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茂田 正哉, 田中 学
セッションID: 101
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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ティグ溶接時に母材から発生した金属蒸気はアークプラズマ周辺においてヒュームへと相変化するが、本研究ではそのヒュームを構成する一次粒子群の集団的な成長・輸送過程をアークプラズマの熱流動場と共に数値的にシミュレートした。得られた数値データを解析することで、アークプラズマのわずかなゆらぎがヒューム粒子の成長・輸送過程に対して下流域においても強い影響を及ぼすことが明らかとなった。
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荻野 陽輔, 浅井 知, 平田 好則
セッションID: 102
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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本研究では,数値シミュレーションによる溶接品質保証技術の実用化に向けた一取り組みとして,アーク溶接プロセスの溶込み予測オンラインシステムの開発を進めている.本報告においては,オンラインシステム構築に先立って行ったシミュレーションシステムに対する要求事項などのアンケート結果を示すとともに,開発を進めているオンラインシステムの概要について報告する.
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大滝 悟嗣, 井村 文哉, 喜多 亮右, 野村 和史, 浅井 知
セッションID: 103
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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現在,溶接品質を保証するにあたり,溶接後の非破壊検査が一般的である.この過程で欠陥が発見された場合,再加工による後戻り工程が発生する問題がある.本研究では,超音波の送受信源にレーザを用いた非接触でのインプロセスモニタリング技術を構築し,溶接品質のその場計測を目的とした.
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山根 岳志, 柴柳 敏哉
セッションID: 104
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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凝固過程で生じる二重拡散対流は熱・溶質駆動流とも呼ばれ,特異な流れ構造を形成することで知られ,凝固組織の成分濃度変調を生じる原因となり得る.本研究では水溶液系の解析に妥当性のある自作の数値計算プログラムを用いて,溶融金属が亜共晶,過共晶組成の場合について,静的凝固する際の二重拡散対流形成過程と形成臨界条件について数値的に検討した.実際の測定困難な部分に対する検証は金属凝固組織の観察から実施した.
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小椋 智, 横地 徹哉, 池田 優, 山下 正太郎, 才田 一幸
セッションID: 105
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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バレストレイン試験および計算機シミュレーションによりアルミニウム合金の高温割れ感受性に及ぼす合金組成および溶接条件の影響について評価した.本研究で用いた合金は、偏析濃度の増加に伴い凝固割れ感受性が高くなる濃度範囲であることがわかった.凝固割れ感受性は融点降下元素である主要合金元素(Cu,Si,Mg)の偏析濃度に依存ことが実験ならびにシミュレーションにより明らかとなった.
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本藤 裕佑, 前田 新太郎, 生島 一樹, 柴原 正和, 才田 一幸
セッションID: 106
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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高温割れ感受性に関する基礎試験であるTrans-Varestraint試験は,溶接中の試験片に曲げ変形を付与することで高温割れを発生させ、割れ感受性指標である”BTR”、”限界ひずみ”を求める試験法である。本研究では、有限要素法FEMを用いた3次元熱弾塑性解析により,Trans-Varestrain試験時の溶接部およびその周辺のひずみ・割れ挙動について力学的検討を行った。
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庄司 博人, 柴谷 徹也, 大畑 充, 稲垣 宏典, 木村 文映
セッションID: 107
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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溶接部には母材,溶接金属,熱影響部のように特性の異なる領域で構成され,一般に溶接構造部材の延性破壊性能はこれら各領域の特性とそのバランスの影響を強く受ける。本研究では,パイプライン周溶接部を対象として,溶接金属や熱影響部のように微小な領域の材料特性を微小サイズ試験片により評価した.また,得られた各領域の特性に基づき,溶接部の延性破壊性能を延性損傷モデルを用いたシミュレーションにより評価した
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堤 成一郎, 清川 裕樹, 北村 拓也, フィンカト リカルド, 荻野 陽輔, 平田 好則, 浅井 知
セッションID: 108
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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溶接プロセス条件に影響を受ける隅肉溶接継手の形状に加えて,温度履歴によって変化するHAZ組織分布を考慮することにより,各因子が疲労き裂発生寿命に与える影響に関して評価することを目的する。
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平田 好則, 杉本 幸弘, 西口 勝也, 田中 耕二郎, 山岡 弘人, 猪瀬 幸太郎, 土谷 敦岐, 本間 雅登
