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山戸 昭三
原稿種別: 本文
セッションID: 1405
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
筆者はプロジェクトを定量的に評価するPAI指標を考案し,それを使ってプロジェクトをアセスメントしできた.本論文では,PAT指標構築のための工夫とPAIを使ったプロジェクトの状況の表現,PAIを基本としたプロジェクトの進行段階別成熟度,その成熱度別のPMOのアクション定義を述べている.これらのPMO活動に対するプロジェクトマネジャーやプロジェクト関係者からのPMO活動に対する評価,それを踏まえた今後の活動方向について論述する.
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田中 覚, 高橋 純, 大内 準一
原稿種別: 本文
セッションID: 1406
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
ソフトウェア開発の各工程で生産物に混入する不良は,発見が遅れるほど修正にかかる手戻りと工数が増加し開発コストを増加させる.そのため発見が遅れた不良について,その不良が混入した原因,発見が遅れた原因を分析することは,その開発プロセスの改善ポイントを知ることにつながる.この発見が遅れた不良(すり抜けパグ)に着目したプロセス改善の手法を紹介することとしたい.
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井之川 幸彦, 田端 真由美
原稿種別: 本文
セッションID: 1407
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
短期小規模プロジェクトにおいては,チーム育成に時間をかけることが困難であり,プロジェクトの成功のためには適切な人的資源マネジメントを実施することが重要である.ここにおいて,プロジェクトに有効な影響をもたらすツール・技法のひとつとして「先行任命」に着目し,考察を行った.本稿では,実例を交えながら,短期小規模プロジェクトにおいて先行任命がもたらすプロジェクトマネジメントに対する効果的な影響について,提案する.
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浦川 伸一
原稿種別: 本文
セッションID: 1408
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
IT需要の増加に伴い,中大規模のプロジェクトを新たに立ち上げるには,プロジェクト特性に適合したチーム体制の構築が不可欠である.しかしながら旺盛な需要に引っ張られた人材不足により,チームビルディングが難しくなっている.このような逼迫した環境下で,効果的にプロジェクトを立ち上げるための実践例を,スコープ・マネジメントの観点からプロジェクト上の必要ファンクションを定義した上で考察する.
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加藤 宏遠
原稿種別: 本文
セッションID: 2409
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
プロジェクトマネジメントにおけるProject Management Office(以下PMO)に役割,機能を追加したテストチームを組織化することで,開発テスト局面をいかに効率化させるかを論点としている.ソフトウェア開発のテスト局面における課題を克服するため,PMO機能を持ったテスト推進チームを構成することでコミュニケーションパス,進捗管理の集中化などメリットは大きいと考える.
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二階堂 敦, 遠藤 和彦
原稿種別: 本文
セッションID: 2410
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
当社では,2000年度よりPMBOKをシステム生産標準に導入し,主に,SE部門でのプロジェクトマネジメント(PM)において,実践してきている.また,CMMIを活用したプロセス改善もおこなっており,これらと平行して,プロジェクトマネジメントを支援する,プロジェクトマネジメント時報システム(PMIS)の整備,改善を行っている.本発表では,当社が取り組んでいるPMISの改善活動と,その現状について紹介する.
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阿部 仁美, 久保田 大介
原稿種別: 本文
セッションID: 2411
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
EPMの展開にはPMOが重要な役割を果たすことは議論の余地がないが,本論文では,いわばトップダウン・アプローチであるPMOを対極から補完するボトムアップ・アプローチとして,PMコミュニティの運営の事例に関して報告する.具体的には,自発的活動事例として,IBM[○!R]の開発製造部門におけるPM育成タスクの2005年の活動事例を紹介し,現時点における効果を考察するとともにボトムアップ・アプローチとしてのコミュニティ活動の有効性について述べる.
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原稿種別: 付録等
p.
