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-パルス通電を活用した板間 LME 割れ抑止技術-
小峯 慎介, 金澤 友美, 谷口 公一, 髙島 克利, 松田 広志, 池田 倫正
p.
4-5
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
超高強度鋼板のスポット溶接において、Znめっきを含む板組では、液体金属脆化(LME)割れが生じる場合がある。また継手強度においては、脆性破断に起因するCTSの低下が懸念され、課題となっている。本報告では、パルス通電を活用した板間のLME割れ抑止プロセスについて検討を行った。
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-板間の Fe-Zn 合金化反応に着目した LME 割れ抑止機構-
金澤 友美, 小峯 慎介, 澤西 央海, 髙島 克利, 谷口 公一
p.
6-7
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
超高強度鋼板のスポット溶接において、Znめっきを含む板組では、液体金属脆化(LME)割れの発生が課題となっている。前報では、パルス通電を活用した板間のLME割れ抑止プロセスについて報告した。本報告では、板間のFe-Zn合金化反応に着目し、パルス通電によるLME割れ抑止機構の検討を行った。
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-打角溶接時の継手強度に 及ぼすパルス通電の影響-
遠藤 玲子, 小峯 慎介, 金澤 友美, 髙島 克利, 谷口 公一
p.
8-9
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
高強度亜鉛めっき鋼板の抵抗スポット溶接部は、溶接時に溶融しためっき層の亜鉛が旧γ粒界に侵入する液体金属脆化(LME)割れが懸念される。さらに高強度鋼板では、継手強度(CTS)の低下も懸念される。本報告では,超高強度鋼板の抵抗スポット溶接継手においてLME割れを抑止するパルス通電技術が継手強度(CTS)に与える影響を評価した。
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三宅 彩香, 安田 功一, 池田 倫正, 沖田 泰明, 川邉 直雄, 高島 克利
p.
10-11
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
自動車用Znめっき鋼板の高強度化にともない、抵抗スポット溶接部におけるLME割れの発生が問題視されている。そこで本研究ではLME割れ感受性を評価することを目的に、溶接部に任意のタイミングで任意のひずみを付与できる評価手法を開発した。これにより求めた割れ発生ひずみと温度からLME割れ感受性の定量的評価が可能となる。第1報では、開発手法の概要と、溶融Znめっき鋼板のLME割れ感受性の定量的評価例を紹介する。
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沖田 泰明, 川邉 直雄, 高島 克利, 三宅 彩香, 安田 功一, 池田 倫正
p.
12-13
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
近年の自動車用鋼板の高強度化にともない抵抗スポット部のLME割れの問題が顕在化し、溶接部のLME割れ感受性を考慮した鋼板の開発が必要とされている。本報告ではラボにて鋼成分の異なる鋼板を作製し、第1報に示した開発した評価手法を用いて、LME割れ感受性を定量的に評価した結果を示すとともに、耐LME割れ性に現れた差異の原因について検討した結果を報告する。
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相原 巧, 釜井 正善, 森貞 好昭, 潮田 浩作, 藤井 英俊
p.
14-15
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
我々は、これまでに低温かつ無変態での接合が可能な固相抵抗スポット接合法を開発し、中炭素鋼にて高強度な接合を達成している。一方で、接合界面形成機構は明らかになっているとは言い難い。そこで本研究では、中炭素鋼S45C鋼板に対して種々の条件で固相抵抗スポット接合を施し、得られた接合部の組織及び機械的性質を詳細に調査することで、接合界面形成機構を検討した。
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Yuxiong XIA, 吉江 巧, 山根 敏, 梅田 侑暉, 谷口 公一, 伊木 聡
p.
16-17
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
近年では、自動車の軽量化のために高張力鋼板が使われており、溶接時間が短く、品質を確保するために内部現象の可視化が重要です。スポット溶接の数値モデルを使用してシミュレーションを行いました。ナゲット形成は鋼材間の接触抵抗やジュール熱に依存しており、通電経路が重要です。通電により発熱が生じ、鋼材が膨張し、接触状態が変化することが予測されます。したがって、線膨張係数がナゲット形成に与える影響を検討しました。
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―板隙存在時におけるナゲット径の安定化―
宗村 尚晃, 谷口 公一, 澤西 央海, 松田 広志, 池田 倫正
p.
