九州病害虫研究会報

イネいもち病に対する各種薬剤の二次感染阻止効果

山口純一郎, 御厨初子, 松崎正文

2001 年 47 巻 p. 1-5
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.1

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抉芽浸漬法を用いたジャガイモ品種の青枯病抵抗性検定

菅康弘, 宮崎孝

2001 年 47 巻 p. 6-8
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.6

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ビオチン・アビジンシステムを用いた酵素結合抗体法(ELISA)によるトマトかいよう病菌の高感度検出

草野成夫, 吉永文浩, 國武孝浩, 中堀裕二

2001 年 47 巻 p. 9-12
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.9

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トマトかいよう病の早期発見のため,トマト植物体から保菌の有無を確認する方法として,抗体にビオチンを標識する方法によるDAS-ELISAの検出感度向上法を検討した。その結果,かいよう病菌接種2週間後で容易に陽性反応を示したことから,感染初期から検出できることが明らかとなった。また,発病植物体では茎,葉柄,葉身のみならず,罹病果実の果汁や乾燥種子からも容易に検出が可能であった。このことから,本方法により,ほ場でかいよう病の疑いのあるトマトから高感度に保菌の有無を診断できると考えられる。

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RT-PCRと融合タンパク質抗血清を用いたサツマイモ葉からのSPFMVの検出

田中裕子, 大西克典, 奥田充, 酒井淳一, 大貫正俊, 花田薫

2001 年 47 巻 p. 13-15
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.13

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キュウリのズッキーニ黄斑モザイクウイルス(ZYMV)防除における弱毒ウイルスおよび耐病性品種の実用性

今村幸久, 小坂能尚, 川越洋二, 三浦猛夫

2001 年 47 巻 p. 16-20
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.16

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九州で発生したトマト黄化えそウイルス(TSWV)のS RNA 3'末端の比較

奥田充, 酒井淳一, 花田薫

2001 年 47 巻 p. 21-24
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.21

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佐賀県におけるトマト黄化葉巻病の発生経過とその要因について

善正二郎, 古田明子, 糸山享, 篠田徹郎, 河合章

2001 年 47 巻 p. 25-28
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.25

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佐賀県におけるトマト黄化葉巻病の発生に関連する要因として経卵伝染の有無およびTYLCVの宿主範囲について検討を行った。
1.佐賀県で発生したシルバーリーフコナジラミは,佐賀県と静岡県で発生したTYLCVを高い割合で獲得したが,経卵伝染は行わなかった。
2.5科14種の植物を用い,保毒コナジラミによるTYLCVの感染を調査し,トマト,タバコおよびノゲシがTYLCVに感染することを明らかにした。病徴としてトマトにおいて生長点付近の葉の黄化および葉巻を認めたが,タバコ,ノゲシは無病徴感染であった。
3.TYLCVが発生したトマトおよびトルコギキョウ圃場周辺のノゲシでは,TYLCVの感染が認められなかった。

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奄美群馬で発生した宿根アスターうどんこ病とその薬剤防除

尾松直志, 鳥越博明

2001 年 47 巻 p. 29-32
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.29

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奄美群島で発生した宿根アスターうどんこ病は,Erysiphe cichoracearum型のOidium sp.によるうどんこ病で,発生程度は品種によって異なり,「ホワイトキャプテン」には激しく発病するが「ローズスター」での発病は極めて少なかった。発生には,苗による持ち込みがその後の発病に大きく影響し,苗持ち込みがある場合は生育初期から急速に進展した。防除薬剤としては,DBEDC乳剤500倍,イミノクタジン酢酸塩・ポリオキシン水和剤1,000倍の効果が高く,次いでヘキサコナゾール水和剤2,000倍,メパニピリム水和剤2,000倍の効果が高かった。DBEDC乳剤500倍を用いて,防除時期の検討を行ったところ,摘心してある程度葉が展開した摘心約2週間後と、電照打切り時期から発蕾し花柄の分岐が盛んとなる電照打ち切り約2週間後までの防除が重要と考えられた。
親株およびさし芽時期の防除,収穫後の株を利用する2度切り栽培については検討しておらず,今後の課題である。

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化学分類学的指標に基づくBurkholderia plantariiとB.vandiiの異同