App8-
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
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小林 雅史, 箱守 知子, 磯部 匡志, 赤坂 幸彦, 村松 充雄
原稿種別: 本文
セッションID: 1501
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
(株)NTTデータ公共分野では,メンタリングを活用して,経験豊富なプロジェクトマネージャ(PM)から成長過程にあるPMに対してスキル・ノウハウを継承していく仕組みでPM育成を実践中である.この活動で重要なのは,メンタリングで学習したことをメンティーが自分のマネジメントの中で実践し確実に身につけるプロセスであるが,メンティーの業務都合等により必ずしも確実に実行されているわけではない.こうした課題に対し,参加者のコミットメントを高めながら実践を繰り返すことで継続した学習プロセスを確立できるアクションラーニング手法の考え方を取り入れてメンタリング・プログラムを設計した.本稿では,現在遂行中のメンタリング・プログラムの第一段階の報告として,メンタリングを実施する上での課題及びアクションラーニング手法による課題解決のアプローチについて紹介する.
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中出 勝宏
原稿種別: 本文
セッションID: 1502
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
SIは人であり、プロジェクトマネージャーの質と量がSIプロジェクト成否を決める。SIプロジェクト成功のためには、技術的な知識を習得し、実践的なスキルを伝承したプロジェクトマネージャーが不可欠である。そのような実践的なプロジェクトマネージャー育成のためにビジネスユニットで取り組んでいる以下の施策について紹介し,さらに今後強化すべき内容に言及する。(1)成功プロジェクトのノウハウをベースとした技術知識教育(2)プロジェクト現場を通じた育成
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菅井 麻紀
原稿種別: 本文
セッションID: 1503
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
IT需要の高まる中,オープン系システムのプロジェクト数が増加し,それに伴い必要となるプロジェクトマネージャ数も増えて来ている.また,プロジェクトを取り巻く環境は,ユーザの要求の多様化,短期間・低コストでの開発,システムの複雑化など年々厳しいものになって来ている.その一方,現場である比較的小規模なプロジェクトでは,開発期間が短く,PMを育成する間もないほど次々にプロジェクトを創生してはこなすという状況にあり,プロジェクトの現場環境に依存したPM育成が難しくなってきている.こういったプロジェクトマネージャ育成の課題を解決し,SI事業の一層の発展を実現するため,NTTデータでは平成15年度よりPM社内資格認定制度を導入し,プロジェクトマネージャの育成に取り組んでいる.現在は,プロジェクトマネージャの必要数はある程度確保出来できたが,プロジェクトの規模別に見ると,各プロジェクト規模の違いによる必要スキルを考慮したプロジェクトマネージャのスキル向上が必要であると言える.今後は,プロジェクトマネージャの質的な面での充実が課題である.NTTデータ SIコンビテンシー本部PMOでは,平成18年度以降に向けてプロジェクトマネージャの質的な面での向上に焦点を当てた施策を計画している.本稿ではこれをPMOの一事例として紹介する.
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千田 貴浩, 神子 秀雄, 岡田 清久, 樋口 光男, 猿谷 清吾
原稿種別: 本文
セッションID: 1504
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
2005年秋季研究発表大会にて,プロジェクトマネージャ(PM)のケーパビリティとして,その多くが暗黙知として存在するヒューマン系マネジメントスキルが重要な要素であり,その育成強化において,経験豊富なメンターによる育成支援を通じてスキルの継承を図るメンタリング手法が有効であると発表した.本稿では,PMメンタリング研究会の活動を通じて,研究を深めたIT企業各社の取り組み事例を参考に,メンタリングの具体的実践スキームについて提言する.
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圓谷 量二, 和田 朋之, 丸山 広, 中村 太一
原稿種別: 本文
セッションID: 1505
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
OJTによる経験を学生が積むことは難しい.そこでロールプレイを用いてプロジェクトを疑似体験できるプロジェクトマネジメント教育システムを提案する.本稿では数名のグループで行なうロールプレイとWebアプリケーションシステムを使うロールプレイを行ない、学習効果の比較とそれぞれの利点・問題点を明らかにする.