18-19
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
高張力鋼板板組において、板隙によらずナゲット径を安定確保するため、想定される板隙量に応じて予め複数の参照熱量(目標熱量)を設定し、板隙に応じて適切な参照熱量を選択して適応制御溶接する方法について検討した。
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-抵抗スポット溶接部の残留応力場形成第一報-
水谷 巧, 福本 学, 岡田 徹, 富士本 博紀
p.
20-21
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
液体金属脆化割れや水素脆化割れの発生と関連し、抵抗スポット溶接部の応力場に対する関心が高まっている。応力場に関する数値解析的な検討では、表面の残留応力分布の予測精度検証が行われている。抵抗スポット溶接部表面の残留応力分布の形成機構を明らかにするため、溶接電流を変えた抵抗スポット溶接部表面の残留応力測定を行った。また溶接部の組織分布と表面の残留応力の大きさとの関係を調査した結果について報告する。
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セフ シャハブディン, 上谷 佳祐, 北村 貴典
p.
22-23
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
自動車製造の場合、車体1台あたり3000~4000点の抵抗スポット溶接があり、溶接部の品質保証の効率化が課題である。本報では、板組条件を固定の元、抵抗スポット溶接後のナゲットが融接もしくは圧接となる溶接施工条件で試験片を製作した後、マイクロマグネティクス法を用いて、①融接と圧接を自動判定できるか、②①の判定結果が「融接」だった場合にナゲット径を定量評価できるか、2つの特性評価の成立性について検証した。
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渡辺 吾朗, LIU MINGYAO, YU ZHENGXIAO, 麻 寧緒, 村川 英一
p.
24-25
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
また,有限要素解析により,き裂先端の応力拡大係数を算出した。また、実験条件による局所応力状態を記述する式を数学的に確立し、相関分析により高強度鋼抵抗スポット溶接板の疲労強度を予測し、これにより数学モデルを構築した。
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佐々木 洸, 北村 貴典, 門脇 萌
p.
26-27
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
抵抗スポット溶接は自動車の車体組み立てに多用されており,自動車の衝突安全性向上のため溶接継手の高強度化が求められている.そこで,高強度化の手法として,溶接時の鋼板温度(初期温度)を高温にし,電気抵抗を大きくすると共に,融点に近づけることで小さい発熱量でも溶融するようになり容易に大きなナゲットを得ることを考えた.この考えのもと実験を行い,ナゲットの拡大と継手強度の向上を確認できたので報告する.
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若林 千智, 谷口 大河, 児玉 真二
p.
28-29
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
1180MPa級の超ハイテン材を用い、スポット溶接継手のCTS向上を試みた。その結果、単通電や後通電1回に対して、後通電を2回付与した方がCTSが向上した。破断サンプルの観察から、このCTS向上の原因はナゲットの靭性向上が考えられた。靭性向上の原因としては、後通電による再溶融位置付近にてδ変態をすることによって等軸細粒が生じ、2回の後通電でその割合が上昇することが考えられる。
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山路 幸毅, 岩瀬 哲
p.
30-31
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
これまでに抵抗スポット溶接を活用したアルミニウムパネルの端部を直接溶接する手法を開発してきた。今回の発表では、当て板として活用している鋼板に切り欠き形状を付与することで余剰となるアルミニウムの溶湯を切り欠き内に流動させ、溶融領域を拡大させたことにより、せん断強度を向上させる手法を開発した。上記の強度向上の適した切り欠き形状とメカニズムについて考察した旨を報告する。
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劉 泓江, 北村 貴典, 河野 大輔, 小林 賢二郎
p.
