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木村 捨雄, 今堀 宏三, 益子 典文, 二見 尚之
原稿種別: 本文
セッションID: C124
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
スタンドアロンのパーソナルコンピュータ上で動作し, ビデオ映像ライブラリを活用した事例ベースの自学自習を支援する授業場面再生ルーチンの設計を行い, 基本的機能の動作を確認した.本ルーチンは, 大きくは(1)ルーチン内各機能制御, (2)CAIエグゼキュータとのリンケージ, (3)ビデオ映像の管理・検索, (4)2つのビデオ機器制御と映像提示, (5)学習者インターフェースの機能を持つ.
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益子 典文, 木村 捨雄, 今掘 宏三
原稿種別: 本文
セッションID: C125
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
授業VTRライブラリを活用した、教育実習の事前指導に用いる自学自習を支援するシステムについて報告する。これまでにVTR中断法を適用したコースウェアについては開発してきているが、教師の意思決定場面や授業の目標構造を説明する機能を拡張している。これについて報告する。
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佐伯 卓也
原稿種別: 本文
セッションID: C126
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
教員養成系学部学生の特に数学の教師教育の一環としてコンピュータプログラミングとそれを利用した授業実践という形の教育を1982年頃より続けている。一方我が国では高度情報社会が急速に進み教育界でもマルチメディアが浸透しつつあるように見える。筆者の大学のコンピュータ環境ではまだそこまでは進んでいない。しかし、教師教育の立場から見たとき、現有の機器を利用してマルチメディアを意識した指導が緊急課題になる。このようなシチュエーションでここ2、3年筆者のところで実践してきたこの路線の研究結果を報告する。
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前迫 孝憲, 菅井 勝雄
原稿種別: 本文
セッションID: D121
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
通信ネットワークの発達は、地域の環境を、全国あるいは世界的な規模の変化と結び付けて考える基盤を提供している。そこで本稿では、環境データを自動的に測定し、希望により測定結果を遠隔地の教育現場でリアルタイムに取り出すことのできる装置について検討する。これは、気温、湿度、紫外線、放射線量などの環境データを、電話回線を通して、合成音声、ファクシミリなどで自動送出するしくみを持っている。
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今栄 国晴
原稿種別: 本文
セッションID: D122
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本研究は、学校において情報教育を受けていない高校2年生と大学1年生を対象に、1987年と1991年(高校生)、1992年(大学生)の2回にわたって測定した、コンピュータに関する教養的知識を測定する同一項目への正答率の変化を分析したものである。教養的知識は、91/92年測定の方が、大学生の方が、男子の方が、コンピュータ経験がある学生の方が、高いことが明らかになった.
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新長 章典, 手越 義昭
原稿種別: 本文
セッションID: D123
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
情報教育のうち, 応用ソフト(アプリケーションソフト)を使用したコンピュータ利用技術教育にコンピュータの基礎的素養が及ぼす影響について, 調査分析した結果の報告である。
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手越 義昭, 新長 章典
原稿種別: 本文
セッションID: D124
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
コンピュータの基礎素養がCADの操作, 製図法, 設計手順などにおよぼす影響にいて行った調査をもとにして考察を加えた結果の報告である。また, この結果からCAD教育の方法を考察し試行した結果の報告である。
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坂場 潔
原稿種別: 本文
セッションID: D125
発行日: 1993年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
情報活用能力の育成はコンピュータ利用での学習に負うところが大きい。情報処理科目でのの学習成果をはかるため、コンピュータ活用での基礎的な適性能に着目しその能力を明らかにすることを試みた。適性能の基本に「知的な能力」と「動的な能力」を想定し、その各々を適性検査と情報処理成績データの結果より分析した。前者では①操作能力②推理能力③推論能力を後者では①作業的な操作能力を抽出することができた。
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眞木 健二, 大隅 紀和
原稿種別: 本文
セッションID: D126
