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浜松 正典, 河野 行伸
セッションID: 7S2-2
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
制御しにくい対象である非ホロノミックシステムに対するコントローラの設計法として時間軸状態制御形に変換する方法が提案されている.産業界においては,自動車や船に限らずこの非ホロノミックシステムに該当する対象が多数存在するが,本稿ではその中から港湾荷役で使われている自走式門型クレーンの自動操舵制御にこの設計手法を適用し、実機でその有効性を検証した事例を紹介する.
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バウンス歩容の動力学シミュレータによる評価
八木 秀憲, 徳田 献一
セッションID: 7S2-3
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
本件球では3脚歩行ロボットでのバウンス歩容の実現を目指している。動力学計算エンジン(ODE)を用いて3脚ロボットの仮想モデルを生成し、そのモデルを用いてバウンス歩容を解析し、実機に解析結果を反映させる。
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大貝 晴俊, 小川 雅俊, Musigchai Marth, 呉 冬梅, 焦 鵬飛, 草鹿 仁
セッションID: 7S2-4
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
エンジン制御技術者の人材育成のために、エンジン制御教育システムを開発した。このシステムは、エンジンシミュレータを用いて、エンジンの動作やエンジン制御システムの設計を行い、シミュレーションによりその結果を確認できる。PCに専用加速ボードを付加してしている。エンジンモデルおよび制御モデルをコンパイルすることにより高速にシミュレーションを実行できる。シミュレーションの結果はGUIによりわかりやすく表示できる。エンジン制御設計の例としてエンジン始動制御についてその結果を述べる。
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井上 豪, 浅井 徹
セッションID: 7S2-5
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
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PLLでは,位相雑音と呼ばれる信号の歪が問題となる.その原因となるループ内の雑音の影響を抑制するためには,回路の閉ループ系における,雑音から出力信号への伝達特性の把握が必要になる.本研究ではそのような伝達特性を把握することを目的とし,シミュレーションに基づいて位相雑音の評価を行った.その結果,特に高周波帯域の雑音,強度の高い雑音が,位相雑音の主な原因であることがわかった.さらに,得られた結果に対して理論的な考察を行った結果,ループ内雑音の強度と周波数差が,出力信号のキャリア周波数成分の減少,キャリア周波数近傍の位相雑音の要因となっていることがわかった.
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川上 真司, 永原 正章, 山本 裕
セッションID: 7S2-6
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
本論文では,H∞最適化によるΔΣ変調器の新しい設計法を提案する.
ΔΣ変調器では,量子化誤差を取り除くためにフィードバックループ内に
加算器を組み込むことがしばしば行われる.
いっぽう本研究では,加算器の代わりに,
誤差伝達関数の周波数応答を整形するH∞最適コントローラを用いる.
コントローラの設計は,有限の周波数領域における不等式により定式化され,
一般化KYP (Kalman-Yakubovic-Popov) 補題により,
線形行列不等式に帰着される.
また,設計例を用いて従来法と比較し,提案手法の有効性を示す.
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永田 育真, 管野 政明, 原 辰次
セッションID: 1S4-1
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
多項式スペクトル分解の定式化より直接得られる多項式の集合がグレブナー基
底となっているという事実を用いた,スペクトル分解に対する代数的手法に基
づく解法が提案されている.そこでは,線形代数の問題として効率的な基底変
換を実現している.本発表では,さらにスペクトル分解イデアルやイデアルを
生成する多項式の集合の特徴を利用し,さらなる効率化を図る基底変換手法を
提案する.
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和田 孝之, 藤崎 泰正
セッションID: 1S4-2
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
ロバスト制御問題は一般に,すべての不確かさについて制約条件を満たす設計変数を求める問題に帰着できる. この問題が,制約条件が不確かさについては凸とは限らないが,設計変数については凸であるとき,有限ステップで停止し,高い信頼度で確率的に厳密な解を出力するか,ある確定的な意味で解なしと判定するような,多項式時間のランダマイズドアルゴリズムが種々提案されている. 本稿では,与えられた問題の解集合の大きさと,アルゴリズムが停止するまでに生成されるランダムサンプル数の平均値の関係を,数値例に基づいて詳細に考察し,可解判定が微妙な場合に,特に多くのランダムサンプルが必要であることを定量的に明らかにする.
