高分子
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23 巻, 1 号
選択された号の論文の14件中1~14を表示しています
  • 林 雄二郎
    1974 年 23 巻 1 号 p. 1
    発行日: 1974/01/01
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
  • 神原 周
    1974 年 23 巻 1 号 p. 3
    発行日: 1974/01/01
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
  • 桜田 一郎
    1974 年 23 巻 1 号 p. 4-5
    発行日: 1974/01/01
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
  • 渡辺 篤二
    1974 年 23 巻 1 号 p. 6-7
    発行日: 1974/01/01
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
  • 産油国をめぐる国際情勢の中で
    廣田 浩二
    1974 年 23 巻 1 号 p. 8-13
    発行日: 1974/01/01
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
    資源ナショナリズムの高揚を背景に,中東アフリカ地域の産油国は経済的にも政治的にもきわめて強い姿勢を打ち出してきており,第三世界の中核的な役割をも示しはじめている.これは世界の先進工業諸国の増大する石油需要に対する供給源として中東を中心とする産油国の地位の強化であり,産油国の対先進工業国,および第三世界各国との国際的関係に基本的な変化が生れてきていることを示している.今後の原油需給はこのような国際的な変化の基盤の上に考えざるをえなくなっている.
  • 平川 芳彦
    1974 年 23 巻 1 号 p. 14-18
    発行日: 1974/01/01
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
    石油化学工業の主要中間原料であるエチレンは米国では天然ガス,わが国や欧州ではナフサ分解によって生産されているが,原料の変化は技術的のみならず経済的にも問題が多い.ナフサ分解の副産物中には化学的高度利用が望まれる成分も多いが,低硫黄化要請からそれらを自家燃料とせざるをえないのは資源的にもったいない話である.高分子工業は石油化学工業と質量的依存体制の中で発展しており,高分子製品の石油化学化は実質100%に近づいている.それら高分子製品の40%前後が直接間接輸出されており,石油化学工業の国内立地難と輸出先現地生産ならびに発展途上国の石油化学工業指向の願望から,合弁による石油化学工業の海外進出が進められている.
  • 尾島 巌, 永井 洋一郎
    1974 年 23 巻 1 号 p. 19-22
    発行日: 1974/01/01
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
    ローマクラブの“成長の限界”という報告は,人類が20世紀中に多くの課題を消化できなければ21世紀中には,滅亡の危機をむかえると警告している.石油資源の残存量があと30年といわれている現在,われわれは,エネルギー革命を遂行して,エネルギー源としての炭素資源の利用を早期に止めると同時に,この重要な天然資源の節約の意味で,炭素系高分子原料の代替物を開拓していく必要がある.その候補にあげられるのは,有機ケイ素ポリマーを代表例とする無機質高分子であろう.われわれのまわりに広く分布しており,地球の骨格の大半を構成しているケイ酸塩を,現代の錬金術である化学技術を駆使して人類に役立つ形にし,“砂の文明”を築き上げることが化学者のひとつの大きな課題ではないだろうか.
  • 牧野 昇
    1974 年 23 巻 1 号 p. 23-26
    発行日: 1974/01/01
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
    現代工業社会をささえる生産技術体系は, 従来物的生産性の向上にその重点を置き, したがってそれにともなう副次的影響についての配慮の不足した,いわゆるオープンシスムの技術体系であったといえよう.その結果,PCB,DDT,重金属,プラスチック廃棄物,硫黄酸化物,窒素酸化物などの諸問題に代表される深刻なマイナスのインパクトを発生させた.とくに高分子工業は, これまで人間が未経験であった物質を生み出すことを特長とするため,自然環境や人間の健康に対し思いがけない影響をもたらす危険をはらんでいる.高分子工業の今後の健全な発展のためにば,危険性を事前に予知し,対策を講じること,すなわちテクノロジー・アセスメントが必須であり,またクローズドシステム化の確立が早急に望まれる.
