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池庄司 敏孝, 國香 雅亮, 鈴村 暁男, 山? 敬久
セッションID: 101
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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C/C複合材料とチタンを活性金属ろうを用いて接合する際,接合界面をC/C複合材料の積層面に平行にすると,接合強度は低いことを筆者らは既に示した.接合界面を積層面に垂直にすると非常に高い接合強度が得られることも筆者らは示している.本報告では,接合界面に対して,積層面を垂直にし,かつ,積層したプライの繊維方向を変化させたときに,継手強度がどのように変化するかを示す.
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天沼 徹太郎, 池庄司 敏孝, 鈴村 暁男, 山? 敬久
セッションID: 102
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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大型の液体燃料ロケットエンジンのノズルスカート部は多数の管を束ねてろう付した管束構造である.ノズルスカート壁面の形状を模擬した,4本の管をろう付した,四管束試験片について,継手部の間隙の大きさと,継手強度の関係について,有限要素法による数値解析と引張試験により,検討した.
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上野 峻, 池庄司 敏孝, 鈴村 暁生, 山? 敬久
セッションID: 103
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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ステンレス鋼とアルミニウム合金の大気中ろう付を阻害する原因として,ステンレス鋼表面の強固な酸化被膜がある.この酸化被膜を短時間に破壊するために,通常,フラックス中に塩化亜鉛が含まれている.フラックス中の塩化亜鉛濃度の酸化被膜破壊への影響を,ぬれ性を調べることで,検討した.
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小林 明, 黒田 敏雄, 木村 久道, 井上 明久
セッションID: 104
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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ガストンネル型プラズマ溶射を用いてNi基金属ガラス膜を作製し、その作製プロセスの解明、作製した金属ガラス膜の物性、機能性の研究を行う。本研究では、作製したNi基金属ガラス膜の組織・構造および機械的特性を調べ、高品質Ni基金属ガラス溶射膜作製のための適正溶射条件について検討した。
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前野 祐太, 中村 満, 梅村 崇
セッションID: 105
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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超硬質セラミックスの立方晶ホウ化窒素と超硬合金の拡散接合による一体化を試みた.その結果,cBNは1320℃以上になると結晶構造をhBNに変態させ著しく脆化した.そのため,1320℃以下で接合圧力及び接合時間を変化させ実験した結果,工具材料として使用可能であるトルク強度が得られた.
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柴柳 敏哉, 水嶋 賢造, 吉川 修平, 高橋 誠, 池内 建二
セッションID: 106
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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4Nならびに5Nクラスの高純度アルミニウムを用いて、摩擦攪拌スポット接合中の温度、垂直軸荷重ならびに軸周りのトルクを測定し、接合部組織解析と併せて接合中の接合ツール近傍における塑性流動に対する応力ならびにひずみ速度を推算した。回転数が500回転の場合、応力レベルは21MPa程度でひずみ速度は1.4程度と推算された。変形(接合)温度と応力レベルの値をAshbyが提唱した変形機構領域図にプロットすると動的再結晶領域に入ることが確認された。
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植松 美彦, 戸梶 惠郎, 戸崎 康成
セッションID: 107
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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プローブのない渦溝ツールを用い,A6061とSPCCの異種金属板を摩擦攪拌スポット接合した.その後,せん断試験片を用いて応力比R=0.1の疲労試験を実施した.その結果,異種金属継手の疲労強度は,同じツールで接合したA6061同士の同種金属継手と同程度であることが判明した.破面のSEM観察,超音波顕微鏡によるき裂の非破壊観察などにより,疲労破壊モードに負荷荷重依存性があることを明らかにした.
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谷 和樹, 篠田 剛, 桂木 陽平
セッションID: 108
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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スポットFSWの接合現象を解明する上で、接合温度は重要な項目のひとつとなる。接合温度を測定する方法の一つにツール先端温度測定がある。本研究では従来の無線型ではなくデータ蓄積型温度測定装置を新たに開発し、接合条件によるツール先端の温度の変化について報告する。
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仲間 大, 加藤 数良
セッションID: 109
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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2017アルミニウム合金を用いて摩擦スポット接合を行い、接合時の温度やトルク、得られた継手の機械的性質について検討した結果を報告する。
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堀江 祥平, 篠崎 賢二, 山本 元道, 門井 浩太, North T.H., 中新 紘貴
セッションID: 110
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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摩擦攪拌点接合継手に十字引張試験を行い破壊モードについて詳細に調査することで,継手強度と攪拌部形状の関係を明らかにした.また, 良好な継手強度が得られるツール形状に関して塑性流動の観点から検討した.