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佐藤 昌之
セッションID: 1S4-3
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
本稿はパラメータ依存離散時間システムのロバスト安定性解析問題に対して slack variable アプローチに基づく解析手法を提案する.その際に用いられる Lyapunov 関数はパラメータに関して多項式依存型であるが,得られる解析条件はパラメータ affine な線形行列不等式である.最後に得られた解析条件の有効性を数値例によって示す.
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大石 泰章
セッションID: 1S4-4
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
本発表では,未知の導関数を含むロバスト半正定値計画問題なる問題が,ロバスト制御と非線形制御における大切な枠組みを与えることを示し,行列拡大法に基づく近似解法を示す.さらに,近似解が厳密であることを示すための方法,近似誤差の評価についても議論する.
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大隈 正寛, 蛯原 義雄, 萩原 朋道
セッションID: 1S4-5
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
本稿では,不確かなパラメータを有する連続
時間線形時不変系のロバストH2性能を解析す
るための新たな手法を提案する.既存の手法
の多くがロバストH2性能の上界値計算に留ま
り,その厳密性の評価が不十分であるのに対し,
本稿では上界値計算のためのLMIの双対LMIを
考えることで,計算された上界値がロバスト
H2性能の真値と一致していることを帰結し得る
双対解に関する条件を明らかにする.さらに
広範な数値例をもとに提案手法の有効性を示す.
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三藤 正博, 川松 雄一, 保田 俊行, 大倉 和博
セッションID: 2S4-1
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
本研究では,進化ロボティクスに基づくマルチロボットシステムの物理シミュレーションを,動力学シミュレータであるOpen Dynamics Engine(ODE)を使用して行う.しかし,問題が大規模化するにつれ膨大な計算時間が必要となる.そこで,グリッドコンピューティングに着目し,計算の並列,分散処理により高速計算が可能な分散計算環境の構築を試みる.
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片田 喜章, 西村 和晃
セッションID: 2S4-2
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
自律エージェント群による協調行動は,エージェント間
およびエージェントと環境との相互作用を通して発現される
複雑系である.しかし,協調行動をとるエージェント群の
コントローラを状況に応じて個別に設計することは事実上,
不可能であり,自律性を制限する可能性すらある.
そこで本研究では,進化型ニューラルコントローラを搭載した
複数エージェントによる協調荷押し問題において,
計算機実験により,どのような問題設定にすれば
協調行動が現れるかについて考察を行う.
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松澤 雄平, 大礒 正嗣, 松村 嘉之, 大倉 和博
セッションID: 2S4-3
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
進化型マルチロボティクス(EMR)では、進化型人工神経回路網によって自律行動するロボットが複数存在し、相互作用を通じて創発現象が見られる。本研究では、特に、EMRの協調荷押し問題における人工神経回路網の進化ダイナミクスについて、ネットワーク理論を用いて解析することにより、この問題におけるロボットの適応度と進化型人工神経回路網のネットワーク構造の関連性を明らかにする。
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森本 聖史, 竹内 沙織, 森 直樹, 松本 啓之亮
セッションID: 2S4-4
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
近年,進化型計算の一つである遺伝的プログラミング(GP)が注目されている.
GP には,その個体表現の複雑さゆえに探索ダイナミクスを解析する手法が確立されていないといった問題点がある.本研究では,この問題点を解決するために GP における個体表現から冗長性を取り除く簡約化と呼ばれる操作を用いた探索ダイナミクスの解析手法について提案する.
Symbolic Regression 問題を例題とした数値実験を用いて,簡約化により GP の解探索能力について多くの知見が得られることを示す.
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川田 大幸, 森 直樹, 松本 啓之亮
セッションID: 2S4-5
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
近年, 遺伝的アルゴリズム(GA)の探索ダイナミクスを解析するための新たな指標として累積個体種数が提案されている. 累積個体種数は GA の本質的な解のサンプリング回数を表しているため, これまでとは異なった視点による解析が可能となる.