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河崎 宜史, 平田 謙次, 伊東 昌子
原稿種別: 本文
セッションID: 1506
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
プロジェクトマネジメントのスキル開発では,知識学習とともに,経験を通して熟達させることが課題である.ITSSの達成度指標は,プロジェクトの客観的特徴として経験を記述しているが,活動としての経験は記述しておらず,スキル開発への指針を得ることが難しい.一方スキル評価については,ある経験を捉えて評価することになる.その経験をどのように捉えるかは多様な方法がある.むしろ,複数の評価方法を駆使する必要がある.本稿では,複数のスキル評価方法とその特徴を整理したうえで,熟達した高業績者のスキルの特徴を捉える.さらに,プロジェクトでの高い達成度を求められる場面で必要とされる,具体的な活動の特徴についても検討した.調査対象は,ITサービス企業A社の協力を得,33名のプロジェクトリーダおよびマネージャである.ITSSに沿って達成度指標,スキル熟達度,熟達者の活動の特徴などを検討した.その結果,達成度指標ではプロジェクトの複雑性やサイズが高業績と関連があること,その達成度レベルに関しては,リスクマネジメントやリーダーシップなどのスキル熟達が重要であることがわかった.また,達成度指標が高くなるにつれて,説明責任を果たすための活動や開発においてヒューマンインターフェイス設計活動などの経験の重要性が増すことがわかった.
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橋爪 宗信, 濱 久人, 丹羽 武志
原稿種別: 本文
セッションID: 1507
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
プロジェクトマネジャーの重要な個人特性としていわゆる肝が据わっている("胆力"がある)ことが,重要な要素ではないかと考えている.どんなに危機的な状況に追い込まれても笑える力やチームを動かしていくために,チームメンバーの笑いを引き出す力が必要である.これを我々は「笑力」と呼ぶ.本研究では,「笑力」をプロジェクトの成功要因と関連性の観点で研究し,プロジェクト成功に向けた笑力の効用を提言する.
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濱 久人
原稿種別: 本文
セッションID: 1508
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
プロジェクトの成否はプロジェクトマネジャーの個人特性の影響を受ける.プロジェクトマネジャーの重要な個人特性としていわゆる肝が据わっていることが,重要な要素ではないかと考えている.どんなに危機的な状況に追い込まれても笑える力やチームを動かしていくために,チームメンバーの笑いを引き出す力が必要である.これを我々は「笑力」と呼ぶ.本稿では,プロジェクトマネジメントへの笑力創出プロセスの活用について検討する.
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横田 毅, 川端 薫, 新野 毅, 赤根 直樹
原稿種別: 本文
セッションID: 2509
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
プロジェクト初期フェーズにおいてプロジェクトの有益性,リスク,正当性の事前評価を支援するシステムを開発した.本システムはチェックリストを用いて有益性,リスク,正当性の指標を定量的に算出することで,プロジェクト・ポートフォリオの明確化,個々のプロジェクトステータスの可視化,リスク懸案事項の抽出,等を行い受注戦略策定を支援することを特徴とする.また,システムの有効性を高めるために,システムを使用する事業部に適したチェックリスト項目の構築を事業部メンバと実施した.さらに,本システムを用いて実プロジェクトの評価を行い,手法の有用性評価を実施した.
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中村 羊兵
原稿種別: 本文
セッションID: 2510
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
本論では,社内業務システム開発の過程で生成される成果物の精度を向上させる取り組みについて述べる。この取り組みでは,成果物の目的や動機,事例を示すガイドラインを用いた手法を提案する。本手法は,ユーザや開発者の成果物に対する見解の統一を補佐するものであり,実際のプロジェクトを通じて,その有効性を検証する。
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原稿種別: 付録等
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App9-
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
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原田 奈美, 池田 浩明, 松尾谷 徹, Takumi Kusanagi
原稿種別: 本文
セッションID: 1601
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
新しい開発プロセスや開発標準等の手法を,社内に導入,展開,定着(これらをまとめて普及と称す)する際,推進側が意図するとおりに進まないことがある.普及に際しては,プロジェクトチームや技術者の状態に合わせて展開すること(普及戦略)が重要である.今回,筆者らはモティベーション研究の一環として,心理面に着目した普及モデルと普及戦略を構築した.普及の成否を決める要素として,(1)対象物の特性,(2)推進方法と手段,(3)推進者の特性(4)経営層の態度,(5)対象集団の特性,(6)他の集団からの情報・圧力,および(7)チーム内で個人が果たす役割の7つの要素を挙げた.またこれらの要素間の関係を検討し,普及モデルとして構築した.また,これらのモデルに合わせた普及戦略の案を策定した.今後は,定量的データによる測定を経てこれらのモデルを検証し,普及や導入の仕事に携わる多くの技術者に展開していきたい.