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佐藤 裕, 塩田 敦朗, 粉川 博之, 岡本 和孝, Qi Yang, Chongmin Kim
セッションID: 111
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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Al合金とMg合金の異材摩擦攪拌点接合を行い、得られた継手のせん断引張強度と界面のミクロ組織を調べ、せん断引張強度に及ぼす界面組織の影響について検討した。
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青沼 昌幸, 中田 一博
セッションID: 112
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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Ti-6Al-4V合金およびTi-15V-3Al-3Cr-3SnをAMCa602マグネシウム合金と摩擦攪拌接合し、接合界面組織に及ぼすチタン側合金元素の影響について、SEM-EDSおよびTEM-EDSを用いて検討した。
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池 英洙, 藤井 英俊, 孫 玉峰, 稲田 孝治, 中田 一博, 野城 清, 横山 嘉彦, 木村 久道, 井上 明久
セッションID: 113
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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Zr基金属ガラスと純Alを摩擦攪拌接合により結晶化温度以下で接合した。接合部の機械的特性および微細構造分析の結果、接合部は非晶質構造と元来の機械的特性が維持されていることが分かった。
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福本 昌宏, 宮川 堅, 宮川 敬太郎, 椿 正己, 安井 利明
セッションID: 114
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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摩擦攪拌接合において,接合中の供試材の塑性流動は接合に大きな影響をもたらす因子である.本研究では,CuとZnをトレーサーとしたX線CT撮像およびSEM/EDX分析により,Al合金/低炭素鋼板の摩擦攪拌重ね点接合におけるAl合金全体の塑性流動状態を明らかにした.
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西尾 浩之, 津村 卓也, 中田 一博, 大原 正樹, 五十嵐 貴教
セッションID: 115
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
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Mg-Al合金チップにCaO粉末を添加混合し、ECABMA法と呼ばれる反復的塑性加工法 により微細複合粉末の圧粉ビレットを作製後、熱間押出し加工法により作製された高強度かつ耐熱性を有する複合材料の摩擦攪拌接合特性を調査した。
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吉川 脩平, 水嶋 賢造, 柴柳 敏哉, 高橋 誠, 池内 建二
セッションID: 116
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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A2024-T3とA7075-T6の異種アルミニウム合金板を摩擦攪拌接合し、接合材のキーホール周辺の断面を研磨・腐食し、光学顕微鏡にてマクロ組織観察を行った。その結果、移動接合とスポット接合の断面組織は同じ特徴を有していることがわかり、移動接合ではスポット接合の塑性流動を基調とした塑性流動が生じていた。
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Sergey Mironov, 佐藤 裕, 粉川 博之
セッションID: 117
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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純チタンに対して摩擦攪拌接合を行い、母材組織が攪拌部内の微細粒組織へ変化する領域をEBSD法により詳細に解析し、純チタンの摩擦攪拌接合に伴う結晶粒微細化機構について検討した。
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水嶋 賢造, 吉川 脩平, 柴柳 敏哉, 高橋 誠, 池内 建二
セッションID: 118
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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4Nクラスの高純度アルミニウム単結晶板に摩擦攪拌接合処理を施し、接合材の断面における結晶方位分布をSEM-EBSD法により評価した。試料の初期方位は、板面方位が(111)であり、接合方向が<101>である。接合材断面において後退側のSZ外側領域の方位分布を測定した結果、圧縮応力成分を反映して変形が進行したと思われる領域の存在が確認され、移動接合はスポット接合と類似の変形状態が現れていることが示唆された。
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劉 宏, 津村 卓也, 中田 一博, 山本 尚嗣, 廖 金孫
セッションID: 119
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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純チタンにおける重ね合わせ摩擦攪拌接合
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宮澤 智明, 岩本 祐一, 丸子 智弘, 藤井 英俊
セッションID: 120
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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高融点金属材料の中でも、Irは高温において酸化による影響を受けにくく、また、合金化することで高温における機械的特性が向上することが分かった。Ir合金でツールを作製し、SUS304ステンレス鋼の接合を行いツールの形状変化を調査した。
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孫 玉峰, 藤井 英俊, 中田 一博
セッションID: 121
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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Commercially pure Cu plates were friction stir welded with SiC powders. The microstructure can be refined by the addition of SiC powders, which acted as the nucleation site for the recrystallized Cu grains. No reactions between the copper and the SiC particles were detected. For 1 pass FSWed sample, hardness increased but with hardness drops in some localized areas. While hardness profile become uniform after 2 pass due to the homogenous distribution of SiC powders.
