観察することで、内部温度が測定できるかを検証した結果について報告する。
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第一報 隙間確保のための突起形成条件
樽井 大志, 渡辺 由布, 鍵谷 和彦, 濱口 祐司, 池田 倫正, 木谷 靖
セッションID: 203
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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Znめっき鋼板のレーザ重ね溶接では,微小な隙間を確保して溶接中のZn蒸気を排出することが溶接品質安定化のための方策の一つにあげられる.微小な隙間を確保するための突起形成についてレーザ照射条件との関係について第一報として報告する.
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原 亜怜, 木谷 靖, 池田 倫正
セッションID: 204
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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980,1180MPa級の自動車用高張力鋼板に対し,リモートレーザ溶接設備を用いて円と直線の二種類の溶接線形状の重ね継手を作製し,引張せん断試験を行った.引張せん断強さは,円と直線の溶接線形状で共に溶接線長さに比例し,980,1180MPa級どちらも同様の傾向を示すことが明らかになった.また,破断は重ね面の溶接金属で起こり,その破面は延性を呈していた.
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酒井 徹, 川本 篤寛, 藤原 潤司, 中川 龍幸
セッションID: 205
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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近年、自動車業界では製造コスト低減、生産性向上の要求が強く、溶接工程を高速化するレーザ溶接が普及し始めている。レーザ溶接の課題はGap及び位置ずれに対する裕度である。そこで、これらの裕度を向上させるため開発した溶接工法の効果について報告する。さらに自動車業界では燃費向上のため、Al・FRPを含めた異材接合に対する要望が高まってきている。異材接合を実現させるレーザリベット接合プロセスについて報告する
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-その2-
清水 翔太, 田中 悠介, 八木 義隆, 水谷 正海, 川人 洋介
セッションID: 206
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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レーザ・アークハイブリッド溶接技術を用い,板厚16mmのT継手に対する1パス片側完全溶込み溶接実験を行い,各種溶接パラメータに対する溶込み特性,裏ビードの形状及び溶接欠陥発生の評価を行った.
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水谷 正海, 片山 聖二, Wahba Mohamed
セッションID: 207
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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レーザ単独溶接法やレーザ・アークハイブリッド溶接法を用いた厚板貫通溶接時には、溶落ちの発生等、裏波形成が問題となることが多い。そこで、予め、開先内にカットワイヤを充填させ、適切な裏当てを用いる方法を考案、実施したところ、安定した裏波とともに、高効率な深溶込み溶接部を得ることができた。
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前田 利光, 鳥越 功, 沓名 宗春
セッションID: 208
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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レーザ溶接は溶接線の狙い外れや溶接継手間にギャップが生じると溶接そのものが不可能になる。大型構造物など溶接継手の精度確保が困難な場合へのレーザ溶接の適用は、溶接線をリアルタイムで追従するシームトラッキング機能と継手ギャップの適応制御機能を併用することが必須となる。本報告ではレーザ・アークハイブリッド溶接法におけるシームトラッキングと継手ギャップ適応制御の同時併用について実験を行った結果を報告する。
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廣畑 幹人, 須崎 雅人, 猪瀬 幸太郎, 松本 直幸, 阿部 大輔
セッションID: 209
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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レーザ・アークハイブリッド溶接の施工において,低温割れを防止するための溶接条件を明らかにすることを目的に,一連の実験および熱弾塑性解析によるシミュレーションを実施した.低温割れの発生に及ぼす溶接条件の影響を検証するとともに,低温割れの発生有無を整理する力学的指標について検討した.