セッションID: 109
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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NEDO/ISMAプロジェクトでは超ハイテン材の接合と異材接合技術の開発を進めている。本研究では、アルミ-CFRP、鋼-CFRPの異材接合を対象に、接合プロセスとして接着、レーザ溶着、摩擦撹拌点接合(FSSW)、摩擦重ね接合(FLJ)を適用し、環境暴露試験を行い、接合強度の変化を調べた。環境暴露試験は高温高湿試験、高温保持、冷熱サイクル、塩水噴霧腐食試験を行い、耐久性を明らかにした。
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西口 勝也, 田中 耕二郎, 杉本 幸弘
セッションID: 110
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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アルミニウムと熱可塑CFRPの摩擦撹拌点接合を行い、継手品質に及ぼす接合条件の影響を調査した。接合強度は最大摩擦発熱量よりも総摩擦発熱量との相関が高く、要求強度や母材樹脂の熱的性質に応じて挿入速度や保持時間、ツール径などのパラメータを設定することで総摩擦発熱量を制御することで多様なCFRPとの接合が可能と考えられる。
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猪瀬 幸太郎, 松本 直幸, 置田 大記, 木村 健士郎, 神林 順子, 山岡 弘人
セッションID: 111
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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鋼CFRP複合構造は物性値の異なる材片を組合せて製作する点においてこれまでの鋼構造と異なる。また、CFRPは鋼材と比較すると軽量であるが縦弾性係数は低く、さらに圧縮強度は引張強度ほど高くない。鋼とCFRPの特徴を踏まえ、適材適所に配置する設計が必須となる。本報はこうした鋼CFRP複合構造の基本設計、強度試験のための供試体の設計と試験結果、設計の妥当性確認について述べる。
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徳永 仁寿, 古迫 誠司, 児玉 真二, 泰山 正則
セッションID: 112
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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自動車には今後ますますの車体の軽量化や強度・剛性向上が求められ、より高強度・高炭素な鋼板の適用が進む可能性がある。しかし、このような鋼板ではスポット溶接ナゲットのじん性が低く、特にCTSが低いことが知られている。一方、アークスポット溶接ではワイヤによる希釈や溶接部の余盛りの効果によりCTSが向上することが報告されている。本報では中高炭素鋼のアークスポット溶接継手強度やハット部材の特性を調査した。
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青木 祥宏, Yoon Sungook, 藤井 英俊
セッションID: 113
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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形摩擦接合(LFW)は、材料同士を線形運動で摺り合わせ際に生じる摩擦熱を熱源として固相接合法である。この接合法において、印加応力を増加させることで接合温度を低温化できることを明らかにするとともに、中炭素鋼板を用いA1点以下での無変態接合に成功した結果を示す。
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佐藤 裕, ミロノフ セルゲイ, 藤井 啓道, 粉川 博之, 石田 清仁
セッションID: 114
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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TRIP鋼に対してCo基合金ツールを用いて摩擦攪拌接合を行い、得られた接合継手の引張特性を評価した。また、接合継手におけるミクロ組織の分布と形成機構を検討し、引張特性との関連性について調べた。
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松下 宗生, 高田 充志, 谷口 公一, 松田 広志, 池田 倫正, 藤井 英俊
セッションID: 115
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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自動車用高張力薄鋼板において、従来よりも炭素含有量の高い合金設計により高強度と高加工性を両立する開発が進められているが、従来の溶融溶接法では溶接部に割れや脆化を生じるため実用化が困難である。よって、その解決の方策として非溶融の接合方法である摩擦攪拌接合(FSW)に期待が集まっている。しかし現状のFSWでは自動車生産に必要な施工能率が得られない。よって、高周波誘導加熱を予熱に用いたハイブリッドFSW
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森貞 好昭, 藤井 英俊
セッションID: 116
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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材料流動はFSWにおいて最も重要な現象の一つであるが、従来のアプローチでは正確な挙動を把握することが困難であった。本発表では、2組の高輝度X線透過装置による材料流動の3次元可視化によって得られた知見について、炭素鋼のFSWを中心に報告する。
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平野 聡, 佐藤 章弘, 佐藤 裕, 石田 清仁
セッションID: 117
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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引張強度が1.2GPa級の高張力鋼板4種をFSWし、接合部の断面マクロ組織、硬さ分布、引張強度を調査した。TRIP鋼は攪拌部の硬さが上昇していた。焼入れ、焼き戻しで強度を調整した鋼板は、攪拌部の硬さが低下していた。