  • 岡川 千勝
    1974 年 23 巻 1 号 p. 27-32
    発行日: 1974/01/01
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
    都市生活から排出される一般廃棄物の処理問題が深刻化するにつれて, その中に混入する廃プラスチックの回収,処理,有効利用に対する要望が高まってきた.現在プラスチック業界としても回収の促進,有効利用の技術開発が進められているが,これらの対策だけで清掃責任をもつ地方自治体の要求に答えることができるであろうか.今後の廃プラスチックの問題を考えるにあたっては資源有限性の観点と,プラスチック製品のライフサイクルに基づく廃棄率の時間おくれなどの要因を考えに入れなければならない.そのためには生産から廃棄に至るまでのトータルなプロセスを考えに入れた上で,発想を新たにして問題に取り組む必要がある.今後の廃プラスチックの回収システムをデザインする上で工夫を要するいくつかの点を指摘する.
  • 藤本 武彦, 芝原 康夫
    1974 年 23 巻 1 号 p. 33-38
    発行日: 1974/01/01
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
    高分子化合物の低分子化の技術は,デンプンからブドウ糖の製造,タンパク質からアミノ酸の製造,ポリエチレンから低分子ポリエチレンの製造のように,高価値の低分子量物質を取得するための技術として発展してきた.このような低分子化の技術の流れは,最近社会問題としてクローズアップされている廃棄プラスチック処理のための技術へと発展しつつあり,注目されている.廃棄プラスチックの低分子化の有効な技術として熱分解と光分解が知られているが,熱分解法については主として廃棄プラスチックを安価に処理するという観点から装置面を中心に技術開発が活発になされている.現在は主として燃料油として回収しようという試みがなされているが,分解生成物の品質など満足すべき段階ではない.今後は石油資源枯渇問題から,廃棄プラスチックの資源としての再生利用ということに力点をおいた技術開発が行なわれていくものと思われる.
  • 浜谷 資郎
    1974 年 23 巻 1 号 p. 39-46
    発行日: 1974/01/01
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
    廃高分子とくに廃プラスチックはごみ中の厄介物とされ, その処理対策をめぐって技術開発や検討が活発になされてきた.最近プラスチック自体の需給のアンバランスや他の資源,エネルギーの不足が目立ち,廃プラスチックを高分子のまま再利用するか,低分子化して利用するかして一石二鳥を狙う方向が加速されてきている.ここでは高分子のまま工業製品として利用することに焦点を絞って将来を展望するが,とくに最近産業系廃プラスチックを原料とする再生事業の急伸ぶりが注目されているので, その状況を述べ, 問題点と対策を検討することが前提となる.杭や牧柵を廃プラスチックからつくることがこのようにさかんなのは日本独特であり,海外にもその例を見ないが,原料から製品までのシステムづくりには多くの問題を抱えており,今後の関係方面の協力を必要とする.
  • 辰濃 隆
    1974 年 23 巻 1 号 p. 47-55
    発行日: 1974/01/01
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
    プラスチックには可塑剤,安定剤,酸化防止剤,帯電防止剤,着色剤などの添加剤が含まれている.食品包装用材や器具に用いられた場合,上記の添加剤が食品に移行することが考えられ,その添加剤の安全性が考慮される.最近ではフタル酸エステルのPVCからの溶出が,医療品である輸血用バッグで問題になり,また第2のPBCということで環境汚染でも取り上げられた.そのほか安定剤に用いられる鉛やカドミウムの溶出とPVC廃棄時の環境汚染など問題となる要因が多い.食品包装資材に用いられる場合は,食品によって溶出能力が異なり,有機物質は脂肪性食品によって,金属類は酸性食品によって容易に抽出される.このことからプラスチック添加剤は人体に摂取されるおそれは十分に考えられ,その使用には細心の注意が必要である.
  • 1974 年 23 巻 1 号 p. 57-58
    発行日: 1974/01/01
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
  • 高島 直一
    1974 年 23 巻 1 号 p. 96
    発行日: 1974/01/01
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
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