鎔接協会誌
Online ISSN : 1883-7190
ISSN-L : 1883-7190
12 巻, 3 号
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  • 鶴田 明
    1942 年 12 巻 3 号 p. 83-91
    発行日: 1942/03/25
    公開日: 2011/08/05
    ジャーナル フリー
    全熔着鐡試驗に於ける試驗片の製作に於ては,比較的薄い板に多くのビードを重ねて置くため相當烈しい歪を生する.此の歪を豫防する手段としては種々あると思ふが,比較的簡單で,容易に實行出來る方法としては,試驗片を緊結して歪の發生を全く拘束する方法と,今一つは豫め反野に歪を與へて置き熔接を重ねるに從つて,その恢復を計り熔接完了と共に正常に戻らせる方法の二つを擧げる事が出來る.前者(拘束法)はその製作に當つては餘り問題はないが,後者(逆歪法)の場合にはその恢復する角度の量が判らぬと豫め與へる逆歪をどの位としてよいか見當がつかない.又歪を拘束する場合と,自由に發生させる場合とでは殘留應力の關係から仕上つた試驗片の性質に變化があるのではないかと云ふ事が想像出來る.本研究は之等の點を確めるために小規模の實驗を行つたもので,その結果の主なる點は,(1)逆歪の量は傾斜角で約7.0°~9.5°位,(2)歪を拘束した場合は強度には餘り影響はない樣であるが伸率が減する傾向がある,等其他を得た.
  • 西山 卯二郎
    1942 年 12 巻 3 号 p. 92-100
    発行日: 1942/03/25
    公開日: 2011/08/05
    ジャーナル フリー
    電氣點熔接々手の腐蝕試驗を人工海水,促進腐蝕液又は大氣中に試驗を行ひ機械酌性質の劣下を見た.點熔接を施した材料は航室機材料として多量使用されてゐる超デュラルミン竝に合せ超デュラルミン鈑を使用した.實驗には前記腐蝕液に浸漬する前,鈑の表面處理を種々變へた.即ち熔接後陽極處理を行ひ電氣防蝕せるもの,鈑を陽極處理電氣防蝕後點熔接部のみ研磨して點熔接せるもの,及び鈑の表面處理を施さざるものに付いて行つた結果,合せ超デュラルミン鈑では殆ど腐蝕液による低下はないが,超デュラルミン鈑の場合は相當低下する.勿論表面處理の如何による變化も超デュラルミンの場合には顯著に出て來る.點熔接々手の場合には耐蝕性の見地よりしても合せ超デュラルミンを使用すべきことが解つた.
  • W. Spraragen, G.E. Claussen
    1942 年 12 巻 3 号 p. 101-108
    発行日: 1942/03/25
    公開日: 2011/08/05
    ジャーナル フリー
  • 1942 年 12 巻 3 号 p. 120-121
    発行日: 1942/03/25
    公開日: 2011/08/05
    ジャーナル フリー
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