平川ゆみ, 古屋成人, 飯山和弘, 浦広幸, 松元賢, 竹下稔, 松山宣明, 高浪洋一

2001 年 47 巻 p. 33-38
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.33

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Burkholderia plantarii, B. vandii, and strains of B. gladioli isolated from vanda plants were characterized by chemotaxonomic methods, and their relation to authentic strains of other plant pathogenic bacterial species is discussed. B. plantarii and B. vandii were indistinguishable in the chemotaxonomic analysis. and the degree of sequence identity between them was 96%. We conclude that B. vandii is a synonym of B. plantarii. Three strains MAFF301728, MAFF301729, and MAFF301730 isolated from the vanda plants and identified as B. gladioli pv. gladioli, should be transferred to B. plantarii. We also clarified that the causal bacterium of bacterial brown rot of vanda is the true B. gladioli.

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DAS-ELISA法によるトマト黄化えそウイルス(TSWV-O)のキクからの迅速診断

松浦明

2001 年 47 巻 p. 39-42
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.39

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DAS-ELISA法を用いてTSWVをキク発病葉から簡易迅速に検出するため,サンプルとコンジュゲートを別々に処理する通常法と,同時に反応させる同時分注法を比較した。キク健全葉の非特異反応は磨砕緩衝液のPBSTに2.0%PVP,0.1%Na₂SO₃を添加することで,通常法では十分抑えられ,同時分注法では添加の効果は認められなかったが,同時に処理するだけで非特異反応を低く抑えることが可能であった。また,検出感度は同時分注法にPVP,Na₂SO₃を添加した区が最も高かった。この同時分注法のコーティング処理条件とコンジュゲートとサンプルの同時分注処理条件の検討を行ったところコーティング処理条件は検出感度に影響をあまり及ぼさず,コンジュゲートとサンプルの同時分注処理条件が検出感度に影響を及ぼすことが明らかとなった。また,この結果を元に迅速に検出する条件を検討した結果,コーティング処理条件を37℃,0.5h,コンジュゲート液とサンプル液の同時分注処理条件を37℃,0.5hにする組み合わせは検出感度が低くなるものの,実用上十分な検出感度を得ることが可能で,従来2日間必要だった検定を4時間程度で終わらせることが可能であった。

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九州・沖縄で発生したキクわい化ウイロイドの塩基配列

花田薫, 酒井淳一

2001 年 47 巻 p. 43-45
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.43

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熊本県のリンドウから分離されたソラマメウイルトウイルス2のRNA2の塩基配列

酒井淳一, 田中正美, 花田薫

2001 年 47 巻 p. 46-48
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.46

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ウンカ類とその寄主植物に対するカタグロミドリカスミカメの摂食および産卵選好性

松村正哉, 浦野知

2001 年 47 巻 p. 49-53
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.49

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カタグロミドリカスミカメ(以下カタグロ)の,トビイロウンカ,セジロウンカ,およびヒエウンカ卵とイネおよびヒエに対する捕食・産卵選好性を調査した。その結果,A:イネ－セジロウンカ対イネ－トビイロウンカ,B:イネ－セジロウンカ対ヒエ－セジロウンカ,C:イネ－セジロウンカ対ヒエ－ヒエウンカ,D:ヒエ－セジロウンカ対ヒエ－ヒエウンカ,のいずれの組み合わせの間にも,カタグロが捕食したウンカ卵の割合,カタグロの産卵数ともに有意差が見られず,選好なく捕食・産卵を行うことがわかった。これらの結果に基づいて,水田に隣接してヒエを植えヒエウンカを増やすことによりカタグロの密度を維持させるような,ヒエ－ヒエウンカ系のバンカー植物的な利用について考察した。

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中国および日本で採集したトビイロウンカとセジロウンカの薬剤感受性