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松本 直幸, 猪瀬 幸太郎, 阿部 大輔, 廣畑 幹人, 須崎 雅人
セッションID: 210
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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レーザ・アークハイブリッド溶接は高速施工や変形の少ない溶接が可能であるため、構造物製作への適用が進められている。ここでさらに高強度鋼の予熱なし溶接が可能となれば、製造事業の競争力向上に大きく貢献する。そこでレーザ・アークハイブリッドの溶接割れ性状に関する実験的な研究を実施し、溶接条件などが継手性状に及ぼす影響を確認するとともに、これに起因する低温割れ感受性について検討した。
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近藤 わかな, 門田 圭二, 波多 暁, 恵良 哲生
セッションID: 211
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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交流パルス溶接法は、1パルス周期あたりの電極マイナス(以下、EN)での出力比率を調整することで、同一電流におけるワイヤ溶融速度を制御することができる。一方、EN出力比率を大きくすると、ワイヤ先端の溶滴が大きく成長し、1パルス1溶滴の理想的な溶滴移行の実現が困難となる。そこで、パルス波形の最適化とアーク長制御法を検討し、外乱に対する溶滴移行の安定性を向上させたので報告する。
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小野 貢平, 恵良 哲生, 宮原 寿朗, 廣田 周吾
セッションID: 212
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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ワイヤ送給同期による溶滴移行制御の特徴は、ワイヤ送給方向がアーク期間中に正転、短絡期間中に逆転し、アーク再点弧時のスパッタ発生を極限まで抑えることである。この本溶接法が持つ優れた低スパッタ性能をグロビュール移行となる電流域でも適用させ、高電流域での溶け込み確保と極低スパッタの両立を実現化させた。本溶接法を亜鉛めっき溶接に用いた際における効果について報告する。
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第4報 : スラグ生成メカニズムに基づいた工法の導出と効果の検証
斉藤 直子, 深堀 貢, 田中 正顕, 北原 陽一郎, 目良 貢
セッションID: 213
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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シャシー部品溶接部の発錆要因の一つであるスラグ生成を抑制する、低スラグ溶接技術の開発に取り組んでいる。前回、熱流体プログラムを用いてスラグの生成の推定メカニズムと生成の抑制における課題を明らかにした。今回、シールドガスの流れとノズルの先端形状に着目し、スラグの生成を抑制するノズル構造の効果を解析及び実験で検証した。その結果、スラグの生成を最大で約 75% 抑制するノズル構造を明らかにした。
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津山 忠久, 南部 志朗
セッションID: 214
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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重交通路線の鋼橋デッキプレートの板厚は,疲労寿命向上のために12mmから16mmへと増厚しつつある。これにより従来適用出来ていた1電極SAWによる1パス施工が,入熱量制限のために適用できなくなっている。これに対し,入熱制限を満足しつつ1パス施工可能とする,ホットワイヤと組み合わせた新しいSAW法を開発し,現場に適用したので報告する。
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平野 敬章, 王 維西, 山根 敏, 細谷 和道, 中嶋 徹, 山本 光
セッションID: 215
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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プラズマ溶接ではキーホールの状態が溶接品質を決定する。しかし、溶融金属の挙動や母材の変化によりキーホールが不安定化する場合がある。そこで本研究では、CMOSカメラを用いて、画像処理の特徴量と溶接条件の関係から、キーホール安定化のリアルタイム制御方法を検討した。
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大根 努, 西田 吉晴, 藤井 達也, 鷲尾 隆
セッションID: 216
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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中厚板溶接分野においては、ウィービング時の電流変化に基づいて溶接線を自動追従するアーク倣いが良く用いられている。本研究では、簡易モデルに対する回帰手法に基づいて、溶接線からのズレ量を抽出するアーク倣い手法を開発し、実機検証及び、その効果や汎用性の検討を行った。
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伊藤 太初, 寺下 善弘, 辰已 光正, 山本 隆一
セッションID: 217
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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鉄道用レールに発生した損傷に対して、海外の鉄道事業者では効率的に補修が可能となるテルミット溶接法を用いた補修方法が用いられており、国内の鉄道事業者においても導入が期待されている。本発表では、ドイツ製テルミット補修溶接方法の国内への適用に向けた検討において、溶込み量増加を目的とした予熱条件の検討について発表する。
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陳 亮, 鈴木 励一
セッションID: 218
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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アルミと鋼との異種金属の接合は溶融溶接が困難な故に、SPR(セルフピアスリベット)に代表される機械接合法が主流である。但し、機械接合法は必ずしも全てのケースにおいて最適であるとは限らない。そこで、アーク溶接や溶接材料の既存技術を活かした新しい異種金属接合法-エレメントアークスポット溶接法(以下、EASW)を提案した。本接合法の概要および特性について報告する。
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喜多 亮右, 峰 憂, 井村 文哉, 野村 和史, 浅井 知
セッションID: 219
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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溶接品質を保証するには,溶融深さや内部欠陥を検知することが重要である.また,溶接施工中に検査することで後戻り工程を無くし,コスト面でも大幅なメリットとなる.本研究では計測対象に非接触なレーザ超音波法を用いて溶融地形状を計測し、その計測手法および計測精度について検討した.
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トモグラフィ計測手法の再構成分布への影響
野村 和史, 三村 晃平, 戸田 要, 浅井 知
セッションID: 220
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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非軸対称溶接アークプラズマの計測にはトモグラフィ計測が必要である.本稿では,内部強度分布の再構成に用いる手法として,最尤推定期待値最大化 (ML-EM)法とFourier-Bessel展開を用いる手法を解析的,実験的に比較した.溶接アークに特徴的に見られる強度分布に対しては,Fourier-Bessel展開による再構成が優位であり,また溶滴などを含む断面に対しても適用が可能であることを示した.
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飯田 将裕, 荻野 陽輔, 浅井 知, 平田 好則
セッションID: 221
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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本研究では,ガスメタルアーク溶接において母材とは異なる物性値を持つワイヤの溶滴が溶融池に投入されることによって,溶融池形成や溶接後の溶込み形状に及ぼす影響について,数値シミュレーションを用いて考察を行った.本研究で用いたシミュレーションモデルでは母材を第一成分,溶滴を第二成分としてそれぞれ物性値を個別に与えて両者を混合する流体として扱い,溶融池内での各々の成分の追跡や物性値の影響を捉えている.
