交通工学論文集
Online ISSN : 2187-2929
ISSN-L : 2187-2929
3 巻, 6 号
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論文 (2) 事例研究・調査報告研究・システム開発など
  • 横関 俊也, 森 健二, 矢野 伸裕
    2017 年 3 巻 6 号 p. 1-9
    発行日: 2017/10/01
    公開日: 2017/10/01
    ジャーナル フリー
    本研究では、PR での残留歩行者の発生を抑制することを目的に、PG 及び PF の時間を変更し、効果を計測した。その結果、PG で横断を開始したが PR まで残留してしまう歩行者の発生を抑制するためには、PG よりも PF の時間延長が有効であると確認された。また、現行の標準的な時間設定(最小値)では横断歩道を通過した歩行者のうち 10.8%が PR での残留歩行者になったのに対して、PF の時間を 1.5 倍にした場合は 3.4%まで、2 倍にした場合は 2.0%まで低減できた。一方、PF の時間を長く設定した場合は、PF 時間中に横断を開始してしまう信号無視の歩行者の総数は多くなったが、PF 時間の後半ではその人数が少なくなるため、結果的に PR での残留歩行者が少なくなることがわかった。
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