平霄飛, 遠藤正造, 鈴木健, 大津和久

2001 年 47 巻 p. 54-57
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.54

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We determined the insecticide susceptibility of the brown planthopper (BPH) and white-backed planthopper (WBPH), which were collected from China and Japan in 1997, by topical application. The insecticide susceptibility of BPH was not much different among populations from Nagasaki (Southwest Japan), Hangzhou (Zhejiang, China), and Jinghong (Yunnan, China). The LD50s for BPH were 0.027-0.062 for nitenpyram, 0.083-0.14 for imidacloprid, 0.58-0.88 for silafluofen, and 0.78-1.2μg/g for etofenprox, in contrast to 67-130 for malathion, 51-93 for fenitrothion, and 57-94 μg/g for p, p' -DDT. Thus, the LD₅₀S of chlornicotinyl and the pyrethroids were much smaller than those of the organophosphates and organochloride. The LD₅₀ of monocrotophos was 1/23-1/3 times as large as that of the other organophosphates. The organophosphate and carbamate susceptibilities were not different between BPH populations collected in 1992 and 1997. The insecticide susceptibility of WBPH was not much different among the populations from Nagasaki, Hangzhou and Jinghong. The LD₅₀S for WBPH were 0.047-0.062 for nitenpyram, 0.067-0.18 for imidacloprid, 0.72-1.5 for silafluofen, and 0.89-1.6 μg/g for etofenprox, in contrast to 96-130 for malathion, 100 for fenitrothion, and 22-51μg/g for p, p'-DDT. Thus, the LD₅₀S of chlornicotinyl and the pyrethroids were much smaller than those of the organophosphates and organochloride. The LD₅₀ of monocrotophos was 1/17-1/3 as large as that of the other organophosphates. The LD₅₀S of isoprocarb and propoxur for WBPH populations collected in 1997 were 5 times as large as in 1989.

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殺貝剤施用と落水管理を組み合わせた湛水直播水稲におけるスクミリンゴガイの食害防止

和田節, 遊佐陽一, 市瀬克也, 菅野紘男, 松村正哉, 有村一弘, 浦野知

2001 年 47 巻 p. 58-64
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.58

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The apple snail, Pomacea canaliculata (Gastropoda: Ampullariidae). which was introduced as human food from South America about twenty years ago, is now a threat to the spread of direct-sown rice in Kyushu, southern Japan. We studied chemical control of the apple snail in two direct-sown rice fields. An application of metaldehyde pellets after sowing successfully suppressed damage to rice by apple snails, when used in conjunction with 13 or 18 days' drainage after sowing in both light and heavy rain. About 90% of snails were killed by the application of metaldehyde. One or two applications of granular iprobenfos (IBP) after sowing also suppressed damage at low snail density or in light rain. However, damage to rice occurred in heavy rain even with two IBP applications. The mortality of snails in the IBP-treated fields varied from 0% to 69%, probably depending on the rain. Thus, TBP application is not practical in direct-sown rice fields, because it often rains heavily in the sowing season in Kyushu. Metaldehyde is not yet registered as a paddy chemical in Japan, but registration is expected soon.

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水稲湛水直播栽培におけるメタアルデヒド剤の播種時散布と落水処理体系によるスクミリンゴガイの被害防止

行徳裕, 古賀成司, 横山威

2001 年 47 巻 p. 65-68
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.65

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野外におけるコイのスクミリンゴガイ捕食能力

遊佐陽一, 甲斐伸一郎, 安藤俊二, 塩崎尚美, 和田節

2001 年 47 巻 p. 69-72
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.69

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We assessed the predatory potential of the common carp on the apple snail at a low density of carp. We released 1 carp (average body length : 16cm) and 1, 400 snails (average weight 0.12g) in each of 23 m² plots set in a paddy field without rice in August 2000. Seven days after release, snail density was significantly lower in carp-occupied plots than in carp-free ones. However, in a 1 x 1 m cage set in each plot, which excluded carp, neither density of surface snails nor survival rate was different between carp-occupied and carp-free plots. This indicates that predation by carp was responsible for the reduction of the density of surface snails in carp-occupied plots, rather than the increase in the proportion of snails buried or natural snail mortality in the presence of carp. The average predation rate of a carp was estimated to be 54 snails/day. which was about one-fourth of the rate observed in the laboratory. However, the predation rate in the field was high enough to regard carp as biocontrol agents for the snail, not only in rice fields but also in other freshwater systems.