32-33
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
抵抗スポット溶接は自動車生産に多用されており,自動車の軽量化と衝突安全性を両立を望んでいる,力学の観点から検討するとナゲット端部のひずみを抑えることができれば継手強度が向上すると考えられる.そこで本研究ではL字継手に初期折れ加工を施すことで,継手強度が高くなることを提案し,実験より確かめた.さらに初期折れ加工における折れ角度,折れ位置が継手強度に及ぼす影響について検討した.
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谷口 公一, 伊木 聡, 南部 将一, 柿本 遼
p.
34-35
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
自動車用超ハイテンのスポット溶接部における、ナゲット組織と後通電の関係について詳細に評価を行った。1470MPa級ハイテンを対象に溶接および組織解析と引張試験を行い微視的な特徴を比較検討した。後通電の有無に寄らず、ナゲットは伸長した旧γ粒を有しているものの、き裂進展経路はその短辺側の粒界を進展していくが、パルス通電を行った場合は、同じ引張荷重でもき裂の進展が抑止されることを明らかにした。
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金 振謙, 沖田 泰明, 髙島 克利, 松田 広志
p.
36-37
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
自動車用薄鋼板の高強度化に伴い,抵抗スポット溶接部の水素脆化が懸念される.薄鋼板の水素脆性には拡散性水素が影響することが知られているが,抵抗スポット溶接部ではどのような存在状態の拡散性水素が影響するかは明らかでない.本報告では,水素チャージした高強度薄鋼板の溶接継手において,昇温放出分析による水素放出挙動と脆化挙動の関係について報告する.
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森 正統, 木下 圭介, 松蔭 武士, 渡辺 由布, 樽井 大志
p.
38-39
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
ZnAlMgめっき鋼板は、ZnめっきにAlとMgを添加しためっきを使用した鋼板である。防錆性能がGI材(溶融亜鉛めっき鋼板)と同等以上であり、Zn使用量を削減できるため、自動車鋼板においてGI材の代替材料としての使用が検討されている。自動車車体の溶接に広く使われる抵抗スポット溶接を用いたZnAlMgめっき鋼板の溶接性実験について結果を報告する。
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渡辺 由布, 太田 竜司, 松蔭 武士, 樽井 大志
p.
40-41
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
自動車車体の溶接には、主に抵抗スポット溶接が使用されるが、用いる電極径で溶接フランジ平面幅が制約され、フランジ平面幅の短縮が困難である。そのため溶接フランジ平面幅の短縮を目的として、ディンプル溶接を採用している。溶接品質の調査のために溶接時の条件、生産過程で起こりうる外的要因を模擬的に変化させて実験を行った。溶接パラメータの影響として、電流値、通電時間、加圧力、連続打点性について報告する。
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太田 竜司, 松蔭 武士, 渡辺 由布, 樽井 大志
p.
42-43
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
溶接フランジ平面幅の短縮を目的として、ディンプル溶接を採用している。溶接品質の調査のために溶接時の条件、生産過程で起こりうる外的要因を模擬的に変化させて実験を行った。第一報では溶接パラメータの影響について報告した。第二報として継手隙間の影響、電極の接触角度、電極位置ずれ、ディンプル高さについて報告する。
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島田 聡子, 中村 優佑, 田中 耕二郎, 深堀 貢, 藤井 英俊, 森貞 好昭, 小倉 卓哉, 渡邉 直樹
p.
44-45
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
マツダが2003年に実用化した摩擦撹拌点接合は、アルミニウムの直接接合法であり、アルミのパネル部材を対象とした薄板の接合法として定着している。今回、厚板を対象としたアルミニウムの摩擦撹拌点接合において、強度に影響を及ぼすと考えられる塑性流動状態を再現するために、粒子法を活用したモデル構築およびX線を用いたモデルの確からしさ検証を行ったので、その結果について報告する。
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奥田 真三樹
p.