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岡崎 正和, SATAPATHY DEVIDATTA, 平野 聡
セッションID: 118
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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ISMA プロジェクト「難接合性材料の線接合技術の開発」の一環として行った難接合性材料の疲労破壊評価と解析結果について報告する。すなわち、高強度鋼やチタン合金などの溶融溶接が難しい難接合性材料に対して、酸化防止対策の簡略化や接合変形低減、母材強度低下低減などが期待できる摩擦攪拌接合(FSW)技術を実用化水準に引き上げるため、ハイテン鋼FSWの疲労破壊特性について調査した。
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劉 小超, 孫 玉峰, 柳楽 知也, 藤井 英俊
セッションID: 201
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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本研究では、液体CO2急速冷却、マーカ材料及び接合ツールの緊急停止を用いて、材料流動経路に沿ってCu-30Znの摩擦攪拌接合中の微細組織形成が調査された。ショルダー範囲内の連続的な材料流動とプーロブ表面の周期的な材料流動がそれぞれ攪拌部の上部と下部で存在する。ショルダー影響部で高い転位密度を含む変形組織が得られた。しかし、プローブ影響部でキーホールからの距離の増加に伴って、粒径が徐々増大した。
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劉 恢弘, 藤井 英俊
セッションID: 202
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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固相接合技術の一種である摩擦攪拌接合は、溶融溶接に起因する問題点を解決することができるため、近年盛んに研究されている。しかし、摩擦攪拌接合において, 被接合界面がどのように接合されるかは未だ不明である。本研究では、摩擦攪拌接合したCu/Cu-10Znの界面組織を観察することで、Cuの摩擦攪拌接合における界面接合機構を明らかにすることを目的としている。
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牧内 翔, 高松 良平, 齋藤 樹里
セッションID: 203
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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従来の溶接法では変形が大きく、色相変化が起こる薄板銅合金においてFSWを適応することで高品質な接合ができると考えられる。本実験では銅合金にFSWを適応した際の機械的特性を報告する。
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齋藤 樹里, 高松 良平, 牧内 翔, 榎本 正敏
セッションID: 204
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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近年、カルシウム添加により発火温度を高くした難燃性マグネシウム合金が開発され、その軽量性から輸送機器類への適用が期待されている。輸送機器類に用いられる軽金属の接合には、摩擦撹拌接合が有効である。そこで本研究では、難燃性マグネシウム合金AZX611の薄板の摩擦撹拌接合を行った。接合中の荷重・トルク・冶具温度の挙動を測定し、接合部の観察と合わせて適切な接合条件を調査した。
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周 夢然, 森貞 好昭, 藤井 英俊, 王 建義
セッションID: 205
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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極めて軽量な構造材として注目されているMg-Li合金の摩擦攪拌プロセスに関して、攪拌部組織に及ぼすツール回転速度の影響を検討した。ツール回転速度を30 rpmと極低回転とすることで、攪拌部に微細再結晶組織が形成され、引張特性の向上に加えて室温での超塑性が認められた。また、473Kでは伸びが1100%以上となる顕著な超塑性を示した。
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生田 明彦
セッションID: 206
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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一般的な摩擦攪拌接合用のツールはプローブを有していることから,ある程度の板厚の接合に適している.ここで,薄板の摩擦攪拌接合について考えた場合,接合条件としてツールの圧入があるため,元々薄い板厚の減少が伴う突き合わせ接合はより困難となる.そこで,薄板の摩擦攪拌接合にプローブない接合ツールを用いて突き合わせ接合を行った場合,ツール形状および接合条件の適用性を検討した.
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鹽津 陵雅, 河合 真二, 榎本 正敏, 山本 憲吾, 柿内 茂樹, 冨田 正吾
セッションID: 207
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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FSWにおいて,温度は適切に施工できているかを判断するための重要なパラメータのひとつである.よって筆者らはツール内部の複数点の温度をリアルタイム且つ無線で取得するシステムを開発した.また,本システムを使用して,開先面の一部に欠陥を模擬した材料を突合せ接合した際,欠陥部において温度変化が見られたことから,本システムを使用することで接合中に発生した欠陥を検知できる可能性があることがわかった.