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
現在多くの小学校にもパソコンが導入されつつあり、そのことについて小学校教員はどう思っているか、鳴門教育大学大学院の現職の小学校教員とパソコンの導入校である愛媛県公立S小学校の教員にアンケート調査を行った。その結果小学校教員の多くは、パソコン導入に高い関心を示しており、また期待もしている。しかしその実践においては、パソコン教育をとりまく環境整備が進んでいると認識してはいるが、多くの問題がまだ根本的に解決していないと考えている。
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吉江 森男, 小川 力, 家野 宰輔
原稿種別: 本文
セッションID: E121
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
高校生の物理に対する興味を喚起する方策を探るため、原子と原子核に関する視聴覚教材ソフトを試作・試行した。教科書記述をその中心に置き、科学者のエピソード、科学概念の歴史的変遷、内容説明の多様化、研究施設の紹介、社会と科学の関連等をオプションとして含め、画像を含む提示を用いてソフトを構成した。アンケート、意見聴取、試行のビデオ記録から、これらの内容は、興味の喚起に役立つと考えられた。
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中村 博尚
原稿種別: 本文
セッションID: E122
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本校では平成元年度より独自のリサイクル運動を中心として環境教育を展開してきた。さらに「地球規模で考え、足下から実行する」という環境教育の目標を達成するため、校内・地域・国内・国際のそれぞれのレベルで本校の特色を生かし、広域的な活動の輪を広げるためにインタラクティブなコミュニケーション活動を展開している。そこで、これまでの活動経過をもとに、環境教育の広がりを求めるための実践的事例として取り上げる。
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小川 力, 真梶 克彦, 吉江 森男
原稿種別: 本文
セッションID: E123
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
図に関する教師の意識調査をアンケートによって行った。教科書の図は、量は適量、質は適度としながらも、約90%の教師が授業活性化のために教科書以外の図を活用し、使用時にはそれらを約80%の教師が加工して使う。図の好みは特定の図に集まるもののその選択の観点は様々で、物理における作図の難しさが示唆される。
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村瀬 康一郎, 後藤 忠彦, 岩田 恵司, 岩田 初美, 石神 淳司
原稿種別: 本文
セッションID: E124
発行日: 1993年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
学習者が身近な具体物の映像を撮影してパソコンの画面に表示させ, その上に図形や文字を描き加えることで映像情報で表された具体物の特徴点や要素を抽出・指摘して, 抽象化や概念化を図る操作的な学習活動を支援するマルチメディア利用ソフトウェアを開発した。本報告はこのソフトウェアの概要についてと, 算数の授業での利用例を述べたものである。
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盛政 貞人
原稿種別: 本文
セッションID: E125
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
数学の学習に、積木による実験や具象的観察をとり入れると、その理解を深め、記憶を助けるであろうと考えられる。このような観点に立って、累乗と、和の3乗(a+b)^3や、平方数列や立方数列のはじめのn項の和の式などを形体表現する積木を作製した、数式と、それに対応する形体表現には多様性があったり、積木特有の言語・概念をとり入れた方が理解が容易な場合もある。
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蓮見 信夫
原稿種別: 本文
セッションID: E126
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
大型のTVにパソコン・各種視聴覚機器を接続したTV黒板は、普通教室の一斉学習の中で手軽に活用できるメディアである。本研究は、小学校5, 6年の学習に絞り、各教科の中でどのように活用出来るか実践研究を進めた。その結果、日々の教育活動の中で効果的に活用することが出来た。
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中野 佳昭, 大隅 紀和
原稿種別: 本文
セッションID: A211
発行日: 1993年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
「アースシステム教育(ESE)」は、科学の基本的概念を地球を中心に展開する統合科学カリキュラムで、「アースリテラシー」を有する人の育成を目標とする。ESEを概観し、STSとの比較において特徴を明らかにし、わが国の理科教育との関連において考察する。
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山路 裕昭
原稿種別: 本文
セッションID: A212
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