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伊藤 衡, 伊藤 俊彦
原稿種別: 本文
セッションID: 1602
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
本研究では、認知科学におけるいくつかの概念を使ってプロジェクトにおけるコミュニケーションとチーム形成について考察する.メッセージの送り手と受け手となる個人の経験の違いから生じるスキーマの差異やコンテキストの認知に関する問題に着目し、そこから生じるメリットとデメリットを分析した上で、プロジェクト・マネジャーが目指すべきコミュニケーションのあり方について提言する.
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治田 倫男, 高木 謙治, 奥川 清
原稿種別: 本文
セッションID: 1603
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
プロジェクトの成功・失敗を左右する重要な要素の1つとして,近年チーム運営が注目されているが,チーム運営には,ヒューマン・リソース・プランニング,モチベーションなどの視点から多様な課題があり,これらの課題解決のためにコミュニケーションが重要な役割を果たしている.そしてコミュニケーションの実施において,チームの状況(プロジェクト・チーム・ライフサイクル)に適応したリーダーシップ・スタイルをとる必要がある.本稿では,筆者が経験したSIプロジェクトの事例を通して,チーム運営におけるより効果的より効率的なコミュニケーション,およびリーダーシップ・スタイルの実践的な方法について考察する.
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藤波 一紀
原稿種別: 本文
セッションID: 1604
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
アプリケーションの開発・保守におけるコスト削減,特に人件費の削減は課題の1つであり,これに対する解としてグローバルリソースとの協業が考えられる.本論文では,まずグローバルリソース(中国)と協業する場合のチームビルディングの課題を整理する.次に,協業の段階を立ち上げ・育成・遂行の3段階に分け,各段階での重点課題を明確にした上で対応策を提案する.また,各段階でのグローバルリソースのチーム内の位置付けについても述べる.
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中山 雄介
原稿種別: 本文
セッションID: 1605
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
金融機関のディーリングシステムの開発プロジェクトなどは、専門的な金融知識と高度な数理工学の知識など先端知識が要求されるため、海外のシステム・ベンダーや海外のメンバーとともにプロジェクトチームを構成する、いわゆる「グローバル・プロジェクト」となる場合が多い。さらに急速なグローバリゼーションが進む現在、グローバル・プロジェクトは非常に身近な存在となっている。グローバル・プロジェクトとは、複数の国や地域からきたメンバーで構成されているプロジェクトである。従って、プロジェクトを成功に向けて前進させるには、メンバー間の言語や文化的なバックグラウンドの違いを乗り越え、さまざまな問題を克服しなければならない。これに関して、かつて欧米系グローバル企業で多様なメンバーに囲まれながらグローバル・プロジェクトに従事した著者自身が実際の経験を踏まえて、グローバル・プロジェクトを成功させるために日本人と外国人が共に協調関係を構築するためのカギについて考察し、今後のグローバル・プロジェクトのマネジメントへの提言を行う。
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田島 彰二
原稿種別: 本文
セッションID: 1606
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
PMBOK(プロジェクトマネジメント知識体系)が、実際のプロジェクト活動にどのように適用されるか、否かにつき、海外プロジェクト(ITシステム構築)実践の立場から検討する。具体的には、PMBOKの主要要素(プロジェクトマネジメント知識エリアスコープ、コミュニケーション、コスト等)に沿って、原則と事例を考慮しつつ、海外プロジェクト実践のポイントを検証する。
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齊藤 邦浩
原稿種別: 本文
セッションID: 1607
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
IT業界では,コスト削減を求め,中国でのオフショア開発が増加傾向にあるが,様々な問題を耳にする事が多い.当論文では,筆者の実体験およびオフショア開発に関する文献を基に課題点を列挙する.次に,考察として,課題点の一つであるコミュニケーションに関し,PMBOKのコミュニケーション・マネジメントを参考にしながら,コミュニケーション構造の分析や,中国と日本の相違点について比較を行う.最後に,オフショア開発を成功させるための具体的対応策を提案し,その効果について述べる.