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平 博仁, 柴柳 敏哉, 杉山 良平
セッションID: 122
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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熱可塑樹脂のポリエチレンを対象に、その摩擦攪拌接合挙動に及ぼすツール形状、回転数およびツール送り速度等のパラメータの影響を調べた。その結果ツールの直径が小さいほど接合挙動が良好で、アルミ合金よりもかなり低い回転数および送り速度に適正な攪拌条件があることを見出した。
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藤井 英俊, 稲田 孝治, 孫 玉峰, 池 英洙
セッションID: 123
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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大型構造物を摩擦攪拌接合する際に、ギャップの尤度が問題となる。一般にギャップは1mm以下とすることが必要であるが、本研究では、界面に粉末を入れ、摩擦攪拌接合を行う、摩擦粉末攪拌プロセス(FPSP)により、3mmのギャップまで接合を可能とした。
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西田 太一, 小椋 智, 藤本 光生, 廣瀬 明夫
セッションID: 124
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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円錐形状のA5056スタッドボルトとA5083板を大気中で摩擦圧接した.両者の間にZnインサートを挿入することで低トルクでの接合が可能となった.ナノインデンテーションの結果,接合界面のZnリッチ層で硬さが減少した.微小引張試験の結果,接合界面外周部で中心部よりも高い強度を示した.
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鈴木 直登, 中村 満, 保坂 一哉
セッションID: 125
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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SiC粒子30%含有のアルミニウム合金と鋳造用AC7A及びAC4C合金を摩擦圧接した.その結果,鋳造用合金の違いで接合性は大きく異なった.この接合部はマトリックスは接合強度充分であったが,SiC粒子近傍はぬれ性がまったくなく,寄り代部分に排出される傾向が認められた.いずれも鋳造用アルミ合金の母材強度を上回ったが,寄り代はかなり出る結果となった.
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山本 隆一, 小溝 裕一, 深田 康人
セッションID: 126
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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ガス圧接法は鉄道レールおよび鉄筋の接合に広く適用されているが、接合部に存在する酸化介在物が継手品質へ影響を及ぼす。このような状況を鑑み、ガス圧接継手の信頼性向上を目標とした一連の研究の中で、酸化介在物の変遷挙動に及ぼす接合温度、圧縮量等の接合条件および周辺母材成分の影響を調査した。
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木村 真晃, 日下 正広, 海津 浩一
セッションID: 127
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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発生する初期トルクによって挿入材に周方向せん断破壊を生じさせ,それを利用して接合を自動的に完了させる接合自己完了型摩擦圧接法をA5052の接合に適用した.その結果,適切な挿入材形状および摩擦圧力で接合したときに母材と同等の引張強さで母材破断する継手が得られる可能性を得ることができた.
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相沢 友勝, 岡川 啓悟, 松澤 和夫
セッションID: 128
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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電磁シーム溶接は,間隙を設けて重ねたアルミニウムなどの金属薄板に高密度磁束を急激に加え,高速衝突させて固相接合させる技術である.これまでの報告では,シーム溶接幅は3~5mmであった.幅2mm以下のシーム溶接は困難であり,報告がなかった.ここでは,磁束発生用コイルの形状,固定法を改良し,厚さ0.3 mmのアルミニウム板を重ね,幅1mmでシーム溶接できたので概要を報告する.