46-47
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
冷却器等に用いられるアルミニウム板と冷媒出入口のアルミニウムパイプの接合には、主にロウ付けが用いられてきた。従来のロウ付けに比べて、摩擦攪拌による接合は温度が低く、省エネルギーかつ熱ひずみも抑制できる。そこで、本研究では、フランジ付きアルミニウムパイプ材をアルミニウム板材に高品質かつ短時間で接合可能な摩擦撹拌圧接する工法を開発し、開発した工法のツール形状等が接合品質に及ぼす影響を報告する。
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上野 達哉, 松田 朋己, 神原 淳, 大畑 充, 廣瀬 明夫
p.
48-49
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
Znめっき鋼とAl合金の接合では、界面反応層の脆性やZn偏析由来の欠陥が継手の破壊特性に影響を及ぼす。本研究では界面反応層形態およびZn濃度分布に着目し、脆性的な破壊の抑制と強度向上を目的とした。界面反応層の不均一形成により継手の急速な破壊が抑制された。微小領域力学特性評価を通じて、母材/反応層内のき裂進展経路を制御するための反応層形態ならびにZn偏析領域の制御指針を検討した。
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菊川 直樹, 杉本 幸弘, 芹澤 久
p.
50-51
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
摩擦攪拌点接合法を用いて、アルミニウム合金と炭素繊維強化プラスチック複合材料との重ね異材接合継手を作製する際に生じる樹脂流動現象について、作製した重ね継手部の横断面、ならびに引張試験後の破断面より検討した結果について報告する。
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浅岡 祐貴, 杉本 幸弘, 芹澤 久
p.
52-53
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
摩擦攪拌点接合法を用いて、金属と炭素繊維強化プラスチック複合材料との重ね異材接合継手を作製する際に生じる発熱現象について押し込みツールのトルク量の変化に基づいて調べ、鋼板とアルミニウム合金とで発熱履歴に変化が生じた結果について報告する。
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森田 寛己, 安井 利明, 下田 陽一朗, 奥田 真三樹
p.
54-55
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
近年、EV車の航続距離延長のために異なる素材を適材適所に配置した軽量化が不可欠とされており、その実現のために様々な異材接合技術の開発が進められている。本研究では、供試材を上下のショルダで挟み込むことでルートフロー欠陥を抑制できるボビンツールを用いた摩擦攪拌接合に着目し、超高張力鋼とアルミニウム合金の突き合わせ継手の品質に与えるツール形状の影響を調査した.
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柿内 茂樹
p.
56-57
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
本研究は、板厚や材質が異なる板材を繋ぎ合わせた1枚のテーラード・ブランク材を開発するため摩擦攪拌接合法を適用し、接合条件と継手の機械的性質について検討した。その結果、板厚1 mmと1.6 mmのA6061合金同士の接合と、板厚1 mmのA2024合金と1.6 mmのA6061合金の異なるアルミニウム合金を接合して、空洞欠陥が無いテーラード・ブランク材を作製した。
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張人之 , 王 倩, 楢崎 邦男, 菅 哲男, 麻 寧緒, 西本 大地, 津田 翔太, 田淵 隆行, 島田 秀一, 鈴木 健史
p.
58-59
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
自動車用の変速ギアシステムの中に炭素鋼と鋳鉄の異材溶接継手がある。異材溶接による割れや化学成分の不均一な分布が課題となり、溶接過渡温度場や溶融池内の材料流動との関連性が強い。本研究では、実験でレーザ溶接池の形状を観察し、レーザビームの焦点と溶接ワイヤの配置を考慮した等価熱源モデルを開発すると共に、溶接過渡温度場を解析した。レーザビームと溶接ワイヤの相対位置が溶融形状に及ぼす影響を明らかにした。
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西本 大地, 津田 翔太, 田淵 隆行, 島田 秀一, 鈴木 健史, 張人之 , 王 倩, 楢崎 邦男, 麻 寧緒, 菅 哲男
p.