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大島 紀子
原稿種別: 本文
セッションID: 1608
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
さまざまな分野でグローバル化が進展する中,製品開発においてもグローバル化が推進されている.この流れの中,世界に情報を発信するためのWebやブローシャーなどの情報の翻訳や,製品とお客様のインターフェースとなる製品情報の翻訳を扱うブロジェクトが増えつつある.しかしながら,"翻訳"という処理は人に依存する処理であるため,その品質管理は簡単ではない.本論文では,"翻訳"の品質管理の一手法として用いられている初期訳質チェックの導入を提言するとともに,その効果を検証した結果について述べる.
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岩切 博, 大曽根 一将, 藤原 良一, 中前 雅之
原稿種別: 本文
セッションID: 2609
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
定量的プロジェクト管理(QPM:Quantitative project management)は,プロジェクトの目標を確実に達成できるようにするための有効な方法である.QPMを実施することにより,事実が客観的に把握でき,問題の早期特定と適切な是正処置が実施でき,その結果,プロジェクトを成功へと導くことが可能となる.当社では,QPMのプロセスをCMMIのレベル4,5の高度化プロセスをベースに構築している.本稿では,高度化プロセスにおけるQPMを実践することにより,どのようにしてプロジェクトを成功に導き,事業目標を達成していったか,その事例と効果について紹介する.
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井沢 澄雄
原稿種別: 本文
セッションID: 2610
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
近年,組込みソフトウェア開発力強化のための活動が活発化してきており,組込みソフトウェアを包合した製品の開発マネジメントも重要性を増してきている.製品開発企業においては,CMMIやPMBOKなどの米国流のプロセスを導入する動きがあるが,必ずしも日本の製品開発プロセスには適合しないと考えられる.そこで,本稿では,日本発の新しいプロジェクトマネジメント知識能力体系である「P2M」の組込みシステム開発マネジメントへの適用可能性を考察した.
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庄司 典康
原稿種別: 本文
セッションID: 2611
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
ITIL^[○!R]は,サービスマネジメント・プロセスにおけるベスト・プラクティスを提唱するものであるが,基本的にプロジェクトマネジメントの領域とも関係は深い.情報システム開発プロジェクトがITサービスを生み出す源泉である以上,プロジェクトを通じITTT^[○!R]を意識する有効は高いと考える.運用保守効率化を考えないプロジェクトが,運用保守局面になって,期待通りの効果を生み出せない,あるいは相殺されてしまう,というケースは多い.こうした問題に対し,情報システム開発プロジェクトでITIL^[○!R]を意識することの有効性を考察したものである.
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原稿種別: 付録等
p.
App10-
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
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栗田 加奈, 竹本 篤郎
原稿種別: 本文
セッションID: 1701
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
Webコンテンツが,万人共有の情報メディアとなるには,企画段階からアクセシビリティ等に配慮したWeb構築をする必要性がある.2004年にJIS X 834-3で規格化されたように障害者や高齢者等の物性を理解したサイト構築が求められている.本稿では,このように多種多様なWeb利用ユーザに対し,アクセシブルなWebコンテンツを提供するためにソフトウェア開発のPDCAサイクルに沿った「アクセシビリティ設計ガイドライン」を提案する.
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菅谷 茂, 西尾 雅年
原稿種別: 本文
セッションID: 1702
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
今日の企業の情報システムに関する問題は重要性を増してきている.システムの重複投資,知識偏在の問題は企業経営にとって重大な問題である.これらの問題を解決するためにEA(Enterprise Architecture)が注目を集めている.しかし,EAは業績に与える効果を評価することが困難という点がある.本研究では,仮想プロジェクトを設定し,EAがプロジェクトの業績に与える影響を測定する評価方法を提案する.
