情報知識学会誌
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9 巻, 1 号
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巻頭言
論文
解説
総説
  • 藤原 譲
    1999 年 9 巻 1 号 p. 13-29,37
    発行日: 1999/04/23
    公開日: 2016/11/26
    ジャーナル フリー
     情報化の波は90年代に入り情報スーパーハイウェイ、インターネットの展開と計算機の高性能化、低価格化が加速されてきている。科学技術、生産、流通などから教育、生活などのあらゆる面に情報化が浸透することになり、多種多量の情報が文字通りグローバルに流通することになってきた。このことはこれまでの数値計算、検索、演繹推論などの符号処理中心の情報処理から情報の内容に関る高度な機能、例えば学習や思考機能を明確にする強い要求をもたらしている。これらは現在使われているプログラム主導の計算機では実現できていない。これに対して、情報の本質すなわち情報の特性、意味関係、構造などを解析し、それらの原理やモデルを体系化することが必要となった。これが情撮学基礎論であり情報知識学とも呼べる。具体的には情報解析、情報構造モデル、意味解析機構などの基礎理論と類推、帰納推論、仮説生成など高度思考機構や超脳型コンピュータヘの応用を例として情報学基礎論の概要を紹介する。
事例報告
  • 平田 周
    1999 年 9 巻 1 号 p. 30-36,37
    発行日: 1999/04/23
    公開日: 2016/11/26
    ジャーナル フリー
     立正大学経営学部の3年生、4年生を対象とする授業で、Eメールを積極的に利用する授業法を試みた。Eメールにより全受講生に教材を送り、それについて意見や疑問をEメールを使って返事をさせ、さらに教師がそれらにEメールで返答するという方法である。その結果、双方向のパーソナル・コミュニケーションは、教師と学生間の理解を予想以上に深めたほか、とかく固定概念で考えがちな学生達の意識構造や学習意欲について新たな知見を得ることができた。とくに、学生達の情報受容機構(学習適応性)に顕著な変化が生じており、体系化された知識よりも断片化された情報を彼らに与え、自己内部に自分なりの知識を形成させるという指導法は、各自創造的に考えるという能カが求められるなか効果が期待できそうである。
書評
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