本研究では, 適応度評価回数配分問題および各遺伝演算子の探索性能への寄与について累積個体種数を用いた解析結果を報告し, 提案手法の有効性を示す.
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ーマスカスタマイゼーション対応の生産計画システム(MCPS)の物流分野への応用ー
上野 信行, 山本 剛, 奥原 浩之
セッションID: 3S4-1
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
汎用品を生産している企業における生産・配送問題を取り上げる。消費拠点(複数)は、生産拠点とは離れ、それぞれ異なる配送時間(リードタイム)をかけてが輸送される。不確実な需要に対して,許容される品切れ率の範囲で、製品を配分し、配送する必要がある。従来のマスカスタマイゼーション対応の生産計画システム(MCPS)を適用拡大し、物流分野へも応用が可能であることを示す。
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和氣 憲矢, 清水 良明
セッションID: 3S4-2
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
近年、顧客需要の多様化に伴なう多品種少量生産のために混合品種組立ラインが広く用いられている。この時、前工程がロット生産の場合、生産バランスを維持するため、両ライン間に在庫が必要となる。ここで在庫量と組立ラインでの停止時間を同時に削減することが求められるが、両者間にはトードオフが存在する。そこで本研究では、対象システムにおける製品投入計画に関して、ライン停止時間と在庫量に注目した多目的解析を行なった。そして、パレート最適解集合を求める手法として、重み付け法とPSA(Pareto Simulated Annealing)法の間で比較を行ない、数値実験を通じて前者の方が優れていることおよびこうした解析によって生産実施の改善のための効果的な決定が行なえることを確認した。
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室井 裕喜, 西 竜志, 乾口 雅弘
セッションID: 3S4-3
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
鉄道乗務員運用計画問題は,与えられた鉄道ダイヤグラムを被覆し,必要な乗務員数を最小とする乗務員の運用計画を決定する問題である.従来の列生成法による解法では,乗務員のスケジュールを表す列を生成・追加する際に,生成される列数の増加によって計算時間が増大する.そこで,本研究では,感度解析を用いた劣生成法による解法を提案する.提案手法では,生成された列の中で評価値と良い列のみを追加し,列の増加を防ぐことにより,計算時間の短縮化を図る.
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古用 晋一朗, 宮本 俊幸, 熊谷 貞敏
セッションID: 3S4-4
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
近年,FMSを効率的に運用するため,自律分散型生産システムの研究が盛んに行
われている.
本研究では,自律分散型生産システムの自動搬送車(AGV)搬送系における搬送
経路計画問題を取り扱う.
対象とするAGVの通路網を一方通行とし,そのレイアウトを有向グラフで表現し
た上で,生産スケジュール順や加工機械におけるバッファ容量,および先行研究
では考慮されていなかったAGV間の衝突を考慮した搬送経路計画手法を提案する.
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植木 章太, 上田 泰広, 中井 博之, 重山 吉偉
セッションID: 4S4-1
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
本研究では検査装置において複数の低解像度画像から十分な解像度を持つ高解像度画像を生成する超解像処理の適用により高精度化と自動化を目標としている。検査装置において検査を安定に行うためには、検査感度を向上させる必要がある。そこで、本論文において高解像度画像と同時にノイズ成分を推定することにより、ノイズを低減させる超解像処理を提案し、提案手法を実装した場合の欠陥検査性能について報告する。
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白附 晶英, 森 智仁, 香山 治彦, 仲嶋 一, 中島 利郎
セッションID: 4S4-2
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
電力開閉機器における接点の動作行程情報は、機器の状態を示す量として監視・診断に有用である。筆者らは、取り付けが容易な筆者らは、取付けが容易な動作行程センサとして、機器可動部に取り付けた反射板に対して光を照射し、その反射光を1次元に画素が配置されたラインセンサ上に結像することで、接点可動部の位置を非接触に検出する方式を提案し、試作機を作製した。作製した試作機を実機にて評価し、本方式が原理的に実用可能であることを確認した。