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岡本 智之, 竹本 篤郎, 関 哲朗
原稿種別: 本文
セッションID: 1703
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
Webアプリケーションは,BtoCに用いる技術として年々需要を高めているが,運用においては,個人情報の取り扱いやセキュリティのようなWeb技術を考慮しなければならない.しかし,情報システム知識の不足した顧客がWebアプリケーション導入を考える場合,Web技術の選択は難解である.そのため,顧客要求を適切に得られない問題が発生する.そこで,本論文では適切な顧客要求を得るために,顧客およびWebアプリケーション運用者のスキルを調査し,その結果をWeb技術選定に用いる方法を提案する.
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川崎 翔, 加藤 和彦, 榎本 眞三
原稿種別: 本文
セッションID: 1704
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
わが国のスポーツビジネスにおいて,スポーツマーケティングからスポーツマネジメントへと変化しつつある.しかし,チームによって異なる放映権料や親会社による赤字補填が問題点として挙げられる.プロスポーツは,通常1年のサイクルでマネジメントされ,限られた予算でチーム運営を行い,目標に向かって業務が遂行される.本研究では,わが国のプロスポーツ運営の向上を図るために,プロジェクトマネジメント導入の可能性を検討する.
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池田 俊平, 五百井 俊宏, 松江 登久
原稿種別: 本文
セッションID: 1705
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
前報[1]ではベンチャー企業におけるメンバのマネジメントスキルを考慮した適正なプロジェクトメンバの組合せについて検討を加えた.シミュレーション解析と事例分析による検証を行った結果,研究開発型の小規模ベンチャー企業におけるプロジェクトのヒューマンリソースマネジメント(以下,HRM)を提案できた.本研究では,プロジェクトメンバの人間性(個人特性等)を調査・分析し,人間性のコンピテンシマップを作成した.その結果を基にナレッジベースを構築し,小規模ベンチャー企業におけるプロジェクトのHRMを提案した.
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金子 誠
原稿種別: 本文
セッションID: 2709
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
2008年3月期から施行予定の日本版SOX法について、既に多くの企業が対応準備を進めている。SOX法への対応を行うにあたって、どのように解釈するかが対応方法や範囲を左右する。解釈によっては、プロジェクト活動を統制するためにプロジェクトマネジメントを強化する考え方もあり、プロジェクトマネジメントがSOX法対応に深い関わりを持つことになる。いくつかの企業でのSOX法対応に関する経験を踏まえ、SOX法対応におけるプロジェクトマネジメントの位置付け、対応時のポイント、注意点等を紹介する。
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桑原 秀仁
原稿種別: 本文
セッションID: 2710
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
米国企業改革法(サーベンス・オクスリー法,以下SOX法)施行とその後の状況を受けて,日本においても,公開企業(以下,企業)の取締役と経営執行者並びに外部監査人である公認会計士に対する内部統制の法的義務化に関する整備が進んでいる.内部統制の基本的枠組みは,米国の通称COSO(Comittee of Sponsoring Organizations of the Treadway Commission)が1992年にまとめた「Internal Control-Integrated Framework-(内部統制-統合的枠組み-)」に示された内部統制フレームワーク(以下,COSO)が事実上の世界標準である.日本でもこれを踏まえ,内部統制の基本的枠組み(以下,日本版COSO)が明らかにされたが,その基本的要素に「ITへの対応」が加えられている.本稿では,日本版COSOの概要を俯瞰した上で,内部統制においてプロジェクトマネジメントが果たすべき役割とその効用を考察する.
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坂本 健一, 近藤 麻美子, 端山 毅
原稿種別: 本文
セッションID: 2711
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
品質マネジメントシステムの一環として行われる内部監査や,ISO9001審査登録機関による審査から得られた指摘事項を分析することにより,開発標準等の社内標準類の改善を行ってきた.社内標準類自体の問題と開発現場が直面する問題を把握し,社内標準類の有効性を高める改訂を行う上で,内部監査や審査登録機関による審査は重要な情報源となる.改訂につながる指摘事項を抽出するための知見を紹介する.
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原稿種別: 付録等
p.