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屋外設置コンクリート枠内でのスクミリンゴガイに対するコイの増殖抑制

市瀬克也, 栃原正久

2001 年 47 巻 p. 73-76
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.73

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屋外に設置したコンクリート枠(2m²)2枠に土30cmと水10cmを入れ,擬似的な水系環境とし,そこでのコイによるスクミリンゴガイ個体群調節について実験を行った。一方の枠には平均88.0±5.5SDmmのコイを6頭放し(A1),もう一方には164.3±7.3SDmmを3頭放した(A2)。貝は3階級(小:殻高が10mm未満,中:10-15mm,大:15mm以上)を区別し,各階級10頭づつ,各枠に放した。実験は4月から9月まで続け,この間,週4-6回,新しく産下された卵塊の大きさの測定とその表面より見える卵の計数を行った。また,週1回水を抜き,貝の大きさの測定を行った。7月から8月の1月間,A1よりコイを除去した。実験開始後1週間内で,A2の小貝は全ていなくなり,コイにより捕食されたと考えられた。これ以外の貝は生き残るか,コイの捕食ではないと考えられる原因で死亡した。実験期間中産卵された卵から孵化した貝は,どちらの水槽でも増加も成長も出来ず,一時的に発見された孵化貝は,発見後1週間以内にすべて不明貝となった。また,コイ除去期間中A1では孵化貝の増加と成長が起こったが,コイを戻すと,1週間以内でそれらは全て不明貝となった。実験中の総推定孵化貝数は,A1で2210頭,A2で3425頭と推定された。実験期間中の1日あたりのコイ1頭あたり(体長約160mm)の最大推定孵化貝数は6月で11.2頭であった。従って,水系において体長約160mmのコイを放した場合,貝の増殖率が10頭/コイ/日以下であれば,貝個体群の増殖は完全に抑制されるであろう。

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河川流域におけるスクミリンゴガイの地理的分布の制限と水田分布の関連

市瀬克也, 吉田和弘

2001 年 47 巻 p. 77-81
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.77

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熊本県の菊池川,合志川,迫間川,内田川の合流点より上流側に2-4kmおきに調査地点を設定した。各調査地点でこれら河川沿いの水田を10筆以上選び,貝密度と卵塊密度の推定を行い,貝の分布密度とそれに影響を及ぼす地形要因の抽出を試みた。調査地点数は38,調査水田は,計2060筆であった。
1.貝は,標高ほぼ100m程度のところまで高い密度で分布していたが,これ以上のところでは,どの河川流域でも貝が殆ど若しくは全く分布していなかった。この地点は,合流点より上流側に10-20km遡った地点である。
2.標高100m以上の地点で貝が存在する場所は,人為的もしくは偶発的に貝が導入されていた。従って,この貝の自然分布の限界は,標高100m付近にあることが示唆された。
3.貝の自然分布限界付近では,合流点より続く水田が一旦途切れる水田分布不連続点となっていた。そのような場所の河川には滝が存在しており,その付近の河川の流速は早くなっていると考えられた。
4.貝は,標高100m付近での水田分布不連続と流速の増大により,より上流側へ分布を拡大することができない,と考えられた。

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異なる採集方法によるスクミリンゴガイの大きさ別貝とオスの構成比率推定の差異

市瀬克也

2001 年 47 巻 p. 82-86
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.82

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スクミリンゴガイを誘引する餌を入れたトラップによる捕獲と,正方形コードラート(2.25m²)内の貝の捕獲を比較し,両方法による貝個体群の推定における問題点を検討した。貝は,殻長20mm未満を幼貝,それ以上をメスとオスに判別し,各階級毎に分析した。トラップ法での捕獲は,コードラート法に比べ幼貝の採集比率が低く,成貝は高かった。さらに,トラップはより大きな貝を捕獲していた。この結果は,貝の餌をめぐる競争もしくは成長の違いによる移動量の差が原因となっている可能性がある。オスの捕獲率は両方法で6,8月の採集で差がなかったが,7月の採集では,トラップでのオス比率が高かった。この結果は,メスによる性フェロモン分泌と,盛夏での貝の繁殖行動の活発化によるであろう。以上より,トラップ法とコードラート法による貝個体群を推定では,貝の大きさと性構成が異なって推定されると結論された。

