從來の所謂サイクアーク熔接法、即ち棒と母板との間に弧を發生せしめて、眞鍮スタツドを鐵板などに植付熔接を行ふ方式に就いて、從來の制御方式、熔接電源の欠點を指示し、之が改良の極めて必要にして有利なる所以を説明し、その具體策を示す。熔接電源としては交流電源をも使用し得られ、却つてこの力が優れてゐる所以を述べ、ネーバル眞鍮捧の植付熔接に必要なるデータを示して、電源め設計並に實際熔接時に於ける參考とする。又ネーバル眞鍮棒の熔接結果の強度と材料の硬度との關係,交流電源の場合の母板の熔込に就いて實驗結果を示し、之に對する説明を與へる。鐵スクツドの植付熔接に對しては筆者考案の方式を示し、之が相當滿足なる結巣が得られることを説明し、具體的のデータを示す。鐵スタツドの抵抗式の植付熔接法に言及し、之と電弧式植付法とを比較せり。
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