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三浦 拓也, 大津 雅亮, 岡田 将人, 藤井 英俊
セッションID: 208
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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高速回転する棒状工具の摩擦熱を利用しながら板材の逐次成形を行う摩擦攪拌インクリメンタルフォーミング法を、摩擦攪拌接合により作製したA5052アルミニウム合金継手に対して適用し、接合部の成形性を調査した。その結果、接合線に対して平行な方向よりも垂直な方向への成形の方が成形限界が高くなる傾向が見られた。
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越智 真理子, 森貞 好昭, 藤井 英俊
セッションID: 209
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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ボビンツールによる摩擦攪拌接合では前進角が付与できず、適切接合条件が限定される。これに対して、我々は被接合材の裏面からツールを引き上げて接合を行う反転摩擦攪拌接合を提案している。本研究では、ツールの材質及び形状を含めた接合条件の検討により、鋼の反転摩擦攪拌接合に成功した。
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李 承俊, 韓 廷, 朴 鐸民, 孫 玉峰, 潮田 浩作, 藤井 英俊
セッションID: 210
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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Medium Mn steel was conducted to bead friction stir welding (FSW) process. The variations of microstructure, phase fraction and mechanical properties were after FSW were investigated.
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孫 玉峰, 藤井 英俊, 村上 俊夫
セッションID: 211
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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本研究では、厚さ2mmの炭素量0.4%、珪素1.0%の1.5GPa級高強度TRIP鋼板の摩擦攪拌を行った。継手強度向上のため、異なる接合条件で得られた継手の攪拌部中心部から母材まで各領域における残留オーステナイト量の変化を調べました。そして、デジタル画像相関法により継手接合部全体の引張応力とひずみ分布を解析しました。
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ビンクスニン ムハマドアリフィン, 森貞 好昭, 藤井 英俊
セッションID: 212
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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接合温度の制御が可能なFSWは鋼の接合方法として大変魅力的であるが、ツールの価格及び寿命等が実用化の妨げとなっている。更に、厚鋼板のFSWでは板厚方向における組織の不均質化も問題となる。本研究では、板厚の異なる中炭素鋼板を種々の材質からなる接合ツールでFSWし、接合中のツール負荷、攪拌部の微細組織及び継手特性を詳細に調査した。
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山本 啓, 段野 芳和, 伊藤 和博, 三上 欣希, 藤井 英俊
セッションID: 213
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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摩擦攪拌プロセス(FSP)を余盛止端部へ施工可能であると以前に示したが,ツール形状や最適な押し当て角度でも,母材側の攪拌部に切欠き状の溝が形成され,疲労強度の大幅な増加に至らなかった.本研究では,丸型先端形状ツールを用いて,平坦部への手法と同様にFSPを施した.これにより母材側攪拌部の減肉を抑制し,溶接部の更なる疲労強度改善を試みた.各プロセス条件の結果を鑑み,最適な施工方法について議論する.
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渡邉 大智, 楠 秀遥, 中山 昇
セッションID: 214
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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鉄鋼材への摩擦攪拌接合の普及には、耐久性やコスト等の課題を克服するためのツールの開発が必須である。炭化物からなる硬質粒子を金属間化合物を含む結合相を介して焼成した複合硬質合金からなる摩擦攪拌接合ツールを作製し、鉄鋼材の摩擦攪拌接合への適用可能性について評価を行った。
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船木 開, 藤井 英俊, 森貞 好昭, 孫 玉峰, 加藤 雅礼, 深澤 孝幸, 阿部 豊
セッションID: 215
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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従来の金属製FSWツールにおいて、鉄系材料などの高融点材料に対してツール寿命とコストを両立させるものが少ない。今回、耐熱性、硬度のバランスに優れる窒化ケイ素セラミックにおいて、微構造制御により特性を変化させた窒化ケイ素間のツール寿命比較試験により、ツール寿命へ影響する材料物性の検証を実施した。
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家下 輝也, 生島 一樹, 柴原 正和, 宮坂 史和
セッションID: 216
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
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Friction Stir Welding(FSW)はツールと呼ばれる工具を用いて被接合材を攪拌することで接合を行う。FSW中の力学的挙動は複数の要素が複雑に絡み合っており、そのシミュレーションは非常に困難である。しかしながら、ツールの力学的検討を行うためにシミュレーションは有用であるため、本研究ではMPS法とFEMを連成させることでFSWの力学解析手法の構築を行う。
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清水 啓徳, 安井 利明, 福本 昌宏
セッションID: 217
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
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無回転ショルダ摩擦攪拌接合(SSFSW)は無回転ショルダを用い接合を行う固相接合であり摩擦攪拌接合(FSW)にみられる問題が抑制される.しかしSSFSW法による異種金属重ね線接合でのショルダによる入熱の有無が接合特性に及ぼす影響は調査されていない.そこでSSFSW法,FSW法によって異種金属重ね線接合体を作製し界面,接合強度の調査を行い,ショルダによる入熱の有無が接合特性に与える影響を調査した.