60-61
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
近年、自動車の電動化や小型化の需要により、鋳鉄と炭素鋼の溶接が必要となる。鋳鉄を含む異材溶接では遅れ割れや組織不良が課題となり、レーザ照射条件やワイヤ添加位置の影響を強く受ける。本研究では溶接部のNi分布状況と、ワイヤ添加位置による断面形状の変化、遅れ割れの防止方法を調査し、溶接部におけるNi攪拌の重要性について考察した。また、鋳鉄の組織分布に関連して、温度履歴などの観察を行った。
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洪 聖旻, 植村 幹太, 三上 欣希, 伊藤 和博, 德永 仁寿, 富士本 博紀
p.
62-63
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
A simulation was carried out to investigate the solidification cracking of carbon steel in laser welding. Increment of the plastic strain was mainly focused, and validated with the experimental results.
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-レーザ溶接部からの水素放出 5-
宮崎 康信, 芦田 肇, 水谷 巧, 巽 雄二郎
p.
64-65
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
レーザ溶接時に溶解した水素は,稀薄であれば拡散方程式に従うことが期待される.そして溶接部に残存する水素濃度の時間依存性は,拡散方程式の解析解により一つの曲線として記述される.一方この水素濃度は,溶接部が室温まで冷却された後では,容易に測定することができる.測定された水素濃度の時間依存性より,水素濃度曲線を決定すれば,溶接時に溶解した水素量の外挿により推定可能であることが示された.
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-高強度鋼板のレーザ溶接割れに及ぼす影響因子の検討 第3報-
芦田 肇, 富士本 博紀
p.
66-67
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
高強度薄鋼板のレーザ溶接では、レーザ溶接終端部のクレータを起点として、溶接線に沿って低温割れが発生するケースが報告されている。前報では、高強度鋼板レーザ溶接部の低温割れに及ぼす鋼板の機械的強度や炭素量の影響を報告した。本報告では、電気亜鉛めっきした試作鋼板を用いて、レーザ溶接部の低温割れ感受性に及ぼす亜鉛めっきの影響を調査した結果を報告する。
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竹中 啓輔, 佐藤 雄二, 塚本 雅裕, 山下 順広, 西海 綾人, 谷内 大世, 舟田 義則
p.
68-69
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
純銅に対する光吸収率が高い青色半導体レーザを使用し、マルチビーム式レーザコーティング法を用いて純アルミニウム基板に対して純銅の皮膜形成を試みた。結果として、青色光の吸収率の低い純アルミニウム基板がレーザでは溶融しない条件においても純銅皮膜が形成されることがわかり、純銅粉末が光吸収体となった皮膜形成プロセスであることが明らかになった。
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-熱延超ハイテンの高電流パルス活用MIG 溶接技術の開発-
小西 恭平, 澤西 央海, 谷口 公一, 伊木 聡
p.
70-71
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
超ハイテンを使用した自動車足回り部品の溶接部では耐食性の確保が重要である。純アルゴンMIG溶接では耐食性低下を引き起こすスラグを低減できる一方で溶接部の溶込み深さは浅くなること知られている。そこで、本研究では当社で開発したパルスMIG溶接を対象に、溶込み深さおよび溶滴移行挙動に及ぼすパルス電流パラメータの影響を定量化し、安定した短絡移行を維持しつつ、溶込みを制御可能なパルス電流条件を検討した。
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-止端形状の影響の実験的評価-
戸田 要, 鈴木 励一
p.
72-73
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
重ねすみ肉アーク溶接部の止端形状と疲労強度の関係を実験的に評価した。
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上田 秀樹, 牧野 泰三, 白水 浩, 大森 優作
p.
74-75
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
赤外線熱弾性法は構造物の応力分布及び疲労限度を非接触で計測する技術として期待が高まっている。ところで、本手法では繰り返し負荷条件下における構造物の微細な温度変化を評価するため、熱拡散の影響が大きく、低周波の繰返し負荷では適正な計測結果を得られないことが懸念される。そこで、重ねすみ肉溶接継手を対象に熱弾性応力に及ぼす負荷周波数の影響を、FEM解析を適用し検討した。
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鈴木 聖顕, 大村 隼, 鴇田 駿, 佐藤 裕
p.
