森林遺伝育種
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14 巻, 1 号
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短報
  • 平岡 裕一郎, 相蘇 春菜, 山野邉 太郎, 井城 泰一, 野末 尚希, 袴田 哲司
    原稿種別: 短報
    2025 年14 巻1 号 p. 1-5
    発行日: 2025/01/25
    公開日: 2025/01/29
    ジャーナル オープンアクセス

    立木状態での材密度の評価において、林木育種分野では一般にピロディン6 Jが用いられる。しかし、若齢木等、サイズの小さな個体において適用する場合、測定時のピンの貫入による傷が幹サイズに対して相対的に大きくなり、その後の成長や生育に影響が生じる可能性がある。このため本研究では、ピンの貫入に用いるバネのエネルギーが小さく(6 Jから4 J)かつピン径の小さい(2.5 mmから2.0 mm)ピロディン4 Jを用いてスギ立木の材密度の評価を行い、従来の6 Jによる測定との比較を行った。スギ精英樹全兄弟家系由来の38個体をさし木によりクローン化し、植栽後8年が経過した計187個体を測定対象とした。ピロディン4 Jによる貫入量は6 Jと比べて平均で3.17 mm大きかった。ピロディン6 Jおよび4 Jの両機器による個体測定値間では、値が大きく異なる個体がいくつかみられたものの、相関係数は0.887、クローン値間の相関係数は0.965と高く、両機器によるクローンの反復率は同等であった。以上のことから、ピロディン4 Jは6 Jと同等に材密度のクローン評価に利用可能と考えられた。

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