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芹澤 久, 小倉 啓嵩, 森貞 好昭, 藤井 英俊, 長坂 琢也
セッションID: 218
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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摩擦攪拌接合法を用いて、V合金とステンレス鋼との異材継手を作製する際、ツールに母材が付着する問題を解決する手法として、硬質薄膜コーティングしたツールを用いて接合体の作製実験を行った結果を報告する。
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崔 正原, 劉 恢弘, 藤井 英俊
セッションID: 219
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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本研究では、純Al薄膜をフィラー材料として用いて、純Tiと純Mgにおける異材摩擦攪拌接合を行った。継手の機械的特性を向上させるために、Al薄膜の厚さ、オフセット、接合速度により、摩擦攪拌接合における最適な接合条件を調査した。異なる接合条件で、継手の微細組織を観察し、接合界面に形成された金属間化合物層の厚さ、化学組成などについてTEMで詳細に分析した。
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朝長 直也, 新 亮也, 小島 涼, 柴柳 敏哉
セッションID: 220
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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A5083アルミニウム合金とAZ31マグネシウム合金の異材摩擦撹拌接合について、材料配置,ツール回転数および接合速度を変化させ,これらの接合条件が欠陥形成に与える影響について調査を行った.
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高木 元気, 安井 利明, 福本 昌宏, 神原 徹, 前田 岳志
セッションID: 221
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
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アルミニウム合金とアルミナの摩擦攪拌点接合では,同じ接合条件においても接合強度が大きくばらつくなどの問題があり,接合特性の向上が課題となっている.そこで,本研究では金属とセラミックスの他の接合法で接合特性の向上などを目的として用いられているインサート材を用いてアルミニウム合金とアルミナの摩擦攪拌点接合を行い,接合特性の評価を行うことでインサート材が接合特性へ与える影響を解明することを目的とした.
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大和田 貴理子, 松田 朋己, 佐野 智一, 廣瀬 明夫, 沼田 朝陽, 庄司 博人, 大畑 充
セッションID: 222
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
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亜鉛めっき鋼板とアルミニウム合金の接合に摩擦攪拌点接合を適用し、その継手強度に及ぼす界面構造の影響を検討した。
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久保 貴寛, 桑嶋 孝幸, 園田 哲也
セッションID: 223
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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ニオブは超伝導加速空洞の材料で、現在は電子ビーム溶接によって接合を行っている。ニオブは非常に活性であり、溶融溶接では酸化を防止するため、真空中あるいは不活性ガス雰囲気で接合する必要がある。接合コスト低減のためには作業性の良い接合方法を開発する必要がある。そこで本研究では、酸化抑制と作業性改善のため、接合部の溶融を伴わない固相接合法の1つである摩擦圧接を施し、その接合部の組織等について報告する。
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YOON Sungook, 青木 祥宏, 藤井 英俊
セッションID: 224
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
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線形摩擦接合(LFW)継手特性に影響を及ぼす因子として印加圧力、周波数、振幅などが考えられるが、未だにその影響は明確に明らかにされていない。 本研究では、中炭素鋼薄板の線形摩擦接合継手特性に及ぼす接合因子の影響について調査し、マルテンサイト変態を起こさせない無変態接合の可能性を検討した。
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プアチュリ プラディプ クマル, 古手川 将大, 山本 啓, 伊藤 和博, 外本 和幸
セッションID: 225
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
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This is a comparative study on explosive welded joints of RMs (Nb, Mo, Ta, W)/ Cu at two different welding energies to clarify which parameter affects interfacial morphologies and mechanical behavior.
