本誌創刊号は1994年12月5日に会誌49巻12月号の付録として発行され,会員全員に配布されました.これまで発行した冊子数は,特別号2冊を加えて94冊 (通算94号) となりました.この30年間,大学,物理,教育,それに学会にも大
2014年に文部科学省が発表した「高大接続改革」から10年以上が経過しました.この10年の間に,高大接続のさまざまな側面に関して多くの問題が検討され,多種多様な取り組みがなされてきました.『大学の物理教育』では,特に「教育
1.はじめに
初等中等理科教育全体をみると,児童生徒は物理の内容を繰り返しながら広げスパイラルアップするように学びます.学びの過程でわからないことは,上の学校で習って解決することもあれば,
日本の近代的な学校教育は,1872 (明治5) 年に公布された「学制」に始まる.日本物理学会の原点である東京数学会社の創立は,その5年後で,さらに,その5年後の1882 (明治15) 年に,
物理法則が通常の形で成り立つ時空の座標系 (基準) が慣性系だが,慣性系に対して等速直線運動をする座標系も慣性系であるという主張がガリレイの相対性原理 (ガリレイ不変性) である.
一円玉を静かに水面に置くと,それは沈むことなく浮かんでいる.比重が1より大きい物体がこのように水に浮くことができるのは,周知のように,水の表面張力のおかげである.
高専教育では,課題解決型授業が広く活用されている.いわば核となる授業形態である.しかし,いざ,班分けをして課題を与え自由に活動させると,リーダーシップを執り活躍する学生がいる一方で,何もしないで傍観している学生なども
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編集後記
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