旧ソ連で1988年に発表された統合課程「自然科学」の目標・内容を従来の旧ソ連の理科教育の目標・内容と比較した結果, 「自然科学」は, その目標並びに初等教育段階の内容において従来の理科教育と大きく変わっているとは言えないが, 特に中等教育段階の内容は人間と自然とのかかわりを中心として構成されており, 従来の分科科学の体系的教授を基本とする中等理科教育とは質的に異なるものとなっていることが明らかになった。
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大隅 紀和
原稿種別: 本文
セッションID: A213
発行日: 1993年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
いま, なぜハンズ・オン(hand's on-実地の, 実践の…の意味)理科なのか。1990年代に入って, 地球的規模で地球環境の保全, 省資源の取り組みが提唱され試みられている。広く人々の環境や消費活動を見直すことが, これからの社会生活で要請されている。これらの潮流は, 小中学校の理科教育においても基本とする必要がある。一方で理科の実験観察にコンピュータを積極的に活用する潮流がある。これに呼応して, またコンピュータ利用とのバランスから考えても, 身近な材料を活用した具体的に手を動かして取り組むハンズ・オン理科を見直し, これまでの事例を整理するとともに, 新しい実験材料を開発する必要がある。これには約30年前, 60年代に起こった米国のPSSC物理を代表とする世界的規模で巻き起こった科学教育のカリキュラム開発とその後の経過を再評価することも大切であると考える。もともと理科や算数・数学の教育・学習活動における教材教具の研究開発は, 教科教育と教育工学の学際的な研究領域であると考えられし, その方向で筆者も長年の取り組みをしてきたつもりである。そこで, 広く検討されてきているサイエンス・リタラシーにハンズ・オン理科の行き方が, どのような関連牲があるか。特にハンズ・オン理科としてあつかう教材教具について, 具体例をあげて検討する。
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篠原 文陽児
原稿種別: 本文
セッションID: A214
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
ハイパーメディアの教材開発にあたり、科学教育として意義のあることがらの一つは、これがいわゆる総合的なそして学習者の思考の過程を忠実に表現できることである。本報告は、「融合性」「相互交渉性」「無構造性」「拡張性」を特長とし、その教育的意義に「情報の蓄積と利用の便利さ」「発散的思考の道具」「個性化学習の実現」「教育過程解明への接近」を見い出すことのできるハイパーメディア「ハイパー・サイエンスキュープII」を例に、総合科学の教育のためのカリキュラム開発を実現する基礎的な研究の第2報として、大学初年級の学生を対象にそこに蓄積されている映像教材を提示することによって得た、科学の一端に関する知識の枠組みを述べている。
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三宅 正太郎, 山田 敏明, 縄田 浩二, 長谷川 健二, 奥野 忠行, 加賀 康弘, 山本 邦男, 上田 和彦
原稿種別: 本文
セッションID: A215
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
児童の情報活用能力を育成する上で、児童が主体となる学習の場を設定することが必要である。そこで児童自らが映像などの各種メディアを利用し、情報を理解する「受け手」の立場、情報を活用する「使い手」の立場、情報を創造し伝達する「作り手」の立場を体験することが大切であると考え、公立小学校における授業実践を通して、情報を収集・整理したり、創造・伝達したりする活動とメディアとのかかわりの中で情報活用能力の育成の在り方を探った。
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大辻 永, 赤堀 侃司
原稿種別: 本文
セッションID: A216
発行日: 1993年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
Concept mapの各リンクについて、それぞれを採用した学習者数と教師の概念構造を基にリンクを分類し、学習者集団と教師とで概念構造を比較した。その結果、以下のことが明らかになった。①因果関係を表すリンクの採用者数は多い。②社会的意味をもつノード(ラベル)のリンク付けを挙げる学習者数は少ない。③教師とは異なるリンク付けは、主要概念である理論を示すものに多い。以上を概念の典型性と、推論のステップ数から考察した。
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塩川 哲雄, 鈴木 善次, 平井 俊男
原稿種別: 本文
セッションID: A217
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
STS教育の教材開発の一環として、水俣病を教材化した。水俣病の発生した当時の科学・技術・社会の背景を生徒に教えることが第一の目的である。また、プレ・ポストテストとして各項目に自由記述させる質問を設定し、生徒が意志決定をする経験をさせることを試みた。その結果生徒が持つ、専門家・非専門家に対する意識の特徴を読み取ることができた。
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糸山 東一
原稿種別: 本文
セッションID: A218