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高橋 誠
セッションID: 226
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
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アルミニウム、またはチタンの薄膜を中間層として陽極接合したケイ酸ガラス同士の継手界面からのカンチレバー型微小試験片の作成・強度評価をナノマニュピレータを装備したFIB加工装置中で試み、中間層の材質と厚さ、接合温度、電圧印加時間などの接合条件による接合強度の変化を継手界面組織の変化と合わせて検討した結果を報告する。
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宮垣 徹也, 劉 恢弘, 釜井 正善, 藤井 英俊
セッションID: 227
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
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炭素鋼S45C丸棒において、新規接合法である電気抵抗熱を用いた大荷重局部変形接合法により接合された継手の内部組織および機械的特性について調査し、新規接合法の可能性について考察を行った。接合界面の電流密度を増加させることにより、接合界面の変形量を増加させ接合を促し、接合時間を短縮することができた。その結果、電流密度約100 [A/mm2]において母材強度を超えた熱影響部の少ない継手の作製に成功した。
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岡田 博樹, 廣野 彬人, 宮沢 靖幸, 金崎 文雄
セッションID: 228
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
会議録・要旨集
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銅合金ろう付時に発生するボイドの形成のその場観察をX線透過装置を用いて行った.これにより,ボイドは溶融ろうが垂直方向に進行する過程で回り込むことにより形成されることが確認された.また,間隙内の溶融ろうのぬれ広がり速度に差が生じ,ボイドが形成されることが確認された.この差を小さくすることにより,ボイド率が減少する傾向が得られた.
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岡田 博樹, 降旗 恭平, 花泉 洋樹, 為田 英信
セッションID: 229
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
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Pbフリー黄銅は現在バルブなどの配管部材に用いられている。こうしたバルブは作業現場でトーチを用いたはんだ付が行われている。トーチはんだ付の場合、接合する部材間に温度差が発生する可能性が予想される。そのため、温度差が発生するような不均一な加熱と炉中での加熱による均一加熱がはんだ付性およびボイド形成に与える影響を評価した。不均一加熱と均一加熱を比較したとき、ボイド形成の傾向が異なることが確認された。
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藤井 啓道, 馬場 洋輔, 佐藤 裕, 粉川 博之
セッションID: 230
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
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二相分離するTiとMgの組合せで超音波接合を実施した.得られた試料の接合強度を引張せん断試験により評価した.また,電子顕微鏡法により,接合部におけるミクロ組織の解析を行った.その結果,Mg側の界面近傍においては,超音波振動方向と平行なせん断変形による加工組織が生じ,Mg中にTiの拡散層が形成されていることが確認され,冶金的な接合が達成されていることが明らかになった.
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佐々木 朋裕, 有本 圭祐, 土井 悠平, 金 泰元
セッションID: 231
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
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超音波接合における被接合材同士の接合界面,および接合工具と被接合材との界面で生じる摩擦現象に注目し,超音波接合部の生成,発達挙動を調べた.本報告では,高速ビデオカメラを用いたその場観察,およびせん断力の測定結果から,それぞれの界面における摩擦抵抗を推定した結果,さらに,接合界面の状態が摩擦挙動に及ぼす影響を調べた結果を述べる.
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舟田 義則, 山下 順広, 塚本 雅裕, 阿部 信行, 佐藤 雄二, 左今 佑, 牧野嶋 和貴
セッションID: 301
発行日: 2018年
公開日: 2018/06/24
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原料粉末を加熱溶融して皮膜形成するレーザコーティング技術を,精密機器部品など微細で薄肉な部材にも利用可能とするため,レーザ加工ヘッド中心から噴射する原料粉末を複数のレーザ光で加熱溶融するマルチビーム式直噴型レーザコーティング装置を開発した。そして,レーザ光出力や粉末供給量などのプロセス条件が,ビード高さや溶け込み深さなどのビード形成特性に及ぼす影響を明らかにした。
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