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Mamat Sarizam Bin, 田代 真一, 田中 学
セッションID: 222
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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2 parameters were set in the study, plasma current and plasma electrode size. As a result, droplet temperature can be reduced by the effects of plasma current flow and smaller size of plasma electrode.
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田代 真一, Mamat Sarizam Bin, 田中 学
セッションID: 223
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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プラズマミグ溶接プロセスでは,アークの上流域でシールドガスを予めプラズマ化するため,電場や磁場の作用によってアークの形状を変化させることが可能になり,制御性が格段に向上する.このため,純不活性ガス雰囲気での溶接においても,従来のミグ溶接を用いた場合と比較して,非常に安定性の高い溶滴移行を実現でき,良好な溶接継手が得られる.本講演では本プロセスの数値解析を行った結果について報告する.
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NGUYEN VAN ANH, 田代 真一, 田中 学
セッションID: 224
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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This research is focused to clarify the convective pattern of weld pool in Plasma keyhole arc welding.
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渡邊 耕太郎, 富士本 博紀, 平田 弘征
セッションID: 301
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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超高強度鋼板のガスシールドアーク溶接において、拡散性水素量が変化したときの低温割れの発生について調査した結果を報告する。
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名古 秀徳, 難波 茂信, 坂野 泰隆, 高内 英亮, 池田 哲直
セッションID: 302
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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9Cr鋼溶接金属のクリープ破断試験におけるM23C6粒子の粗大化は、微量B添加により抑制される。3次元アトムプローブ分析により、添加Bの大部分はM23C6粒子に溶け込んでいることがわかった。M23C6粒子のオストワルド成長がB拡散律速となることで、粗大化速度が低下したと考えられる。
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吉岡 優馬, 福元 成雄
セッションID: 303
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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完全オーステナイト系ステンレス鋼の凝固割れ感受性に及ぼすPとNの影響を調査した。トランスバレストレイン試験より、Pは凝固割れ感受性を高め、Nはほとんど影響を及ぼさないことが示された。これについて、数値解析や液体Sn急冷試験材における凝固組織観察、FE-EPMAによる溶質濃度測定を行い、それぞれの作用について詳細に検討した。
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鴇田 駿, 粉川 博之, 佐藤 裕, 藤井 啓道
セッションID: 304
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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304オーステナイト系ステンレス鋼の粒界性格分布制御機構を系統的な加工熱処理条件の調査と加熱その場EBSD観察によって調査した。加工熱処理中の異常粒成長に伴い対応粒界頻度が増加し、異常粒成長粒の衝突の際にランダム粒界を不連続化するような双晶バリアントが発生することが明らかになった。
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栗原 伸之佑, 小薄 孝裕, 岡田 浩一, 西山 佳孝, 小川 典仁, 岡本 健二
セッションID: 305
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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クリーン燃料等の合成ガス製造装置で問題となるメタルダスティングに対し開発した高Si-Cu含有新Ni基合金UNS N06696の溶接継手性能確保のために、耐食性と高温割れ性を両立可能な溶接材料が必要。本報では母材と同等量のSi及びCuを添加することで耐食性を確保、高Si化で懸念された高温割れ感受性増大に対し、高C化及びB無添加でのCr系炭化物晶出促進により割れ感受性を低減した共金系溶接材料を提案。
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古谷 拓希, 佐藤 貴克, 佐藤 裕, 粉川 博之, 巽 雄二郎
セッションID: 306
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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種々の合金元素を添加したAl合金と鉄鋼のブレージングを実施した後、異種金属接合部の界面強度を引張せん断試験により測定するとともに、界面近傍の微細組織を調査した。Al中に適量の元素添加をすることで、異材界面に形成した金属間化合物の微細組織が変化し、継手強度が向上した。Ni,Cr,Ti,Mnの添加においては、Fe2Al5の結晶粒の微細化が強度上昇の一因であった。
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圧子形状・寸法効果を利用した応力-ひずみ曲線推定法の検討
岡野 成威, 植屋 皓太, 望月 正人
セッションID: 307
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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本研究では,半径が異なる球圧子および先端角度が異なる角錐圧子をそれぞれ用いた応力-ひずみ関係推定法を,有限要素解析を援用することによって構築した.構築した手法を溶接構造用圧延鋼に適用し,得られた推定結果を引張試験結果と比較することで精度の検証を行った.また,強度レベルが異なる鉄鋼材料や予ひずみ材などに対する適用性に関しても検討を加えた.
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強度不均質の影響を考慮した溶接部への適用性検討
竹内 周平, 岡野 成威, 望月 正人
セッションID: 308
発行日: 2017年
公開日: 2017/06/30
会議録・要旨集
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本研究では,球圧子を用いた応力-ひずみ関係推定法の強度的不均質を有する溶接部への適用に向けて,強度的不均質を有する材料への押込み特性に関して有限要素解析により検討した.強度比や寸法を種々に変化させた強度的不均質を有する材料に対する押込み試験の解析結果より,圧子半径と押込み深さに応じた圧子押込み時の影響範囲を定量化し,測定したい領域の寸法に応じて適切な押込み条件の選定指針を明らかにした.
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