温度や大気圧など試験環境条件の違いによる試験結果のばらつきを小さくする,より公正な機関性能試験手法の研究を行った。本報では,大気条件係数及び燃料温度が,DPF及びDOCを装備したコモンレール式ディーゼル機関の機関性能,排出ガスに及ぼす影響を確認した。更に,大気条件係数を一定として機関性能試験を実施し,試験結果のばらつきへ及ぼす効果を確認した。
その結果,大気条件係数の違いが,機関出力や燃料消費率の試験結果に影響を及ぼすことが明らかとなった。更に,大気条件係数を一定とすることで,出力及び燃料消費率の試験結果のばらつきを,より小さくできることが明らかとなった。
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