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中島 利郎, 白附 晶英, 酒井 大輔, 千村 大介, 松山 二郎, 仲嶋 一
セッションID: 4S4-3
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
エスカレータの危険領域への乗客接近を光学式距離センサにより検出し、警告発生する装置を開発した。具体的には、乗降口における手摺の出入り口であるインレット部と、天井と手摺との間の三角部の2箇所を検出領域とし、各部に設置した小型距離センサにより、インレット部では指などの人体の接近を、三角部では手摺外部への身の乗り出しを検知し警告を発生するものである。
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米田 光宏, 土屋 直樹, 中嶋 宏, 山口 哲人, 畑 豊, 谷口 和彦
セッションID: 4S4-4
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
高齢者がベッドから降りる際の転倒事故は大怪我に至る可能性があり、転倒事故の予防はQOLの観点で重要な課題である。 事故予防のためには、高齢者が離床するタイミングを介護者が正確に把握できることが望ましい。本研究では、空気圧センサと超音波振動センサを用いた離床前動作の検出手法を構築した。本手法を健康な成人男性に適用した結果,正確に離床前動作を検出することを確認した。
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土屋 直樹, 米田 光宏, 中嶋 宏, 山本 健太, 山口 哲人, 畑 豊, 水野(松本) 由子
セッションID: 4S4-5
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
心拍は、身体の変化を顕著に表す生体情報として知られており、自覚症状の現れにくい疾病を予防するためにも、その変化を継続的に観察することは重要である。さらに、心拍のゆらぎには、自律神経活動を推定する上で有用な情報も含まれており、一部の睡眠障害の要因でもある自律神経活動の変異を知る上でも有効な指標といえる。本稿では、この心拍を簡便かつ非侵襲に計測する技術を示す。実験により、本技術が心電と同等の計測精度を持ち、さらに、そのゆらぎから、自律神経活動を推定することができる可能性も確認した。
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第2報:システム負荷を考慮したオークション
本橋 智光, 藤井 進, 伊呂原 隆, 宮本 裕一郎, 森口 聡子
セッションID: 5S4-1
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
激しい需要変動に対応できるジョブショップスケジューリング法としてオークションに基づく手法を考える。ユビキタスな生産環境下においてはジョブと機械がそれぞれ知的な情報処理機能を持ちそれらの間で自由な通信が可能となると想定される。ジョブと機械が状況に応じてオークションの主催者となるばかりでなく、システム負荷に応じて交互に立場を交換しつつ適切なスケジュールを導出する手法を提案し、その有効性を評価する。
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リエントラントフローショップにおける資源割当問題への適用
貝原 俊也, 藤井 信忠, 指尾 健太郎, 長谷川 弘幸, 黒瀬 伸二
セッションID: 5S4-2
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
リエントラントフローショップでは,品種数や装置台数,繰返し工
程数が増加するにつれ最適な資源割当の導出が困難となり,その解
法には新しい概念が必要となる.そこで本稿では,財の組合せに対
し入札を行うことで,複数の資源を同時に取り扱うことが可能な組
合せオークションを用いた資源割当の最適化手法を提案する.今回
は代表的なリエントラントフローショップである半導体ウエハ生産
ラインを対象とする.
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貝原 俊也, 指尾 健太郎, 西林 聡, 藤井 進, 梅田 豊裕
セッションID: 5S4-3
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
本研究では, 生産スケジューリングの分野で注目されている分散
協調型スケジューリング手法を提案し, フローショップモデルへ
の適用を試みる.本手法では,分散要素単位で独自にスケジュー
リングを行い協調を図ることで,実行可能かつ効率的な解を高速
に得る事が可能となる. ここでは二工程モデルに対し, 工程ごと
にスケジューリングを行い調整を行う提案手法について,他の手
法と比較実験を行うことでその有効性を確認する.