76-77
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
合金元素添加はAl/Fe異種金属接合の高強度化に有効であることが知られている。私達の研究グループは、TIG溶接を用いたAl/Fe異種金属において、Al-Zn溶接材とNiめっきを同時に用いることで接合界面へのNiとZnの複合添加を実現し、その結果接合強度が合金元素なしの場合の約3倍に向上したことを報告した。本研究では、接合界面における金属間化合物の組織形成に及ぼすこれらの合金元素の影響を調査した。
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鈴木 聖顕, 鴇田 駿, 佐藤 裕, Sylvain Dancette, Jerome Adrien
p.
78-79
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
私達の研究グループは、TIG溶接を用いたAl/Fe異種金属接合において、Al-Ni合金を母材に用いることで接合強度が純Alを用いた際の約2倍に向上することを明らかにした。しかし、接合強度に及ぼす母材Al合金の機械的特性の影響はいまだ不明である。そこで本研究ではX線CTを用いた継手の破壊のその場観察を行うとともに、有限要素法を用いたシミュレーションを併用することで、異なるAl合金を用いた際の継手の破壊挙動を調査した。
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舘村 誠, 浅井 久敬, 佐藤 駿伍, 川上 博士
p.
80-81
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
アルミニウムと銅の異材接合ついて,プラテン移動制御のバット溶接機を改造した通電・加圧によりアルミニウム融点660℃以下の共晶反応(共晶点548℃)を利用し,材料を溶融させず大気雰囲気中において1秒以下の短時間に接合する手法の基本条件を評価した。継手強度はアルミニウム母材強度と同等の100MPaを得,電流密度,加圧力が同じ場合,接合面の形状に違いがあっても,接合過程に顕著な違いがないことを確認した。
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舘村 誠, 浅井 久敬, 佐藤 駿伍, 川上 博士
p.
82-83
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
アルミニウム融点660℃以下の共晶反応(共晶点548℃)を利用するアルミニウムと銅の異材接合について,1秒以下の通電・加圧工程で行われる共晶融液生成と排出過程の界面挙動を評価した。通電・加圧条件の影響を評価し,界面加熱のピーク温度を共晶点548℃以上,アルミニウム融点660℃未満の温度範囲に制御することで.アルミニウム母材と同等の継手強度100MPaが得られることが判った。
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虎本 陸希, 山下 享介, 潮田 浩作, 藤井 英俊
p.
84-85
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
線形摩擦接合(LFW)は高炭素鋼でも接合可能な固相接合法である。鋼の高炭素化は安価かつ容易に高強度化を実現できるため、LFWの活用が期待されている。しかし、高強度鋼では水素脆化の影響が顕著となることや炭素量と水素脆化挙動の関係も明確に理解されていない。そこで本研究では、炭素量の異なる鋼に対しLFWを行い、その継手の水素脆化感受性を評価し、炭素量と水素脆化挙動の関係を検討した。
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北原 成倫, 千代澤 卓也, 山田 拓哉, 佐々木 朋裕
p.
86-87
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
アルミニウム合金の超音波接合を対象に,接合界面に部分的な陽極酸化処理を施すことで,初期界面状態を制御した.接合初期において,酸化被膜が無い部分に局所的に形成した接合部の成長過程を被接合材同士の相対運動,およびそれによるせん断変形の観点から考察した.本発表では,局所的に形成された接合部への応力集中による被接合材間の相対運動の活発化と,接合部に周辺の塑性流動による継手強度上昇の効果について述べる.
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庄司 博人, 中井 昂世, 畑本 麻斗, 島貫 広志, 大畑 充
p.
88-89
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
自動車の衝突事故時において,部材に亀裂が生じると耐衝突性能の低下が懸念される.衝突時の亀裂発生・進展は,引張/せん断の組合せ応力場の下で,垂直/せん断モードが混在した複雑な挙動を呈する.本研究では,複雑な亀裂発生・進展挙動を再現するために,拡張有限要素法に着目し,延性破壊モデルと組み合わせることで,薄鋼板部材の延性亀裂進展解析手法を提案する.