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ダイズ育成系統九系279のハスモンヨトウとダイズカメムシ類に対する耐虫性

水谷信夫, 和田節, 高橋将一

2001 年 47 巻 p. 87-90
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.87

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ダイズ育成系統九系279のダイズ圃場におけるハスモンヨトウとダイズカメムシ類に対する耐虫性の有無を,圃場試験により調査した。
1)九系279では,フクユタカに比べハスモンヨトウの密度が抑制されたことから,圃場レベルでもハスモンヨトウに対し抵抗性を持つと推定される。
2)カメムシ類の密度を九系279と他の2品種で比較すると,密度はカメムシ種によって異なり,一定の傾向は認められなかった。しかし,フクユタカに比べ,被害粒率が低く,収量が多かったことから,本系統はカメムシ類に対して耐性を持つと考えられる。

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アリモドキゾウムシ防除用の新規フェロモン剤(BB剤)の野外における合成性フェロモンおよび殺虫成分MEPの残効期間

安田慶次, 山田義智, 江藤奈穂子, 本郷智明, 猪野正明

2001 年 47 巻 p. 91-93
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.91

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鹿児島県鹿屋市におけるヒルガオハモグリガの局地的多発事例

西岡稔彦, 田中章, 末永博

2001 年 47 巻 p. 94-98
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.94

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1.ヒルガオハモグリガは,近年では発生が少なかったが,2000年10月に鹿児島県鹿屋市花岡地区の青果用サツマイモほ場で局所的に多発した。
2.多発ほ場では,9月末～10月上旬の間に被害が急速に進展して激発状態となり,11月17日には生葉がほとんど皆無となった。発生密度は,被害の大きい場所では5茎当たり677～1,274頭で,高率に寄生が見られた幼虫寄生蜂の脱出幼虫・繭を加えた総数はそれぞれ1,028～1,751頭であった。
3.多発ほ場は,ほぼ1ほ場に限られ,多発ほ場から300mの範囲内の他のほ場での被害は少なかった。
4.多発ほ場では11月上中旬にも次世代幼虫が多発生し,被害葉率82.7%,1葉当たり虫数は平均25.3頭,最高127頭に達した。しかし,隣接ほ場や周辺ほ場では11月の発生は少なかった。
5.多発ほ場でのヒメバチ科の幼虫寄生蜂D. koizumiiの寄生率は,10月中旬は43.1～53.6%,11月上旬は67.5%であった。
6.本種の産卵数や,過去の異常発生の状況を考慮すると,今回のような多発に至るには,少なくとも3世代が必要と思われた。
7.多発ほ場では9月下旬以降に本種が極めて急速に増殖したものと考えられた。そのような増殖の原因及びその発生源は不明であったが,多発ほ場に特有の条件があったことが推測された。

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九州各地のウリ科作物から採集したワタアブラムシのキュウリにおける増殖能力

北村登史雄, 柏尾具俊

2001 年 47 巻 p. 99-102
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.99

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九州各地から採集したワタアブラムシについて,キュウリ('シャープ1')の葉片を餌として25℃恒温条件で個体群増殖のパラメーターを求めた。それぞれの個体群の日あたり内的自然増加率は0.44～0.51で大きな差は認められなかった。九州各地のウリ科作物から採取したワタアブラムシの増殖能力には大きな変異はないと推測された。

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数種類の粘着トラップによるトマトハモグリバエ成虫の捕獲数の比較

鶴田伸二, 行徳裕, 岩本英伸, 古賀成司

2001 年 47 巻 p. 103-107
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.103

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1 市販されている8種類め粘着シートを用いて作製した粘着トラップを,トマトハモグリバエの発生が見られるメロン栽培圃場に設置し,本種成虫に対する捕獲数を比較した。本種成虫は黄色系の5種類のトラップでのみ捕獲され,白色,桃色,青色のトラップでは捕獲されなかった。また,黄色系のトラップの種類により捕獲数に差が認められた。ホリバー,バグスキャンの捕獲数は,本種成虫の発生密度に関わらず,ITシートに比べて多かった。
2 天敵寄生蜂のイサエアヒメコバチは黄色系の粘着トラップであるホリバー,バグスキャン,ITシートに捕獲された。捕獲数は,ITシートが多く,バグスキャンは少ない傾向にあった。
3 黄色系の粘着トラップ問で,トマトハモグリバエとイサエアヒメコバチの捕獲数に差が認められた要因として,粘着トラップの色調の違いと粘着トラップの表面に塗布してある粘着剤の種類の違いが考えられた。