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児玉 真二, 石田 欽也, 浅井 謙一
セッションID: 201
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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高耐食亜鉛系合金(Zn-11Al-3Mg-0.2Si)めっき鋼板のHAZ耐食性を評価した。高耐食亜鉛めっき鋼板は、通常の亜鉛めっき鋼板に比べて良好な耐食性を示した。めっき損傷部に残存するAlが有効に作用したと考えられる。
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本田 嗣男, 黒木 博憲, 山口 富子, 西尾 一政
セッションID: 202
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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高クロム鋳鉄のアブレージョン抵抗は硬さより組織の影響が大である。本研究では溶着金属の冷却速度を変えて得られた組織がアブレージョン抵抗に及ぼす影響を調査した。
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長谷川 利之, 三富 均, 大久保 通則
セッションID: 203
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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低炭素鋼とアルミニウム合金の異材接合性に関する研究を実施した。今回は,TIG異材接合部における金属間化合物の挙動に注目し,外観観察,硬さ試験,組織観察およびEPMA観察を実施した。
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山本 佑平, 寺崎 秀紀, 小溝 裕一, 谷口 聡
セッションID: 204
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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溶接加工においてTi-6Al-4V合金はよく用いられているが、溶接熱サイクル中の組織形成過程は明らかでない。そこで、相変態による組織形成挙動および変態開始温度を同時に得ることのできる高温レーザ顕微鏡を用いてTi-6Al-4V合金をβ単相域まで加熱し、冷却速度の違いによる組織形成挙動のその場観察を行った。
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高原 渉
セッションID: 205
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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溶融鉄の表面張力は、周期表16族の酸素、硫黄、セレン、テルルの存在により大きく低下する。これら表面活性元素に関しては、周期表との関連性が認められることから、高温での現象であってもこれが電子構造と深く関連した事象であることが推察される。そこで本研究では、鉄を対象として、DV-Xα分子軌道法により他元素による鉄の電子状態への影響を調査し、特に表面活性元素での電子論的特徴を考察した。
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才田 一幸, 谷口 彰, 野本 裕己, 西本 和俊
セッションID: 206
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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690合金とSUS316Lの異材多層盛溶接金属におけるミクロ割れ感受性に及ぼす溶加材へのCe添加の影響について明らかにし、SUS316L中の不純物元素含有量に対応したミクロ割れ抑制のための適正Ce添加量を決定した。
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左 宏, 邱 海, 殷 福星, 平岡 和雄
セッションID: 207
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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In this study, the effect of environment temperature on the transformation of retained austenite in a weld metal was investigated. The low temperature tensile tests for a series of varied cross-section weld metal samples were carried out. The test results indicated that the lower temperature postponed the transformation of the austenite retained in the material.
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高P添加高合金鋼の溶接割れ防止技術の開発(1)
小薄 孝裕, 岡田 浩一, 小川 和博
セッションID: 208
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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現在、0.1%P添加にて高強度化した18-8系ステンレス耐熱鋼の開発が進められているが、その実用化には凝固割れの防止が不可欠である。本研究では、熱力学テ゛ータヘ゛ースと連携したミクロ偏析予測モテ゛ルを用いて高P添加ステンレス鋼溶接金属の凝固割れ防止可能な成分設計指針を提示した。
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完全オーステナイト系高合金鋼のHAZ割れ感受性予測モデルの確立(第2報)
浄徳 佳奈, 小薄 孝裕, 小川 和博
セッションID: 209
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
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前報にて提案した液化割れ感受性予測モデルを高精度化し、さらに供試材の粒界液化温度範囲を高温延性試験にて評価した。その結果、実験にて決定した粒界液化温度範囲ならびに数学モデルにて算出した粒界液化温度範囲のPに対する傾向は一致し、本モデルの妥当性を支持する結果が得られた。
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山崎 敬久, 鴨野 俊平, 鈴村 暁男, 池庄司 敏孝
セッションID: 210
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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SUS316L溶接部の組織に着目し、Active-GTAWを用いることで、溶接速度が高くなり、熱影響部が小さくなり狭いビードを形成することができるようになった。水素マイクロプリント法・水素昇温脱離法を用いて水素の拡散挙動を明らかにし、水素透過後、拡散性水素が溶接金属部組織に与える硬さ変化をビッカース硬度計を用いて検証する。
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張 朔源, 寺崎 秀紀, 小溝 裕一
セッションID: 211
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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低炭素高合金鋼では変態後室温組織に適量な残留オーステナイト相が存在すると、水素割れを避けることができる。本研究では、オーステナイトからマルテンサイト変態が生じた場合、その変態ひずみにより未変態のオーステナイトがどのような影響を受けるがを観察した。
