アーカイブズ学研究
Online ISSN : 2434-6144
Print ISSN : 1349-578X
27 巻
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論文
座談会
特集【2017年度大会関係】
講演
企画研究会:「日本アーカイブズ学会登録アーキビスト制度の発展をめざして」
  • 日本アーカイブズ学会研究部会, 保坂 裕興, 冨善 一敏
    原稿種別: シンポジウム
    2017 年 27 巻 p. 72
    発行日: 2017/12/31
    公開日: 2020/02/01
    ジャーナル フリー
  • 能力保障型の人材育成
    保坂 裕興
    原稿種別: シンポジウム
    2017 年 27 巻 p. 73-87
    発行日: 2017/12/31
    公開日: 2020/02/01
    ジャーナル フリー

    2千ゼロ年代以降、欧米主要国等ではアーキビストに求められる職務及び能力・知識について新たな論議を進め、能力保障型の人材育成を展開させた。オーストラリアでは、「教育」、「研修」その他の学習の機会を戦略的に関連付けて活用する必要が提唱されたことが端緒となり、2006年には専門職団体が共同により知識、概念及び専門職開発の方針、2010年には職務、能力及び給与の手引書を公表し、専門職開発を進めた。アメリカ合衆国では、アーキビスト協会が2002年に公表・準拠型をとる大学院教育課程に関する指針を公表し、2016年までの間に、記録情報管理やデジタル資料管理を含め、アーカイブズの資料と機能により重点を置くこととした。また1965年にアーキビストの職務分類基準を定めた同国人事管理局が、同協会と接点を持ちつつ、2千ゼロ年代以降その基本要件にアーカイブズ学を位置づけた。両国の取り組みには相違があるものの、専門職団体、国立アーカイブズ、大学等高等教育機関及び政府機関等が専門職の職務及び能力等について検討を重ね、アーカイブズとアーカイブズ学への集中の度合いを高めて人材育成を進めたこと、日本でも同様の検討とそれに基づく戦略的な人材育成の展開が必要であることを述べた。

  • 職務基準書を用いたアーカイブズ専門職制度の開発
    加藤 丈夫
    原稿種別: シンポジウム
    2017 年 27 巻 p. 88-94
    発行日: 2017/12/31
    公開日: 2020/02/01
    ジャーナル フリー
参加記
小特集 2016年度第2回研究集会
研究ノート
  • 水俣病研究における歴史的資料の意義
    蜂谷 紀之
    原稿種別: シンポジウム
    2017 年 27 巻 p. 111-126
    発行日: 2017/12/31
    公開日: 2020/02/01
    ジャーナル フリー

    水俣病情報センターは、環境省国立水俣病総合研究センターの付属施設であり、公文書等の管理に関する法律などの定めるところにより、歴史的・文化的・学術研究用の資料を収集・保管し、利用に供するための指定施設として、おもに水俣病関連資料を収蔵している。水俣病情報センターは、保有する資料が法律上の行政文書としての管理対象から除外される一方、個人情報保護などの必要な措置の下で、収蔵資料を広く一般の利用に供する責務を有している。水俣病情報センターは、水俣病資料の公開・一般利用の促進ならびに関連情報の発信を通じて、水俣病に関する知識の普及および関連学術研究の発展に寄与することが期待されている。本稿では水俣病情報センターの役割について解説し、水俣病関連資料とそれを利用した研究の一端を紹介する。

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