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若松 栄史, 的場 雄太, 森永 英二, 妻屋 彰, 荒井 栄司
セッションID: 5S4-4
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
本研究では、建築生産のような、多くの異業種企業が相互に関連して一つのプロジェクトを完成させるような生産において、相互に依存する複数の管理システムを統合し、外乱に対して動的に再スケジューリングを行うシステムを提案する。中核となる統合モジュールにおいて、各管理システムへの通知情報と通知条件を管理し、各管理システム間のネゴシエーションを効率良く行うことで、プロジェクトの進行を停止させることなく、システム全体の調整が可能となる。
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貝原 俊也, 指尾 健太郎, 松山 芳和
セッションID: 5S4-5
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
人工システムに要求される最適性を追求したマルチエージェント型手法の一つに市場指向プログラミング(MOP)がある.MOPでは,各経済主体を適切に定式化することで,経済理論に基づくパレート最適な資源配分が可能となる.本研究では,複数市場環境下において,第一段階としてそれぞれの市場にMOPを適用し市場ごとに最適な資源配分を得る.次に第二段階として,市場間の調整を行うことで全体最適な資源配分の獲得を目指す.
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中氏 一平, 杉本 末雄
セッションID: 6S4-1
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
ニューラルネットワークはモデル構造の自由度が高いため, どのようなネットワークモデルが対象時系列の構造変化に最も適しているか, また入力信号にどのような経済指標を選ぶかということは難しい問題である.
そこで本研究では, 新たなネットワークモデルを提案し, 入力信号に予測対象時系列と相関の強い経済指標を取り入れ, ニューラルネットワークを用いた経済時系列の予測を行うシステムの構築を目指す.
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西谷 遼, 最上 義夫, 小野 典彦, 池田 建司
セッションID: 6S4-2
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
インターネット上で入手可能なデータ(始値,終値,最高値,最安値,出来高)を用いて,株の売買支援を行うシステムを構築する.本システムでは,ニューラルネットワークを用いており,より高い精度で予測を行うには,上記の入手可能なデータをどのような形で用いれば良いのかについて考察し,さらに,株の売り及び買いのタイミングを助言するシステムを開発する.本システムの有用性は,数値シミュレーションによって検討する.
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寺西 大, 大松 繁, 小坂 利壽
セッションID: 6S4-3
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
疲弊札は,ATM(現金自動預払機)の連続運用に支障を来す.手作業による疲弊札の選別作業効率化のために,疲弊の基準が調整機能な疲弊札自動選別手法の開発が要望されている.このために,紙幣の曲げ剛性を紙幣の数値的疲弊度として使用できるが,曲げ剛性の高速計測は困難である.
本報告では,教師ありSOMを用いて紙幣の音響エネルギー特徴から曲げ剛性を推定する手法を提案する.実紙幣を用いた実験結果にて,提案手法の有効性を示す.
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馬場 則夫, 西田 将人, 任 鋼, 朝倉 智明, 井之上 総平, 大屋戸 夕貴, 坂本 健一, 甲斐 良隆
セッションID: 6S4-4
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
ニューラルネット(NNs)を活用することによりゴールデンクロス(GC)並びにデッドクロス(DC)を事前に予測することを試みる。この予測とNNsによる株価変化率予測の両方を活用することにより、優れたパフォーマンスを示す株式売買意思決定支援システムが構築されることを具体的な株価に関するデータを用いたシミュレーションにより確認する。
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堅田 尚郁, 信川 創, 西村 治彦
セッションID: 6S4-5
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
現在,カオスによるノイズフリーな共鳴が,従来の確率共鳴よりも信号検知の感度が高いとするモデルシミュレーションや,実際の神経系でのカオスによる共鳴の機能性の検討がなされつつある.そこで本研究では,ニューロンの離散写像システムを対象に,シミュレーションによる詳細な解析を通して,カオスによるノイズフリーな共鳴現象の基本的特性とメカニズムについて検討する.
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引原 隆士, 呉 智珉
セッションID: 7S4-1
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
昨今,半導体加工技術を用いたマイクロマシン技術の可能性に期待が集まっている.デバイス構造が微細化,集積化されていくにつれて電気機械相互作用等の非線形特性が顕著に現われることが報告されている.本報告は,これらの非線形特性をセンサなどのデバイスに応用することを目的として,デバイスのモデルを検討するものである.最終原稿では導出モデルに基づき,数値計算結果を示すと同時にセンサ感度に関係する分岐特性を議論する予定である.