App11-
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
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大島 直樹
原稿種別: 本文
セッションID: 1801
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
会議録・要旨集
オープンアクセス
山口大学MOT専門職大学院では、技術経営教育における導入科目としてプロジェクトマネジメント特論を開講した。教育効果を最大限に高めるためには、教育方法、学習対象者のバックグランドと基礎知識、教育目標と学習目標、カリキュラム設計、教材の作成および学習結果の測定と評価などを統合的に考慮する必要がある。本発表では、平成17年度に山口大学MOT専門職大学院において実施したプロジェクトマネジメント教育に関する取り組みについて、報告する。
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門井 優一, 丹羽 忠夫
原稿種別: 本文
セッションID: 1802
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
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プロジェクトマネージャの育成は多大なる時間とコストが必要である.本研究は,プロジェクトマネージャの早期戦力化を目的とした,大学におけるプロジェクトマネジメントの基礎教育を行うカリキュラムを作成した.プロジェクトマネージャに必要な教育科目の研究方法は,プロジェクトの失敗事例を調査しプロジェクトの失敗要因を抽出する.抽出したプロジェクトの失敗要因を分類し,対応する技術,知識をカリキュラムとして大学での教育方法を提案した.
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井上 武志, 五百井 俊宏, 小川 善史, 上野 由美子, 山本 利一, 木野 秦伸, 松江 登久, 池田 貴恵子, 小田 望由紀, 太田 ...
原稿種別: 本文
セッションID: 1803
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
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初等教育現場で発生している学級崩壊や学力低下に代表される様々な問題の解決法の一つとして,プロジェクトマネジメント(以下,PM)の初等教育への導入が考えられる.本研究では,コミュニケーションやリーダシップ等のPMに必要なスキルを初等教育で育成するため,貿易ゲームを導入することにより,小学校の高学年の児童を対象として初等PM教育を実践した.その結果,グループ学習により,伝える力,リーダシップ,コミュニケーション等,PMに必要なスキルの初等教育への応用法について提案することができた.また,TGを導入した初等PM教育の効果を評価した結果,児童がPMの基礎的なスキルの重要性に気付いたことが分かった.
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横山 真一郎, 石井 信明, 伊藤 衡, 木野 泰伸, 関 哲朗
原稿種別: 本文
セッションID: 1804
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
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青木 洋介, 鴻巣 努
原稿種別: 本文
セッションID: 2809
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
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本研究では,ソフトウェア開発プロジェクトの組織コミットメントの評価尺度を作成し,現在ソフトウェア開発プロジェクトにアサインされている情報系技術者を対象に調査を行った.調査結果に対して因子分析を行い,組織コミットメント評価指標を抽出した.プロジェクトマネージャがこの評価尺度を用いることで,プロジェクトメンバの組織に対しての関わり方を把握することを可能とした.
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杉本 沢民
原稿種別: 本文
セッションID: 2810
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
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激しく変化する経営環境の中で,多くの企業がビジネスにおけるITシステムのあり方を盛んに議論し続けてきた.そして,エンタープライズアーキテクチャ(EA)もその流れを受けて,再び注目され始めた.しかし,費用対効果が明確でない,または,取り組み方法がわからない,といった理由で,EAの取り組みに踏み切れない企業も少なくない.本稿では,筆者の経験をもとに,こういった誤解/疑問に対して答え,EAを導入するための今後の検討材料として利用していただきたい.
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日高 直人, 丹羽 忠夫
原稿種別: 本文
セッションID: 2811
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
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本研究では,プロジェクトにおいてトラブルの原因となるコミュニケーションについて研究した.ソフトウェアCMM(Capability Maturity Model)を用いて,コミュニケーション評価モデルを作成した.本モデルはプロジェクトにおけるコミュニケーションをレベルによって表し,コミュニケーションレベルの向上を行うための指標も作成した.実プロジェクトの事例を用い,作成したコミュニケーション評価モデルに当てはめ実証研究を行った.その結果コミュニケーション評価モデルによって分けられたレベルと,プロジェクトの成功率及び仕様に関するトラブルとの関係を抽出した.
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原稿種別: 付録等
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App12-
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
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原稿種別: 表紙
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Cover2-
発行日: 2006/03/16
公開日: 2017/06/08
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