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
1992年2月の大学審議会の「大学設置基準の大網化(答申)」は, 1949年4月以来の新制大学の再構築であり, 具体的には大学専門教育の改善を視野に入れた大学初学年教育の再構築を意味する。よって, 本報告では, 夫々の大学専門教育からみた教育課程の共通部分を大学初学年教育と規定し, くわえて大学初学年教育の目標を(1)高等学校の補習, (2)非専攻分野の高等教育, (3)基礎教育, (4)基礎教育と併行できるいわゆる"教養"教育, として化学を事例に挙げ報告する。
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橋本 吉彦
原稿種別: 本文
セッションID: B211
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
小5から中2までの算数・数学を念頭にオープンエンドの問題を開発した。従来の「オープンエンドの問題」の定義を拡大することにより、いくつかの学年にわたって出題可能な「組合せの問題」(ここでは、ホテルのわりふりの問題)が子供のよさを生かすことに有効なことがわかった。
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瀬沼 花子, 松原 静郎, 越智 景三, 川上 純
原稿種別: 本文
セッションID: B212
発行日: 1993年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
「理数長期追跡研究」の1989年度〜1992年度の小5から中3までの調査結果について、算数・数学の学習指導に関する項目「学習」と児童・生徒の算数・数学に対する「態度」「到達度」の相関を分析した。その結果、普段からいろいろな解き方を強調したり話し合いなどをよく行っている学級の児童・生徒は算数・数学に対する関心や意欲が高い。また中2と中3において到達度の低い学級では、いろいろな解き方、見直し、2時間以上にわたる問題解決、数学と生活のかかわりを強調している。
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清野 百合子, 森岡 正臣
原稿種別: 本文
セッションID: B213
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本年度より施行された中学校指導要領において、数学に新しく『課題学習』が設けられた。本研究では、課題学習の在り方を明確にし, それにふさわしい課題や学習過程、評価について考察する。さらに、積極的な活用が期待されるコンピュータを利用した学習案を構築する。
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垣花 京子, 東原 義訓, 清水 克彦, 能田 伸彦, 中山 和彦
原稿種別: 本文
セッションID: B214
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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幾何学習ソフトを利用し、自由に探究できる図形学習環境ジオワールドにおける、学習活動を実際の授業の記録から分析した。その結果、ジオワールドの効果が発揮できない陥りやすい活動があることが明らかになった。以下のような典型的な事例があげられる。A無駄な所も全て測定してしまう。B測定誤差のために一般化できない。C図形の一般的な性質と気づかない。D証明でない証明で証明ができたと思ってしまう。
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松本 勝明, 木村 捨雄
原稿種別: 本文
セッションID: B215
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本研究は, 文字・文字式のよさを新しい視点でとらえ, そのよさを感得させるカリキュラム開発を行うものである。本稿では, 中学校1年生の「文字と式(数量の表し方)」において, 一般に指導されている数の内容的拡張をベースにした授業と, 数学的思考力の拡張をベースにして創り上げていくプロセスに重点をおいた授業を2つのグループで実施した結果, 両グループの文字・文字式のよさの感じ方に有意な差が見られたことについて述べる。
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友枝 謙二, 松岡 和夫, 河田 孝義
原稿種別: 本文
セッションID: B216
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
数値計算は工学部においては研究に必要な方法の一つであるにもかかわらずその基礎的な考えが定着しないまま卒業研究等に用いられている事が多い。本講演ではその原因を探るとともに数値解析に必要な数学の知識について具体的な数値計算を例にとって述べる。
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滝沢 武信, 山下 元, 西村 和子, 勝又 保雄, 津田 栄, 清水 誠一
原稿種別: 本文
セッションID: B217
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
ファジィ理論は, 人間の認識や行動などに関するあいまいな情報を解析し, 意思決定を行なう理論で, 近年, 心理や教育などの分野でも応用され始めた.通常, あいまいな教育情報は, ファジィグラフで表すと解析し易い.本稿では, ファジィグラフの近似三値化法.近似四値化法を論ずると共に, それを応用した数学教材の分析事例を示し, 本分析法の効用を述べる.