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小ネギハウスにおけるネギハモグリバエの陽熱処理による防除効果

甲斐伸一郎, 森田鈴美

2001 年 47 巻 p. 108-111
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.108

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九州・沖縄地域のサツマイモおよびサトイモ圃場における主要有害線虫

2. 九州本土付近の島嶼部および南西諸島における調査

岩堀英晶, 佐野善一, 鳥越博明

2001 年 47 巻 p. 112-117
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.112

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1)九州本土付近の島嶼部(五島列島,天草下島,長島)と南西諸島(種子島,奄美諸島,沖縄本島,石垣島)のサツマイモ圃場およびサトイモ圃場の主要有害線虫を調査した。
2)ネコブセンチュウ類の検出圃場率は,サツマイモ圃場(54.3%)の方がサトイモ圃場(27.3%)より高かったが,両圃場における検出率は島により差違があった。サツマイモ圃場で検出されたネコブセンチュウのほとんどはサツマイモネコブセンチュウであった。サトイモ圃場では,アレナリアネコブセンチュウとジャワネコブセンチュウが多かった。
3)ネグサレセンチュウ類の検出圃場率は,サトイモ圃場において高く(38.2%),検出された線虫のほとんどはミナミネグサレセンチュウであった。
4)ニセフクロセンチュウは,サツマイモ圃場において高頻度(84.5%)で検出されたことから,本種によるサツマイモの被害を解析する必要がある。
5)イシュクセンチュウ類は,九州本土付近の島嶼部では検出されず,南西諸島のサツマイモ圃場から主として検出された。

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線虫寄生性細菌Pasteuria penetransによるネコブセンチュウ感受性の異なるサツマイモ品種のサツマイモネコブセンチュウ害抑制

II.P. penetrans 施用後第7-9作における線虫防除効果

立石靖, 佐野善一

2001 年 47 巻 p. 118-122
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.118

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We examined the suppressive effects of Pasteuria penetrans on Meloidogyne incognita on two sweet potato cultivars, 'Beniazuma' (moderately resistant) and 'Kokei 14' (highly susceptible), in field plots enriched with P. penetrans by six seasons of consecutive cropping from 1994 to 1997. Application of P penetrans significantly reduced population densities of the root-knot nematode in the 7^th (1998) and 8^th (1999) croppings of 'Beniazuma', and increased the marketable yields of fleshy storage root. However, there was a severe yield loss in the 9th (2000) cropping, through the application of 1, 3-D. The degree of adhesion of P penetrans endospores to J2 was low at every harvesting. Nematode-suppressive effects by P. penetrans were not conspicuous in the 'Kokei 14' cropping sequence.

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ハナアザミウマ類による露地栽培温州ミカン成熟果の被害発生について

寺本健, 松本紀子, 中村吉秀

2001 年 47 巻 p. 123-127
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.123

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2000年10月中旬に露地栽培における極早生温州ミカン成熟果に発生した障害果の原因解明調査を行った。
1.障害果は,ハナアザミウマ,ビワハナアザミウマ,キイロハナアザミウマの3種ハナアザミウマ類によるもので,ハナアザミウマが加害主体と考えられた。
2.症状は果面が白変し,一部は褐変しており,褐変部は腐敗・陥没していた。形状は,果実同士が接触していたところにできたと思われるリング状のものが多く,ほかに果実と枝,葉などが接触していたところにできたと思われる線状や不正形のものおよび点状のものもみられた。
3.ハナアザミウマ類は,2000年秋季に異常増殖し,極早生種温州ミカンの成熟果を加害したものと考えられた。
4.ハナアザミウマ類の多発原因として,セイタカアワダチソウの増加,果樹カメムシ類少発生に伴う収穫前の殺虫剤散布の減少が考えられた。

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ヒノキ花芽分化期の気象条件によるチャバネアオカメムシの発生量の早期予測法

