現行立木幹材積表83種類と材積式等による計算値との相違を調べた。絶対誤差が0.01m^3を超える箇所は材積表全体の2.7%で,この大半は材積式接合部で発生していた。材積式計算値の修正方法を検討した結果,修正の必要がない材積表(30種類),材積式の各接合部に一律に3点移動平均を適用すべき材積表(36種類),同じく一律に5点移動平均を適用すべき材積表(10種類),その他特別な修正が必要な材積表(7種類)の4タイプに整理された。それぞれ選択された方法で修正することにより,絶対誤差が0.01m^3を超える箇所を材積表全体の0.7%まで減少させることができた。
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