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鄭 永東, 藤井 英俊, 芹澤 久, 谷川 博康
セッションID: 212
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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供試材としてF82H鋼とオーステナイト系ステンレス鋼SUS304とSUS316を用い、重ね異材摩擦攪拌接合を行った。接合部と界面のミクロ組織および機械的特性に及ぼす接合板の配置の影響について検討した。 その結果、良好なビード外観および機械的特性を得られた。
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荻原 寛之, 徳市 広樹, 森 裕章, 才田 一幸, 西本 和俊, 谷川 博康
セッションID: 213
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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Ta量を変量させた低放射化フェライト鋼(Fe-8Cr-2W-V,Ta)の溶接部のPWHT感受性について検討した結果、溶接金属部のPWHTによる硬さ低下はTaの増加とともに減少した。抽出残渣結果から、溶接金属部の析出物がTa添加量の増加に伴い減少していたことから、これは、析出物がPWHT感受性に影響していることが示唆された。
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寺崎 秀紀, 前野 享太, 森口 晃治, 小溝 裕一
セッションID: 214
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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古典核生成論をベースにフェイズフィールド法を用いて、非平衡状態における核生成挙動を検討できるモデルを構築した。
溶接熱影響部において形成される種々の介在物と粒界コーナー、エッジとの核生成能の順位付けに成功した。
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加藤 拓, 佐藤 進佑, 太田 裕己, 塩飽 豊明
セッションID: 215
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
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溶接熱影響部(HAZ)に及ぼすCaの影響を調査した結果、Caの添加により脆性破壊の起点となる粗大なTiNの生成が抑制されることが分かった。その原因は以下の通りである。
(1)Ca添加によりTiNの晶出核となる酸化物系介在物が低融点化し、TiNの成長を抑制する。
(2)Ca添加によりTiNと格子整合性の悪いCaSが生成し、TiNの晶出を抑制する。
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高強度溶接金属の特性支配因子の検討(第二報)
中村 修一, 長谷川 俊永, 木本 勇, 志村 竜一
セッションID: 216
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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マルテンサイト組織となる溶接金属の靭性に及ぼす酸化物の影響を検討した。ソリッドワイヤ、フラックスコアドワイヤを用いることで、成分、溶接方法が同じで酸化物の量のみを変化させた溶接継手を作製し、溶接金属のシャルピー衝撃特性を調べた。
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高橋 誠, 綿谷 雄輝, 池内 建二
セッションID: 217
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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Zr基金属ガラスは種々のケイ酸ガラスと陽極接合可能であるが,接合するケイ酸ガラスによっては接合時の電圧印加を長く行うと一度密着した継手界面が再び剥離するという特異な挙動を示す.この原因を知るため,Zr基金属ガラスと各種ケイ酸ガラスの陽極接合界面をTEMを用いて詳細に観察した.
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今野 武志, 江頭 満, 小林 幹彦
セッションID: 218
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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高電圧放電接合法により,50μm径の極細熱電対素線の先端を溶融接合し,微小な測温接点の熱電対を作製した.本報告はその作製法と評価について検討する.熱電対の測温接点は素線径と同等もしくは3倍以下であった.さらにこの熱電対は熱応答速度が速いことが実証され,種々の応用が期待できる.
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柳下 朋大, 小椋 智, 廣瀬 明夫
セッションID: 219
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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種々の還元溶剤を用いた酸化銀ペーストの接合強度を調べた.より低温で酸化銀を分解し,銀ナノ粒子が生成される溶剤を用いることで,より高強度の接合が達成された.銀ナノ粒子の生成,焼結挙動を調べ,接合プロセスの差異を検討した.
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福本 信次, 田中 篤志, 松嶋 道也, 藤本 公三
セッションID: 220
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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CuとSnをマイクロメートルオーダーで積層した接合界面を設計した.これにより銅の低温接合性が向上した.
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村山 元, 及川 初彦
セッションID: 221
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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市販のスポット溶接FEMソフトウェア『Quick spot』を用い、同種同厚2枚重ねの板組みで高強度鋼板をスポット溶接した場合について、実際の現象と照らし合わせながら、温度分布、温度履歴、ナゲット径を推定して実測値と比較した結果、概ね良好な精度で推定可能であることを把握した。
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塗装焼付け熱履歴の効果に及ぼす化学成分の影響
岡田 徹, 内原 正人, 福井 清之, Sullivan Smith, Nick den Uijl, Tony van der Veldt
セッションID: 222
発行日: 2010年
公開日: 2010/06/24
会議録・要旨集
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前報において,高張力鋼板スポット溶接継手の剥離強度が,ベーク処理によって向上する場合があることを報告した.本報では,上記現象に対して,剥離強度に顕著に影響を及ぼす元素であるC,Pの影響を調査した.その結果,ベーク処理による剥離強度上昇効果は,C量が高く,P量が低い鋼種にて顕著に現れることを知見した.
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