松本幸子, 嶋田格, 波多江悟, 山田健一, 山中正博, 堤隆文

2001 年 47 巻 p. 128-131
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.128

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クリタマバチ輸入天敵チュウゴクオナガコバチの放飼実験

(7) 熊本県における18年目の成功

村上陽三, 戸田世嗣, 行徳裕

2001 年 47 巻 p. 132-134
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.132

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熊本県大津町のチュウゴクオナガコバチ放飼園では,放飼17年後の1999年以降寄生率が急増し,2000年にはゴール着生芽率が11%に低下した。放飼後初期の数年間は定着個体群の低い雌比のため,性比改善後は随意的高次寄生者の二次寄生による高い死亡のためにチュウゴクオナガコバチの増殖が遅延したが,1996年以降二次寄生率が低下しチュウゴクオナガコバチの寄生率が増加するようになった。放飼後いまだ効果が認められない他の地域でも将来同様な結果が得られるものと期待される。

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チャの品種によるクワシロカイガラムシ生存率の違いと生存率に基づく抵抗性検定

水田隆史

2001 年 47 巻 p. 135-139
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.135

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圃場検定によりクワシロカイガラムシ抵抗性の差異が明らかにされているチャ6品種を用い,定着させた幼虫の生存率の推移を調査した。生存率は品種間で有意に異なり,抵抗性品種における生存率は,感受性品種に対して有意に低かった。
このような生存率の品種間差異を利用してチャの抵抗性を推定する方法について検討し,24℃条件では,定着後9～15日間の幼虫の生存率が,抵抗性の指標として有効であることを実証した。

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レンゲほ場におけるアルファルファタコゾウムシの発生消長と成虫の移出時期

末永博, 西岡稔彦, 田中章, 上和田秀美

2001 年 47 巻 p. 140-144
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.140

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鹿児島県鹿屋市の3地区の水田地帯で,アルファルファタコゾウムシ幼虫の発生消長と成虫の移出時期を2000年3月上旬から7月上旬まで調べた。
1)幼虫密度は3月上旬から4月上旬まで増加した。4月下旬に繭の比率は増加したが,総個体数はピーク時の43～70%に減少した。
2)4月25日に採集した繭から2種類の寄生蜂が脱出したが,寄生率は1.5%と低かった。また,調査した中・老齢幼虫および繭は疫病に似た症状で死亡する個体が多かった。
3)すくい取り(20回振り)を祓川の3地点で行った結果,成虫の平均捕獲数は4月上旬以降急に増加し,5月9日にはピークの80頭に達した。それ以降は減少し,7月上旬には捕獲されなくなった。
4)段ボールトラップの成虫捕獲数は, 6月上旬まで畦畔部の方が多かったが,それ以降は林縁部の方が多い傾向がみられたことから,移出時期のピークは6月上旬と考えられた。

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福岡県におけるヤシオオオサゾウムシの発生とさらなる北進の可能性について

吉武啓, 政岡適, 佐藤信輔, 中島淳, 紙谷聡志, 湯川淳一, 小島弘昭

2001 年 47 巻 p. 145-150
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.145

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福岡市能古島でヤシオオオサゾウムシの発生を確認した。調査の結果,本種は現地において数年前から継続的に発生してきたと考えられた。ヤシの幹内温度は安定していたが,常に外気温よりも高いわけではなかった。また,低温処理実験によって突発的な寒波による短期間の低温では死滅しないということが示唆されたことから,寄主であるヤシ類さえ存在すれば,本種は従来の分布域より北方まで侵入・定着できる可能性が高いと考えられた。日本国内において,本種はこれまでに年平均気温15.8℃以上の地域で発生しているので,同一の温度帯に含まれ,しかも本種にとって好適な寄主植物であるカナリーヤシが植栽されている地域へは,今後,十分に侵入可能であると推測された。

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講演要旨病害の部

2001 年 47 巻 p. 151-166
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.151

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講演要旨虫害の部

2001 年 47 巻 p. 166-187
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.166

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病害虫の発生と防除の概況

2001 年 47 巻 p. 188-193
発行日: 2001/11/15
公開日: 2009/05/22

DOIhttps://doi.org/10.4241/kyubyochu.47.188

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