本研究では4次系で表されるマルチUAVシステムに姿勢を乱すような外乱が付加されても,RISE(Robust Integral of the Sign of Error)と呼ばれる手法を用いて外乱に対してロバストなフォーメーション形成のアルゴリズムの提案を行い,その収束性をの解析を行うことで安定条件を導出する.そして,その有効性を数値シミュレーションにより検証する.
本稿ではサイバーフィジカルシステムにおけるFalse Data Injection Attack (FDIA)の検出問題を扱う.従来のシステムでは検出できないFDIAを定式化し,この攻撃に対して時変の認証行列をシステムに加える事で検出ができることを理論的に示す.最後に数値シミュレーションによって,提案手法により実際にFDIAが検出できることを確認する.