情報知識学会誌
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16 巻 , 1 号
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論文
  • 松村 敦, 宇陀 則彦
    2006 年 16 巻 1 号 p. 1_1-1_14
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/12/27
    ジャーナル フリー
    利用者が検索システムに投入する問合せの背後には複雑な検索要求が存在する. この情報を利用できないことが検索精度の低下を招く原因の1つである. 本研究では, 自然文で表現された検索要求のうち不適合条件に着目し, これを係受け解析といくつかのルールを用いて構造化し, この構造を検索に反映させる手法を提案する. 情報検索システム評価用テストコレクションNTCIR-2を用いて評価実験を行なったところ, 初期検索が単語1, 2個程度の比較的短い検索質問の場合には, 本手法の検索精度はRocchio型の適合フィードバック手法と同等であることが示された.
  • 王 宇, 板井 聖治, 小野 智司, 中山 茂
    2006 年 16 巻 1 号 p. 1_15-1_27
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/12/27
    ジャーナル フリー
    3次元スキャナを用いて日本語五十音指文字を認識する方式を提案する. データグローブなどのデバイスの装着を必要としないジェスチャや指文字の認識方式は快適で負担が少ないものの, カメラから得られる2次元画像のみでは, 類似した形状の指文字の識別が困難である. 本稿で提案する方式は, 精度と速度を両立した認識を行うために, 3次元スキャナから得られる距離画像に対して主成分分析を行う. 10名の被験者による評価実験を行い, 提案する方式が, 従来の方式と同程度の精度を保ちつつ, 認識速度を大幅に改善し, 10ミリ秒程度で指文字を認識できることを確認した.
  • 井上 悦子, 吉廣 卓哉, 川路 英哉, 堀端 章, 中川 優
    2006 年 16 巻 1 号 p. 1_28-1_38
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/12/27
    ジャーナル フリー
    本研究では, トランスポゾンを用いた遺伝子型と表現型との相関解析を支援するデータベースシステムを構築し, イネのトランスポゾンmPingを利用した実験に適用し評価した. 我々は, mPingを利用して大規模なイネの変異体シリーズを作成し, 遺伝子型と表現型との関係を解析することで遺伝子機能の推定を目指している. しかし, 実験結果から変異の発見作業に多大な労力がかかることが, 実験規模を拡大する上でのボトルネックの一つであった. 本システムでは, 実験で得られる全データをデータベースに格納し, 実験結果から変異を発見後, 表現型との相関を解析するまでの効率的なインタフェースを提供する. 本システムをmPingを利用した実験に適用した結果, 波形データの重ね合わせや変異箇所候補の自動検出などの効果で, 作業時間を従来の数分の一程度に短縮できた. 本システムにより, ハイスループットに大規模な実験や解析を行うことが可能となる.
事例報告
  • ―営業部門に対する知的財産情報教育の試み―
    出口 昌信, 岡本 和彦
    2006 年 16 巻 1 号 p. 1_39-1_43
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/12/27
    ジャーナル フリー
    宇部興産 (株) のグループ企業全体に対する知的財産情報教育の一環として, 日本特許情報については, エンドユーザー向け特許情報検索システムをグループ企業内で広く普及させ, 利用している. これまでの, 知的財産情報教育は, 研究者, 技術者へのエンドユーザー教育を主体に行って来たが, 研究者, 技術者の営業部門への異動などに伴い, 営業部門でもエンドユーザー向け日本特許情報データベースを利用, 活用することが増えている. これらの諸事情を踏まえて, 同社で初めての試みとして, 東京本社の営業部門において, 知的財産情報教育を実施した. 具体的には, 特許庁IPDL, エンドユーザー向け特許情報検索システムであるNRIサイバーパテントの効果的利用方法を主体に教育を行った.
  • ―産学連携における試み―
    岡本 和彦, 出口 昌信
    2006 年 16 巻 1 号 p. 1_44-1_51
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/12/27
    ジャーナル フリー
    山口大学と宇部興産 (株) の包括連携協定締結に基づき, 産学連携活動の一環として, 山口TLOに対する知的財産情報教育支援を行った. 特許庁IPDL, NRIサイバーパテントを利用しての情報検索教育に加えて, 以下の教育を行った.
    1. 知的財産情報入門 (特許情報の種類, 特許公報の読み方等の基礎知識)
    2. 研究開発における特許調査の考え方 (知的財産戦略)
    3. 最終日の理解度テスト ; 実技試験 (これにより, 特許情報検索における, 各受講者の取り組み方, 考え方を見ることができた.)
    受講生が理解し難かったところとしては, (1) 特許制度, (2) 特許関連専門用語, (3) IPC (国際特許分類) の, 3点が挙げられた. OJT教育受講生はこの後, 調査結果のパテントマップ化, 解析を行った.
  • 山川 武廣, 山崎 由紀子
    2006 年 16 巻 1 号 p. 1_52-1_59
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/12/27
    ジャーナル フリー
    国立遺伝学研究所・生物遺伝資源情報総合センターでは, 国内における様々な生物の遺伝資源情報に関してデータベース化を行っており, これまでに動物から植物, 微生物に至るおよそ20生物種のデータベースを構築している. 最近はこうした生物種毎のデータベースを利用するだけではなく, これらの情報を種横断的に利用したいという要望が寄せられるようになった. そこで昨年より生物遺伝資源総合データベース (バイオリソースワールド) の開発を開始し, 現在試験運用を行っている. 本稿では, 「多様性」という特徴をもつバイオ分野の情報を統合的に扱う上で, XML技術をどのように適用したのか, そしてその適用効果について解説する.
論談
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