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野尻 誠
p.
90-91
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
摩擦エレメント接合は、マルチマテリアル車体を製作する際に、超高強度鋼板とアルミ合金板を下穴なしで点接合する用途で利用できる。しかし、この新しい接合技術に関する研究報告は少なく、接合条件と接合品質の関係がよく分かっていない。そこで、いろいろな接合条件を試すことで接合品質がどう変化するかを調査した。その結果、高品質な接合を実現するために有効であると考えられる手法を見つけたので、それを報告する。
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- ホットワイヤ・レーザブレージング法を用いた鋼/アルミニウム合金 異材接合技術の開発 (第 9 報) -
伊藤 環, 山本 元道, 冨田 海, 谷口 公一, 伊木 聡, 宗村 尚晃
p.
92-93
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
本研究では,ホットワイヤ法と高出力半導体レーザとを組み合わせたレーザブレージング法を用いて,鋼/アルミニウム合金異材接合技術の開発を行っている.本報では,表面処理条件の異なる3種類の鋼板でのIMC生成現象およびその差異について調査した結果を報告する.
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張 哲源, 佐々木 朋裕, 江口 勇気, 前田 侑斗
p.
94-95
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
自動車車体のマルチマテリアル化を背景として,炭素繊維熱可塑性樹脂(CFRTP)と5000系アルミニウム合金の超音波スポット接合を試みた.本発表では,超音波ホーンと被接合材との間の相対運動による摩擦発熱が,接合部の形成に及ぼす影響について,接合時に生じる振動挙動,超音波ホーン近傍の温度変化,および接合断面組織から考察した結果を述べる.
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佐藤 蓮, 松田 朋己, 神原 淳, 大畑 充, 廣瀬 明夫
p.
96-97
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
金属と樹脂材料の直接接合において,強度発現に影響を及ぼす因子は未解明である.そこで本研究ではAl合金/CFRTPの接合温度が継手強度および界面近傍の局所特性へ及ぼす影響の解明を目的とした.熱圧着試験において,接合温度の増加に伴い継手は強度増加を示す一方,樹脂の熱分解温度以上で強度低下を示した.またマルチスケールでの局所特性評価により継手の強度発現機構の検討を行い,高信頼な接合プロセスの指針を得た.
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鴇田 駿, 鈴木 岳人, 佐藤 裕, 桑嶋 孝幸, 園田 哲也, 佐々木 龍徳
p.
98-99
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
金属と樹脂の接合を達成する方法のひとつとして、金属表面に凹凸や多孔質膜を付与する方法が研究されている。コールドスプレー法は高温の固体粉末を基材に高速で噴射する成膜法で、成膜条件を適切に制御することで多孔質膜を形成できる。本研究では、アルミニウム合金上に製膜したチタン多孔質膜の気孔率や厚さ、および強度に及ぼす成膜条件の影響を調査した。
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佐原 直樹, 山下 正太郎, 平田 弘征, 才田 一幸
p.
104-105
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
溶接凝固組織や凝固偏析挙動は高温割れ発生に深く関与すると考えられる.著者らは,汎用熱流体解析ソフトウェアによる溶融池形状ならびに確立論的手法であるモンテカルロ法による凝固組織形態の連成予測を達成している.そこで本研究では,その連成予測に加えて溶接凝固現象に基づき凝固偏析挙動に対する予測を実施した.また,その結果から凝固割れ発生に対する影響因子である固液共存域(Mushy zone)を算出した.
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楊 少偉, 伊藤 環, 篠﨑 賢二, 山本 元道
p.
106-107
発行日: 2023年
公開日: 2023/12/02
会議録・要旨集
認証あり
本研究では,高精度な高温割れ(凝固割れ)発生評価を目指し,高倍率その場観察システムおよびレーザ熱源用いる面内引張拘束緩和式割れ評価試験システムを開発している.本報では,開発した評価システムを用い,SUS310Sの高温延性曲線を取得した結果について報告する。
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