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下野 洋, 梅埜 国夫, 浜中 正男, 恩藤 知典, 小椋 郁夫, 下畑 五夫, 河原 富夫, 五島 政一
原稿種別: 本文
セッションID: C211
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
小学校5年生の児童が行う身近な野外観察において、興味・関心をもつ観察対象の内容やそれらの記述の仕方、また、自然環境のうちで変化するものとして選定した観察対象やその際の観察の観点、彼らがとらえる変化期間の長きなどをまとめたものである。
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小島 繁男, 下野 洋
原稿種別: 本文
セッションID: C212
発行日: 1993年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
理科学習の中では、自然観察は重要な学習活動として位置付けられている。しかしそれがどのような効果を持っているかその証拠となるとあまり見当たらない。そこで野外の自然観察の後約1ケ月後にどのように印象に残っているかを、小学校5年生と中学校2年生で比較したところ、実地観察で興味や関心を示した事項の約1ケ月後の記憶(定着度)は、小学校5年より中学校2年のほうが高かった。
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所 康子, 日高 弘恵, 福井 典代, 柴田 洋文, 山下 伸典
原稿種別: 本文
セッションID: C213
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
自然環境中の微生物による有機物の分解反応を、環境教育に取り入れるための基本的検討を試みた。たんぱく質或は界面活性剤を分解する土壌中の微生物に着目し、簡易導電率計を用いてゼラチン及びSodium Dodecyl Sulfateの生分解過程を追跡した。この方法は、多種類の微生物が混在する自然の状態に近い実験系を取り入れたものであり、学校教育現場での適切な教材になると期待できる。
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藤井 かなえ, 鈴木 善次
原稿種別: 本文
セッションID: C214
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
環境学習では子供達にとって身近な題材を用いることが必要だと言われている。いきなり地球レベルのことを学んでもお話に終わってしまい、行動力が身につかない可能性が大きい。本研究は身近な題材のビデオ(ここでは岡山県の児島潮についてのビデオ)の視聴を通してこの問題の検証を試みたものである。調査結果は必ずしも明確ではなかったが、ある程度、この課題についての見通しを得ることができた。
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田羅 征伸, 林原 瑞気
原稿種別: 本文
セッションID: C215
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
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十亀 好雄
原稿種別: 本文
セッションID: C216
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
地球的環境破壊が問題となっている今日、環境問題と表裏の関係にあるエネルギー問題を無視することは出来ない。そこで、実際にこれらの問題を教育現場でどのような教材を利用し、一斉学習や個別学習のなかでどのように学習させるとよいか、「全体」と「個」の調和を示す「ホロン」の概念を導入した学習方式を考えてみた。
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田幡 憲一
原稿種別: 本文
セッションID: C217
発行日: 1993年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
宮城県北部の伊豆沼を訪れるある都立高校の修学旅行を事例として、環境教育のための教材を開発している。事前学習では(1)伊豆沼の概略、(2)なぜ伊豆沼にガンが集まるのだろう、(3)伊豆沼と人間の生活をポイントとして学習し、現地学習では事前学習で生徒が形成した伊豆沼での人間の生活のイメージをより具体的なものとしつつ、伊豆沼の環境を考えさせることを計画中である。
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稲葉 耕三
原稿種別: 本文
セッションID: D211
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
中等学校における生物分野での発生教材として身近な魚類、ヒメカダカ、キンギョ及びドジョウの初期発生について検討した。これら3種の初期発生におけるれぞれダイナミックな特徴ある形態形成運動を顕微鏡-VTRで観察記録して比較検討し、発生に関する顕微鏡映像教材開発の有効性について述べた.