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高田 等, 八野 知博, 小濱 健吾, 縄田 俊則
セッションID: 7S4-2
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
非線形制御問題に多く適用される、定常点近傍線形化による制御則は、非線形性の強いシステムに対しては、不十分である。そこで本論文では、線形観測型非線形システムに対し、領域毎の拡大次元線形化とオブザーバとLQ制御理論を利用した準最適な、単一拡大次元自動抽出制御則を合成した。その際、安定なゼロダイナミクスと自動抽出関数を導入した。本制御則を電力系統過渡安定化問題に適用し、その有効性を確認した。
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守岡 賢一, 萩原 朋道
セッションID: 7S4-3
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
本稿では,非線形サンプル値系に対して,因
果的周期時変スケーリングを施すことによっ
て,安定解析が行えることを示す.まず,非
線形要素の特性に応じて適切なスケーリング
要素を選定すれば,安定性を保証できる非線
形要素のセクタ範囲が求められることを示す
.さらに一般化プラントにモデル化誤差があ
る場合にも因果的周期時変スケーリングを用
いれば,安定性を保証できる非線形要素のセ
クタの範囲が求められることを示す.
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小川 空記, 藤本 健治
セッションID: 7S4-4
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
反復学習制御とは試行実験の繰り返しによって,最適なフィードフォワード入力を得る手法である.従来法では連続時間システムであるハミルトン系の変分対称性という特性を利用しているにもかかわらず,離散化されたデータを用いて学習を行っていた.これでは,元のシステムの変分対称性が失われ,うまく学習を行えない恐れがあると考えられる.そこで,本論文では,変分対称性を保存するような離散化の方法を提案し,それに基づいて学習制御を行うことにより,従来法よりも精度,効率が向上することを示す.
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引原 隆士, 松廣 慎一郎, 木村 真之
セッションID: 7S4-5
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
近年, 原子間力顕微鏡を用いて単一原子, 分子を操作できることが実験的に示されている. しかし, プローブによる粒子の操作がどのような機構で行われるのかは明らかにされていない. 本論文では, 粒子操作の機構を調べるため, 簡単なモデルを用いて各パラメータにおける粒子の軌道を数値的に解析した. 計算の結果から, 粒子操作の機構に非線形狂信が関係する可能性があることを明らかにする.
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管野 政明, 原 辰次, 穴井 宏和, 横山 和弘
セッションID: 2U1-4
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
Sum of Roots (SoR) に注目した代数的手法による多項式スペクトル分解の解
法が提案されている.そこでは,SoR はその特性多項式の最大実根として特徴
付けられる.本発表では,その SoR の特徴づけを Sturm-Habicht 列で代数的
に表現することにより,パラメータ最適化設計に対し代数的手法が利用可能と
なることを示し,その応用例として,H2 最適制御設計においてプラントのパ
ラメータを最適に選ぶ手法を考える.
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井前 讓, 品川 健次郎, サイ 貴生, 小林 友明
セッションID: 2U1-5
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
フリー
HJ偏微分方程式の解は非線形最適制御問題において重要な位置を
占める.本論文では時不変アフィン系の非線形システムに対して仮想時間を
導入することにより,新たな近似解法を提案する.本手法の特徴は,直感的
理解が容易であり,かつ計算手順も比較的簡素であり実装に適している.
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山本 大輔, 林 俊介
セッションID: 3U1-1
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
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本研究では,DSM通信方式における総レート最大化問題を考える.実際,クロストークの強いトーンと弱いトーンが混在する状況では,最適解において,クロストークが強いトーンに対してのみFDMAの構造を,すなわち部分的FDMAの構造をもつことが知られている.そこで,本研究では,総レート最大化問題の実行可能解を部分的FDMAに限定して解くことを考え,それに基づいたいくつかのアルゴリズムを提案する.さらに,数値実験をいくつか行い,提案するアルゴリズムの有効性を検証する.
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林 俊介, 呉 順益
セッションID: 3U1-2
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
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半無限計画問題(SIP)とは,決定変数の次元が有限であり,制約の個数が無限であるような最適化問題である.本研究では,特に二次錐と呼ばれる錐を制約に含むようなSIPにスポットを当て,そのような問題を解くためのアルゴリズムを提案する.実際のところ,二次錐制約は無限個の線形制約で書き表すことができるため,既存の線形なSIPに対するアルゴリズムを適用することができる.そこで,本研究では,提案するアルゴリズムと既存の線形SIPに対するアルゴリズムとの比較実験も行う.