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安藤 秀俊
原稿種別: 本文
セッションID: D212
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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植物群落の生産構造の学習に関して、実習を行う際の簡単な方法について紹介するとともに、畳の原料として日本人には馴染み深い工芸作物であるイグサをその学習材料としてとり上げた。イグサは、受光体制の面からみて、きわめて光合成能率の良い理想的な草型とされており、こうした生理的・生態的特徴は、植物の生産構造、また群落における光の透過性を学ぶ上での教材として十分利用できるものと思われる。
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辻 福徳
原稿種別: 本文
セッションID: D213
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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子供達の電流電圧概念については, 多くの理解特性が研究されている。しかしその概念の改善を行う方法については, あまり有効な方法が見出されていない。そこで本研究は二つのアプローチ, すなわち実験の素材として乾電池の代わりとしてコンデンサーを, 概念のイメージ化としてGUIを使った計測シュミレーターを, 子供達の考えを科学概念に近づけるための一つの方法として提案する。
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人見 功
原稿種別: 本文
セッションID: D214
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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学校の中で生徒達にとって一番身近である学校園に、ビオトープ(生物生息空間)としての豊かな自然をつくり出そうとする基本的な考え方を述べ、その活動を進める中から理科教育や環境教育としての中学生に向いた探究的な活動の出来る課題テーマや教材となりうる事例を示す。
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荻原 彰
原稿種別: 本文
セッションID: D215
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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丹伊田 敏
原稿種別: 本文
セッションID: D216
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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高等学校の新教育課程の実施により学習指導要領での化学の学習指導の内容は実験・観察を積極的に取り入れた探究活動によって指導効果を高めるような方法を重点としている。科学的探究能力などの測定により, その必要性の調査と, 学習指導要領に対応した化学の実験教材を従来からのものも含め, 英国の教材など広く調査し化学IA, Bの科目への使用についての考察, 特に化学IIの探究活動に相応しい課題研究の題目, 内容を実践的に開発し考察した。
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中嶽 治麿
原稿種別: 本文
セッションID: D217
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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主題の研究は, 「新しい学力観に迫る, 豊かで効率の高いきめの細かい授業の展開」を可能にする授業関連システムの開発をねらっている.これらのシステムは, ほぼ全般にわたて構成を終わっているが, まだ十分とはいえないし, 新しい学力観を強く意識したものではない.昨年からこれらのシステムの見直しを進め, 授業構想については, 学習意欲・態度や学習方法・見方考え方等にウェイトおいた構想の設定を報告した.今回はこれに続くものとして, 教材構想の改定と評価のシステム化の概要を報告する
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平田 賢一
原稿種別: 本文
セッションID: E211
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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学習者制御、学習支援機構、簡易実用システムという3つの開発課題に基づいて学習者制御型のCALオーサリング・システムの開発が試みられた。さらに、マルチメディア化などの機能拡張が図られたのでその現状を報告する。
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藤井 幸一
原稿種別: 本文
セッションID: E212
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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"物部川"と名付けたオーサリングシステムを用いて、推定・検定までを学習する応用数学「確率・統計」の年間分(2単位60時間)CAl教材を作成した。同時に、標本抽出のためのシミュレーションや確率計算のための数値計算(台形公式など)、各種分布関数のグラフ表示などがCAI教材から呼び出して使用できるように実行ファイルを作成した。このCAI教材、実行ファイルについての概要を報告する。
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堀田 龍也, 見米 宏, 生駒 泰光
原稿種別: 本文
セッションID: E213
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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ハイパーリンク型の学習ソフトは、学習者の明確な選択意図が学習成立に大きな影響を与えると考えられる。本論では、明確な学習課題を与えそれを強く意識づけしてから学習を行わせた群と、学習者に自由に学習ソフトを使わせた群の2つの学習者群の学習過程の比較検討を行ったので報告する。
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見米 宏, 堀田 龍也, 加藤 譲, 原 久太郎
原稿種別: 本文
セッションID: E214
発行日: 1993年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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ハイパーリンク型理科学習ソフト「動物と人のたんじょう」における学習過程について調査した。本論では、ボタン選択の実際、用意されたリンクとの関係、学習者の選択意図の再現などについて報告する。
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土橋 永一
原稿種別: 本文
セッションID: E215
発行日: 1993年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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コンピユータ等を利用した新しい学習環境は、学習者個々の学習を支援することを意図している。しかし、それが一斉授業の文化にどっぷりと浸かった中で行われると、かえって個の学習が阻害されることにもなる。ここでは、一斉授業の文化の中で培われた、「学習させる」という意識から離れ、子どもとの「教育関係」をつくることを第一の目的として考えていくことを提案する。
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佐伯 昭彦
原稿種別: 本文
セッションID: E216
発行日: 1993/07/28
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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三角関数のグラフに関する誤答は、特に周期と位相のずれに典型的な誤答が多いようである。本稿では、その原因となる問題点と、筆者が開発した三角関数のグラフを視覚的に探究するツールについての基本設計と操作方法について報告した。
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