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大坪 亮太, 福嶋 雅夫
セッションID: 3U1-3
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
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分離可能な最適化問題に対して,その分離可能構造を十分に利用した手法として,交互方向乗数法が提案されている.本研究では,閉凸集合を制約に持つ最適化問題に対して,適当な仮定の下で交互方向乗数法によって生成された点列が最適解に収束することを示す.特に,ある種の二次錐計画問題に対して,交互方向乗数法の各反復に表れる部分問題の解が陽に求まることを示す.また,数値実験により,交互方向乗数法の有効性を検証する.
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濱谷 健史, 福島 雅夫
セッションID: 3U1-4
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
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ポートフォリオ最適化問題を定式化する際にこれまでいくつかのリスク尺度が提案されてきたが,ある一定の確率水準で発生する最大損失のValue-at-Risk(VaR)や,VaRを超えて発生する損失の期待値であるConditional-Value-at-Risk(CVaR)もその1つである.既存のCVaRをリスク尺度として用いるモデルは1つの確率水準に対して定式化されることが一般的であったが,本研究ではそれを複数の確率水準に拡張したモデルを提案する.さらに数値実験により,提案するモデルと従来のモデルから得られるポートフォリオや期待収益率の比較を行う.
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西 孝浩, 山下 信雄
セッションID: 3U1-5
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
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本発表では制約付き最適化問題に対する進化型アルゴリズムを考える.
進化型アルゴリズムにおいて重要となるのは個体の順位付け法である.
本発表ではフィルター法に基づく新しい個体の順位付け法について提案する.
さらに,いくつかの数値実験を行い,提案手法の有効性を議論する.
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山田 修司, 田中 環, 谷野 哲三
セッションID: 3U1-6
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
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本研究ではリプシッツ最適化問題に対する内部近似法に基づく新たな逐次近似解法を提案する.本研究で提案するアルゴリズムは制約集合を高次の球に射影し,その球を凸多面体で内部近似することで大域的収束性が保証され,暫定解列の任意の集積点が対象問題の大域的最適解となることが示される.また,制約関数が凸関数で定義されている場合,暫定解の列を制約集合上に生成することができ,実行可能な近似解を求めることができる.
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湯川 宜則, 成田 真大, 伊藤 秀隆, 隈元 昭
セッションID: 4U1-1
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
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非線形システムのカオスアトラクタに埋め込まれた不安定周期軌道を探索するための数値計算法の一つとして, 部分空間不動点反復法が提案されている. この手法は, 不動点反復法における修正量を, 周期軌道の不安定方向を与える不変部分空間とその直交補空間における修正量に分解して取り扱う手法である. 本報告では, この手法の大域収束性と逐次探索への拡張に関して, 低次元のテスト問題を用いて検討する.
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藤本 幸佑, 小畑 雄介, 中野 智史, 伊藤 秀隆, 隈元 昭
セッションID: 4U1-2
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
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非線形システムにおける興味深い現象として,周期軌道の分岐やカオスなどがあり,柔軟な情報処理や運動生成への応用が様々な分野で検討されている.本報告ではこのようなカオス的軌道を持つ力学系を設計するための基礎検討として,周期軌道やカオス軌道などを目標軌道として設定したベクトル場を多項式近似して得られるシステムの軌道の振る舞いに注目し,多項式の次数や,近似に用いる目標データの与え方などを変化させて行った若干の数値実験の結果を示す.
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山下 友子, 飯國 洋二
セッションID: 4U1-3
発行日: 2008年
公開日: 2010/04/02
会議録・要旨集
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取得した観測データから,任意の入力に対する出力を求めるためには,モデリングを行う必要がある.本報告では,観測されたデータ数を画像情報として表現することにより,入出力関係を記述し,不連続面を連続面に加工する画像処理の手法を用いることで,モデル化を実現する.この手法を用いることで,複数のモデルからなるデータや,数式ではうまくモデル化できないデータに対し,前提条件を持たずにモデル化することが可能となる.
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